1 :
SFCは大学か?:
小熊さん、新作はいつ出るんでしょう?
雑誌にはいろいろ書いているのは見かけますが。
次の噂の真相を希望
1 実は上野千鶴子ゼミに参加している
2 SFCを辞めようと思っている
3 見田宗介ゼミだった(?)宮台・大澤・吉見とは友達
4 酒豪
小熊? 知らないね。 どこの馬の骨ですか。
5 編集者時代にサヨに洗脳される。以後宗教者として活躍
岩波にいたのが自慢だったバカだからねえ。
編集部でひっかけたバカ嫁はどうしたかな。
東大にしょっちゅう戻ってきて相手にされないのはなぜかな。
早く次の仕事出さないとほんとに忘れられちゃうよ。
自作自演している暇があったら是非新作を…
フン、神話を壊してるんだとよ。
あったま、悪う〜。
努力はしているのは認めるが、実は大した学者ではないと思う。
>>10 理由聞かせてくれない?
いや、「思う」とだけ言われてもわかんないからさ。
俺もよく知らない。
みなさんの批評を聞かせて下さい。
ネットで狂ったように調べればあんぐらいのデータは出せる。
噂の真相
1 上野千鶴子の授業には出ているとのこと
2 彼のホームページには「やめるつもりはない」とある
http://www.sfc.keio.ac.jp/~oguma/ 3 大学院にいた時期が違わない?
4 飲めないらしい
(1・4は伝聞なので信頼度70%)
肝心の新作は、今年出るらしい(これも伝聞)。
『<日本人>の境界』が98年だから、そんなもんでしょう。
『社会学評論』『神奈川大学評論』『文学界』『小説トリッパー』やらいろいろ書いてるし。
調べりゃできるって言うんだったら、やってみて。本は買ってやるから。
15 :
いかがわしさ:02/02/03 17:12
』『神奈川大学評論』『文学界』『小説トリッパー』
この程度の感想文ならいつでも!
age
近年で一番まともな研究者なんじゃない?
15がかけるのはますだけだべ
口だけカコワルイ
>15
誰からも声かからんだろうな。
村上龍から対談依頼が来たりさ。
こっちも書き込み。
来期の研究会の詳細が決定しました。
24 :
パースペクティヴ:02/07/03 23:59
>>14 瀋陽社HPの近刊情報見ると、出るらしいね。
価格・体裁すべて未定、タイトル仮題でw)
40歳であのルックスはある意味、犯罪的。
>>23 このインタビューを読む限りじゃ、何ていうのか、幼稚な発想の人だなあ、
と思ってしまうんだが・・・。
26はエロサイト。
>>27 このサイトは高校生向けのものだから、それに合わせてしゃべってるんじゃないの?
髪型は神
小熊さんの相関時代の指導教授ってどなただったんですか?
三田宗介じゃないの?
そもそも”相関時代”って何?
見田でしょ。
しかし三田にも教わったという罠
既に三田英二に教わったことを熊は忘却したという罠
>>31 駒場の大学院に相関社会科学というのがある。そこ出身。
>>35 ゼミで見田の本使ってる。
『インド日記』に見田の本の内容に言及した箇所あり。
38 :
ミーハー名無しさん:02/11/25 02:48
『≪民主≫と≪愛国≫』読売書評記念age。
・・・といいつつも井上ひさし氏の書評は結構どうでも良いんだけども。
どうやら学者筋にも評判よいらしいではないですか。
誰か語って見ていただけませんかね?
ていうか本人も「論理的に書かれた本は私はまったく読めない」と言っているように
柳田国男→論理的でないから無意味
江藤淳 →やはり同じ
丸山真男→平和に貢献したから論理的でなくてもよい
久野、大塚も同じ
という論理(?)展開だから、これは小熊信者しか読めないよなあ・・
なんか嫉妬の入り混じったような批判がおおいな。
具体的に書評してみてよ。
つーかどこかで書評でてる?
村上龍と対談してる時点で終わりだ
正確には東京女子大での講演。それを水で薄めたのが島田雅彦との対
談。(薄めすぎだが)
つーか、誰も読んでねーんだろ。
気軽に買える値段じゃないし、
あのぶ厚さじゃ買っても積読か?
確かに『境界』は別にしてもデビュー作では意味不明な書評が出回ってたからな。
あれは買っても誰も読んでないんだろうな(ところどころに著者の感想入ってるし^^;
立ち読みしたけど重くて肩こっったんでやめた。
買うのも高いしねぇ。
戦後2段階しか覚えてない。
新曜社の社運は今や小熊本の売れ行きにかかってる!
でも今度のはダメだろう。
在庫処理大変だろうなあ。南無
前の2冊は、結構まじめに読んだ。ちょっと左寄りだけど、いい内容だった。新作
は、かなり左寄りだよなぁ。左翼に肩入れしすぎじゃないか?
評論家じゃなくて学者なんだから、肩入れもクソもないだろう。
>>51 ソースは?まあ本人に聞いたんだろうけど一応ね。
小田実や、本多勝一を肯定的に書くのはどうか。
小田は北朝鮮に「小田実のような人物を二、三名工作獲得すること」(張明秀『裏切られた楽土』)と書かれてしまうぐらい、知的に不誠実な男だし、本多はジャーナリストの名に値しない人物だ。
彼らの「不誠実さ」をまともに分析していない。
ナチスに協力した「コラボトゥール」、「コラボ」作家やビシー政府を、フランスファシズムの検証なしに弁護するようなものだ。
大体、『民主と愛国』十一章で、非武装中立論を「アメリカに従属した国家の軍隊を拒否するものであっても、必ずしも絶対非暴力の主張ではなかったことがわかる」(479p)を書いているけれども、
社会党左派の向坂逸郎は、後に田原総一郎のインタビューの際、「社会主義政権でない間は、非武装でいくべきだ、と」考えるのかと聞かれた際、「そうです。」と答えている。
確かに「アメリカに従属した国家の軍隊」は拒否しているし、「絶対非暴力」ではないけれども、これじゃあ、単なるプロバガンダだ。
「反共主義」と記したり(214p)、保守の側がレッテル貼りをすると非難しているが、左翼がレッテル貼りしていた事実は無視。
大体、「保守」と「左翼」の二項対立論の中に居る者が、明らかに自分が属する「陣営」の分析を行うような時は、非常に慎重さを必要とする事ぐらい分かりそうなものだが。
本人も書いているように、第一章は研究の名に値しない。だけど、第一章を前提として書いているのであれば、吉本や江藤、西尾らの戦争体験を「自己の「実感」だけを過大視したものである」(810p)と書くのもどうか。
稠密な検証をする必要があるんじゃないのか?
全体的に恣意的な史料の取り扱いをしているし、前二作が良かっただけに残念。
54 :
hagedo:02/12/16 16:18
49だけど、53の言うとおりだと思う。ここまで無茶苦茶に書くとは思わなかった。
まあ、戦争体験てのは個人の実感でなけりゃ何なんだってわけで、
一億人いれば一億の戦争体験がある罠。
吉本や江藤の戦争体験が著者によって過大視したり、誰かにされたりしたかね?
どー考えても左翼的な見方が過大視されていたようにしか思えないが。
個人の経験はその人の現在的な立場次第でどうにでも変化する。
この本読む気にならんからポイントだけ教えてよ。
小熊の本ってメインのポイントだけつかんだら後はワンパターンの
羅列だけだし
やはり村上龍ごときに呼ばれてホイホイ対談しただけのことはあるなぁ
>>53 小田実はアホなだけ。不誠実とは違う。
ホンカツさんがジャーナリストに値しないと言うのは何をもってそう言うのか?
小田実も嫌いではないが・・・
やはり『民主と愛国』は評判悪いなぁ。だれかも書いてたけど、前の二作
が良かっただけにもったいない。
>60
ベトナム戦争の時の本多の言説を見れば充分だと思うが、戦争中だから分からなかったと擁護されるかもしれないので、戦争後の話。
本多は、1977年4月11日付朝日新聞夕刊で
「一般市民の中で「かなり良い思い」をしていたのは、外国企業なり外国人と直接・間接に関係のあった階層だろう。
この階層が今、逃亡に最も熱心である」
と、難民を「特権階級」の逃亡であると述べている(12月のルポでは難民の状況を正確に描写している)。
旧南ベトナム軍兵士などへの報復がない事を何度も強調していたりしているが(上記の12月のルポや、『ベトナムはどうなっているのか?』朝日新聞社など)、実際には「再教育」用の収容所に送られて、大部分は死亡している。
そして、1979年3月9日号の『週刊朝日』で、本多は「サイゴン陥落のあと、どうもベトナムがおかしいじゃないか、そのことを報道しているし・・・」と書いている。
『中国の旅』では、証言を検証せずに垂れ流している(本人が後にそう言っている)。
ジャーナリストとして、評価出来るだろうか?
仮に百歩譲って、ホンカツが時代に騙されたということにしても、
私はただ相手の意見を紹介しただけだ、みたいなことをいうのはいかがなものか。
>>63 本多勝一批判本の基礎的なものって、何かありませんか?
本多はダメだと思うが、オマエも論理学の基礎が分ってないからダメだと思うぞ。
下の文章だけ読むと、本多は「特権階級が逃亡」と言ってるのに、
オマエは「逃亡は特権階級」と逆を言ってる。
>ベトナム戦争の時の本多の言説を見れば充分だと思うが、戦争中だから分からなかったと擁護されるかもしれないので、戦争後の話。
>本多は、1977年4月11日付朝日新聞夕刊で
>「一般市民の中で「かなり良い思い」をしていたのは、外国企業なり外国人と直接・間接に関係のあった階層だろう。
>この階層が今、逃亡に最も熱心である」
>と、難民を「特権階級」の逃亡であると述べている
>65
稲垣武の著作。私なんかよりずっと詳しい。
>66
サイゴン陥落は1975年4月。直後に国外に脱出した南ベトナム人は、「特権階級」と言える人々で、計13万人。
彼らは米軍機や米軍の艦艇で亡命した。(本多は彼らを「非常に良い思い」をしていた特権階級という表現を用いている。)
ここで話題にしているのは、1977年のもの。シャム湾の海賊に襲われ、漁船でマレーシアやタイに逃亡していた難民たちを、本多がそう言っている。
論理学的に正しくない印象を与えてしまったのは、申し訳ない。
>>63 「中国の旅」については、被害者側からの初の聞き取り調査であって、これ
はこれ自体に意義がある。たとえて言えばアメリカ人ジャーナリストが広島
の被爆者から聞き取り調査をした第一号のようなもの。
ベトナム難民うんぬんについては弁解の余地はないなあ。共産主義にかぶれ
て眼が曇っていたとしか思えん。稲垣武に何を言われてもしょうがないかな。
>>68 >「中国の旅」については、被害者側からの初の聞き取り調査であって、これ
>はこれ自体に意義がある。
中国側のお膳立てで用意された証言者から聞いたものを、聞き取り調査とはいわんよ。
例えるなら曽我ひとみの娘やジェスキンスに話を聞きましたというようなもの。
裏に政府がいるのははっきりみえている。
>>68 その論法で行けば、中国なんかに取材に行く必要はゼロってことになるよね(笑)
>>70 >その論法で行けば、中国なんかに取材に行く必要はゼロってことになるよね(笑)
取材する人によりけりだと思うよ(w
>>72 そうそう。なかには印度にいって聞きたくない話にはすべて耳を閉ざして帰って
きたひともいるしねえ。
>73 それって小熊氏のこと?具体的な話を教えてよ。
つーか、誰も読んでねーんだろインド日記。
気軽に気軽に読める量じゃないし、
あのぶ厚さじゃ買っても積読か?
>>73 読んでないのに批判ですか、おめでたいですね。
インド日記にはなにが書いてあるんだ?
俺は古本屋で買って、インドの知識人をコケにしたとこまでは読んだ。読んでないと
指摘できんだろうが。。これだから小熊の弟子はw
全部読んでないのに読んだフリですか、おめでたいですな。
だいたい「気軽に読める量じゃないし」って書いてるけど、あのくらい普通だろ。
よほど普段本読まないのか?
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てね。これも編集者として修行をつまなかったからかなw
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84 :
同業者としての感想:02/12/29 22:02
「民主と愛国」、いちおう全部読んだ。
あんまり分厚いから、後半はほとんど意識が朦朧としている状態で読んでたけど。
(吉本隆明論や江藤淳論なんかは、何が書いてあったのかイマイチ覚えていない)
よくこれだけの膨大かつ多岐に渡る内容を勉強して書いたな、
ていう単純かつ素朴な驚きを、同じ研究者としてまず感じた。
ここの掲示板に来る人のなかには院生が多いと思うけど、
くだらないレベルの批判はみっともないからやめようね。
これだけのスケールの大きな仕事をこなせる研究者は、
今の日本にはほかにおりません。
一般に、たいていの研究者は細分化された専門に閉じこもってしまうし、
また、評論家は抽象論に走ってしまう傾向がある。
人間の物理的な力の制約のため、
どちらかに偏ってしまうのはほとんどの場合仕方がないからね。
実証的で、かつ大きなスケールで枠組みを提示する作業をこなせる人というのは、
なかなかいない。
小熊は、そういう大学者だと思う。
少しほめすぎたかな。
小熊信者と思われても困るからこのへんでやめときます。
戦後民主主義を批判する典型的な論法として、
「アメリカと共産主義に魂を売って自国を非難する連中」てのが
ある。
それに対する小熊の皮肉が面白かった。
「アメリカに加担しながら同時に共産主義を信奉するということがなぜ可能なのだろうか?」
って。
小熊のいうとおり、戦後民主主義を批判する最近の人々は、
戦後民主主義がどんなものだったかについて、
ほとんどまともな理解をしていないのかもしれない。
たしかに、いわれてみればそうなんだよね。
戦後民主主義ってのは、ナショナリズムの言説なのだ。
こんな当たり前の事実すらも、多くの人から忘れ去られている。
「市民」っていう言葉だって、もともと「ブルジョワジー」
のことであって、そんなものを左翼・共産党が支持するはずがない。
共産党が掲げていたのは、民族主義なのだ。
それが肯定的に使われるようになったのは、高度経済成長以後のことだと、
小熊はいう。
かくいう私自身も、戦後のことを、
わかっているようで実はまったくわかっていないないのだ。
ある意味で、戦前のことよりもわかっていない。
戦前のことは、いちおう学校のお勉強として、
基本的なことはみんな教わるから。
>84
>人間の物理的な力の制約のため、
>どちらかに偏ってしまうのはほとんどの場合仕方がないからね。
偏ってしまうのは仕方ないけど、本人がそれを自覚して研究対象を分析出来るかが問題。
客観性を意識しないなら、いくら「研究」が膨大でも意味がない。思いこみも加わるし。
>86
>「アメリカに加担しながら同時に共産主義を信奉するということがなぜ可能なのだろうか?」
GHQにはニューディーラーが多数居たし、GHQと日本共産党の蜜月時代もあった。
現在の左翼も、ソビエトが崩壊し、台湾(中華民国)と日本国政府が国交断絶状態で、反アメリカであっても、GHQ主導の(事実上アメリカ主導の)東京裁判を否定してはいない。
こういう小熊の純思想史的発想が、折角の「研究」を台無しにしているんだよ。
戦後民主主義に対する古い神話に代わって、新しい神話を作るだけなら何の意味もない。
まあ同時期にでた内田隆三の本を誰も知らないのはご愛嬌ってことで
小熊は、これからどこに行くんだろうなぁ。『日本人の境界』を読んで
感銘を受けたから『民主と愛国』を買った。もう次の本は買わないと思う。
>>86 >「アメリカに加担しながら同時に共産主義を信奉するということがなぜ可能なのだろうか?」
ニューディーラーなら可能じゃん。つーか、「親米愛国」と「親米親共」という、
互いに矛盾し、さらにそれぞれが矛盾を孕んでいる要素が並立可能だった
という事実にこそ、「戦後」の捻れがあった(そして今もある)というのに。
と思ったら、
>>87が速攻で書いてますな。うん。>87に同意だ。
>>87 >こういう小熊の純思想史的発想が、折角の「研究」を台無しにしているんだよ。
だよね。所詮ドロドロしたリアル・ポリティクスの世界なんだから、
やっぱりリアル・ポリティクスの面で捉えるしかないと思う。
こういう分野は小熊がやっちゃダメだよ。ボロが出るだけ。
副島とか宮台とかに任せとかなきゃ。
本人は偏ってないと思いこんでるだろ、どう見ても。あの参考文献リストはw
>>92 いや、別に偏ってたっていいんだよ、全然。
書いた本人は明らかに偏ってるのに、
何故か中身は稀代の名著となったのが前2冊なんだから。
小熊いいかね・・・アイツのいってること、証拠とか根拠のねーことばっかりだよ。
右翼の本ばっか読んでる俺でも、香具師の非難するのが誰だかわからねーもん。
頭の中にしか存在しない右派と戦うドンキホーテって感じだな。
ちゃんと固有名詞だして批判しろって思うね。
最近柄谷とかよく読むんだけどそーゆーところ、あいつといっしょだと思った。
小熊の文章が抜群に上手いことは誰もが認めるところ。彼は作家として十分
食っていける。『民主と愛国』の失敗は、ご愛敬だということで。そんなに名
著ばかりは書けないよ。
は???おまえどこ読んでるの?
いいか、まずな。修士論文と博士論文では完璧だった論証が市販用にくずした
から、まずくなったと言われるくらいなんだぞ。修論の方の4章だったかな?
ほとんど論証せずに右翼が怖い柳田は悪いとしか言ってない章があるだろ。
論文調から崩すと悪くなるんだよ。だから修論と博論は新版で論文そのままの
を出した方がいいって言われるくらいなんだ。あの人の真価は論証にあるので
あって江藤のような文章にでは決してない
>おまえどこ読んでるの?
「民主と愛国」を読んでる。修論(単一民族)と博論(境界)が名著で優れた
論証がなされていることは多くの人が認めるところ(市販用で悪くなったとは
いえ)。このスレでの議論の流れを踏まえてレスしてね(wa
98 :
考える名無しさん :02/12/30 23:49
>>97は『単一民族』冒頭の「民族」の定義が根本的に誤ってる、
ということを某誌書評で富山一郎に指摘され、
酷評された事実を知らないらしい。
>98 素直に認めるが知らなかった。某誌ってどこよ?後学のために教えて
ください。
>あと弁明しておくと、オレは「多くの人が認めるところ」だと書いてい
るのであって、「みんなが認めている」とは書いていない。賞を貰った著
作であれば「多くの人が認める」著作といっても差し支えないだろう。
98は日本語が読めないらしい(wa
横レスだが冨山一郎はもちろん知ってるよな?(冨山の字が正しいはずだが、
結構富山で通っている)日本学研究者だがな。
97の小熊先生に習ったと思われる論理構成能力では『民主と愛国』は名文で
ある故に、彼は作家としても食っていけるとなるようだな。さすが小熊論理学
は切れ味するどいね
>さすが小熊論理学 は切れ味するどいね
馬鹿には論理的に見えるらしいな
アンチ小熊派が弟子を妬んでますね。
>101 富山一郎は知ってる。『近代日本社会と「沖縄人」』を書いた
大先生だろ。ただ、彼が小熊の『単一民族』を批判していたのは知
らなかった。正直言って専門外なので(弟子ではないので)。
それから、あなたも日本語ができないようだね。「作家として食
っていける」という評価は、皮肉として受け取るべき表現だろう。
富山一郎は、具体的にどのような批判をしたの?「民族の定義が間違って
いる」だけでは、判断のしようがないなぁ。
>>105 なんだ、宮台ということが一緒なのか・・
今日の「朝生」って、
小熊先生にピッタリのテーマなんだけど、
やっぱ出演断ったのかな。
テレビに出てるの見たことないな。
学者とタレントは違うからね。
小熊と同じSFCの福田和也が同じこと言ってたよ。
>>109 じゃあ姜尚中はタレントなのか。
つーか、背が低いのがバレて宮崎哲弥みたいにバカにされるのを
恐れて出演拒否に3万ユーロ。
姜尚中がタレントなんじゃなくて、学者がタレント化することへの抵抗がないだけでしょ。
それに小熊は別にバカにされるほど背低くないよ。
>「アメリカに加担しながら同時に共産主義を信奉するということがなぜ可能なのだろうか?」
これはそっくりそのまま社会主義を夢見た岩波あたりのチェンチェイたちに
当てはまるのでは?
革新寄りの学者がタレント化しつつあるって83年に出された元革新寄りの学者
が言っていますね。
小熊より年上のオヤジが多そうなスレですね
年下の信者の方が多いよ
昨日、TVタックルでベストセラーの金子が「金がない」と言ってたように、こいつも
そう言うんだろうなw筑紫もだが
小熊=ノンポリから左翼への転向組み
ノンポリだったの?
岩波書店は決して偏った本は出さないよ。
冨山の批判には『境界』の冒頭でちゃんと応答してると思った。
どこでどう応答してるんだ、と突っ込まれると、覚えてないが。
122 :
岩波書店、開き直り:03/01/08 19:21
『世界』は北朝鮮を賛美したことなど一度もないよ
(^^)
age
>>123 そういう不誠実さがどんどんサヨ離れを加速させてるんだよね。
「右傾化」(実際は「正常化」)の最大の功労者がサヨ自身であるのは皮肉だね。
>>94 柄谷は哲学(と言うと哲学専門の人は怒るけど)とか思想とかあっちなので
いいんじゃないっすか、別に
俺も正直あんま興味ないけどね
と、やっぱり民主と愛国重くて読めないので関係無い事を書く
ある岩波書店の本に小熊の過去が描かれてあってショックですた・・
小熊先生北朝鮮賛美あげ
132 :
小熊のミーシャ:03/02/16 11:13
今日民主と愛国買った・・・よ、よむぞおお
金持ちだな。とかいいつつデリダ買ったけど、俺は
でも、
「≪民主≫と≪愛国≫」
最終章以外は読む価値あると思うぞ(藁
最終章は、本人も生まれてなかった60年安保とか
在日のナショナリズムについて意味不明なことを
ならべてるだけだがw
^ ^;
(^^)
民主と愛国、今頃読了。
なんつーか、良くも悪くも現代的な分析だね。
ただ、もう一度読み返すかどうかは疑問。
(^^)
新刊おめ。俺も女だったら小熊に抱かれて本出せるのに・・・
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
↓小熊信者のぼやき
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>143 小熊研究室にメールで問い合わせておきました。数日中に警察が
あなたのお宅を訪問することでしょう。
age
26才人妻です。ダンナがかまってくれないので、いつも一人でオナってます。
でも、けっこうオカズに困るんですよね。そんな時見つけたのがYUIS!!
