>>800 >彼らが既に出ているいろいろな情報同士をどう関連付けるか
この点は認める。これは宮台の相手が「環境」をウリにしている
「国際」ジャーナリスト=神保というところが大きい。これで経済
至上主義や日本がうまく相対化できる。
同じテーマでも隣接分野で有能な人と議論すると、話が予想しない方向
にふくらみ面白い。丸劇はあえて事前に綿密な打ち合わせをしていない。
それでも面白いのは、宮台が社会科学的な視点を出しても、神保がそれを咀嚼
してジャーナリストの視点から切り返しているから。宮台が豊富な知識を持って
いても、相手がつまらなかったら、話はそこで終わる。丸劇の出来栄えを握って
いるのは、実は神保の方。
>宮台の言うことが常に全く新しくないといけないと
宮台は別に自分が初めて考えたわけではなく、識者がみればネタ元がバレバレ
なことでも、あたかも自分が最初に提唱したことのように言う。
自分の思いつきの部分は「システム論によれば」とか、こけおどしの文句をつ
けて勝手な権威付けを図る。これは二流の評論家の常套手段なのだが、学者のや
ることはこの逆のはず。学者としてアイデンティティはもうないのか?
ちなみに「システム論」のところを「定説です」「預言」あたりに言いかえる
と新興宗教の一種。