日常茶飯事になった、金権政治、官僚腐敗、金融政策の乱脈ぶり、薬害問題、動燃のウソ八百、証券業界の不祥事、結局は国民への付け回しとなる大借金・・・。
一体誰が、それら醜聞や醜態の責任者なのだろうか?マスコミは一瞬だけ騒々しく盛り上げるが、責任者を誰も明らかにしない。
まさに『人間を幸福にしない日本というシステム』(K.V.ウォルフレン)の中で、国民は息苦しい毎日を送っているのである。
その無責任システムは『官僚独裁主義』または『日本型共産主義』、もっと分かりやすくいえば『一億総オウム国家体制』というべきシステムである。
つまり日本は民主主義国家というには、あまりにも幼稚なのである。
この社会体制の維持のために「由らしむべし、知らしむべからず」という基本概念が根底にある。
つまり、行政府は「国民はそれが何故必要か説明する必要はない、黙って従わせればいい。」という不遜極まりない認識で国民を管理しているのである。
こういう国家体制の中でのきまりは、『情報隠匿』、『言論統制』の徹底であり、最終的な『国民への責任転嫁』なのである。
実際に現日本は、まさにそういうシステムで動いている。