安いし、安心して買えるしなかなかいいですよ!いつもバイブ物買ってます!
http://www.dvd-yuis.com/
在日や沖縄に期待という最終章でボロでまくり
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
154 :
俺、研究者じゃないけど:03/06/24 22:04
一介のサラリーマンだけど、小熊英ニの本はインドに行ってどーのこーのという本以外は読んでるけど。
(「民主」と「愛国」は現在9章を読んでいる。でも終章や江藤淳の章なんかは先に読んだ)
この人は、学者というより優秀な「書ける編集者」なんだと思う。エッセンスを要領よくまとめて、
数十年間にわたる近現代史の曼荼羅を織り上げる手わざはなかなか。
「要領よく」という割には、700〜800ページぐらいの膨大な著作になるわけだが、あれだけの膨大な文献に
あたって、かつそれなりの筆力で描く(そう、論述ではなく描写なのだと思う)のだから、それはしょうがない。
あと、「日本人の境界」における沖縄の章や、「民主と愛国」のベ平連の章に、2chラーの一部から批判・クサシが
出ているが、確かに論文としては思い先行だしマイナスポイントだろう。
ただし、商品として見た場合は、書き手の心情が出ているこれらの章が一番面白い。学究の徒としてではなく、
安からぬ金を投じて新曜社版の著作を手にとる身としては、プラス評価をしたいね。
ただ、限られた文献に頼っているから事実解釈にある程度間違いが出てしまうのはしょうがないだろうね。たとえば、
「民主と愛国」で取り上げる文化事象が批評家の論文中心となっているが、小説や映画作品まで枠を広げれば
また違った記述になったかもしれない(小熊自身は、ブントのインタビューで、黒澤映画と戦後の関係について
触れているけど)。
155 :
俺、研究者じゃないけど:03/06/24 22:16
続きね。
要するに小熊英ニは、近現代をフィールドとする網野善彦なんだと思う。学問の主流から
外れたマージナルな題材を取り上げ、膨大な事例をもとにある仮説を組み立てる。
その仮説は、事実かどうかは分からないが、少なくともそうした「読み方ができる」ことは確かだ、と。
そして、組み立てられる仮説が、面白い。それは、論として鮮やかだ、ということと、保守的な論者の
「鼻を明かす」要素が含まれている、ということだけど(網野の、「日本中世は東国と西国に実質
分かれていた」なんていう論は実証不能でしょう?だけど、面白いんだよ)。
そんなことで、小熊氏の著作は楽しく読ませてもらってます、ハイ。
156 :
俺、研究者の卵だけど:03/06/24 23:07
>学者というより優秀な「書ける編集者」なんだと思う。
分かりやすく言えば「商業左翼」だね。
>>156 大量の情報をまとめて書くのが上手い、という話がなぜ「商業」と結びつくのか理解できません。
どこで聞いたらいいか分からなかったので一番あがってたこのスレに書きます。
社会学的に「一人前の社会人」ってどういうものだと思います?
なんかシックリこないテーマなんですよねぇ…。
>>158 あまりにスレ違いなのでやめてください。
>>155 網野によれば天皇ももういないはずなんだよね。資料はまったく駆使していなかったが・・(80年代)
概ね賛成。編集者と言うより語り部的才能。
『<民主>と<愛国>』に関して言えば、
戦後思想を再考するのにとてもいいガイド。
それから生の事実は出てこない。必ず言説の
交錯から浮かび上がる現実。認識に疑問が
あれば、自分が参照元に、あるいは資料に
あたればいい。
そういった読みの拡張ができるところが
小熊のスタイルの利点。
事実より先に現実がでてくるなんてもはやヴェーバー遥かに越えてるな
生の事実≠事実認識
現実=現実イメージ
あくまで構築(構成)主義的に
164 :
namaegairuyokayokonoitawa:03/07/03 13:12
んで、癒しのナショナリズムってどうですか。もう読んだ人いる?
フィールドワークの部分に興味あるけど、面白いの?
極東板とかでは取り上げられてるのかな。
今弁護士は共産党です。
他のクレサラ弁護士『宇都宮健児』達も共産党です。
この弁護士達には大変、頭にきています。夫ともこの件で離婚しました。
実は『はまなすの会』の紹介で、釧路の今弁護士に債務整理をお願い
しました。これまで今弁護士の事務所の方の言いつけを守り、苦しい
家計の中から毎月1万円ずづを今弁護士指定の口座宛に振込んで
来ましたし、現在もまだ払い続けています。
その間、今弁護士からの経過報告は一度もなく、現在の債務状況
がどうなっているのか、あといくら残っているのか全く判りません。
ところが先日、ある金融会社から「全然入金がないので裁判を起し
ます」という通知(請求額200万)が来て腰を抜かしてしまい
ました。夜も眠れません。
今○美弁護士は、私が骨身を削る思いで送金をしているというのに
全く整理をしてくれていない事が判ったからです。。
つまり今弁護士は私のような依頼者から返済資金として数百万円の送金を
受けながら、実際に金融会社への解決金として支払ったのは約半分以下に
過ぎません。差額の半分は一体どうなったので
しょうか?私の頭の中で『今弁護士が着服しているのでは?』
という疑念が次第に大きくなって来た時、『業務上横領容疑』で
今弁護士に対する告訴状が釧路地方検察庁に提出され、弁護士会にも
今弁護士への懲戒請求が出されている事を知りました。
考えられない実態なのです。(自分はせっせと私腹を肥やす事に
余念がないのに!)
更に驚いた事は、私と同様の被害にあった債務者が多数いるという事です。
今弁護士のやっている事は借金で悩む私達に言葉巧みに近づきカモになる
と思えば、その生血を吸う悪らつ非道な吸血鬼と同じです。
こんな弁護士は市民の敵です。一刻も早く除名し、厳正な法の裁きを
して貰いたい。なんとか出来ないものですか?
あたかも弱者の応援、正義の味方を装いながら、弱い立場の依頼人を裏切る
不義の弁護士。決して許すことは出来ません。
>164
「癒し〜」は上野の論文のとこだけ読めばよし。小熊の解説はハナからつくる会関係者を
クサしてやろうって意図が見え見えで読んでて不快。おまけに自分の論文を2つも
収録してて呆れた。生徒の論文に乗じて商売ですかおめでてーな。
>>167 単独で出たら出たで「学生の論文使って売名かよ」とか叩くくせに。
小熊の学生であることはどっちにしろ知られているんだから別にいいんじゃん。
>>168 いやそりゃそうだろww
単独で出したら売名どころか犯罪ですよ。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>172 のソース
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ちゃんと書け!(w
>>172 「〈民主〉と〈愛国〉」は戦後市民社会派を批判した本だっつーのに。
西尾必死だなゲラ
>小熊を批判しているのは西尾だけではない。
西尾だけじゃなく、みんなが批判しているから小熊批判は正しいんですね?
>>180 数で決めるのか、批判している内容じゃなくて
小熊英二は批判が許されない存在なのでしょうか?
西尾からの批判は不要。
西尾幹二の批判はかなり的を外している。
西尾は「相手の〈神〉を撃て!」などと論争術を披露しているが、きちんと打てていない。
今更いっしょうけんめいな丸山・大塚批判なんて、そっち方面の論文を全く読んでないんだねえ。しかたないけど。
小熊さんが受けたのは、そういう批判に散々接した後に、「それでも彼らのしたきたことを否定しちゃ元の木阿弥じゃない?」ということを主張したから。
こうした戦後思想の「歴史性」をきちんと通覧した上で現代の思想状況を考える、というのはむしろ「保守」に近い態度ではないか?
西尾氏のような古い保守派の悪いところは、「戦後民主主義」を引受けるべき重い現実とみず、空想と偽善の産物と切って捨てているところ。
しかし、戦後民主主義が敗戦後の国民的アイデンティティとして果たした役割は、正当に評価しなければならない。
そもそも、西尾氏の戦後民主主義者は現実から目を背けたなんていう批判は、小熊さんが保守派を批判的に言及している論理と同じ。
なにより、「健全なナショナリズム」の復権を目指す、という方向性の一致を適切に指摘していないのは、
「戦後民主主義の権威によりかかったノスタルジーには困ったもんだ!」
という西尾氏のバイアスがあまりに強すぎて、ちゃんと読めなかったのだろう。
小熊の本はすばらしいから小熊のすべての批判は正しい
編:小熊がつくる会批判してますが、放置プレイでいいんですか?
西:そしたらいっちょう書くか。
編:『癒し』に直接反駁するのは大人げないから、本尊の『民国』を
たたいてくださいよ。
西:ほらよっと。
編:もうできたんですか!
西:小熊ごとき読むまでもない。昔の切り貼りで十分。
保守派のあまりほめられない点は、
「私はそんなの読んでない、読まないことにしている」
と虚勢を張るところだな。
読みたくないのは読まないという態度はいいんだけど、
読んでいるかのように批判しているのはいただけない。
ちょいまじれす。
西尾さんは知よりも意や情のヒトなんかな?かんじんなところは体験談や
感想でとばして、小熊の筋から外れた、分かり切ったことに力を入れてる。
60年代生まれの小熊が戦後民主主義が言われていたモノと違うじゃないか、
とクレームを申請したんだから戦中世代としての答え方があるだろう。
この中で、西尾さんは「50年代でも戦後民主主義は時代遅れだった」旨
言ってるでしょ。ここんとこを西尾さんの体験と現実を付け合わせながら
綿密に論証して、「戦後みんなそれぞれに愛国だった」という小熊のスタンス
を崩す。後の方で書いてるように、西尾にとって情報鎖国の時期を小熊が
取り上げているのがパースペクティブに問題があるのなら、小熊ができなかった
戦争体験の解析から始めたらいい。
その上で戦後の、特に左翼や近代化論者の愛国と西尾の愛国の違いを明確にし、
「つくる会」の21世紀的意義を主張すればいいんだ。そしたら小熊が復権しよう
とする健全な?ナショナリズムとの対比もわかる。
何というか、小熊への反論は同世代にやらせたらよかったのに。
西尾にとって情報鎖国→西尾さんにとって情報鎖国
特に左翼や近代化論者の愛国と西尾の愛国
→左翼や近代化論者の愛国と西尾さんの愛国
小熊への反論は同世代にやらせたらよかったのに。
→戦中派ならではの受け止め方ができず、センスのズレを際立たせる位だったら、
小熊への反論は同世代にやらせたらよかったかもしれない。
小熊さんて何才なの?
天才です。
196 :
池田電波のいうことだが:03/08/04 22:46
論理よりレトリックが重視される「日本的伝統」での評価=天才っつうこと。
言われてもなぁ〜これ以外の書評でも
・こいつは英語が読めない
・こいつは学問的業績がない
とかバトー(ル)するだけで、肝心の中味をキチンと論評しない。
「日本語の壁」を超えた国際競争って、中抜き&馬頭観音?どこが論理??
悪い意味のレトリックそのものジャン。
文藝評論がまともな思想の代用をしていることへの批判は首肯できるが、
それにはそれなりの事情ってもんがある。
何とかしたいなら電波じゃない日本社会論を書いてみろ!
スタコイおじさん内田樹だったか、「息苦しさ」を感じさせる文体に
対して「あなたに届く言葉」とか言ってた。小熊の文章はすらっと読める。
これは重要なことだ。論理とレトリックは対立するもんじゃない。
そういってる当人が論理よりレトリックに走っている。そういう思想しか
ないってことだ。(あちこちに喧嘩売って電波とみられてしまうような)
ところで
>本書にはこうした戦後の言説の「下部構造」の分析がないため、
>その変質の原因も解明されていない。
という池田氏の「下部構造」とは何だろうか?
>西尾氏のような古い保守派の悪いところは、「戦後民主主義」を引受けるべき重い現実とみず、空想と偽善の産物と切って捨てているところ。
>しかし、戦後民主主義が敗戦後の国民的アイデンティティとして果たした役割は、正当に評価しなければならない。
西尾の批判は確かに的外れだが、丸山や大塚や石母田らの「愛国」的な言説が、
継承も回顧もされず、まるで存在しなかったかのように扱われていた事に対する分析の甘さが、『<民主>と<愛国>』にはある。
福沢諭吉や内村鑑三、新渡戸稲造や、和辻哲郎といった戦前戦中の人物の「愛国」的言説が、批判はされても決して忘れ去られる事がないのに比べると、
戦後民主主義のイデオローグたちの「愛国」は、小熊自身が必死になって研究しなければならない程、人々から忘れ去られていた。
何故そうだったのか、そういった考察もまともにせずに、イデオローグたちは実は「愛国」的だった、で終わらせていたら、西尾のように切って捨てたくもなる。
戦争の記憶の風化で説明つく事でもないだろうし。
「愛国」的な言論のカタログをつくるんじゃなくて、数十年後には忘れ去られてしまうような「愛国」的な言説、空想的な主張でしか支えられなかった戦後民主主義の本質的な欠陥、
あるいは、そんなものでしか確立できなかった国民的アイデンティティの問題を深くえぐるような分析を伴っていれば、希代の名著になったと思うが…。
小熊にそれを求めるのは無理なんだろうか。
>数十年後には忘れ去られてしまうような「愛国」的な言説、空想的な主張
>でしか支えられなかった戦後民主主義の本質的な欠陥、
>あるいは、そんなものでしか確立できなかった国民的アイデンティティ
言いたいことはわかるけどね、批判が先に立って、論理が無茶苦茶だよ。
忘れ去られたものにどうして支えられるのか?愛国が忘れ去られても
戦後民主主義は存続した、ってことは愛国は戦後民主主義発生時の一要素で
しかなかった。小熊はそもそも本質論的発想はしていないと思う。
それに丸山のナショナリズムは小熊が必死になって抽出したものではなく、
これまでは批判的に言及されていたのを、小熊は肯定的に捉え直しただけ。
まるで存在しなかったかのように扱われていたわけじゃない。
愛国はまた、左翼の主張でもあった。革新の反米愛国は1970年代に至るまで
承知の事実、沖縄返還を持ち出すまでもない。いまでも反基地感覚(闘争当事者
だけでなく)に名残をとどめている。
つまり、戦後民主主義≧公共性≧愛国なのね。新しい国家づくりの時は愛国が
前面に出たけれども。その旗はやがて左翼や保守政権に奪われてしまう。
(つづく)
そもそも国民的アイデンティティの確立なんてこと言ってるから、問題認識が
ずれまくる。つまり、丸山達も幾分あなたと同じように考えていたからダメだった。
公共性を国民的枠組みに閉ざそうとしたから保守政権の高度成長による豊かで
平和な大衆社会に下からのみこまれていったのだ。だからといって戦後民主主義が
抜け殻になって空疎になったわけではない。むしろ出来上がったシステムとして、今度は
次世代を圧迫する装置になっていったのでは?いくら戦後民主主義を批判しようとも、
その批判が戦後民主主義の言葉で語られるような鵺のような事態が生じた。
(
>>186はそのあたりの両義性をも踏まえて言ってるように思われる。)
小熊はそこから出発する。失敗の経験を踏まえて、深くえぐるのではなく、現実追従
でもなく、縦横無尽にずらすことで戦後民主主義が始まりにおいてめざした公共性を
開かれたものとして蘇生できないか(たぶんできない、そのままじゃあ)というのが
小熊のスタンスじゃない?
小熊がめざすところも「普通の国家」だろう。でもそのデザインは小沢流やナショナリスト
のものと同じである必要はない。緑じゃなければ赤という発想は不毛ですな。
丸山達の失敗は世評に反して,というか吉本に従って現実に追従したからでは?
アメリカからの自立がなければ、新しい日本の国も立ち上がらない、と。それで
冷戦の力学に引きずられていった。そんなことどうでも良かったのだ。
民衆は西欧近代政治学の国家論とは無関係に、対米従属でも、主権国家として
いびつでも自分たちの毎日の暮らしが良くなればそれでいい。
ま、ソ連に占領されなくて良かったね、くらいは思うだろうけど。
戦争体験を風化させたのは時間の経過よりも経済的成功でしょう。
吉本に従って→吉本に従っていえば、
アメリカの〜 『民国』pp.172-173、またp.838注:平石の指摘参照
丸山の国民主義は自立した国民が自発的に国家に関わるもの。60年代以降
日本に出現したのは政治的無関心をデフォルトとする大衆社会。
そのあたり小熊はきちんと書いていないか?
>それに丸山のナショナリズムは小熊が必死になって抽出したものではなく、これまでは批判的に言及されていたのを、小熊は肯定的に捉え直しただけ。
>まるで存在しなかったかのように扱われていたわけじゃない。
いや、これは違うのではないか?
小熊の言う「第二の戦後」の時期は、護憲か改憲かで議論した結果護憲が選択され続けたんじゃなくて、
改憲派を右翼・保守反動とレッテル貼りをし、「議論する事すらいけない」という「空気」を形成した上での護憲だった。
ナショナリズムの言説(丸山とかのも含めて)もタブー視されていたわけで。
70年代の左翼は「反米愛国」がデフォルトだった、というのも妙な話で、社会党の向坂なんかは平気で、
社会主義政権が出来たら非武装中立は主張しない、とインタビューに答えている。
非武装中立が「愛国」の言葉なら、左翼にとってそれは単なる方便に過ぎなかったと告白しているようなものだ。
朝生で出た話題だけど、ドイツやイタリアでの反戦運動は、それぞれドイツやイタリアの国旗を掲げ、ドイツ人として、
イタリア人として、つまり<国民>として自国政府に働きかける形の運動だった。
だけど、日本の反戦運動は日章旗を掲げず、アメリカ大使館への抗議という形をとっていた。
つまり、日本の運動は最初から国民を巻き込もうとしていないし、実効性が皆無だった。
小熊の評価するベ平連の運動のなれの果てが、こんな運動なわけで。
戦後民主主義は、「第二の戦後」においては「愛国」を忘れさせ、公共性を生み出さず、政治的無関心へと大衆を誘う負の装置として
機能していた。
丸山たちの「愛国」が、自発的に国家に関わる自立した国民をつくるものであるなら、
わずか一つか二つの世代で「愛国」が失われたのは、丸山達が考えたものと違って、戦後民主主義は<国民>を
生み出すものとしては、完全に欠陥品だった事を示していると考える他ない。
小熊が戦後民主主義の「原点」に下した高い評価は、実態を反映しているものとは思えない。
>.206=201
せっかく小熊が歴史の文脈を再構成しているのだから、現在の裁きを過去に
脈絡無く及ぼすのはどうかな?他のスレッドなら良いけど。
(誤解しないでね、小熊を引用をするのも、こんがらかった筋道をこのスレ流に
整理したいだけ。小熊や戦後思想を擁護するためじゃないから。)
>社会党の向坂なんかは
共産党は憲法制定時にp.166-、p.465-同じようなことを言ってるね。
冷戦激化により、おっしゃるとおり55年体制が確立して
>非武装中立が「愛国」の言葉
になっていったが、同時に「惰性化と形骸化の傾向を示していく」p.448
向坂の発言が反米愛国(社会主義国家日本)であることには変わりがない。
社会主義者が社会主義陣営を平和勢力とみなすのは冷戦下では当然。
小熊の本では稲村順三の同趣旨の発言が引用されている。p.490
問題は、社会主義協会派のポジショニング。左翼や民主勢力を、増して国民の
平和志向を代表しているわけではない。非武装中立が共産党や社会党左派が
国民を欺く方便がという見方があるが、左翼を過大評価している。国民は
そうした戦術に引き回されるだけの愚昧の衆ではない。p.491
逆に国民が非武装中立、護憲を支持していたからそのような戦術をとらざるを
得なかった。p.492-そしてそうした世論迎合の政治駆け引きの中で風化して
いった。もはや戦後でなくなり、国民がめざす理念から嫌忌される既成事実に
転化して、憲法は「保守感覚」になった、と丸山は述べる。p.496
つまりは、対米従属の代わりに平和で豊かな暮らしを国民が求めたから。
基本的な認識が違うのかな。
第二次戦後は保守政権の確立時で、それにもかかわらず改憲ができなかったのは
左翼や民主勢力の強迫のせいじゃなく、国民が望んでいたから。
岸政権が倒れて、保守もイデオロギー回避に走った。日本の保守政権は左バネ
右バネを活用し、低安保費で日本が戦争に直接介入せず、むしろ軍事特需で経済
発展を促進することを選択した。というのも、ベトナムの戦争で心を痛めても
日々良くなる暮らし向きをみなさんが選択したからじゃないのかな?
1/3
>日本の反戦運動は日章旗を掲げず、アメリカ大使館への抗議という形を
>とっていた。
ということと
>つまり、日本の運動は最初から国民を巻き込もうとしていないし、実効性が
>皆無だった。
は無関係。
前者は、アメリカに従属した日本が、アメリカの戦争に巻き込まれる恐怖。
従属している日本政府への批判もあったわけだし、日の丸巻いてるのが国民
ではない。
>小熊の評価するベ平連の運動のなれの果てが、こんな運動なわけで
反戦運動の項全体が反イラク戦争デモのことを言っているのか?
イラク戦争への日本の無力感を過去に投影してもな〜わからんでもないが。
30年間の状況の変化を無視しても意味がないと思うが。尤も、アメリカの戦争
だからそうした抗議をするのだろうし、ガイドライン法以降、日本政府への批判
もあるでしょう。今回も日本政府への抗議もあった。
朝鮮戦争時の恐怖感やベトナム戦争の部分を再読してみよう。
国民はせっかく平和で豊かになったのに戦争に巻き込まれるのは嫌だという
思いで参加したのでは?結局、巻き込まれなかったので実効性があった。
確かに日本の反戦平和の運動が形骸化し、北朝鮮よど号派など東側陣営の
プロパガンタに利用される側面があった。それを朝鮮戦争〜ベトナム戦争時の
反戦平和運動のダメさの継承と批判することはできる。しかし、それが一大国民
運動として組織できないからだというのは社共に逆戻り。もはや個人が自発的に
参加してもどうにもならないシステム化の強大さというのがホントのところ
じゃない。それに国民が反戦平和を現在でも望んでいるわけじゃないし。
歴史的位相で意味あったことが現在無効になっているのはおかしくない。
必ずしも思想的営為の内在的破綻じゃない。現実の諸関係およびイデオロギーの
ヘモゲニー争いの結果。小熊は砂粒の大衆を組織化することが全体主義に
つながることを危惧していると思うが、60年代以降に関してはないものねだり。
2/3
>戦後民主主義は、「第二の戦後」においては「愛国」を忘れさせ、公共性を
>生み出さず、政治的無関心へと大衆を誘う負の装置として機能していた。
先にも述べたが小熊がそう書いている。ただ主語は戦後民主主義じゃない。
>丸山達が考えたものと違って、戦後民主主義は<国民>を
>生み出すものとしては、完全に欠陥品だった事を示している
戦後民主主義は立派に国民を生み出した。それは丸山の国民主義とは異なった
大衆だったが。あなたの発想は故意にだろうけど、佐伯あたりと同じで
丸山をなぞっている。小熊の分析で明らかになったことは、逆説的だが、
高度大衆消費社会に西欧型共和型市民を生み出す発想ではダメだ、ということ。
丸山もそんな認識で安保以降、歴史の古層の研究に至ったんだろう。
自己レスになるが、
>丸山のナショナリズムは小熊が必死になって抽出したものではなく、
>これまでは批判的に言及されていた
第2章の注1:pp.836-837を読んで貰いたい。この中で姜尚中、酒井直樹、
米谷匡史、中野敏夫(大塚も)、大澤真幸、子安宣邦は丸山のナショナリズム
を批判、間宮、石田(古層は批判)、平石は擁護。この他検索すれば関連論文多数。
最後に『民国』の別の視点を。つまり、実現しなかったのは丸山国民国家だけ
でなく、日本は占領軍が当初望んだ東洋のスイス、後のアジア反共の防波堤にも
ならなかったし、さらに社会主義にも帝国への回帰もしなかった。
西尾が言うとおり、歴史の全体性など見えないものだ。事後的に見えなかった!
