【バレンタイン】共産党宣言【チョコ】

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1氷室直樹
日本の如月を、ある妖怪が歩いている・・・バレンタインという名の妖怪が。
バレンタインという習慣は資本主義の産物である。自由恋愛と資本主義が
結びついた結果、社会における恋愛の総量はそれ以前の恋愛の総量を
凌ぐであろう。バレンタイン商戦・女の子たちが、チョコレートを買い漁って、
義理であったり本命であったり、そうして日頃お世話になったり好きであった
男性にプレゼントする。もはや誰もが知っている習慣、その経済規模は
計り知れない・・・バレンタインがなかったころは、社会的環境も
自由恋愛とはほど遠く、また恋愛は人文科学の対象であって社会科学の
対象ではなかった・・そのころに比べれば、恋愛の総量ははるかに
多くなったはずである。あんなにも多くのチョコが流通しているならば、
この推論は有力であろう。
然るに!この資本主義自由恋愛は、社会全体の恋愛の総量を最適化(最大化)
しているにしても、その実恋愛の分配は不公平である。
「モテる者はますますもてて、モテない者はますますもてない」
しかも”非自発的独身”の発生は不可避である!

その特称事例が俺だ。世はチョコだバレンタインだと騒いでいるが、
俺に回ってくることはないであろう!そして、そういう男は少なくないはずだ!
バレンタインに象徴される、資本主義自由恋愛が闊歩する中では、モテナイ男が
モテルようになることはないのである!