>>260 小室の言っていることが現状日本で主流の、カッコ付きの「憲法解釈」に照らして
電波であるかどうかは私には分からないが、あなたの批判はクソであり
批判の体をなしていないと思う。
前スレの小室のロッキード裁判批判に対する反論にも全く同様の
くだらないものがあったが、ようするにあなたの議論は
現状(の憲法解釈)に対してかくある「べき」を唱える意見を、現状(の憲法解釈)
を根拠に否定する、という愚行の1サンプル過ぎないじゃないか。
まさに
>>13の「社会を所与とみる心的傾向」の所産そのものだ。
あるいは憲法神授説か?
私は小室の見解に賛成(何かの基準に照らして正しいと思う、ではない)だが、
もちろん私は小室の意見を根拠に、小室の意見を「正しい」と言ってるんじゃ
ないですよ。 念の為。
ところで小室の主張は「地価下落を『放置』するのは憲法違反」とはちょっと
違っている様に私は記憶しているのですが。
「放置」ではなくて、地価下落という非合理な政策を「計画・実現」したのは、
あるいはその政策の予測可能な帰結に対する不作為は憲法違反、
という論旨じゃなかったでしょうか。
いずれにせよ小室の見解は是認できない、という主張の背後に存在するであろう思想を
敷衍すると、市民は経済的な失政、あるいはさらに言えば経済政策全般の責任を
政府に求めることはできない、そんな法的根拠はないんだ、
ということになりませんかねぇ……。
それがいわゆる「憲法解釈」から導かれる結論だとして、どうして市民は
かくのごとき「憲法解釈」を採用・尊重しなければならんのですかね?
市民の理念的要請が憲法という装置を要請するのであって、憲法が市民に対して
社会的理念を要請(というか強制)するのじゃないと思いますが。
もちろんあなたがその種の社会を望むとすれば、
そのこと自身はあなたの勝手といえば勝手かもしれませんが。