と批判するのではなく、時差によるパースペクティブから、当時見えてたこと、
見えてなかったもの(逆に今は見えなくなったこと、見えるもの)を明らかに
していくことは無意味じゃないと思う。
補足
石母田の国民的歴史運動は無謬共産党の汚点であり、闇に葬られた。
網野との対談でこの問題を掘り起こしているのが小熊。所謂左翼トラウマに
囚われていないからできた。
3/3
改めて読み返して、小熊を論じるときに留意したほうが良いと思うことを。
・『<民主>と<愛国>』は、あくまで話に聞いていた戦後思想と違うじゃないか
というのがミソで、第二次戦後期も戦後思想の流れで追ってる。戦後思想の解体や
その後に登場した世界の素描は手薄。それをこの本に求めるのは望みすぎ。
・戦後民主主義はそのイデオローグの発言や民衆の受け止め方が交錯するところに
浮かび上がってくるもの。実体化してはまずい。その他の概念も同じ。
・司祭的権力(知)を過大視してない。つまりイデオロギーは上から下に注入される
ものじゃない。様々なイデオロギーのヘモゲニー争いの中から意思決定が為される。
小熊はそのようなイデオロギー分析が巧みで、陰謀説や洗脳説に影響されにくい。
欠点や不満も大いにあるけど、戦後思想を振り返るための参考書としてまずまずのデキ。
左翼や民主勢力を、まして国民の
平和志向を代表しているわけではない。非武装中立は共産党や社会党左派が
国民を欺くための方便という見方があるが、
>逆に国民が非武装中立、護憲を支持していたからそのような戦術をとらざるを得なかった。p.492-そしてそうした世論迎合の政治駆け引きの中で風化していった。
>つまりは、対米従属の代わりに平和で豊かな暮らしを国民が求めたから。
>それにもかかわらず改憲ができなかったのは左翼や民主勢力の強迫のせいじゃなく、国民が望んでいたから。
いや、国民は必ずしも対米従属や、非武装中立を是としていたわけじゃない。
鳩山内閣が掲げた、いわゆる「自主外交」に対する反響は大きかったし、蝋山政道が行った
当時の調査では、52年の段階で再軍備について労働者で54%、一般で43%の賛成
がある(反対はそれぞれ32%、24%)。
安保闘争直後の総選挙でも、自民党は却って議席を増やしている。
日本の国民が経済成長重視を選択したのは事実だが、しかし、50年代前半の時点ですら、
非武装中立を支持していたとは言えないのでは?
>前者は、アメリカに従属した日本が、アメリカの戦争に巻き込まれる恐怖。
>従属している日本政府への批判もあったわけだし、日の丸巻いてるのが国民ではない。
>反戦運動の項全体が反イラク戦争デモのことを言っているのか?
>イラク戦争への日本の無力感を過去に投影してもな〜わからんでもないが。
>30年間の状況の変化を無視しても意味がないと思うが。
そういう意味じゃない。
この間の反イラク戦争の反戦運動は、国民を巻き込むことを最初から放棄している、ということ。
日本の無力感を投影しているのじゃなくて、国民を巻き込もうとしなくなった「市民運動」それ自体の矮小化の遠因が、
戦後民主主義の誕生当時から既に内包されているんじゃないか、と考えている。
高度消費社会なのは何も日本だけじゃない。
>朝鮮戦争時の恐怖感やベトナム戦争の部分を再読してみよう。
>国民はせっかく平和で豊かになったのに戦争に巻き込まれるのは嫌だという思いで参加したのでは?
>結局、巻き込まれなかったので実効性があった。
蝋山政道の著書に書いてあるんだが、蝋山が講演中、朝鮮戦争勃発という報道が流れた。
その時、多くの聴衆から、「釜山が占領されたら日本はどうなるか」と聞かれたそうだ。
国民は戦争に巻き込まれることへの恐怖よりも、無防備である事に対する不安を既に持っていたと思う。
西尾の批判論じゃないが、五十年代ですらもう「時代遅れ」だったのは正しいと思う。
>必ずしも思想的営為の内在的破綻じゃない。現実の諸関係およびイデオロギーのヘモゲニー争いの結果。
別に反戦運動を賛美しているわけじゃない。
戦争支持デモや靖国神社参拝支持デモでも何でもいい。
だが、悪化していた治安や無防備である事に対する不安を感じていたり、労働問題での闘争でも、それこそ自己の生命まで賭けていた日本の国民が、
イデオロギー闘争の結果で、政治に対して無関心になるというのは信じがたい。
経済的に豊かな国々の中でも、極端に無関心なのは理解しがたい。
>先にも述べたが小熊がそう書いている。ただ主語は戦後民主主義じゃない。
>小熊の分析で明らかになったことは、逆説的だが、高度大衆消費社会に西欧型共和型市民を生み出す発想ではダメだ、ということ。
>第2章の注1:pp.836-837を読んで貰いたい。
丸山に関する論文が大量にあるのは承知している。
だが、小熊自身が自賛しているように、「丸山の全体を継承」してナショナリズムを論じている者は多くない。
(小熊が、「全体」を論じようとした点は評価する。)
しかし、丸山を全体的に俯瞰した者が少ないという事実は、つまり丸山が論じたナショナリズムの論説を理解した者が少ないということ。
多くの論者にとって、丸山は「部分」だけで理解出来ると考えられ、批判され、擁護される。
ほんのわずかな期間を過ぎれば、西尾や吉村のような戦時下を知っている人々ですら、もう丸山と多くを共有出来なくなった。
だから、「丸山のナショナリズム」は「第二の戦後」を通じて忘れられていたと考えるべきだろう。
>西尾が言うとおり、歴史の全体性など見えないものだ。
>事後的に見えなかった!と批判するのではなく、時差によるパースペクティブから、当時見えてたこと、見えてなかったもの(逆に今は見えなくなったこと、見えるもの)を明らかにしていくことは無意味じゃないと思う。
無意味ではないだろうが、小熊には荷が重かったんじゃないか?
>>213 蝋山政道は民社党の御用学者で、戦時中は翼賛議員に選ばれた札付き。
まともに相手にする価値はない。
>>216 戦前戦中の事を言ったら、鳩山一郎や岸信介、和田博雄なんかどうなるんだ。
家永三郎も、戦後直後までは思いっきり右なわけだし。
蝋山の主張云々を論じてるんじゃない。
小熊が書いていた通り、保守派は、敗戦直後はむしろ個人主義を称揚して、護憲勢力だった。
ところが、52年の段階で既に、蝋山に日本の無防備な状況について質問したり、再軍備に賛成する
国民が居た、ということを主張している。
お前は鳩山一郎、岸信介を評価しているのか?
バカウヨハケーン
>>218 岸を非難するのはいいが、改定前の安保条約というのは、本当に「日満議定書」みたいな
もんだぞ。
改定しなかったら、内乱条項すらそのままだ(その意味で、安保闘争はあまり評価出来ない)。
それから、鳩山だが、日ソ交渉とかの功績はあると思う。
歯舞・色丹島の返還に関する協定を結んだ事は評価出来ないか?
ちなみに、鳩山が「自主外交」を打ち出した事で、革新勢力の足並みが揃わなくなり、
自民党の長期政権化を導いた点も無視出来ないと思うが。
鳩山一郎、岸信介は改憲派じゃねーか。
岸は安保反対運動をわざと放置する(つーか燃え上がらせる)ことで逆にアメリカ
に対して安保の必要性を認知させたという評価が定着しつつあるんだが。
三木武夫が丸山真男に「もっと反対運動を盛り上げてくれ」と言ったのはあまり知
られてない話ですね。
>201とはまともな論議がしたい。
まず蝋山政道の件から。
彼の証言は根拠があると思う。彼の講演に来ていた聴衆がそう発言しても
おかしくない。つまり国民は一様ではない。(別の証言も引用されている)
>現実の諸関係およびイデオロギーのヘモゲニー争いの結果
政党や知識人だけを対象としていない。国民に様々な思惑があり、それが
せめぎ合ってることを言ってる。だから当時政権を持ち、ジャーナリズムに
影響力を持っていた側の発言力の方が大きいし、世論調査すればそれが
明らかになるだろう。しかし、対抗勢力も無視できない大きさではある。
小熊はそうした力関係から選択肢が限定されたり、思惑とは別のものが
出てくる過程をうまく捉えている、と思う。
『民国』p.460-の記述から、講話時に
・自主独立 ・再武装
を求める勢力の大きさがわかる。
にもかかわらず軍備独立にならなかったのは、p.464の最後に書かれている
対アメリカ、旧勢力の復活など、錯綜した心情が国民の多くに内在していた
からではないか?左翼・民主勢力がうまくそれを引き出した。(それが政治)
p,478-479に書かれているように、戦後思想の担い手達も今日考えるような
単純な平和主義ではない。この錯綜が60年安保へ引き継がれる。
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) すいません、 ここで一句
| /
| /| | 通りますよ 「上げたら折れの射程距離」
// | |
U .U (折れ=壊れる)
60年安保
>>220の通り、また西部が回顧するとおり、なぜ日本に有利な条約改正に
あれほどの反対運動が起こったのか?国内外の力関係を考えないと
評価できないだろう。小熊はそのあたり、視点を限定したために妥当な
線を出しているのでは?
>>222 これ小熊と関係ない余談
自民党内抗争の方が岸にとっては重要だったし、実際に堪えたようだね。
最近岸関係書がいろいろ出ており、おもしろい。原彬久ものがお薦め。
もひとつ余談
鳩山の自主外交の内情に関しては
『ハンガリー事件と日本』小島亮 現代思潮社
きれいごとやおまへん。
丸山真男
>「丸山のナショナリズム」は「第二の戦後」を通じて忘れられていた
『丸山真男と市民社会』石田雄・姜尚中国民文化会議 編世織書房
の中で石田が丸山における市民社会概念の不在を指摘したのは1997年。
この頃には保守派からは丸山は市民主義者と、若手からはナショナリストと
批判されていた。小熊はそれらに対して丸山の原像を描いて見せたわけだ。※
不満はわかる。丸山の国民主義が小熊が描いたとおりなら、
・「普通の国家論」のベースにしてもおかしくないもの
・にもかかわらずそれは忘れさられ、逆の丸山像が跋扈している
・オマケに戦後民主主義も実は丸山が批判したものに転化している
・丸山の思想がその程度だったのか、戦後民主主義がそんなもん
だったのか?
・そこんとこを小熊はわかるように論証してないじゃないか
第一次戦後期も丸山は左翼と伝統派に挟撃されていた。講話や安保の
参加に挫折?した後、彼は何でうまくいかないのか原理的に考察を始めた。
ところが吉本や全共闘は、そんな丸山をエリートの司祭型知識人の典型として
批判する・・・。小熊が辿ったのはここまで。ないものねだりなのは、
小熊の力量じゃなく、この本の射程なんです。
だってね、>214の認識までたどり着けたのは小熊の記述があったから。
当初の目論みと思われる「戦後民主主義ってミーイズム?いえいえ、
そんなもんじゃありません」ってとこまではちゃんと行き着いてると思う。
※現在の常識が案外最近のもので、しかもその起源が忘れ去られることで
定着する、ってのは系譜学の常識だよね。これも最近の発明だが。
そして現在
>国民を巻き込もうとしなくなった「市民運動」それ自体の矮小化の遠因が、
>戦後民主主義の誕生当時から既に内包されているんじゃないか、と考えている。
>高度消費社会なのは何も日本だけじゃない。
いや、まるで丸山だね。皮肉じゃなしに、丸山も西欧の自分たちで近代的な
国民国家を形成した連中に対して、日本の後進性を嘆いたかにみえるような
発言をした(婉曲なのは、そうでもないという見解もあるから)。
丸山の公私の議論はこの問題に関してはイキのような気がする。
(わからん)
政治的無関心の蔓延
>悪化していた治安や無防備である事に対する不安を感じていたり、
>労働問題での闘争でも、それこそ自己の生命まで賭けていた日本の国民が、
>イデオロギー闘争の結果で、政治に対して無関心になるというのは信じがたい。
>経済的に豊かな国々の中でも、極端に無関心なのは理解しがたい。
信じがたいが、それが現実だ。イデオロギー闘争じゃなく、現実の諸関係が
ポイント。下部構造ね。そいでもってイデオロギー脱色化に成功した。
政治的無関心がデフォルトの産業ロボットが大量生産されたのでは?
高度消費社会は日本だけじゃないが、歴史の終焉のモデルに選ばれたのは
日本だったーもう昔話だけど。普通の国家論は自分たちがいびつだという
自虐的自己認識に支えられている。あまり去勢とか頽落とか古代的&疎外論
的思考に陥らない方が良いのでは。世界中いびつでない国などないだろう。
ちょっと端折りすぎたが、『民国』で左翼・反日勢力の洗脳論や保守政権の
抑圧のせいにせずに、なぜ非政治かが進行したかを小熊は内在的に辿っている
と思う。※複合脱イデオロギー化であって、これが決め手というものはない。
強いて挙げるならば、私の理解では戦後体験の風化をもたらしたものー
経済復興。このインパクトは坪内祐三も書いているように、体験したもので
ないとわからないかもしれない。だけどそれじゃ二の舞だから、1950年代後半
から70年代にかけての高度成長が日本及び日本人をどのように変えていったか
を綿密に追思考するしかない。イメージとしては中共等の状況が参考にできる。
保守サイドのレトリック過多なものよりも、経済畑の中村隆英や正村公宏
(絶版?)の昭和史、戦後史をお薦めする。
※『癒し』では上っ面だけど、そのあたり考えている形跡有り。
小熊とは少し離れるが、
>高度大衆消費社会に西欧風共和型市民を生み出す発想ではダメ
というのは老吉本隆明が古典化学で解こうとしている課題かもしれない。
最近だと、思いつきが多いけど東浩紀がこの課題に斜めから挑んでいる。
なぜ楽園の追求が『共産主義黒書』の結果をもたらすのか、なぜ生国家が
4,000万/30年の大量死※をもたらすのか、正面から挑んで欲しい。
※ロウさんのこと、なおわたしは中絶反対派ではない。
>>214 書き忘れたが朝鮮戦争勃発時にはまだ日本は占領下。
だから、「釜山が占領されたら日本はどうなるか」という質問は
無防備では、じゃなく、アメリカが守ってくれないのではという
恐怖心ではないのか?
ほんの1,2年だが講話時と一緒くたにしてはいけないと思う。
>>223 >にもかかわらず軍備独立にならなかったのは、p.464の最後に書かれている対アメリカ、旧勢力の復活など、錯綜した心情が国民の多くに内在していたからではないか?
>左翼・民主勢力がうまくそれを引き出した。(それが政治)
この点については同意する。
ただ、平和を志向した国民であっても、非武装中立を支持していたわけではない事を強調したかった。
>p,478-479に書かれているように、戦後思想の担い手達も今日考えるような単純な平和主義ではない。この錯綜が60年安保へ引き継がれる。
当時の知識人がレジスタンスによる防衛を考えていたのは事実。
ただ、レジスタンスによる防衛というのは、観念的平和論と大差ない(支援国の軍隊による「解放」を前提としているので)。
当時の<現実的>な国民に無視されても不思議ではない。
>>225 >また西部が回顧するとおり、なぜ日本に有利な条約改正にあれほどの反対運動が起こったのか?国内外の力関係を考えないと評価できないだろう。
>小熊はそのあたり、視点を限定したために妥当な線を出しているのでは?
反米感情や岸への反感が噴出したのは理解出来る。
だが、安保闘争は結局のところコップの中の嵐に過ぎない。安保闘争で集まった群衆は国民の大多数を代表していなかった。
岸政権が倒れた直後、革新勢力は池田内閣を「岸亜流政権」としてデモを行ったけれども、殆ど相手にされていなかった。
総選挙でも自民党が議席を増やしている。
国民は安保闘争に対して、結局のところ見物人として振る舞ったのであって、小熊がフランス革命を投影するような陶酔の運動ではない。
>>226,229
>小熊が辿ったのはここまで。ないものねだりなのは、小熊の力量じゃなく、この本の射程なんです。
>だってね、>214の認識までたどり着けたのは小熊の記述があったから。
>当初の目論みと思われる「戦後民主主義ってミーイズム?いえいえ、そんなもんじゃありません」ってとこまではちゃんと行き着いてると思う。
だが、「第二の戦後」で戦後民主主義がミーイズムに変質したのはどうしようもない事実。
それは、「原点」はそうでなかった、という弁護で覆されるようなしろものではなくて、「そもそも最初から何もかも間違っていたのではないか」
という疑いを持たせるには十分過ぎる程の事実として存在するわけで。
「原点」はそうじゃなかった、後はこの本の射程外、で終わらせるのは中途半端。
>それが現実だ。イデオロギー闘争じゃなく、現実の諸関係がポイント。
>政治的無関心がデフォルトの産業ロボットが大量生産されたのでは?
>世界中いびつでない国などないだろう。
上にも書いたが、そもそも最初から何もかも間違っていたのではないだろうか?
戦後民主主義で謳われた「高すぎる」観念的な理想、すぐに忘れられた「丸山のナショナリズム」、その他もろもろの事は、
50年代の国民にすら、冷ややかな目で見られていたんじゃないか?
>1950年代後半から70年代にかけての高度成長が日本及び日本人をどのように変えていったかを綿密に追思考するしかない。
別に戦前復帰主義者ではないが、高度経済成長の際の経済成長率は、昭和八年頃のそれと大差がない。
ただ、この問題については反論するべき材料を持たない。
>>231 >書き忘れたが朝鮮戦争勃発時にはまだ日本は占領下。
>だから、「釜山が占領されたら日本はどうなるか」という質問は無防備では、じゃなく、アメリカが守ってくれないのではという恐怖心ではないのか?
>ほんの1,2年だが講話時と一緒くたにしてはいけないと思う。
蝋山はこの質問に「占領軍がいるから大丈夫でしょう」と答えたと書いている。
もし、この質問が「アメリカが守ってくれないのでは」という趣旨なら、この答えはどうしようもなく的外れだが。
ただ、蝋山は、朝鮮戦争の勃発の報に接した聴衆が、非常に驚いて不安の様子だったと書いているから、恐らく無防備状態に対する不安だったと考えられる。
そんなことを言ったら非武装中立論者だって
隣の国で戦争が起きたら驚くし不安にもなるだろう。
>>236 隣国で戦争が起こったぐらいで動揺するなら、当時ですら非武装中立論が破綻している証拠。
中立国というのは、交戦国が自国の基地を使用しようとした場合、実力で交戦国の戦力を排除する義務を持つ。
(実力で排除出来なければ、中立国とはみなされず、交戦国に荷担したものとされる)
恐らく、戦後民主主義のイデオローグは、日本の中立を犯すアメリカを実力で排除しなければならない、
などという事態を一切想定していなかったのだろう。
勿論、左翼はレジスタンスで抵抗している間に、ソ連軍による解放があれば良いと考えていたかもしれないが。
日本の国民は、独立後から冷戦終了までの間、非武装中立論を党是とする政党を与党にはしなかった。
(社会党は結局、1958年の166議席を越えた事はない)。
つまり、非武装中立は知識人にはともかく、一般の国民には支持されていなかったんだよ。
>>201 概ね主旨は理解できる。今回は編年体ではなく、総論→個別
のコメントをしてみる。
発想の違い・・・これは議論しても仕方がないと思うが・・・
わたしは「始めにすべてありき」という考え方をとっていない。
原点主義や吉本的発想は、理念としてはあり得るが実体化しちゃうと
疎外論的誤謬になると思う。だからある出来上がった超歴史的なモノが
時系列的にその本質を顕現したり忘却されたりする、その発展の可能性も
欠陥も予め内包されている、という見方はわたしにはできない。
我田引水かもしれないが、小熊もそう考えている。この本は構築主義的
な言説分析のスタイルで書かれている(と思う)。
非武装中立
小熊の見解に対する批判と当時の知識人や左翼勢力に対する批判とを
混同しないように注意しよう。
つまり、
・当時、戦後思想の唱えるイデオローグが非武装中立を国民が支持した
等とは小熊は書いていない※し、
・そんな非現実な思想を持っていたから戦後思想は最初からダメだった
=国民に支持されていなかった
といった結論に持っていくには無理がある。
ナショナリズムとしての非武装中立というのは、あくまでその時代の環境や
競合関係に対して立てられた政治理念であって、それ以上の超歴史的な真理とか
正義ではない、と小熊は言ってるようだ。無論、それが唱えた連中の戦争体験を
反映したものであり、55年体制下で形骸化していくこともフォローしている。
したがって、201の非武装中立論への批判は、それ自体は妥当なものだが、
小熊批判としては見当違いである。
※
・国民(多数派)が非武装中立を支持した、等とは書かれていない。
・むしろ調査の設問によって反応が違うデリケートな問題だと指摘している。
p.454
・レジスタンスなどでなく「敵が責めてきたときに戦うが、海外派兵は
嫌だ」という保安隊員の発言も引用している。p.461
・非武装中立がソ連に対する自主独立でもあり、そのことに対する左翼の
反対にも言及している。p.469
・非武装中立はアメリカ従属と旧勢力復活への反対(対抗イデオロギー)で
あり、絶対非暴力の主張ではない。p.479
・独立後の護憲派や保守派の変化にも言及している。p.492-
>235 朝鮮戦争の衝撃
小熊に依拠すれば
・原爆の衝撃が大きく、保守派も、もう戦争は起こらないと考えて
武装解除やむなしとした。(否応無い現実でもあったし、大多数の
国民はそれどころではなかった)
・朝鮮戦争勃発で通常戦争がまた起こることに驚いた。
・よって独立後、自衛のためのミニマムな武装が必要だという保守派の
主張に賛成する国民が増えた。
無理のない推論だと思うが。
戦後思想と非武装中立
小熊の本からわかることは
・非武装中立とはこれ!といった確定したモノではない。
・論者によっても、時代によっても内実思惑は多種多様。
・従って、戦後民主主義=非武装中立=空想 とレッテル貼り
しても不毛。
多くの戦後思想家は
・主権国家たるもの自衛権を持つのは当然で、侵略はいけないが
ミニマムの自衛のための軍備を持つのが当然
という近代的国民国家の認識を持っていた。これホント。
以下、小熊から離れる
じゃあ、なぜ非武装中立を唱え、後代に絶対平和主義者とみなされる
ようになったのか?
逆説的だが、保守政権の世代交代や路線変更で対立軸が無くなったから
ではないか?つまり、軍事的対米従属を承認し、専守防衛の自衛隊でヨシ
として、改憲に意欲を持たなければ、対抗勢力は挙手空転して形骸化する。
その上で圧倒的支持を持つ保守政権のできるのにやろうとしない理由に
祭り下げげられ、保守論客がそこんとこをねちねち攻め立てて、そういう
定説が出来上がった。それを常識とする
>>201のようなヒトは、はじめから
戦後民主主義がそんなもんだった、ダメだった、と思いこむ。
吉本隆明が指摘したように戦後思想は空想などでなく、現実追従しすぎて
新しい国家理念を建設することに失敗したのかもしれない。
もし小熊が言うとおりだったら、
>>201が求める国家像は戦後思想の
近似値だからな〜安全保障も含めて。
「釜山が占領されたら日本はどうなるか」という質問
>蝋山はこの質問に「占領軍がいるから大丈夫でしょう」と答えたと書いている。
>もし、この質問が「アメリカが守ってくれないのでは」という趣旨なら、この答>えはどうしようもなく的外れだが。
占領軍の存在は周知の事実。居るから守ってくれるとは限らない。
だから「アメリカが守ってくれないのでは」という疑念・不安に
「占領軍がいるから大丈夫でしょう」という回答は決して的外れ=トートロジー
ではない。蝋山は安心させたのだ。
この応答から見えてくるのは、蝋山の講演を聴きに来る層の対米意識のホンネ
ではないのか?占領軍が居るにもかかわらず、実は無防備で共産軍の攻撃に
さらされるのではないか、という・・・。このような当時の国民感情の綾が
読みとれないと、イデオロギー偏重の図式的発想になってしまわないか。
愚痴
賛成するにせよ、反対するにせよキチンと読んだ上で、という方針で
できる限り小熊に依拠して書こうとするわけだが・・・この本重いな。
手首や肩が痛くてしょうがない。
>蝋山はこの質問に「占領軍がいるから大丈夫でしょう」と答えたと書いている。
>もし、この質問が「アメリカが守ってくれないのでは」という趣旨なら、この答
>えはどうしようもなく的外れだが。
>>239 >ナショナリズムとしての非武装中立というのは、あくまでその時代の環境や競合関係に対して立てられた政治理念であって、
それ以上の超歴史的な真理とか正義ではない、と小熊は言ってるようだ。
>201の非武装中立論への批判は、それ自体は妥当なものだが、小熊批判としては見当違いである。
…同意せざるを得ない。
非武装中立論の空疎性の指摘と、非武装中立論に対する当時の国民の不支持の主張は、
確かに小熊批判としては筋違いだったようだ。
>>240 >小熊に依拠すれば
>・朝鮮戦争勃発で通常戦争がまた起こることに驚いた。
>・よって独立後、自衛のためのミニマムな武装が必要だという保守派の主張に賛成する国民が増えた。
>無理のない推論だと思うが。
>>242 >占領軍の存在は周知の事実。居るから守ってくれるとは限らない。
>だから「アメリカが守ってくれないのでは」という疑念・不安に「占領軍がいるから大丈夫でしょう」という回答は決して的外れ=トートロジーではない。蝋山は安心させたのだ。
>この応答から見えてくるのは、蝋山の講演を聴きに来る層の対米意識のホンネではないのか?
>占領軍が居るにもかかわらず、実は無防備で共産軍の攻撃にさらされるのではないか、という・・・
>このような当時の国民感情の綾が読みとれないと、イデオロギー偏重の図式的発想になってしまわないか。
…これについては、蝋山の文章数行分の材料しかないので、残念だが深く議論する事は出来そうにない。
時期的な事を言えば、朝鮮戦争の前には国共内戦もあるし、東南アジアでの独立戦争も勃発している。
だから、朝鮮戦争の勃発が「通常戦争がまた起こること」への衝撃として受け取られたとは考えにくい。
>>241 >逆説的だが、保守政権の世代交代や路線変更で対立軸が無くなったからではないか?つまり、軍事的対米従属を承認し、専守防衛の自衛隊でヨシとして、改憲に意欲を持たなければ、対抗勢力は挙手空転して形骸化する。
>その上で圧倒的支持を持つ保守政権のできるのにやろうとしない理由に祭り下げげられ、保守論客がそこんとこをねちねち攻め立てて、そういう定説が出来上がった。
>それを常識とする
>>201のようなヒトは、はじめから戦後民主主義がそんなもんだった、ダメだった、と思いこむ。
いや、そのような考えには異論がある。
確かに、保守政権は途中から改憲に意欲を持たなくなった。今では党是ですらない。
だが、90年代後半〜現在とは違い、冷戦期(「第二の戦後」)には確かに強烈なタブーとして、
改憲論議やある種のナショナリズムの言説に対する封殺があった。
今では誰でも使う「国益」という言葉すら、使用をはばかられた時代があったのは事実。
(冷戦期を通じて、非武装中立を党是としていた社会党は確かにずっと凋落傾向だったが、
自民党は「国民政党」化して、イデオロギー色がかなり薄まっていった)
戦後民主主義が抑圧装置として機能したのは確かであって、思いこみでもなんでもない。
ただ、それは戦争の記憶の風化と経済成長によって「第一の戦後」の理念が失われた為にそうなったのか、
それとも「第一の戦後」の理念ですら間違っていたのか、という意見の相違があるだけだ。
(続き)
戦後民主主義は空想的・観念的だから、最初から駄目だったと主張しているわけじゃない。
「第一の戦後」の、「愛国」「民族」の言葉による模索、武装解除状況での防衛論など、当時の確かな「現実」に基づいた戦後民主主義の理念すら、間違っていたんじゃないか、と主張している。
敗戦直後の「現実」が、全ての原点であった為に、「現実」がほんの少しでも変化すれば、全く適応出来ない状況に陥ってしまったんだと思う。
イデオローグの議論を論破する必要すら本当はなかった。
独立の回復、経済の復興、いずれは必ず来ると容易に予測出来る国際社会への復帰。そんなものであっても、戦後民主主義が適応していた「現実」とは違う状況下に国民を置く。
そんな中で、戦後民主主義は、変化する「現実」への適応力を失い、だからと言って原点の理念が違う「現実」に生きている者に共有されるわけでもなく、
保守派や左翼、国民、政治家、イデオロギッシュな人間から、当時の言葉で「ノンポリ」まで、誰にとっても不満で、
誰にとっても融通の効かない抑圧装置になったのではないだろうか?
結果、戦後民主主義は公共性を作り出せず、単なるミーイズムへと必然的に変化してしまったんじゃないかと思う。
少し並び替えさせて貰う。
>>246 >戦後民主主義が抑圧装置として機能したのは確かであって、思いこみでも
>なんでもない。
>>247 >保守派や左翼、国民、政治家、イデオロギッシュな人間から、当時の言葉で
>「ノンポリ」まで、誰にとっても不満で、
>誰にとっても融通の効かない抑圧装置になったのではないだろうか?
なぜ政権をとってるわけでもない=国民の大多数に支持されてもいない
戦後民主主義(という政治理念)が抑圧装置になるのか?
戦後民主主義が国民に支持されていたわけではない、当時既に時代遅れ
だったという主張から上記の認識は出てこないと思うが。
>変化する「現実」への適応力を失い、だからと言って原点の理念が違う
>「現実」に生きている者に共有されるわけでもなく
そのような政治理念が誰をも巻き込む抑圧装置にどうしてなりうるのか?
戦後民主主義が国民の誰もが支持する圧倒的権威を持った政治理念だった
というならわからなくもない。そうじゃないわけだろう?
しょうもないモノが、なぜそんな威力を発揮するのか説明がないと、
被害妄想の思い込みでしかない・・・脈絡がよくわからん。
>>246 >ただ、それは戦争の記憶の風化と経済成長によって「第一の戦後」の理念が
>失われた為にそうなったのか、それとも「第一の戦後」の理念ですら間違って
>いたのか、という意見の相違があるだけだ。
>>247 >当時の確かな「現実」に基づいた戦後民主主義の理念すら、間違っていたん
>じゃないか
>敗戦直後の「現実」が、全ての原点であった為に、「現実」がほんの少しでも
>変化すれば、全く適応出来ない状況に陥ってしまったんだと思う。
小熊の世代差還元論?をこのように読み取ることはできるかもしれない。
しかしながら、丸山などの思想の出自はもっと複雑だ。
PP.837-838中野敏男への言及参照。小熊自身、総動員体制論や1940年代論
にどこかで触れていたと思うが、敗戦断絶説で彼らの思想形成を捉えている
わけではない。ピンポイントの原点など存在しなかったのではないか。
わたしは発想法の問題も含めて、これまでの議論から小熊説=理念喪失説を
採用。
「通常戦争がまた起こること」への衝撃
要約の仕方が悪かった。
・通常戦争が、間近でまた起こること
に修正しておく。現在から振り返る国際事情と、当時のそれとは
異なる。堀田義衛『広場の孤独』に当時の非左翼知識人の心情が
良く描かれている。
訂正:堀田義衛→堀田善衛
何度読み返しても、すぐに忘れ去られてしまうような言説が、なぜ
抑圧装置として機能するのか、論旨がわからん。
憲法改正などがタブーだった、という事実と非力な思想の関係が。
>なぜ政権をとってるわけでもない=国民の大多数に支持されてもいない戦後民主主義(という政治理念)が抑圧装置になるのか?
>戦後民主主義が国民に支持されていたわけではない、当時既に時代遅れだったという主張から上記の認識は出てこないと思うが。
>戦後民主主義が国民の誰もが支持する圧倒的権威を持った政治理念だったというならわからなくもない。そうじゃないわけだろう?
>しょうもないモノが、なぜそんな威力を発揮するのか説明がないと、被害妄想の思い込みでしかない・・・脈絡がよくわからん。
>すぐに忘れ去られてしまうような言説が、なぜ抑圧装置として機能するのか、論旨がわからん。
>憲法改正などがタブーだった、という事実と非力な思想の関係が。
戦後民主主義の原点である、「戦争に負けた」という事実まで否定は出来ないからだ。
それに、「丸山のナショナリズム」や事実としての「非武装」が忘れられても、そこから派生した言説は生き残った。
非武装中立論者の石橋政嗣は、1980年に出した著書で、攻められたら「降伏した方がよい」と述べていた。
石橋は、「1945年8月15日」を例に挙げて、「あれは間違いだったと言う者がほとんどいないのも事実ではないでしょうか」と書いている。
石橋は恐らく、ソ連に占領される事を念頭に置いていたのだろうが、彼らは本音を出さず(本音を告白した向坂は珍しい部類)、戦後民主主義を利用し続けた。
戦後民主主義は、「第一の戦後」の理念が忘れられても、誰にとっても都合よく利用される形で生き延びた。
むろん、左翼にとっては、戦後民主主義では満足出来ないし、保守派は戦後民主主義の言葉を使って戦後民主主義を攻撃するという皮肉な状況を生んでいる。
つまり、戦後民主主義は相手を攻撃する術としてずっと生きていた。
>丸山などの思想の出自はもっと複雑だ。
> PP.837-838中野敏男への言及参照。小熊自身、総動員体制論や1940年代論にどこかで触れていたと思うが、敗戦断絶説で彼らの思想形成を捉えているわけではない。
>ピンポイントの原点など存在しなかったのではないか。
確かに、総動員体制は平準化プロセスを伴うし、国家社会主義体制はモダニズムを促進する。
徴用工制度は、「時間で賃金を得る」ことを当然とする意識を生んだし、戦時中には、小作料の実質的な金納化がすすんでいた(米価が据え置かれたので、小作料は大幅に減額された)。
<戦争>を経験した為に、人々は戦前には戻れなくなった。
丸山の思想の出自は確かにこのような部分から生じたのだろうが、ただ敗戦による衝撃が無ければ生じなかったのも事実だろう。
>・通常戦争が、間近でまた起こること
<間近>で通常戦争が二度と起こらないという意識を、当時の国民が持っていたとは考えにくい。
『民国』読んでないのでずれるかもしれませんが少し質問です。
『民国』には
>結果、戦後民主主義は公共性を作り出せず、単なるミーイズムへと必然的に変化してしまったんじゃないかと思う。
ということが描いてあるとこのスレを読んで理解したんですが、
それならば近年地方自治体などでのいわゆる市民派グループ(生活者ネットなど)の議席獲得や
改革派知事(北川よりも田中康夫・堂本暁子)の当選などはどう位置付けられるんでしょうか?
あるいはNGOも多く存在するわけで、それらの活動は政治とは位置付けれれないのか?
地方自治体やNGOなどの活動は国の政治がシステムとして硬直したなかでの自分たちの手による
身近な政治への参加とは位置付けられないんでしょうか?
たしかに全体的な政治的無関心の蔓延を否定することはできないとは思うんですが、
これらの政治活動への参加を過小評価しているような印象も受けました
また、日本の反戦活動を
>国民を巻き込もうとしなくなった「市民運動」それ自体の矮小化
とされていますが、広島・長崎からの反核運動などはそれでも一定の力をもっていると思うし、
むしろ非「国民的」運動だからこそ世界へ発するメッセージとして機能しているとはいえないのか?
昨日広島市長はアメリカや日本政府を批判するコメントを出していましたが、
ああいう立場性は非「国民的」であるからこそ発することのできるものだと思いますが。
非「国民的」=非公共的、というのには納得がいかないのですが。
>『民国』には…ということが描いてあるとこのスレを読んで理解したんですが、
ミーイズムに必然的に変化した、という主張は私の意見であって、小熊の主張じゃない。
小熊は、経済成長や戦争の風化の記憶によって、六十年代までの戦後民主主義で主張されていた理念が失われ、
戦後民主主義は個人主義と同義語になってしまったと主張している。
私は、六十年代より前のそういった理念も、敗戦直後、40年代後半の占領下日本の「現実」に過剰に適応した結果生まれた要素が強く、
五十年代ですら、現実と乖離していて、国民が理念を共有出来なかった様に、単なる個人主義へと変質してしまうのは必然的だったんじゃないか、と考えている。
>それならば近年地方自治体などでのいわゆる市民派グループ(生活者ネットなど)の議席獲得や 改革派知事(北川よりも田中康夫・堂本暁子)の当選などはどう位置付けられるんでしょうか?
>あるいはNGOも多く存在するわけで、それらの活動は政治とは位置付けれれないのか?
>地方自治体やNGOなどの活動は国の政治がシステムとして硬直したなかでの自分たちの手による 身近な政治への参加とは位置付けられないんでしょうか?
>たしかに全体的な政治的無関心の蔓延を否定することはできないとは思うんですが、これらの政治活動への参加を過小評価しているような印象も受けました
…堂本などが選ばれたのは、無党派層の多くがが既存の政党の垢を嫌って、無垢の候補者を選んだ為だ。
何か「新しいもの」を国民が求めた結果だとも言える。
小熊自身は、砂粒の様な大衆を、組織化する事は危険であると考えているようだ。
多分、社会的連帯(家族や親族、地域社会)から切り離された個人による、一種の全体主義運動が生じることを懸念しているからだろう。
>広島・長崎からの反核運動などはそれでも一定の力をもっていると思うし、むしろ非「国民的」運動だからこそ世界へ発するメッセージとして機能しているとはいえないのか?
「メッセージを発する事」を運動の目的としているなら、見事に達成している。
だが、他国の持っている核兵器の削減を目的としているなら、達成していない。
国際社会のアクターというのは国家であり政府であって、国家が持っている核兵器の軍縮というのは、その国家が、軍縮する事でメリットがあると判断した場合のみ。
メリットの中には、他国からの外交的努力に対する道徳的勝利というのもある。
日本政府が、日本の国力(凋落気味だが)を背景に、核軍縮への具体的な取り組みを行い、他国への具体的な削減交渉を行う方が、どこかの公園を数十人がねり歩くより確実。
そして、日本国政府を動かすもっとも簡単な方法は、世論なわけで。
>昨日広島市長はアメリカや日本政府を批判するコメントを出していましたが、ああいう立場性は非「国民的」であるからこそ発することのできるものだと思いますが。
>非「国民的」=非公共的、というのには納得がいかないのですが。
広島市長がアメリカや政府を批判するコメントを出したって、アメリカも日本政府も、別に痛くもかゆくもない。
なんなら産経新聞あたりが反論してくれる。何で中国や北朝鮮を非難しないのか、とか。
国民的であろうが、非国民的であろうが、今の日本政府を非難するのは誰でも出来るし、珍しくもない。
更に言えば、聞き流されるだけで誰も気にも止めない。
>>256 ×戦争の風化の記憶
○戦争の記憶の風化
でも80年代にふりかえっている本がある。
全共闘と全学連
小熊さんは何才?ですか?
前にもあるように
天 才
です。
何歳ですか?
>小熊自身は、砂粒の様な大衆を、組織化する事は危険であると考えているようだ。
>多分、社会的連帯(家族や親族、地域社会)から切り離された個人による、一種の全体主義運動が生じることを懸念しているからだろう。
ちょっと理解できません。組織化はするが社会的連帯からは切り離されている、
とはどういうことでしょうか?組織化は社会的連帯を必然的に伴うのでは?
それとも、地域社会や家族とは特にかかわりないひとがコイズミのような政治家を支持して
独裁が生まれるということでしょうか?
地域政治にはかかわらない人が国政には関与するってことでしょうか?
それともヒキコモリだけども投票行動によって政治に参加する、ってことでしょうか?
>「メッセージを発する事」を運動の目的としているなら、見事に達成している。
>だが、他国の持っている核兵器の削減を目的としているなら、達成していない。
浅学で申し訳ないが、それならばSALTやSTART、NPTなどに反核運動はまったく影響力を
及ぼさなかった、といいきれるのだろうか?
いまだに核廃絶には至ってないが、核軍縮が歴史上行われたこともあるわけで、
201氏の見解はその事実をあまりに軽視しているのでは?
また、核不拡散も反核運動の重要な要素であるならば、
日本がいまだに核武装に踏み出さないのは反核運動の政治的功績とはいえないのだろうか?
戦争体験から生み出された戦後民主主義が公共性を持ちうえないという主張には
私はやはり納得できないのですが。
議論するには『民国』読む必要を痛感します。
しかしあの量と値段は・・・・^^;
部分的核実験禁止条約核不拡散条約は元来、米ソの核独占を狙ったもの。
だからフランスと中国は、冷戦終結まで加盟しなかった。
それどころか反核運動は、中国、インドなど非同盟諸国の核兵器所有には、批判的ではない。
だからまったく影響力がなかったどころか、反核運動は本来、PTBTやNPTを敵視するものだよ。
>>253にレス書いたんだけど、おもしろい議論が進行しているようだから
いつも通り8日未明にまとめてUPするね。
>ちょっと理解できません。組織化はするが社会的連帯からは切り離されている、とはどういうことでしょうか?組織化は社会的連帯を必然的に伴うのでは?
小熊ではないので、彼の意図する事を正確に代弁出来ないが、多分小熊はアーレントの『全体主義の起源』を念頭に置いているんだと思う。
小熊の認識では、冷戦期の日本というのは、村落共同体やその代替品としての労働組合などの、様々な共同体によって成り立っていた。
(自民党に投票する、社会党に投票する、というのは共同体単位で行われたという事なのだろう。
但し、選挙結果を冷戦期を通して見てみると、必ずしもそうではない部分があると思うけど。)
ところが、都市化や経済成長によって、80年代から後は、村落共同体や労働組合に属していない「大衆」が生じた。
それが、例えば公明党や共産党を支持したり、市民運動を行ったり、無党派層を形成したりしている、というのが、小熊の認識。
それで、全体主義運動というのは、基本的に平等主義的で自己目的化する運動。
これは、一言で言えば、個人が家族とのつき合いや地域社会の「常識」、共同体の論理なんかより、運動を継続する事を優先するということ。
アーレントが分析した例はナチスの国民純化。
ドイツ民族の分布と、現実のドイツ国家との間にずれが生じていた為に、人種主義と結びついたナチスは、国籍はドイツだけど「民族上の外国人」を設定して、ドイツ人の純化をはかった。
ところが、この「純化」には終わりがなかった。ナチス・ドイツは侵略を行って膨張していたから、絶えず新しい異民族を抱え込んでいたからだ。
…要するに、ファシズムの母胎が登場する事を恐れているんだと思う。
>いまだに核廃絶には至ってないが、核軍縮が歴史上行われたこともあるわけで、201氏の見解はその事実をあまりに軽視しているのでは?
>また、核不拡散も反核運動の重要な要素であるならば、日本がいまだに核武装に踏み出さないのは反核運動の政治的功績とはいえないのだろうか?
日本は佐藤内閣の時に核武装を考えた。
しかし、核ミサイルを配置するには、日本の国土はあまりにも狭隘だった。
どうせアメリカの核の傘の下にあったわけだし、パワーバランスが崩れたり、外交上不利な要素を抱え込むのに比べると、
大してメリットがなかった為に、核武装は行わなかった。
…別に反核運動に気兼ねしたわけじゃない。
>戦争体験から生み出された戦後民主主義が公共性を持ちうえないという主張には私はやはり納得できないのですが。
そうは言っても、戦後民主主義の原点たる、丸山の国民主義だの、大塚の「経済倫理」だのは継承されていないわけだし。
こういった理念は、戦時中〜敗戦直後の道徳的頽廃に対する反発から生じたわけだけれども、そういう状況が日本社会の常態であると
考えていたのなら、一言で言うと、戦後の世の中が落ち着くだけで現実と乖離してしまう。
それで、結局「建前」扱いされて、公共性の育成には役に立たなかったのではないか、と思う。
…昭和三十年代とか、四十年代とかで、子供達に社会を教えたのは、地域社会の何の変哲もない大人たちであって、戦後民主主義の伝道者たる知識人の言葉じゃなかった。
今回はこれまでと方針を変えて、
>>201の戦後思想批判を小熊に依拠
しながら考察してみようと思う。
混乱するので、以下の表記に勝手に決める。
戦後思想=丸山などの政治理念
戦後民主主義=第二次戦後期以降に定着したイデオロギー
戦後システム=戦後改革など含めた政治的現実、55年体制で確立
1/3
■戦後民主主義は支配的な政治権力だった
戦後民主主義は戦後システムの、日本国の国民統合のイデオロギーとして
政治的現実に威力を発揮した。政治的有効性を失い、対抗言論でしかなく
なったのは第二次戦後期後期(『民国』の範囲外)である。
▼解説
現実政治の劣位を、教育や言論の領域で回復するという事はあり得る。
しかし、言論界で戦後思想も戦後民主主義も左右から袋だたきにあって
いたのが事実だ。
タブー視されていたのは現実政治の局面だった。その意味では戦後民主主義は
大いに現実政治を動かし、実効性があったのだ。実際に改憲もできなかったし、三矢研究など政治的スキャンダルとして潰されたのだから。
国政レベルで、過半数に支持されてもいない政治理念がなぜそんな権力を
発動するのか?
戦後思想の頽落形態としての戦後民主主義が抑圧装置かのように機能した
のは、みんなが支える戦後システムという政治的現実が歴然とあったから。
みんなが受け入れ、それで首尾良くいってるシステムを否定するのは
難しい。現実感覚に優れた保守政権がそんな愚かなことをするわけがない。
戦後システムは言論レベルだけじゃなく、法制度や下部構造も統合した社会
システムだった。まさに国民国家統合のイデオロギーとして保守も革新も、
支持する国民も、批判する者も戦後民主主義を自発的に内面化して従属した。
もっとも、民主主義とは誰もが少しずつ不満を抱きながらもまぁヨシとするか、
といった過程重視の政治システムなのである。戦後システム、戦後民主主義に
限ったことでもない。
これに対する批判=新しい言葉、別な言葉はそれを超える政治的実効性を
持たなかった。内在的に批判するウルトラ民主主義が60年代に登場したが、
マイナーだった。代替えできる言葉(古めかしいけど)は小沢一郎の登場を
待たなければならなかった。この頃には戦後民主主義は死せる犬のように
語られるようになっていた。そして第三次戦後期が始まる・・・。
2/3
■戦後思想の限界
戦後思想は当初からその限界を内包していた。それは戦後思想が敗戦時の
原点に過剰適応して、変化する現実への対応力を欠いていたからではなく、
悔恨共同体だったからである。
▼解説
戦後思想は敗戦の衝撃じゃなく、戦争体験に基づいた悔恨共同体をベースに
しており、左右政治勢力や占領軍との緊張関係の中で、状況の変化に対応
して構築されていったものである。第二次戦後期にはこのような対立軸の変化
と共に戦争体験の記憶の風化と高度成長により形骸化していった。
今日われわれが戦後民主主義とみなしているのは、そのように本来性を喪失
した頽落形態である。
代弁=表象できない戦死者の争奪戦に敗れたとき、多様な戦争体験を高度成長
による生活の均質化が覆い隠し、悔恨共同体は個別の戦争体験に解体された。
戦後思想が公共性を立ち上げようとするのであれば、戦時体制の延長線上に
生き延びた者の共同体を国民主義的に構想すべきだったのかもしれない。
国家の独立と個人の自立をパラレルに捉え自発的参加で結ぶのではなく、
国家に独占されず、私に還元されない公共性こそを普遍的に構築すべきだった。
ただし、これは事後的な批判でしかない。
3/3
大いに現実政治を動かし、実効性があったのだ。実際に改憲もできなかったし、
三矢研究など政治的スキャンダルとして潰されたのだから。
>戦後思想は敗戦の衝撃じゃなく、戦争体験に基づいた悔恨共同体をベースにしており、左右政治勢力や占領軍との緊張関係の中で、状況の変化に対応して構築されていったものである。
>第二次戦後期にはこのような対立軸の変化と共に戦争体験の記憶の風化と高度成長により形骸化していった。
「悔恨共同体」は、<敗戦によって露わにされた>道徳的頽廃、卑屈、阿諛、その他諸々の事に対する衝撃によるところが少なくないと理解していたが。
ジョン・タワーの著書にあったが、1949年の8月15日に朝日新聞に投書したサラリーマンは、
「敗戦を心底悲しんでいる人を自分はほとんど知らない」と書いている。
南原繁は、45年の11月に、戦争の真の勝利は「理性と真理」であって、「理性と真理」を担っていたのは日本ではなくて米英であり、
これは祝すべき勝利である、と復員した学生に語っている。
先の大戦が、「文明」が「非文明」を打ち破る戦争であるという連合国の宣伝を、日本の国民が進んで受け入れていた以上、
そこには悔恨なんかある筈がない。「文明」が後進的な、半封建的な、非理性的な悪の帝国をうち負かした正義の勝利を歓迎すべきであって、
そんな忌まわしい天皇の国家に支配された過去など、一刻も早く忘れたい、というのが40年後半当時の国民の意識だったと思う。
戦後思想は、そういった卑屈さや忘却などに対する強烈なカウンターとしての役割を担わされてしまって、
東南アジアでの独立戦争、国共内戦、冷戦で連合国に対する夢が醒め、マッカーサーの「十二才の少年」発言で彼の神秘性がはぎ取られると、
カウンターとしての役割も自然に終わり、五十年代にして「時代遅れ」になってしまったのだと思う。
丸山は『日本人の政治意識』で、日本人の政治意識の「一番基底にあるもの」として「権威信仰」を挙げて、為政者次第でどうにも変わってしまうと書いているけど、
国民がアメリカに黙従しなくなれば、こういった批判というのは、同時代的にも受け入れられないものになってしまったのではないか?
>>272 小熊は戦後思想の参照先が戦死者、死であったことを繰り返し書いている。
丸山世代でなく、江藤淳も小田実も、すべての戦後思想家がそうなのだ。
その基底に道徳的頽廃への批判があったのも確かだだが、
その由来(頽廃の、及び批判する)をどこに求めたのか、だ。
そして死者の争奪戦は、まさに総力戦の様相を呈する。
>>201は日本の国民が洗脳されたり欲望に目覚める単純な存在と考えて
いるのだろうか?
颱風接近で暇になったので、もうちょいわかりやすくしてみました。
これは小熊に依拠しているが、(たぶん)小熊が言ってる事じゃありません。
暴力的再編成です。
なぜ国民は敗戦の衝撃を隠蔽し、簡単に転向したのか?
死ねという国家よりも、生きろといった占領軍を選ぶのは当然ではないか。
戦後思想も生き延びた者達の思想である。ところが、彼らは自らの戦争体験
を普遍化する核に戦死者を据えた。通常考えられるように敗戦の衝撃の強さ
よりも敗戦に導いた死の国家を意識しすぎた。これでは国民の抑圧の所産で
ある生国家に対抗できない。これまで死ねといわれていた者が急に生きろと
いわれても、ただ生存するがせいぜいであり、そのように言ってくれる者を
受容するしかない。戦死者=可能的死者としての戦争体験は戦後を生きる
指標とはならない。事実、その現実が意識化されたとき、戦後思想は無根拠
の生国家=福祉国家の疑似根拠に換骨奪胎され、回収された。戦後民主主義は
戦後システムのイデオロギーとして支配した。戦後民主主義が虚妄だという
指摘は正しい。
戦後思想は当初からその解体を孕んでいた。つまり、戦後思想は死国家と
しての総動員国家のリバースが戦後システムであることに十分に批判的
ではなかった。みんなに生きよ、という声はみなのもの死ねという声の
裏声でしかなかったか。超国家主義が、もはや国家のリアリティを意識させ
ない超=国家主義に転化したとき、新しい共同性=公共性は、死者の代弁では
なく生き延びた者の共通体験化を、国家にも私にも還元されない公共性を
志向すべきだった。体験の多様性を普遍化するのが、語りうるのが知識人
ではないのか?
圧倒的な占領軍の現実ともう一つの道の旗振り役である左翼との挟撃に
晒されて、第三の道は難しいかもしれない。だが、日本国は現実にその方向
に進んでいった。それは敗戦という事実に向かい合った者が、抑圧した者
に投射や置換で覆い尽くされた国家だった。その手柄は現実主義で生存者の
欲望を可視化した保守政権の功績となった。
このようにして戦後民主主義という失われた記憶の神話が誕生したのである。
裏声でしかなかったのではないか。 二重否定はいかんね。
掲載紙の名を見田だけで過剰反応されるのが嫌で触れなかったけど、
朝日新聞8月7日朝刊「8月15日を前にー国民の悲しみで結ばれる国へ」
山崎正和・・・この内容は、署名が丸山であってもおかしくない。
小熊の目論見は戦後思想の見直しだけど、あめりか、にっぽんとかいった
対立図式、岸田流先進分析へのクレームでもある(と思う)。
げっ! 見田→見た 先進分析→精神分析
やはりワーキングタイムはいかん。アタマが寝ている。
2章ほど読んでみたが、うわさを事実として記述する方法に感動しました
第1章
注(1)p.832
史料批判ではいささか甘いところも存在する・・・戦中の「雰囲気」の描写
のために、本文のような記述の方法を行わざるを得なかった。
注(13)p.833
この描写の史料的信憑性は定かでないが、このような噂がパイロット仲間で
出回っていたと言うことが、当時の志気状況を示している史料として引用した。
戦争は天皇が止めたんだよ。
ナゼそれに反抗せねばならない?
アメリカを喜んで受け入れた?
そんな馬鹿な!
小熊さんは何歳なのですか?教えて下さいお願いします。
駄目だこりゃ!
小熊さんは何歳なのですか?
41? 42? そんくらい?
なんでそんなに気になるのかな
285 :
ありがとう:03/08/08 23:20
古いけど新人類なんだね。
対応しているのが、
西尾さん。親子で論争している。
団塊を叩いているのもコノ両方の世代かな?
自分達の世代を振り返った方がいいと思う。
あのな、西尾先生はニーチェ研究者だぞ。
ルサンチマンなんぞに流されるわけがないだろ、と小一時間
だとしたらどれだけいいことか・・・
新人類だよ。
>>286 じゃあ、フーコーの研究者は「自己規律」に束縛されることはないということか?
アフォか。
西尾は留学生時代以来西洋コンプレックス=ルサンチマンの固まりではないか。
>>290 ルサンチマンコンプレックスって知ってるか?
ちなみに高尚な研究書には書いてないぞw
一連のナショナリズム煽動本が後を絶たない。
一部の中国人のもつこのような情緒を在米の華人
歴史学者余英時は、西側文明に対する羨望と憎悪の
ないまぜになったルサンチマン・コンプレックス
と表現している。
イナバーは満足したのかな?
迎合はいかんな。
むしろ参戦してほしいなり。
また、元新右翼で評論家の鈴木邦男さんは次のように危惧する。
「家族、地域社会など、身の回りの中間集団と関われない個人が、いきなり国家とつながろうとする、
今のナショナリズムには一抹の不安を感じます」
彼は電車内で周囲の迷惑も顧みず、大股を広げて『国民の歴史』を読みふける若者を見かけたという。
こういう人たちが運動経験もないまま、ナショナリズムに傾倒すれば、集団主義に陥って歯止めなく
過激化する恐れがあるというのだ。
「共通の軸となる社会像を提示する言論の機能が衰えている」というのは田村元彦・西南学院大学専任
講師だ。そのため、社会像の乱立がおこり、うまく選択できない若者は不安を感じている。だから、偶然
出会った人から提示される社会像(自由主義史観など)に飛びつく。そして「抽象的であるがゆえに共同
性への幻想が裏切られることのない『日本国家』『日本人』への集団帰属」に関心が向かう。「帰属意識」
を得ることが大きな喜びにつながるので「それを崩壊させる『従軍慰安婦』の一人一人の苦しみなど『固
有名の他者』への想像力は無意識的に排除してしまうのではないか」。
新人類から振り返って下さい。
『民主と愛国』は、結論に書かれている私見のレベルの低さや、本文中にもかいま見せる著者の「思いこみ」でがっかりさせられてしまう。
「戦後賠償を逃れて経済成長を達成した」(498p)とあるけどさ、日本は結局海外資産を無償で没収されているわけだし。
九条に関する著者の意見も、改正せずに防衛をアメリカに依存したままの状況が、改正した時よりもアメリカに対して自立している、というのは、
理屈に合わねえだろ。
>>298 レベルの高い、思い込みのないあなたなら
p.498〜498(引用文は不正確) p.820で小熊が何を書いているのか、
<文脈に従って>もう一度読み直してから、
それが理屈に合っているかどうか考えてみたら?
すまね〜、
前者はp.488〜489を読む
引用文は不十分に訂正しておく。
某はバカだ。〜な事を言っている。
それで書き手がバカなことがわかってしまう。
と、指摘するヤツのバカさ加減もわかってしまう。
自分と異なる見解を批判するときは、
書き捨てではなく、その批判が妥当であると
ギャラリーを説得するだけの論拠を示そう。
>>263 >組織化はするが社会的連帯からは切り離されている
社会的連帯から切り離された(アノミーの)、砂粒のような大衆を、
セメントのごとく組織化したものが、ナチズムです。
逆に言うと、ナチズム型組織を作るには、まず、砂粒のように孤立化した
大衆が必要です。
既にレスに書かれていることですが。
>>299 荒正人が賠償問題に注目したのと、捨てセリフの様に書かれたp498の文は違うだろ。
p498の後半は荒正人の思想と違って、著者が書いた11章の結論だろうが。
著者はアジア諸国との信頼関係を醸成してゆくしかないとか書いているけどさ。
アジア諸国の反発なんてものを、例えば世論の存在しない中華人民共和国で仮定出来るのかよ。
それに、日本人は中華人民共和国や北朝鮮、韓国を「信頼」する事なんかあるのか?
国際社会で「信頼関係」なんて抽象的概念によりそって構築される関係なんかあるわけねーだろ。「信頼」があろうがなかろうが、日本が「現状を改変」しようとすれば反発するに決まってんじゃねえか。
大体、対米従属じゃなくて、日本の国力で反発を押さえ込む事も(理屈としては)可能だろうが。
思想史に登場する人物に感情移入し過ぎて、ポリティカルな事にまで戦後の下らない議論を当てはめている著者のどこが、理屈にあってるんだ?
「思いこみ」以外の何者でもないだろ。
正直、おっしゃることが良くわかりません。
>>298と
>>303じゃ違うことを言ってるようだし・・・。
p.488〜489読み直しましたか?ここも荒正人じゃありませんよ、小熊の文。
p.486に海外資産に関する引用もあります。
>思想史に登場する人物に感情移入し過ぎて、ポリティカルな事にまで
>戦後の下らない議論を当てはめている
この本は戦後思想の=戦後のくだらない議論の編年的・テーマ別の
言説分析なんですけど。第11章のテーマって何でしたっけ?
無論小熊のスタンスに異論を唱えるのは良いんですが、自分と考え方が
異なるから、理屈に合わない(と自分は思う)とか、くだらない思い込み
とか論難してもね。見解の相違でしょ。
戦後補償に関しては、
『「戦後補償論」は間違っている』
岡田邦宏 日本政策研究所 1996
がありますが、これは日本は十分に戦後補償してきた、いまさら多額の個人補償
をする筋合いは無い、という主旨で書かれた本です。
じゃあ、戦後補償や経済援助との日本経済の関係は、といえば
『日本の戦後賠償ーアジア経済協力の出発』
永野慎一郎/近藤正臣篇 勁草書房 1999
小熊の書いていることに裏付けがあることがわかります。
なお、
思想史を偽装した戦後民主主義のプロパガンタだ、という見解はアリです。
そんな風に読んだらつまんないし、モトが取れない、と私は考えますが。
>>302 『癒し』の旧い論文と後から書かれた論文、間に『民国』を
はさむと、小熊はアレントや亡命者のナチス論では、(当然だが)現代日本
のナショナリズムの解明には不十分だと考えているのではないだろうか。
丸山真男にかなりの共感を示していますが、<日本人>の在り方を問うてきた
小熊だけに、より錯綜した構造を明らかにしようと目論んでいるのでは?
>改正せずに防衛をアメリカに依存したままの状況が、改正した時よりも
>アメリカに対して自立している
第4章や第11章は、思想史的な言説分析、歴史的文脈の記述です。
結論の、先にも示したp.818〜820は小熊の意見ですね。
(p.816〜818は本論の要約。)
そういう捩れや悪循環を解消し、
対米従属を脱して憲法改正・自主武装しようとすれば、アジアや欧米の
承認を得なければならない、そのために9条と補償が信頼醸成の有効な方法
となるだろう(要約)
というのが、その考えのようです。これはひとつの理屈ですな。
平和ボケ気味で50点。普通の国家論は軍事大国化ではない。
これに対して、どうせ信頼関係などあてにならないのだから
>日本の国力で反発を押さえ込む
という理屈も確かにあるでしょう。架空戦記読み過ぎで15点。
私は現在の進行で国軍強化しても米軍の下請けにしかならないと思うけどな。
東チモールとアフガニスタン・イラクへの派兵を同じように、否より貢献と
思っているような頓馬な政府じゃあ、普通の国家さえも素通りだぞ。
日本国は既にアジア有数の軍事力を保持しているのです。
小熊も保守派もこの現状を正しき認識していない。
これで核やミサイルがあれば、万全なんですが、だから対米追従から
脱出できるわけではない。対米追従から脱するには極東米軍に代わる
軍事力が必要、というのはモロ対米追従。
軍事力やパワポリじゃなく、システムや概念の変革が必要です。
>>304 海外資産について、鈴木茂三郎の要望を引用しているだけじゃねえか。
日本の海外資産は賠償代わりにとられたんだよ。何が戦後賠償を逃れた、だ。
488-489pで書かれてる役務賠償は、まんま賠償じゃねえか。まさかドル立てによる賠償以外、賠償じゃないとか言うつもりじゃねえだろ。
つーか、海外資産を請求したら、北朝鮮なんかは賠償請求はおろか、差額分を日本に払う羽目になる(w
信頼云々は、「日本はどことだろうが国家理性の要求と国際法の定める関係しか他国とは築けない」という事を、著者が理解していない事を書きたかっただけ。
それを、戦前のアジア主義者じゃあるまいし、「信頼」だのなんだの、抽象的な関係が日本とアジアに「醸成出来る」と考えるのは、見解の違いというより著者が空想的なだけ。
それから、戦後の議論が下らなかったのは事実だろ。
戦後を通して、丸山真男とかの近代主義者より、「進歩的文化人」と称する亜流のマルクス主義者の方が圧倒的に多かったわけだからな。
賠償に関しては見解の相違。保守派の刷り込みから脱洗脳が必要だ。
その言い分が正当なら、なぜ戦後の保守政権がちゃんとやらないんだ?
ちょっとでも考えたらわかるはず。知って言うのと信じ込むのとは・・・。
小熊の<信頼>はあなたの言うことなんぞ含んでいると思う。
そうしたことを前提に信頼関係=相互承認の外交努力による国際関係
を築くことは賠償問題ひとつとっても大変なこと。それに絶えられない
単細胞がすぐキレてきゃんきゃんわめく、スピッツみたいに。
日本国の武装強化と自主憲法で対米従属から脱することができ、
アジアなんぞ脅しをかけたらなんとかなる、というのが空想的
内弁慶主義。甘い。
喪失資産と賠償のシートをいまさら作成しても意味無いよ、経済成長に
寄与した云々とは。歴史は不可逆。発想が後ろ向き。
経済成長は事後的に事実だ。海外資産の放棄も<貢献した>ことになる!
それより賠償や経済援助の実態を見た方が経済成長との関係がわかる。
そして、その限りでは、あなたが引用した小熊の見解は理屈なのだ。
>役努賠償が賠償ではないか
なんてピントずれまくり。論旨とは関係なく、あなたのアタマの中で
どんどん空想が増殖していくんだね。・・・思い込みってそういうこと
じゃないの?
(あなたの主張はわかる。ただ、小熊が読めてないこともわかる。)
絶えられない→堪えられない
役努→役務
解釈学や構造主義を経過して、自分が洗脳されていない
と思い込むのは難しい。
私は普通の国家論者であり、小熊とは政治的立場が異なる。
(
>>298に近いかもしれない)
しかしながら、小熊による戦後民主主義の見直しをキチンと
理解することで、自分の位相も明確になると考える。
相手の言葉で自問自答し、それは理屈だ、しかし・・・という
具合に、自身の洗脳の対象化を行っているわけだ。
>>298が少なくとも小熊の本を読んでいるからと思って
レスしたのであるが、
>丸山真男とかの近代主義者より、「進歩的文化人」と称する
>亜流のマルクス主義者
がっかりした。
法要もあるので敵前逃亡する。
>>310 >賠償に関しては見解の相違。保守派の刷り込みから脱洗脳が必要だ。 その言い分が正当なら、なぜ戦後の保守政権がちゃんとやらないんだ?
だから、賠償代わりにとられたんだよ。
それから、1951年に十四カ国の元捕虜に対して、総額450万ポンドが支払われてる。
言っとくが、当時イギリスの18才の労働者の年収は80ポンドほど。
大体、60年代まで外貨と換算能力のない「円」で賠償を支払ってもしょうがねえだろ。
>小熊の<信頼>はあなたの言うことなんぞ含んでいると思う。
> そうしたことを前提に信頼関係=相互承認の外交努力による国際関係を築くことは賠償問題ひとつとっても大変なこと。
相互承認の外交努力による国際関係が信頼関係というのはお笑い草だ。
他国はみな善人によって構成されているとでも思っているのか?
>日本国の武装強化と自主憲法で対米従属から脱することができ、アジアなんぞ脅しをかけたらなんとかなる、というのが空想的内弁慶主義。甘い。
理屈としては、と括弧付きで書いただろ。
つーか、防衛を依存している状況が、憲法九条を盾にして正当化されているのは事実だろうが。
第一、自分で防衛を行う気概も能力も意志もない国家が、どうやって生き馬を抜く国際社会でタフネゴシエーターで居られるんだ?
>>311 >喪失資産と賠償のシートをいまさら作成しても意味無いよ、経済成長に寄与した云々とは。歴史は不可逆。発想が後ろ向き。
賠償を逃れた、という著者の主張が思いこみだと言ってるだけだろ。
>なんてピントずれまくり。論旨とは関係なく、あなたのアタマの中でどんどん空想が増殖していくんだね。・・・思い込みってそういうことじゃないの?
あのなあ、賠償に関する協定なんてものは、双方に利益があるから結ばれるんだよ。
第一次大戦後のドーズ案によるベルサイユ賠償環の確立を、「誠意がない」と当時のフランスが拒絶したかよ。
>少なくとも小熊の本を読んでいるからと思ってレスしたのであるが・・・ がっかりした。
丸山真男とかの真摯な主張より、大勢のマルクス主義者の声の方が大きかったのは事実だろうが。
それとも何か?
スターリンや文革の礼賛、北朝鮮賛美なんかがもたらした影響は、戦後の思想史ではとるに足らない事なのか?
基礎知識&読解力皆無居士、まだ成仏してませんか。
いい加減気づいて欲しい。
丸山真男は進歩的知識人の親玉なんだが。
小熊の「信頼」はルーマンの借用だ。
賠償の文脈を考えよ。何度も言わせないでほしい。
それに
>>315の主旨なら
>>298の引用が不十分、不正確。
ついでに言えば、なぜ引揚者団体全国連具会がダレス/アチソンに
門前払いにされたのか?49年歴史的調査報告書の思想はなぜ実効性を
持たなかったのか?正当性がないから、という見解もあり得る。
小熊の言い分も(見解の相違はあっても)理屈ではあるだろう。
(全く是認しているわけではない、相応の理屈はあるということ。)
南無阿弥陀仏。
この本は、現在の問題意識から戦後の言説空間をたどり、戦後民主主義の思想を
再構築している。
第11章では、戦後民主主義の提唱者達が賠償に関して関心がなかったことを明らか
にしている。小熊自身が賠償が一切為されなかったと考えているわけではない。
第11章の注1p.895参照。
つまり、補償に関しては戦後のくだらなさに引きづられているのではなく、
小熊が90年代の政治的問題から遡行している。そこで結論のような評価に
なるわけである。小熊の戦後民主主義の限界の指摘がポスコロ的視点であるの
だから、それはそれで理屈が通っている。
だから批判するとすれば、この問題に関する限り、現在から過去を裁断している、
と言えるかもしれない。
>丸山真男は進歩的知識人の親玉なんだが。
丸山真男はマルクス主義者じゃないだろ。
ソ連や毛沢東や北朝鮮への、現実を無視した賛美もしてないし、アジアに対する奇妙な幻想なんか持ってないだろ。
法要が終わって冷静になったんで、修正しておこう。
>>298 >「戦後賠償を逃れて経済成長を達成した」(498p)とあるけどさ、
>日本は結局海外資産を無償で没収されているわけだし。
正しい298
「戦後賠償を逃れて」(498p)とあるけどさ、
日本は結局海外資産を無償で没収されているわけだし。
正しいレス:
「当時の全面講和論はアジアへの賠償という問題を軽視した時点で最終的に
説得力を失い、対米従属が不可避となった」p.895
また海外資産移管する社会党の発言も引用している。p.486
従って、小熊は海外資産の没収や賠償の事実が無かったと言っているのでは
なく、当時の革新勢力や戦後民主主義の思想家が・・・
>>317に続く。
進歩的知識人=マルクス主義者ではない。含近代主義者や市民論者。
これは基礎知識というか・・・西尾幹二先生が「諸君」の小熊批判で
最初に10名列挙している。このひとたちが該当する。
『民国』第5章で「世界」の執筆陣がオールドリベラリストから
世代交代する話があるが、後者が進歩的知識人=丸山真男、大塚久男、
日高六郎、清水郁太郎など。
すみません!清水幾太郎先生。
もうだめ!大塚久雄先生。疲れたんで休むわ。
丸山真男・大塚久雄が日本マルクス主義の講座派の流れに位置することは常識。
スターリン批判を批判した文章も書いているしね。
彼らから「サヨク」と位置づけられるであろう市民運動家
の多くは、むしろ「献身的」といってよい人びとであり、
「自己中心的」などとは遠い存在だ。
(癒しのナショナリズム・184ページ)
小熊氏は、実際サヨクに会いもせずに
勝手にイメージを膨らませている
実情を説明しているのだが
どうだろう
「自己満足的」「独善的」「献身演技至高派」なども少なくないが。
フックノスケッチ
バイオエッシクスの四原則
私:最近の人は丸山真男が進歩的知識人の親玉だった、ってことも知らないん
だね。
妻:無理ないかもしれない。ネットで検索してご覧なさい。進歩的知識人って
反日自虐左翼の代名詞よ。丸山真男≠進歩的知識人と考えるというのは、
小熊英二の本を読んで、丸山の思想を理解しているって事じゃない?
私:そういう考え方があったか。そのうえで思想史の用語としては、と説明
すれば良いわけだね。
妻:そうね。それからおまえは何も知らない、という口の利き方は良くないわね。
単に長く生きているから知ってだけなんだから。訳のわからない用語や人名
をひけらかすのも、いつもの悪い癖よ。
私:一応社会学板なんだけど・・・マルクス主義の影響を受けていると
いうことと、マルクス主義者の違いくらいは識別して貰いたいよ。
妻:みんな左翼≒サヨク=殲滅すべき敵なのよ。ネット言説の情報戦では。
私:・・・。
>>324 P.194ですね。「多くは」が曖昧語。ここだけ抽出すれば、小熊の
アホ、となりそうだがp.193からの記述で読めば、まぁ、レトリックの範囲。
レトリックなだけだよ
あそぼうよ。
>>327 レトリックの範囲とも思います。
ですが、類例の少ない著書だけに
いらぬ批判を招かないためにも神経を使ってほしかった。
潮某は都合のいいところだけ抽出して批判してたから。
>>329 むしろ批判を待っているのでは?
引用部なんかは釣り堀効果を意識して書いていると思います。
進歩的知識人という概念は、冷戦期における反・反共論者以外の意味を持たなかった。
丸山ら戦後啓蒙主義者を「教祖」として戦後ずっと論壇を支配していたが、戦後啓蒙主義自体は、小熊の書く通り六十年代以降には退潮していた。
進歩的知識人が反日自虐左翼であるという固定観念は、彼らがソ連の崩壊と共に影響力を消失せざるを得なかった事に起因するだろう。
丸山も、ソ連については甘いところがあった。
だが、何故進歩的知識人は、ソ連や中国、北朝鮮の動向と運命を共にする羽目に陥ってしまったのか?
現実と乖離した自らの願望を事実と混同し、幻想のユートピアを他国に求める傾向は、ことに進歩的知識人に顕著だった。
小熊は、「戦後思想」の弱点の一つとして、彼らは言語化出来ない体験を基盤としており、自らの願望を「社会主義」といった言葉に託せざるを得なかった
事を挙げている。多分、ソ連や中国や北朝鮮も彼らの「だし」にされたのだろう。
しかしそれは、農村の疲弊を知る戦前の青年将校や革新右翼が、貧困克服の成功例として「ナチス・ドイツ」を理想としていた事と、
何が違うのか。
戦後知識人たちが「言語化出来ないもの」の共有を求めたのは、枢軸国のナショナリズムが「祖国の血と土」という抽象概念への服従を国民に求めるのと
変わらない行為だったのではないか?
小熊が戦後思想に与えた一定の評価を、私は肯定出来ない。
戦後繰り返し言われた「自立した個人の連帯」を形成する試みの失敗と挫折と錯誤の物語を、小熊は見事に退屈で冗長な本にまとめた。
第一章で、恣意的な史料選びで姿を現した戦時中の「雰囲気」は、形を変えて戦後に見事に継承されていた。
太宰治が1946年に書いた「返事」には、「うるさい時代が過ぎて、二、三日、ほつとしたと思つたら、また、うるさい時代がやつて來ました」
「あの右翼のやつかい以前の左翼のやつかい時代が、また來るのかしら」
などと書かれている。
思えば、「進歩的」な戦後知識人達が、「言語を絶する」体験から生じた願望を、願望とは程遠い「外国」に託したり、
既存のイデオロギー用語の無理矢理な読み替えで語ろうとすれば、いずれは破綻する事など目に見えていた。
同じ世代ですら、彼らの心情を共有しているとは限らなかった。
歴史学者の尾鍋輝彦は、敗戦の二日後に成城高校の生徒に次のように語っている。
「この戦争は第一次世界大戦と同じく帝国主義戦争だった。もう日本はおしまいだとがっかりしている人が多いが、
将来のことについては、第一次大戦後のドイツの運命を参考にするとよい。
世界資本主義体制の一環である日本が混乱におちいって、社会主義革命がおきたら、米英もこまる。
だから、負けてもたいしたことにならない。」
同世代ですら共有していないかもしれない「心情」を、どうやって後の世代と共有するつもりだったのか。
300万の死者の意味や「国益」「明治」「愛国心」などの言葉が、全て保守派に奪われ、「インド」「スイス」「コスタリカ」や共産圏の国々に対する願望の投影は嘲弄され(当然だが)、
「個の連帯」の試みは、悉く失敗して個人は容易に運動の中に埋没した。
小熊がシニカルに、そして好意を以て描き出した戦後知識人たちの軌跡は、むしろ徹底的に反省し批判すべき対象でしかないのではないか?
ちょっといまキチンとしたレス付ける余裕がないが、
小熊の本を読んで→戦後知識人について自分なりの咀嚼をして→
自分の問題意識をぶつける(実際は逆だろうけど、表現上)
プロセスがわかる。期待しています。
民族なんて思いこみ,生物で言えばみなホモサピエンス
と言うわけにはなぜかいかない訳だから,適当な歴史をでっち上げなければならないと。
で,その歴史は嘘っぱちだよーと言うのは苦労するけど指摘することは可能。
だけどそのうそ歴史が何故必要なのかってのが書かれないと面白くない。
うそ歴史の対象が、「自分たちの共同体」の歴史なら、まだ議論の余地があるけど。
ソビエトや中共や北朝鮮を、理想化する為にでっち上げをしたなら、相手にされなくなるのは必然的な結果かと。
「自分たちの共同体」の歴史って作る会ですか?
司馬遼太郎とか。
作る会も最初のころ司馬史観とか言ってたね。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
もし司馬遼太郎が生きてて、作る会が
「司馬史観」とか言ってるのをみたら激怒しそうだ。
司馬遼太郎って、林房雄の「大東亜戦争肯定論」に結構好意的じゃなかったっけ?
あげ荒らしがいるので一度あげ。
>>344 あんまりくわしくないけど、太平洋戦争については侵略戦争、
悪い戦争だったというのがいわゆる司馬史観らしい。
へぼい戦車に乗せられて酷い目に合ったんだっけ。
その性で坂の上の雲では,乃木に自分がいた陸軍を重ね合わせてぼろくそに書くと。
でー結論は「銃・病原菌・鉄」の参考事例を日本にして教科書作れと。
種子島に鉄砲が渡ってきてから数十年で世界トップの銃国家になったとか。
日本にある繊維から木綿が伝わった理化学繊維が伝わることによる服の変遷とか。
ドイツと、ポーランド・フランスなんかの関係みたいに、お互いの歴史観を討論で批評しあって教科書が出来ればいいと思うけど、東アジアでは無理そうだな。
韓国の国旗は、日本の貴族院議員になった親日派の朴泳孝がつくったとか、戦後しばらく中国の工業を支えたのは、
満州国時代に日本が残したインフラだったとか、そんなちょっとした事実でもナショナリズムの衝突が起こって収拾がつかなくなりそうだ。
小熊が雑誌のインタビューで、「『民主の愛国』をきれいに終わらせる為に、わざと新左翼や連合赤軍の事を書かなかった」
みたいな事を書いていたが、そういう態度は研究者としてどうかと思う。
小田実や鶴見俊輔に甘い記述だというのも自覚しているみたいだし。
安保闘争がまともに総括もされていないのに、「日本にも六十年安保みたいなすごい社会運動があったんだ」と学生が言った事に対して、
悦に入っているのも違和感があったが…。
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諸君の西尾幹二以外で、民国に対するまとまった批判ってなんかあった?
意外と目につかないもんで・・・
>>353 当然といえば当然だけどこの本には右翼の少なからぬ支持がある一方
左翼にとっては読んでいてなんかすごく恥ずかしくなってくるものがある。
忘れてしまいたい過去を暴かれたというような。
右も左も賛否を明確にしずらい本なんだよな。しかし無視することも
しずらい。
なんやかんやいっていい仕事を小熊はやったと思うよ。
朝生に姜尚中が出てるんだけど、何となく『<民主>と<愛国>』から結構影響を受けてるような気がする。
昔は「ナショナリズムは心の病気だ」とか言う人だったのに、六十年安保に関しても「単なる反米じゃない」とか言ったり、
戦後左翼の「反米愛国」を評価しているような口振りになってる。
あぼーん
>>355 姜尚中本人が「反米愛国」の人ですから。
その「愛国」の対象は、言うまでもなく北朝鮮ですが。
民族と国は違うぞ
360 :
名無しさん:03/08/31 19:02
>>355 姜尚中と小熊英二の対談があるよ。集英社のPR誌「青春と読書」のバックナンバーを参照のこと。
田中英道(つくる会現会長)による『〈癒し〉のナショナリズム』評
「日本の若い知識人の退廃」、『正論』10月号
==========================================
アメリカ学界の左派から生まれた「カル・スタ」があつかう研究が、ブルジョワや
知的エリートのための文化ではなく、つまり「高級な」文学作品や芸術表現ではなく、
もっと大衆的で通俗的な文化テクストをその対象にしており、その内容を示すもの
なのだ。つまり「つくる会」が、大衆的で通俗的な運動であることを指摘したいのだ。
==========================================
カルスタもおバカだとは思うが、やっぱりバカ度という点ではウヨのほうが
一枚上手のようだな。
小熊と宮台は友達?
たしか昔からの知り合いで、家も近所って言ってたような。
526 :文責・名無しさん :03/09/04 23:01 ID:ife/2SFR
>>519 小熊英二は北朝鮮の犬であることを隠しているのに、こいつら金豚ポチって、
ばらしていいのか?(藁
せっかく、人目に付かない朝鮮新報に高いギャラもらった事内緒にしてるのに。
小熊英二は、じつは、子犬だった!!(大藁
小熊英二は朝鮮人に食わせてもらっている飼い犬(藁
今日の朝日新聞にインタビュー載ってたね
アホでチョンで売国奴サヨの小熊にはアカヒがお似合いだな(www
早く北チョンカエーレ(wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんつーか、病んでるなアンタ・・・
小熊が、お前の望む通りに北チョンに行っても
お前はちっとも救われないんだよね。
こういうバカなマジレスは社会学板ではやめてくれよ
少なくとも「学」なんだから
>>368 極東板という隔離板があるんだからさ、こっちにわざわざ出張しにくるなよ。
>>366 >たしか昔からの知り合いで、家も近所って言ってたような。
どっちがそう言ってたの?ソース、分かります?
確かに左翼は「正常」で「個人主義的でなく」、「集団で決して行動しない」
ことは学問的に立証されているよ。
>>374 最近の丸激で視聴者からの小熊とカンをゲスト迎えて、
というメールを神保さんが読み上た後、
宮台さんがそのような事を言った。
>>376 レス、ありがとうございます。
意外ですね。よかったら、もうちょっとどんなことを言っていたか教えて
下さいませんか?
>376
自分もそれ、興味あります
良ければもう少し、お願いします
われながらミーハーですが・・・
丸激 2003年8月8日収録 PART2
神保>視聴者からのメールで、宮台さんの番組で言及されている小熊英二さんをゲストに・・・
宮台>小熊英二さんはですね、僕と随分若い頃から知り合いで、家も近くてですね、
下北沢で飯食ってるとよく会うんですね。呼ぶことは非常に簡単だと思います。
神保>じゃあ、ちょっとそれを懸案としましょう。
>>379 さらに、感謝。ありがとうございました。
>379
ありがとうございます。
人に小熊氏の本を紹介する時、宮台みたいなポジションの人って言う事が多いんですが
(自分でもこれはどうかと思いますが)、ご本人も知り合いなんですね。
おふたりの戸トーク聞いてみたいです。
InterCommunicationで小熊英二が仲里効って人と「沖縄」をテーマに対談してるよ。
383 :
名無しさん:03/09/14 07:58
自分はISDNだからなぁ。
小熊英字はたいして宮台のこと評価してないだろ。
sfc生で小熊の「ヴィジョンと社会システム」
取ったことのある奴なら分かると思うけど、
その授業のシラバスで社会学って言うのは
はやりすたりの激しい学問で、
何年か前ブルセラを社会学するみたいなのがはやったけど、
今ではもう見る影もないみたいなこと書いてた。
386 :
名無しさん:03/09/14 15:07
そういうポジションの人にとってはよく「沖縄」がテーマになる。
わたしもそういうポジション。w
388 :
名無しさん:03/09/14 22:33
宮台だってブルセラがずっと評価されるなんて思ってないでしょ
言いたい事を言う道具として使っただけで、今は別の道具を使ってるだろうし
そういうポジション。。。
このひとはまだ学問やってるんだっけか?
ここも宮台スレ化かよ
ふんふーん
そういう観点からみると沖縄社会学なわけか・・
『民国』今さら読み始めたけど確かに面白いなあ
手法はいつもの通りひとつのテーマと大量論証だけども切り方は新しいし
自分の研究とかかわるからということも大きいけど
そんなに面白いか?
事典代わりには使えるかもしれないが、正直、一度読んだら二度と読む気がしなかったな。
『単一民族神話の起源』や『<日本人>の境界』は何度も読み直したんだけど。
小熊英二の考える「保守勢力」とかも、具体的に一体どういう人々を指しているのか見当もつかない。
まさか野中・宮沢・中曽根を同じ「保守」と捉えているわけでもないだろうし。
ちょっと「陣営」にこだわり過ぎているのが鼻について、読んでるとうんざりしてくる。
いいですねえ社会学者は…
民主と愛国は色々と批判もあるようだけど、
それ以前に佐伯啓思や加藤典祥なんて連中のレベルがどうしようもなく低いから、
結局相対的価値が高いんだよな。
また、この本の欠点と言われているような所も、
そんなレベルの低い連中を党派的に意識しすぎのとこにある。
(癒しのナショナリズムは民主と愛国を楽しく読んだ俺でも、
いや、民主と愛国を熟読したからこそ似たような主張で済ませた「お手軽感」にガッカリした)
浅田や宮台みたいに相手の無学をバッサリ切り捨てる、
ある意味相手に依存した論評をダラダラと繰り返してほしくはない。
レベルの低い信者とアンチを大量生産するだけだから。
社会学者の目つきって、何でみんなあんな風なの?
ミヤダイにしろ、コグマにしろ・・・。
「冷静を装いつつ、充血している・・・」って感じだよ。
週刊誌の表紙はちょっと勘弁して欲しい。
>>399 「アエラ」だったかな?俺も見た。
電車の中吊りでかなりのインパクトだ。幽霊かと思った。
おいおいこいつらに人間性を求めるなよwかわいそうだろ
>>401 この人有名なの?社会学専攻だけど知らなかった。
かなりモテなさそう。
朝日の仕事が多い学者なの?
こういう顔だったのか。
大変だっただろう。
勉強以外ではどんな学生時代をすごしてきたのかな?
何か運動にかかわってたのかな?
>>399 わかってないな。
宮台とか小熊の屈折したような顔つきがいいんじゃないか。
『<民主>と<愛国>』は、「60年安保闘争」をフランス革命に見立てて、
左翼にとって恍惚のビジョンにして見果てぬ夢でもある「群集蜂起」へと至る
過程(結局、「蜂起には至らず」だったけど)を準備した、とっても健全な啓蒙
思想家たちの戦後精神史を扱った百科全書派的な本だと思ったけど、「70年安
保闘争」の内ゲバにテロルというドロドログチャグチャした部分を総括しない
まんまで、『<癒し>のナショナリズム』で「本当の左翼とは〜」なんて語るなよ
って思ったね。
隠蔽された何やら神秘的でクラクラするようなものの存在を匂わせるだけで、
等身大で語らず神格化するなんてのは、単なる天皇制の陰画じゃないかと思う。
今週アエラのカバー、深津絵里だったね。
きょう、大様のブランチに出てたよー。。。
>>409 ぼくは、アエラ見るけど、読売ウィークリーの方が堅実なんじゃないかなぁ??
411 :
◆7O.fRXN/PM :03/10/11 21:39
>>408 小熊自身が「民主と愛国」で運動や思想の批判的総括をしない事により、
右派からの「一方的」「暴露的」攻撃に晒される事を問題にしてたのにね(第9章の注1より)。
「批判的総括」をも掲げながら、明らかに「再評価」に偏っている、という批判は免れないでしょう。
「本とコンピューター」でも表紙になってたけど
実は出たがり?
>>408 「左翼」の定義が曖昧。ロマン主義に右左もない。
>>411 総括なんて糸圭世代にまかせておけばよい。
糸圭世代の総括ってなんだ?
>>410 今週のアエラ書店行っても、避けたかも
でも、定期購読してるから。。。
>>413うん。糸圭世代にまかせておけばいいよ、なんのことだか知らないけど。。。
だけど、上野千鶴子もスガ世代(w
だぜ。
>>408 「<民主>と<愛国>」を読むかぎりでは
60年と70年の安保闘争の担い手は質的に異なっており
そこには断絶があった、と理解しましたが。
小熊が70年安保に冷淡、というよりは
記述が困難なのでは?
全共闘という組織そのものが
多数の島宇宙化した運動が離合集散を繰り返していたので
当時ですら、ほとんど誰も全体を把握している人がいない、
という状況だったようです。
私の父母によれば。
つまり現時点からの総括?はなかなか難しいのではないでしょうか。
いや別に全体を把握しなくても「記述」はできるし、論理実証主義者でもなければ
普通に書けばいいじゃん。まあ完璧にこだわりすぎる人なんだろうなあとは
思うが
しかし、完璧にこだわっているわりには、
丸山真男や大塚久雄の戦争責任を免罪するための論証に、
何の実証性もないな。
ここは、かなり肝心なところのはず。
コシュマンや中野敏男に対すて反駁になっていない。
>>418 全共闘はもう戦争体験を持たない世代に担われていたから、
その総括を小熊がバッサリ切り捨てたのはわかる。
>>420 >丸山真男や大塚久雄の戦争責任を免罪するための論証に、何の実証性もないな。
免罪する論証そのものがないのではないでしょうか?
>>419 完璧なんて関係ない。小熊の視点からは60年安保の市民派は
戦後思想の系譜であり、新左翼や全共闘は異なるだけの話。
仏革命なぞらえ論は50年代後期からの社会的変化を無視してる。
近代主義者や市民派は社会主義革命をめざす連中とは違うのに、
戦後期には容共同伴者だった。小熊の目論見は戦後の時代的制約や
冷戦思考からかれらの志向をリベラリズムの可能性として救出する
ことじゃないのか?
ウヨサヨの偏見を捨てて読めば、ぶっちゃけた話、小熊が再構成する
(第一次)戦後民主主義がめざしていたことは、佐伯や加藤の目論み、
というか小沢一郎とかわらん。大衆嫌悪なんか西部と同じ。
占領軍に付与されたシステムを共和的スタンスで主体的に捉え返さねば
ならない、ってことだからな。国家の独立と主体の確立・・・。
それが自らの戦争責任の自意識過剰な負い目から冷戦的志向にハマリ
(無謬性信仰)、単なる言論レベルの批判勢力になっていった。
戦後思想と戦前回帰をどちらも無効にしたのは、市民ならぬ大衆の欲望
を汲み上げたグローバルな資本主義システム、高度情報資本主義。
(周回遅れの)近代化論はこれの対抗思想たりえなかった。
アメリカ一辺倒の軍事外交路線から日本国の主体性を回復しようとする
企てが未だに有効であるならば、戦後思想の挫折を再検討するのも
無意味じゃ無かろう、とも思えないが。
形骸化した戦後民主主義から本来のそれを救おうという疎外論的発想は
話のネタ以上にはならない。
自己申告しておく。
>>423-427は同一人物。
彼は小熊の本を推奨しながらも、ナツメロは無効だと考えている。
どうやら文脈依存症患者がいるようですね。では問題です。
1.小熊の文脈とは何か三行以内で述べよ。
2.小熊の文脈そのものに問題はないか、あるないを最初に明記した上で、その
理由を五行以内で述べよ。
>>429 423-427読んでわからんヤツにこれ以上説明しても同じ(w
>>420 コシュマンや中野は戦争責任論ではないだろ〜。
総力戦思想が国民主義の源泉であったとしても、近代化論者
としてはわからないでもない。丸山等がなぜ容共に傾いたか
という論拠にもなる。
アレントなど参照する小熊はその指摘は是認しつつ、丸山等に
対しては時代の制約としているのでは?
総力戦の合理的遂行を主張する「憂国の士」は、(だからこそ)
非合理な超国家主義を批判する。
事実どうであったかはともかく、筋はとおっている。
>>420の言いたいことを自己流に敷衍すれば、そのような丸山のスタンスは
戦後も変わらなかった・・・そして非合理な大衆主導の消費資本主義に
またしても敗退した。それは戦前と戦後の連続性に留意しなかったからである。
>>431 説明できない奴に限ってそういうんだよww
>>428 自己申告なのに、「彼」?文脈がどうとかいう以前に日本語になっていないね。
>>435 おまえ、レトリックという言葉知ってる?
>>434 なにもわからん、読めない奴に限ってそういうんだよwww
社会学事典は一応引いてみたんですが、ナツメロってどういう意味なんでしょうか?
何かの略語でしょうか。つづりが分からないので原義にあたれません。どなたか教
えて下さい。
>>435 単なるタイプミスでしょ(「俺」を「彼」)”レトリック”なら、いただけないけどね。
>>438>>439 単なるちょっかいはやめれ。
タイプミスじゃないよ。深夜に寝ぼけながら読んでるヒトへの異化作用。
いただけなくても結構。
441 :
名無しさん:03/10/14 16:54
小熊が丸山等の戦争責任を免責するも何も、そのような認識自体無い。
この本がめざしているのは過去を裁くことではなく、戦後思想の発生時点に
立ち返って、その多義性を勘案することなのだから。
「丸山や大塚の思想は、戦争体験から生まれた『真の愛国』という心情の
もとに、多くの矛盾する理念が束ねられていた」p.103
小熊は総力戦論や40年代論を知ってるわけだから、総力戦を戦うための
民主主義とか、統制下の頽廃とか布石を打ってある。丸山等のコミットも
その主張も当時の知識人の意識では当然だという流れ。
(最近では松本健一の丸山ナショナリスト論も屈折しているな)
第5章では戦争責任なんか問われる筋合いのない丸山等が倫理的責任感から
悔恨共同体を形成したと記している。丸山等の総力戦合理化論が抵抗だった
としても無効で、そのことへの反省を彼ら自身が自覚していた。
(だから彼らの戦争責任を論じるな、と言うのではない)
>>441 ありがとうございました。急に出てきていたので、マゴつきました。
>>401 この写真良くない気がする。。
講義受けてるときはこういう感じじゃなく、カッコイイような。
小熊が太ったら、太熊だろ(藁)
小熊の「産経は朝日の寄生虫」という発言はあまり新味がない。というか
そんなこと誰でも知ってるし。
小熊の「朝日は中共の犬、北朝鮮の犬」という発言はあまり新味がない。というか
そんなこと誰でも知ってるし。
毎日は創価の犬で読売はナベツネの犬で産経は朝日の寄生虫だけど
朝日だけは正しいというのが小熊さんの意見
>>449 聖教新聞の印刷を毎日新聞が請け負っているという話ばかりが
有名になっているけれど、読売は公明新聞の印刷、朝日・産経、
それから静岡新聞なども、公明新聞や聖教新聞の印刷をやっている。
要するに、毎日に限らず、すべての大手マスコミは創価学会の侵食を
受けているので、この点で毎日ばかりを批判するのは片手落ちでっせ。
おまえらつまらん
『諸君』12月号は、さすがに同情した。
>>456 大月にケチョンケチョンに叩かれてた。
正論だが。
単純に言うと、「偏差値教育によって育まれたキモさ」を「顔(というか貌)」から論評していた。
宮台とかと一緒に。
>>399からのレスの流れとほぼ同等の内容。
>
>>399からのレスの流れとほぼ同等の内容。
大月さん、このスレ見てるのか。
顔がキモイのは偏差値教育のせいじゃないでしょ。
大月さんおかしいよ。
顔は生まれつきだと思うが。
正論HPはじめて見たがさかもと未明も書いてるんだね
大月さん、自分のカオはキモクないつもりかね?
大月さんの東大コンプレックスは相変わらずだな
脆弱さを髭と眼鏡で誤魔化してるのがミエミエだものね
更に、取り巻きの毒島こと安芸とか中宮とかは
痛々しい位、酷いよ。
結局また自分の事書いてるね。
懲りないバカ。
465 :
名無しさん:03/11/04 12:03
>>458 2ちゃんをコピペして売文か。おめでてーなw
>>465 いや、そこまで同じではない(w
ただ、「小熊や宮台の風貌はなんかおかしい!」という話。
>>466 理屈で勝てないからってねぇ・・・
こんなの書いてるから
「最近の編集者は俺を馬鹿にしてる」なんて
被害妄想が益々現実化するわな。
合掌。
風貌がキモイのはみんなわかってるし。
合掌。
なんか、
前半の風貌云々の所、
ちょっとナンシー関きどりじゃなかった?
遠く及ばないのだが。
合掌。
なんだ?いつの間にか大月のアンチスレになったのか?
>「小熊や宮台の風貌はなんかおかしい!」
すでにわかってることだろう。
大月って人はそんなにイケメンなんですか?
諸君!立ち読みしてきた。
「学者」の書いた文であれほど無内容なものを私は今まで
読んだことがない。
この大月某ってのは「学者」としての実績はあるのかね。
たとえ「学者」としての実績がなくても、話が面白ければまだ
許せる。しかし、ナンシー関との対談形式の共著でも大月の発言は
ナンシー関の格調高い批判精神には及びもせず、全く邪魔なだけであった。
きっと、諸君!の編集者が誰でもいいから小熊批判させようってことで、
使いやすい大月某を使った、ってとこか。
>単純に言うと、「偏差値教育によって育まれたキモさ」を「顔(というか貌)」から論評していた。
>宮台とかと一緒に。
すげー面白そうだ。学者が論壇誌に書いてると思うともっと面白そうだ。
明日よんでこよ
大月みやこ最高!!
大月某の拙い文章なんか掲載してると諸君の名が廃れてしまう
>>475 大月某が小熊を批判している文章について感想を述べるのに、
なぜ、大月某のことについてあれこれ調べなきゃならんのだ。
その「批判」が意味があるか、無内容なものか、判断はそれだけで、よろしい。
もちろん、大月某が雑誌で「学者」としての成果を発表し、それについて
「叩く」のならば、彼のこれまでの研究成果を「調べる」必要があろうがな。
逆にいえば、大月某が「学者」として小熊を「叩く」のならば、小熊の研究成果を
「調べてから叩く」必要があるわけだが・・・。あとは諸君を読め。
>>478 取り巻きの文章は更に酷い。
ゆとり教育批判の中に載せるなら
先に自分の舎弟に物書きの基本をレクチャーしてやれ。
「優等生」の宮台や小熊が「上祐」なら、
その「優等生」への妬み全開の大月は「麻原」か「宅間」だな。
本人は気付いているんだろうか。
もっとマシな学者を妬めばいいのに。
サルは略奪や、強姦にあこがれる。
それが、男らしさであると勘違いしている。
結果生まれてくるのはサルである。
なぜか、劣性遺伝子が受け継がれるから。
大月なんたらって漫画家じゃなかったの?
漫画夜話にでてるけど。
大月はBS漫画夜話にでてるけど元民俗学者
現駄文屋
491 :
名無しさん:03/11/06 09:37
>>483 ワラタ
というかアップはさすがにきついですね
印象で拒否反応示すより、冷静に読んだ方がいいぞ>諸君論文
単なる中傷や僻みとしか読めない香具師はそっちの方が問題かと。
未だにこんなハッタリ駄文に騙されてる奴が居るとは・・・
「俺はお前らとは違う、凄いんだぜ」って10年以上もこればっかり。
「90年代のカス」「単なる馬鹿」「お前こそ大丈夫か」で事足りる。
>>492 きみも大月の駄文を冷静に読んだってなら、その節々に現われている
「論壇」やらアカデミズムやらへの未練と執着心と自己否定が読み取れなきゃ駄目だよ。
大月は人のことを批評しているようでいて、結局自分に言い聞かせるように
書いてるだけなんだから。
>>494 ???よくわからないな。
むしろそういう風に読むあなたの心象の問題のような気がするよ。
久しぶりにのぞいて見たら、
大月スレになってるのでビックラこいたw。
肝心の『諸君』読んでないんだが、
まあ外語大で一応教官やってた頃の大月知ってる漏れからすれば、
ヤシが小熊を妬むのは心情面でよく理解できるな。いやいや(藁藁
>>495 さすがだねその鈍感さ。
わざわざ金払って競馬ネタなんて誰が読みたい?
という想像力すら働かない御大の信奉者だものね。
最底辺のサイバッチすらリストラの危機とは
底無しの落ちぶれようですな。
僻みの次は信者呼ばわりか、おめでてえな。
まあ、過疎の社会学板じゃこんなもんか(w
まあまあ、
>>498くんの解釈も聞こうじゃないか。
我々の方が間違っていないとは限らないのだから。
ではどうぞ。
>>500 朝鮮新報?
そこまでいっちゃったか・・・。
南無・・・。
やっぱこういうネタに戻るのかww。
>>500-502のように。もう少し工夫してくれ。。。
小熊センセも、癒しのナショナリズムなんて出さなきゃ良かったのに。
すっかり有名人化しちゃってるしw
504 :
校長が強盗:03/11/09 17:32
んで、清水幾多郎本はいつ出るの?
506 :
名無しさん:03/11/11 17:29
>>505 版元の御茶の水書房に問い合わせてみるとか
http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/yasue-ryousuke.htm 朝鮮新報からの引用
「安江さんは、日本の反動化と日本のジャーナリズムの中の歪んだ朝鮮観の
台頭に警鐘を鳴らし続けた。とりわけ共和国バッシングが吹き荒れる
マスコミの現状を見る時、安江さんの歩んだ苦難は並大抵ではなかった。」
安江が植民地支配の贖罪意識と冷戦思考から、国交が無く仇役にされる
キタを代弁したことは、その世代の知識人の在り方としてそれなりに
理解できることだ。引用部分が全く見当違いだとは言い切れないだろう?
キタが非同盟諸国の輝ける旗手だった時代もあったわけだし、政治的言説は
常に対抗言説との絡みで咀嚼しなければならない。(オレは立場が違うけど、
違う立場もそれなりに認めるのだ=キタ的発想じゃないからな。)
現在のキタを批判することと、キタに関する過去の言説を後追いで
なんだかんだ言うこととは識別した方が良いね。佐藤みたいに自己批判
すればリセットというのもなんだかおかしいだろ。
ま、商売(ノルマ)でやってるなら何を言ってもムダだけど。
小熊の世代にくだらない言いがかりを付けても意味無いよ。
________________________________
ウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロウシロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/! ,.::'::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::|
,.イ | /::::::::::::;: ‐''"´ ̄ ̄``'、ヾヽ ,,.. `''‐、_::::::::|
/::| レ':::::::::::/ ___. ゙、、_ノ7/,/::(_ ,. -‐''"::::i
,'!::::! ヽ:::::::/ ,.ィ':::::::::::゙,``'i、;;;;ノノハ;__::::`‐...,,_', \::::::::::/
.!|::::::゙, \ / !::::::::::::i. |/ /ヘ''' '=、-、ヽ ヽ:;ノ、
l l::::::::ヽ `''‐-r'′ l:::::::::::::| l7 /  ̄ /rへ,i
.i '、:::::::::\ | |:::::::::::::| ! _,.` /f i } ||.
゙, ヽ::::::::::::`ヽ.、_,l !::::::::::::;' / `トヽ ̄ /ィ ノ ,.ノ
ヽ \:::::::::::::::::::/ /:::::::::::// ノ/ニニ二ヽ /、_,.r'"
\ `ヽ:、:::/ /:::::::::::/ /_`` 'ゝヽ /
` 、,../ ,/::::::::;:∠-‐'′ ``'ー-‐'゙` ,. /
` ‐-;-'--‐ <. ヽ、 ,.. - '" /
__ ,,.. -─一¬ヾ´ヽ、;;;;;;;;;;;``;;;.、 `''ー---‐ ''"´ /ヽ、
このレスを見た人間は十三日以内に死にます。
※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。
それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です
ごめんなさい。死にたくないんです。
________________________________
ノロウノロウノロウ呪ウノロウノロウノロウノロウ呪イノロウノロウノロウノロウ呪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「諸君」読んだけど別宝のバカ女シリーズと同じで
読んでいけばいくほど批判しているようで批判している方が
哀れに思えてくる不思議な内容でした。
元全共闘の連中は『<民主>と<愛国>』を読め!!
リサイクル
513 :
名無しさん:03/11/18 19:52
元全共闘の佐伯啓思は『<民主>と<愛国>』について何か言ったかな?
515 :
名無しさん:03/11/19 18:38
http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/yasue-ryousuke.htm 安江氏は<戦後、新しい道を歩んできたはずの日本に、なぜ、このような反動的な政治が復活するのだろうか>
と思っていたそうであるが、戦後、新しい道を歩んできたはずの朝鮮に、
なぜ、「世襲制の社会主義」のような反動的な政治が復活するのだろうか、と考えたことはなかったのだろうか。
<南で獄中生活を送る政治犯の家族から「雑誌『世界』を生きる支えにしています」と声をかけられた時に、
安江さんは溢れる涙を拭おうとしなかった>ということであるが、
北で獄中生活を送り、処刑されていった桁違いの人数の人々に流す涙はなかったのだろうか。
推定無罪で検索していって小熊さんのページでこれみて唖然としたよ。
一番わかってねえのあんたじゃねえかって・・
>プリザンプション
すべての論証は現存するものによる象徴的な根拠 (ground) によって行な
われます。そしてプリザンプションとは論争においてどちらが先に論証を行
なうかを特定するための用語なのです。 人工的なプリザンプションは(ア
メリカの)法制度から来たものです。つまり推定無罪とは、社会的に受け入
れられている慣習によって独断で決められたものでしかないのです。実際、
フランスでは逆に、無罪であると証明されるまでは有罪であるという仮定が
なされます。自然なプリザンプションとは、自然の秩序の観察から来るもの
です。変革を求める者は、単にそれが今存在しているからという理由で、プ
リザンプションを相手に与えるのです。未知の戦場に打って出るよりも、要
塞に籠った方が安全だという考えと同じです。繰り返しますが、自然なプリ
ザンプションとは私たちの周りの世界を反映したものなのです。プリザンプ
ションは、聴衆が何を受け入れているのかを示しているのだと仮定し、論証
するかの参考なのです。逆に言えば、聴衆によってプリザンプションは変わ
ります。
うわ、ここでもまた(ナツ)かよ プププププ
>>520 おまけのとこにあったよ。学生(ちなみに生徒は小中高生をさすです・・細かい
ことですが・・)のじゃなくて翻訳(というか意訳、日本の事例に変えてあるし)
だよ。小熊さんも原文にあたってくれって言っててそうしたいけど高い・・
ちなみにHPではAdovovavy ってなってるけど(??? 本文では正しいけど)
Advocacyであってるよね? なんか間違えようのないまちがえのような気も・・
523 :
◆K8EfEbyWG6 :03/11/21 06:16
>>510 そうかねえ。最高に面白かったぞ。
バカ女シリーズも読んでて痛快だったぞ。
>>514 佐伯啓思は、全共闘から統一協会へ転向したんですか?
生粋のアホですね
526 :
rich small bear:03/12/11 18:08
大仏次郎賞ゲットしちゃったぜぃ。
おまいら貧乏人には悪いけどすっかりブルジョワになっちゃったよ。イッヒッヒ。
もともと二世じゃん
岩波社員だったことで自明
驚きは少ない
200萬ゲットおめ☆
てか、民主と愛国まだ読んでないよ…。
6000円、もとはとらないと。
>>526 これで名実共に朝日文化人の仲間入りだね。これから一生食うに困らないよ。
朝日岩波TBS
しかし(ナツ)はオグマ掲示板といいはてなダイアリーといい
オグマオグマとうざいな。
田舎の年寄りは引っ込んでな。
二世って、誰が?
そもそも岩波にいて、朝日・岩波文化人を製造する側にいたしね。
ステイタス低いからって僻むなよ。
扶桑社工作員。
>>536 さすがに小熊ゼミで鍛えられただけある、根拠性のある論理だな。
538 :
根拠性のある論理:03/12/13 21:56
>>537 さすがに2ちゃんで鍛えられただけある、美しい日本語だな。
>(ナツ)
# morimori_68 『無頼漢を気取るのは大月隆寛もそうですね。伝聞ですが、
小熊英二は「民俗学の批判から前に進めなかった人かもしれない」と評した
とか。そこまで言ったらかわいそうじゃないか。と、僕でさえ思うのですか
ら、ご本人が相当に傷ついたことは想像に難くないわけです。その意趣返しが
「諸君」の記事となって現れたのかもしれません。』
公式BBSでの情報を左から右にコピペして「伝聞ですが」もねぇもんだ。
あんたの日記読まなくても、他の日記にいろいろと毒にも薬にもならない
小熊ネタのコメント投稿してるからイヤでも目に入るんだYO(w
(ナツ)の日記、このスレに言及した箇所、削除されたねw
>ご本人が相当に傷ついたことは想像に難くないわけです
大月が、<「民俗学の批判から前に進めなかった人かもしれない」と評した>のを
絶対に目にしただろうと思いこんでるな。妄想だw
あとあんたの日記にある小熊の文章、引用の要件を満たしてないから
引用とは認められないよ。
引用の要件ってなんだよ(w
出版前提か???
遅レスだが、清水幾太郎論クダラネー、
清水の自伝を、後からなぞっただけ。
天野恵一(本の万引きで捕まった古本屋のオヤジ)
のイクタロー論の30年後に出たにもかかわらず、
それを一歩も出てないばかりか、微温化してるだけ。
こいつの本に論理はないからな
「調べますた」の勝利。
そこだけは確かにすごい。
>541
>引用の要件ってなんだよ(w
ああ、社会学板に、大学でレポートや論文書いたことが【一度もない人】が
いるとは思わなかった。すまんすまん。
普通はこの三つ。
1−本文が「主」、引用部が「従」であることが明らかになっている。
つまりただのコピペは引用とは認められない。それは無断転載。
2−引用元の明示
3−批評や報道など、公正な慣行に合致するものであること。
>こいつの本に論理はないからな
なにを取り上げるか選択し、あのような形で配列したこと自体に
「論理」はある。つーか「論理」ナシで本は書けない。
あとインタビューを読むに、賞をもらっても自身のオリジナリティが
評価されたとは考えておらず、あくまで研究対象に価値があると
考えている人のようだ。
はてなダイアリーのキーワード検索で小熊を検索してみたら
いたるところにそのmorimori_68がいて無内容なコメントを
つけまくっているんだけど。
なにこいつ? 粘着?
小熊英二がこれだけ恥ずかしくてやっていられるということは、専門分野では有用
だが、一般読者にとってどーでもいい分野しか扱っていないことを意味する。つま
り、小熊が扱ったテーマは、無視していいリストに入れていい、ということだ。そ
の意味でありがたい存在だ。
来年度のゼミの履修課題は確定したんだろうか?課題図書読ませて発表させるみたいだけど。力はつくの?
鶴見俊輔×上野千鶴子×小熊英二『戦争が遺したもの』
(新曜社 2800円税別) 3月上旬発売予定
◆鶴見俊輔氏がすべてを語る!◆
『〈民主〉と〈愛国〉』で読書界の話題をさらった小熊氏が、今回はあの上
野千鶴子氏をさそって、戦後思想界の大御所・鶴見俊輔氏に、戦争体験を軸
に戦中から戦後にかけての経験をお聞きします。戦時中の捕虜虐殺、慰安婦
問題、戦後の『思想の科学』時代、「転向」研究、安保闘争、ベ平連と脱走
兵援助、など、これまで聞き手が遠慮してきたようなこともすべてお聞きし
ています。また、鶴見氏も「今回はすべて話します」と言って、洗いざらい
答えられています。鶴見ファンにとっては、はじめてお聞きするようなこと
がゴロゴロ出てきて、たまらない本になるでしょう。上野ファン、小熊ファ
ンにとっても、それぞれの鋭い切り込みによる鶴見氏の赤裸々な「告白」を
とおして戦後思想史の隠されていた部分が次々に明かされるスリルと、丁々
発止の対談の魅力を味わうことができるでしょう。
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/4-7885-0887-7.htm
◆目次
一日目
原点としての生立ち
ジャワでの捕虜殺害
「従軍慰安婦」の問題
雑談1 一日目夜
二日目
八月十五日の経験
占領改革と憲法
『思想の科学』の創刊
丸山眞男と竹内好
五〇年代の葛藤
戦争責任と「転向」研究
雑談2 二日目夜
三日目
六〇年安保
藤田省三の査問と女性史の評価
吉本隆明という人
アジアの問題と鶴見良行
全共闘・三島由起夫・連合赤軍
ベ平連と脱走兵援助
雑談3 三日目
網野との「日本を巡って」での対談、網野の訃報の入った日に読んだ。
世代の違いを感じた。
553 :
慶応受験生:04/03/04 17:53
顔がさぁやばいんだよ
気ぃぬいたらもう
「もののけ姫」歌ってる米良みたい
新刊、売ってました。
新刊読みました。
「従軍慰安婦」小熊英二
しかし、60年安保のとこ読んでると、
わたしたちが行進してると、ひとびとがぞろぞろついてきて
しまいには大行列が、
てのが多くて、なんつーか知識人てのは普段は人肌に飢えてるんだなぁと
思った。たしか、中国共産革命でも町の娘さんが革命歌を歌い出したとか
あって、なんかワールドカップのフーリガンみたいなやつかと思った。
美しく書いてはあるけど、あまりそういう状況にシンパシーを感じない。
>>558 今どきこの史実は別に、パンドラの箱でもなんでもねーよ。
日本の左派も知ってる話だ。文革の実体は60年安保、全共闘当時はあまり知られて無かったが、70年代には強引な農地政策や思想・政治犯の事は知れ渡ることになった。
メジャーな中国映画でもきょうび当たり前に扱ってるだろ。
スターリン時代の粛正、1956年の党大会でフルチショフがスターリン体制批判してすぐに世界中に知れ渡った。
ソビエト体制はその後も色々な無理があった、ハンガリー、チェコ、ポーランドへの内政干渉と実力行使。
しかし、死後になってからでもフルチショフがスターリン個人崇拝を止めた功績だけは(今から振り返れば)充分評価できる。
アメリカのジェノサイドもインディアンに対するジェノサイド、黒人に対する、日本本土や沖縄での民間人殺傷、広島長崎、ベトナム、劣化ウランや核実験での自国兵士にも及ぶ被害と、
充分「共産圏のパンドラの箱」に匹敵するすごい数字になる罠。イギリス、フランスも、インドシナ半島やアフリカ、インドですごい猛威振るってた罠。
今の先進国でジェノサイドの前科の無い国なんかねーじゃん。
>>559 訂正
×「スターリン時代の粛正、1956年の党大会でフルチショフがスターリン体制批判してすぐに世界中に知れ渡った。」
◯ 1956年の党大会でフルチショフは、スターリン体制批判をしてそれはすぐに世界中に伝わった。
「スターリン個人の被害妄想的な粛正であった」と断言、これによってその後、共産党トップに対する
「神格化」を止めさせることにした功績だけは、充分評価しうるもの。ま、問題は他にいろいろあったがな。
>>559 >>560 6500万人の自国民というところが、すごいんだよね。
やっぱり、この数字は中共ならではでしょう。
ナチスにちってはもともとユダヤ人はドイツの市民じゃ無かったという理解だな、へーー。
同じく戦前戦中に「断種」された障害者も「国民」じゃないということですね、ふむふむ
「公民権」時代もアメリカの黒人はもちろん「市民」じゃなかったということだしね、ほーーー
ま、こんなつばぜり合いはあまりにも虚しいな、下らんからこれでやめようぜ。
>>562 6500万人も自国民を殺してるのは、中共だけだよ。
自国民に対する残虐さでは、中共が世界一ということですな。
そもそも6500万人も国民がいる国が少ない。
1603 『戦争が遺したもの』の記述について スガ秀実 2004/04/17 23:02 埼玉県
『戦争が遺したもの』拝読し、気になったことを一点のみ問い合わせいたします。
同書p280の「三一書房」は、「現代思潮社」の誤りと思われますがいかがでし
ょうか。ご確認くだされば幸甚です。少なくとも、六月行動委の「中核」が三一書
房であったことはないかと思われますし、私の本書を読んだ後の簡単な確認作業に
おいても、それが現代思潮社であると、旧六月行動委のメンバーから再確認できま
した。鶴見氏らの電話した先がどこであったかは存じませんが。とりあえず素朴な
事実確認のみ。
http://bbs7.otd.co.jp/oguma/bbs_plain
漏れは多分、本人かと思はれ。
小熊が以外に厳密な資料収集をやっていないことを
突いてるんでないの?
570 :
名無しさん@社会人:04/04/22 02:10
>>564 確かにそうだよね。
小熊は中共の虐殺については、どう考えてるんだろうね。
社会主義国のやることは全面擁護、というのが今の小熊のスタンス。
朝鮮総連の機関紙に原稿を書くまでになったし。
572 :
名無しさん@社会人:04/04/24 00:12
ひとがいない・・・。
みんなスガスレに移動したのか?
573 :
名無しさん@社会人:04/05/11 14:18
中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン/歌手)
この人かと思った。
575 :
名無しさん@社会人:04/05/17 07:08
やめとけ。
実証的に見えてイデオロギーを紛れ込ますのは勘弁して欲しい。
577 :
名無しさん@社会人:04/06/16 00:55
サルベージage
578 :
名無しさん@社会人:04/06/17 22:54
579 :
名無しさん@社会人:04/06/23 09:14
この人、仲間褒め以外でまともに評価してる人いるの?
具体的に誰が「仲間」だと思う?
例えば浅羽通明は「ナショナリズム」で小熊のこと褒めてるけど、
浅羽は「仲間」ではないよね。
アメリカという国家を、例の愚にもつかない言説分析で捉えるつもりなのか。
凄いな。
582 :
名無しさん@社会人:04/06/24 00:56
>>580 専門の歴史研究者たちからは思いっ切りバカにされている
>>582 例えば誰?教えてください。
本か論文でいってるなら、出典もあわせて。
585 :
名無しさん@社会人:04/06/24 10:31
>>585 上野千鶴子って、歴史研究者だったのか。
587 :
名無しさん@社会人:04/06/24 11:44
上野って学者なのかよ。
588 :
名無しさん@社会人:04/06/24 14:28
学者だよ。学術的な著書がある。
589 :
名無しさん@社会人:04/06/24 21:11
>>583 小熊の評価が歴史学者の間で低いのは、小熊が一次史料を使わず(読めず?)活字化された二次史料に頼っているから。
今どきの歴史学者は、イデオロギーの左右を問わず、一次史料を読めなければ、まともに相手にされない。
小熊が駒場の日本植民地史の公募に応募したときに書類選考で落とされたのは、そのことが大きく影響しているらしい。
>>584 それは軽スタ系の三流歴史学者でしょう。
>>589 で、具体的に誰なの?
小熊を批判してる歴史学者って。
591 :
名無しさん@社会人:04/06/25 08:06
日本の社会学者の仲間褒めシステムってすごいビジネスモデルだね。
592 :
名無しさん@社会人:04/06/25 10:12
>小熊が一次史料を使わず(読めず?)
古文漢文が読めないってこと?
戦後史で古文漢文は関係ないんじゃないか。
>>593 巣鴨に収容されていた戦犯容疑者が、収容中に持っていた岩波文庫の余白に自筆で色々書いていたりとか、
戦後でもそういう史料はある。
>>585 上野千鶴子は小熊の仕事を評価しているし、上野千鶴子は歴史学者じゃない。
たぶん、上野千鶴子が「歴史学を批判」したことがあったが、「上野さんは
歴史学の先端にあまり明るくないのでは?」と、誰だったかが批判したことが
あったが、それを錯誤して君は記憶しているのでは?
>>589 おまえの言う「一時史料」って、何のことだ? 防衛庁に存在確認されているが
歴史学者に対して公開されていない資料群のことか?
公開されている歴史史料はたいがい活字化されているし、小熊は「歴史社会学」
だから、活字史料を「どう読み解くか」が手法なわけだが。
おまえの批判て、誰からの受け売り?
596 :
名無しさん@社会人:04/06/25 20:05
>>591 同感。
>上野千鶴子は小熊の仕事を評価しているし、上野千鶴子は歴史学者じゃない。
そりゃそうでしょ。同じサヨ仲間だ。二人とも鶴見姉弟の幇間だし。
>防衛庁に存在確認されているが歴史学者に対して公開されていない資料群のことか?
ハァ?
一次史料といえば、防衛庁の前に、先ず国会図書館憲政資料室で一般公開されている大量の著名人の書簡、書類、日記類でしょ?
他にも定番として、国立公文書館、外務省外交史料館とかあるでしょうが。
有名大学も、独自の一次史料コレクションを持っている所が多いのを知らないの? 著名人の故郷に建てられた史料館とかさ。
>公開されている歴史史料はたいがい活字化されているし、
あなた、アフォですか?
憲政資料室の史料だけに限っても、活字化されているのはごくごく一部。
出版社が採算取れると判断したものしか活字にはなりません。だから活字化には恣意的な取捨選択が入る。
>小熊は「歴史社会学」だから、活字史料を「どう読み解くか」が手法なわけだが。
一次史料を読めない=崩し字を読めない。
小熊の「歴史社会学」は、アルファベットを読めない人間が英文学者を自称するのと同じ。
歴史研究者からバカにされているのは、小熊が一次史料の発掘を全くしていないせいなんだが。
>おまえの批判て、誰からの受け売り?
いきなり防衛庁を持ち出してくる所なんざ、そちらこそ、軽スタ、フェミの従軍慰安婦、朝鮮人強制連行問題糾弾論の受け売り?
597 :
名無しさん@社会人:04/06/25 20:38
『史学雑誌』最新号の「回顧と展望」で、小熊の「民主と愛国」が絶賛されていた。
誰が評者かと名前を見たら、鶴見太郎。
間接的に親父を誉めているのと同じじゃん。親父の権威が上がれば、自分の権威も上がる。
「日本の社会学者の仲間褒めシステム」の極致だ。
>>596 横レス。
知られていない史料を発掘したり、史料を活字化する事は、歴史学者の重要な仕事だし、
小熊の史料の選択には確かに難がある(噂話を引用したり、韓国にある『日政関係文書』も読んでない)。
だけど、小熊の手法は歴史学とアプローチの方法が違うだろ。
例えば、『<日本人>の境界』は、本人も書いている様に、「日本人」という言葉が論壇や政策論でどう使われていたかを問題にしているのであって、
近代化論の是非の分析や植民地史を俯瞰した本じゃない。
ウェーバーの研究だって、資本主義がプロテスタンティズムから生じたという分析は、実証には耐えられないけれども、それなりに意味がある。
新しいものはないけれども、膨大な活字史料の言説分析を行うだけでも意味があるんじゃないか?
あと、「従軍慰安婦」の様に捏造してしまうのは論外だけれども、学者がイデオロギーを持つのは、人間である以上仕方ないのでは?
599 :
名無しさん@社会人:04/06/25 22:04
>>598 ただ現代史は現在進行形で(潜在的に)貴重な史料がどんどん散逸・亡失しているわけよ。
ましてや旧植民地・満州関係史料は。
それをなんとかすることが直接間接に税金を使って研究しているものの第一の使命と考えるのは
そんなに不当とは思えんのだよな。
小熊の仕事に価値があることは認めるけどそれは在野の文筆家でも出来ることなんだよね。
>>596 >いきなり防衛庁を持ち出してくる所なんざ、
オレの教わった歴史学教授が嘆いていたのだが
>>599 >小熊の仕事に価値があることは認めるけどそれは在野の文筆家でも出来ることなんだよね。
事実として、小熊以外に日本人で小熊と同じ仕事をしている人物は一人もいないわけだが。
史料発掘で食っている歴史学者はそれはそれで必要な存在だが、小熊は歴史「社会学」という
新しい学問体系を作っているところなので、木に魚を求める言いがかりだと思われ。
602 :
名無しさん@社会人:04/06/25 22:18
>>601 近代日本のインテリの言説を分析して日本社会のあり方についてこれまでと
違った説明を与えようという営みなら柄谷行人とかその一派の文芸評論家が
20年以上前からやっている。
あるいは建築史の井上章一の仕事もそう。
いまさらあんなことやられてもなあ、と年寄りには思えるのだが。
603 :
名無しさん@社会人:04/06/25 22:19
>>601 『<民主>と<愛国>』、『戦争が遺したもの』は、
ただの鶴見俊輔マンセー本と思いますが・・・
604 :
名無しさん@社会人:04/06/25 22:20
>>602 >いまさらあんなことやられてもなあ、と年寄りには思えるのだが。
追加説明。柄谷行人や井上章一が売文業として立派にやってきたことを
今更「新しい学問でござい」といわれてもしらけるばかり。
605 :
名無しさん@社会人:04/06/25 23:08
>>600 自分が受け売りだから、他人も同じ事をしていると思ったのねw
606 :
名無しさん@社会人:04/06/26 00:39
607 :
名無しさん@社会人:04/06/26 08:19
日本の社会学者は安易な方法に走るから一発屋で終わる。
>>598 小熊はビックリするぐらい反日の在日に愛されてるんだよね。
もうすぐブクオフで100円確定ww
イデオロギーフリーにならない限り社会学に発展はないな。
611 :
名無しさん@社会人:04/06/29 18:53
600あげ
612 :
名無しさん@社会人:04/06/29 19:13
ついてきてるのはおまえだけか?この変態めぇ。
613 :
名無しさん@社会人:04/06/29 19:16
「〜天皇」なんてよばれるのは大体変態。
小熊天皇なんてSFCの奴いわないだろ。言うのは三田のカスどもだけwww
カルスタ野郎の本ってイデオロギー色が強すぎて、部外者にはあまり
受け入れられないよね。
617 :
名無しさん@社会人:04/06/30 13:27
晒しアゲ
>>616 でも、小熊の本はイデオロギー批判の側面が強いと思う。
『単一民族』では、左翼=多民族 右翼=単一民族
という図式を批判し、
『民主と愛国』では、左翼=個人主義 右翼=愛国
という図式を批判したように。
619 :
名無しさん@社会人:04/06/30 13:59
小熊って頭が単純だね。
620 :
名無しさん@社会人:04/06/30 19:12
1回のSEX(挿入時間)が、まぁ平均15分としよう。
1分間でのピストンがおよそ120回(2/sec.)と仮定すれば、
1回のSEXで15×120=1800回はチンポを出し入れされる事になる。
平均的なカップルが週2回、一晩2回SEXすると仮定するならば、
一月に2×2×5×1800=36000、およそ36000回チンポを
マンコにピストンされていると概算されるわけだ。
これを、交際している年月に置き換えてみると、3ヶ月男と付き合っている女の子は10万8千回、
一年間付き合っている子は129万6千回、 3年間付き合っている子など驚べき事に
なんと388万8千回もチンコを出し入れされている計算になる。
この事実、全く持って驚愕するほか無いといえよう。
621 :
名無しさん@社会人:04/07/01 20:46
622 :
名無しさん@社会人:04/07/05 14:30
市民と武装の感想マダー?
624 :
名無しさん@社会人:04/07/17 01:58
在日にとっては、小熊天皇なんだよね。
625 :
名無しさん@社会人:04/07/17 08:17
新刊は詰まらないというか、平凡というか、あんまり印象に残らない本だった。
日本の思想史に興味を持つ前の研究だそうだが、あれで1700円というのは、商売になるんだろうか。
626 :
名無しさん@社会人:04/07/17 19:08
慶応SFCの2004年度秋学期ゼミは「政治思想の基礎」らしい。。その他にもいろいろHPに課題図書が掲載されてるけど、読めば「ためになるの」かな?慶大生じゃないけど読んでみようかな
627 :
名無しさん@社会人:04/07/19 22:32
権威主義の権化。
>>627 まったく御意だが、しかしそんなこと最初からわかってたはず。
東大に戻りたくて戻りたくてしょうがないオーラが出まくり(w
ほんとに、こいつを持ち上げる人たちの眼力のなさにはあきれます。
629 :
名無しさん@社会人:04/07/21 12:25
この社学板でもりあがっていた、
鶴見のインタビュー本『戦争が遺したもの』の問題どなっているのででう?
あっちが、話題転換してるので、こっちで聞いてみる罠。
左翼の方が権威主義的なのはなぜ?
631 :
名無しさん@社会人:04/07/21 20:24
教え子だった学生とできてます。
そいつを東大院に送り込んでいる。
なんか、作戦っぽいものを感じる
632 :
名無しさん@社会人:04/07/21 22:47
>>628 小熊が東大の公募に落ちたことがあるって本当?
上野の後釜は宮台で内定だから小熊は無理。
カルスタ、ポスコロ系の人間が当為と事実を区別しないことが
多いのはなぜ?
>>634 両者は区別できない、という立場をとってるからじゃなかろうか。
資料批判を用いれば史実は分かるという立場に、彼らは立たないのでは?
あらゆる歴史は物語として等価であり、他者の物語を尊重せねばならない云々。
>>635 法学だとリーガル・リアリストなんかもそうだな。
元祖のマルキストもそうか。
637 :
名無しさん@社会人:04/08/02 07:33
後期履修課題が発表された。。図書買いに行こう
638 :
名無しさん@社会人:04/08/02 07:34
後期履修課題が発表された。。図書買いに行こう
639 :
名無しさん@社会人:04/08/03 21:48
kuma-
640 :
名無しさん@社会人:04/08/31 05:08
豪和清継に似てる
641 :
名無しさん@社会人:04/09/08 08:50
小熊の著作は分量も内容も重厚である。そのずっしりとした本の数々を目の当たりにすると、
彼こそが21世紀日本を代表する碩学であると確信することができる。
過大評価し過ぎ。
643 :
名無しさん@社会人:04/09/10 06:47
>>641 本多勝一と小熊英二は日本が生んだ碩学ですな。
小林よしのりを並行して読むとサヨにならずにはすむ。
>>643 本多勝一は学者じゃない。ジャーナリストを「碩学」と称するのは適切ではない。
小熊英二と比較するのなら、丸山真男あたりが妥当だろう。
…話は違うが、本多勝一は意外なほど丸山真男に言及してないな…
>ジャーナリストを「碩学」と称するのは適切ではない。
間違い。アカデミズムもそうなっちゃうYO
小熊ってアカデミックじゃないだろ
本多なんて問題外だろ
648 :
新刊のお知らせ:04/10/24 10:19:51
理論社【YA新書「よりみちパン!セ」】
2005.2 『日本という国』 小熊英二
ぼくたちがいま暮らしているのは、「日本」という国。
あたりまえすぎて、考えたことなんてないかもしれないけど、
じゃあ、「日本」って、いったいいつ、だれによって、なんのために、
どんなふうに作り出されたのか、きみは知っている?
みずから「学ぶ」ことの意味とそのための技法に触れながら、
いまにつながる「歴史」を知り、未来を探るために描かれる、
刺激的な近代史。
子供向け(中学生以下ぽい)の新書みたいだよ
649 :
名無しさん@社会人:04/10/24 12:52:05
またクズみたいな本を出すのか。
資源の無駄だな。
少しは空っぽな持論をちゃんと組み立ててから原稿を書けばいいのに。
650 :
名無しさん@社会人:04/10/26 01:23:48
age
651 :
名無しさん@社会人:04/10/26 09:30:35
つーか結局のところ、小熊はどういう状況が良くて、その根拠はどういうもので、実際に存在する社会でどの程度実現されてて、
そこに至るまでの過程とその困難さはどれほどのもので、どうしたいのかちゃんと書いて欲しいのだが。
容易に手に入る史料を好きなように引用して、適当な感想を述べて悦に浸っていても仕方ないと思うのだけど。
>>651 > つーか結局のところ、小熊はどういう状況が良くて、その根拠はどういうもので、実際に存在する社会でどの程度実現されてて、
> そこに至るまでの過程とその困難さはどれほどのもので、どうしたいのかちゃんと書いて欲しいのだが。
キミがやれ。
> 容易に手に入る史料を好きなように引用して、適当な感想を述べて悦に浸っていても仕方ないと思うのだけど。
2ちゃんにカキコしてもね(以下略
>>652 この人のクソ分厚くて退屈な『民主と愛国』を付箋までつけて必死になって読んだんだけど、
驚くほど中身が空虚で、結論がどーでもいーような感想がだらだらと書いてあっただけなんだし、
値段分ぐらいは愚痴言ってもいいでしょ・・・。
>>652 言説分析で、「戦争体験と愛国意識」という点からまとめている本なんだから、これまで書かれてきたこれに関する書物を
「編集」して書き上げているのは明らかだろ?
実際に実態がどうだとかを検証したわけではなく、個別の事例に関して新しく資料の発掘を行い、書いたものでもなく、何ら
かの理論的な背景から事例を「切った」本でもない。あなたが期待してることの大半は、この本の採ったアプローチからは
実現不可能なものだし、そもそもそれを実現すること自体、小熊が意図してない。
例えば、政治意識云々のあり方や、問題がうまくいかない理由などを実証したければ、何らかの社会運動をやってる団体に
潜ってフィールドワークするなり、仮説を立ててアンケートするなりしないと実証不可能だろ。
「どういう状況がいい」「その根拠は」なんて、現状に対する実証と、それに基づいた理論形成がないと書けるものではない。
また言うが、これらを書こうとして書いた本でもないと思う。>「民主と愛国」
もし書こうと企てるなら、全く別の書き方をすべきだろう。
はっきり言って、
>>653に同意で、「キミがやれ」だと思う。
>>652の批判は、ルポルタージュを読んで「あまり文学的ではない」っていうのと同じような批判だ。
「文学が読みたい」なら「自分で書け」、という感じ。もしくは別の「文学」を書いている人を探せ、と。
655 :
熊坂&小熊スレより:04/10/29 00:51:14
http://www.linelabo.com/bk/2004/bk0410a.html 10月1日 新創刊! 季刊『前夜』第I期第1号(2004年10月、発売・影書房)
中野敏男「「日本の戦後思想」を読み直す 第1回/どこから出発したのか?
小熊英二著『〈民主〉と〈愛国〉』を批判する」
【〔…〕小熊の語りは、新たに戦後日本の復活神話を美しく語ることで、
その戦後日本が問題として抱えてきているとびきり大切なことを、
とりわけナショナリズム、民族、国民といった主題に関連して考えなければ
ならない中心を、むしろ隠ぺいし置き去りにしてしまうと気づかされた】
と指摘する中野は、竹内好の発言をはじめ敗戦直後の言説を引いて
【〔…〕要するに小熊は、「第一の戦後」についてあれほど多くを語りながら、
とても意外なことに、民族をめぐってこの時期に生じた思想状況の変化、
当事者たちが行った思想的転換の模索には概して無関心なのである。
というよりもむしろ、「第一の戦後」として五五年までを一括して語るその
括り方そのものが、四五年から五〇年前後に至るこの間の状況の変化を覆い
隠している。
656 :
名無しさん@社会人:04/10/29 00:53:05
>>655の続き
そう思って子細に見ると、「敗戦直後」の愛国言説として
小熊が持ち出す例は、実は敗戦直後からではなく、そのほとんどが四九年とか
五二年頃から採られている〔…〕。つまり、民族や愛国が盛んに語られた時期が
数年前にずらされて重ねられることで、四五年から五〇年前後の間にはいかなる
変化もなかったことになってしまったのである。
これは、「戦後日本のナショナリズム」を副題に掲げるあれほどの大著にしては
奇妙にずさんな仕掛けだし、不可思議な鈍感さだと言わなければならない。/
と考えてみると、四五年から五〇年前後までの間には、民族の問題を意識しながら
「戦後」を考えるものにとって忘れることのできない重大事件があった。
もちろん、四九年に中華人民共和国を成立させるに至った中国革命であり、
五〇年に本格戦闘が広がった朝鮮戦争である。すると、小熊の戦後思想史の
語りには、同時代のこれらのことがその時に及ぼしている思想的影響への
注意深い考察や反省が欠如しているということになる。しかもその欠如は、
中国や朝鮮にかかわる話題をあとからいくつか付け加えていけば済んで
しまうような単純な脱落なのではなく、「第一の戦後」を一時代として語る
物語の仕組みそのものによって、構造的に排除されるがゆえの欠如なのである。】
657 :
名無しさん@社会人:04/10/29 08:38:19
小熊っていいかげんな奴だな。
>>655 おそっ!
っていうか小熊的にはシカトしそう。論争したらおもろそうだけど、仲間内じゃ
やらないよね・・
659 :
名無しさん@社会人:04/10/29 12:46:34
中野的な立論にもすでに飽きている。
660 :
名無しさん@社会人:04/10/29 15:45:50
>>654 >言説分析で、「戦争体験と愛国意識」という点からまとめている本なんだから、これまで書かれてきたこれに関する書物を「編集」して書き上げているのは明らかだろ?
>あなたが期待してることの大半は、この本の採ったアプローチからは実現不可能なものだし、そもそもそれを実現すること自体、小熊が意図してない。
だから、小熊の「編集」で生みだした恣意的な「戦後像」に、何の学問的価値があるわけ?
それこそ「僕はこれらの本を読んでこう思いました。」以外の何物でもないでしょ。
それに、まともに「分析」になっているの?
例えば、「単独講和」「全面講和」を扱っている第11章で、平和問題懇談話会が講和問題について、
東西両陣営の仲裁を日本がとりもつ事を主張しているのを挙げて、それが認められるかどうかは「大きな問題だった。」だったと書いているけど(483p)、
52年の3月の『世界』で「(講和問題というのは)ネゴシェーションの対象ではなく、完全に受身であるか或る程度の願望をのべるか程度の問題」って、
都留重人が書いているのを引用もせずに思いっきりスルーしているじゃん。
こういう分析って、意味あるの?
>また言うが、これらを書こうとして書いた本でもないと思う。>「民主と愛国」
もし書こうと企てるなら、全く別の書き方をすべきだろう。
正直、マスターベーションにしか見えなかった。『単一民族神話の起源』や『日本人の境界』、『癒しのナショナリズム』や清水幾太郎の評伝もこんな感じなの?
薦められてたんで読もうとしていたんだけど、ちょっと考え直すよ。
661 :
名無しさん@社会人:04/10/30 12:16:46
662 :
名無しさん@社会人:04/10/30 13:27:42
>>661 そうかな。民主と愛国はおもしろかったよ。学問的に細かい
ことをいえば、足りんところもあるんだろうが、60,70年代
の思想状況を身近に知っているものには、そうやそうやった、という
感じで。特に共産党の左翼ナショナリズムはおもしろい。かって
「小市民的反共主義」とののしっていた、小田実といっしょに「9条の会」
をいっしょにやっているのを見ると今昔の感に堪えん。
他には「清水幾太郎」しか読んでいないが、これもおもしろかったよ。
この手のおっさんが活動家におったなぁ。
663 :
名無しさん@社会人:04/10/30 18:19:30
>>662 「民主と愛国」って、ベクトルが違うだけで、つくる会の教科書みたいに「弱い」おっさんが物語に逃避する為の本なの?
日本社会の状況も末期的だね。
小熊自身小林の「戦争論」とか西尾の「国民の歴史」に
対抗するために書いたといってるからいいんじゃないの。
「戦争論」や「国民の歴史」に比べればいいんじゃないの。
日本社会学会賞を受賞するほどとは思わないけど。
665 :
662:04/10/30 21:48:37
>>663.664
わしは元気のええおっさんやで。
この本は社会学というより思想史やわなぁ。
>>663 プッww 福田の受け売りじゃん。誹謗中傷くらい自前でやれよ。みっともねぇな
667 :
名無しさん@社会人:04/10/31 00:43:59
>>666 他人の言葉で誹謗中傷したわけじゃないよ。正直な感想。福田が誰かも知らない。
誹謗も中傷もしたつもりはないし。
大体、小林や西尾の「物語」を批判するといいながら、同じように整合性を無視して新しい「物語」をつくってどうすんのさ。
しかも小熊の結論も中学生の感想レベル。そんだけ読んでそれか?
「個の連帯は必須。でも連帯が抑圧の為の装置になってはいけない。」ってのは、790ページも書かないと出せない結論なのか?
最後まで読んで損した。
>>667 最後まで読んでそんな感想しかいえないアンタも同じよ、つまんないなら途中で止めれば(以下略。
2ちゃんにカキコして「物語」批判気取りですかww
670 :
名無しさん@社会人:04/10/31 16:47:02
>>668 その程度の感想で充分だよ。内容スカスカだもの。
ハリーポッターをまともに評論するようなものだ。
途中で読むのやめようと思ったけど、6400円も出して買ったのに勿体ないと思ったんで。
>>669 「物語」を批判したりはしないよ。結局、現在は「物語」の時代になってしまったんだと思うし。
ただ、右の「物語」を批判している人が、やっぱり左の「物語」をつくっている事に呆れただけ。
あっちの「物語」よりこっちの「物語」の方が正しいと作者が思い込んでいるから、余計に退屈な本になっている。
まだ司馬とかを元ネタにしている分、つくる会の教科書の方がまだ退屈しない。
>>670 じゃあ、つくる会の教科書読んでればいいじゃんww
>>670 『左の「物語」』って小熊の本読んだら一口にいえんだろ。
ナショナリズム肯定の武装する共産党は右なの?左なの?
674 :
名無しさん@社会人:04/11/01 14:10:13
>>673 そりゃ、左ですよ。昔は右も左もずっと激しかったんですよ。
アメリカ帝国主義のアジア侵略の手先にならないためにも
まず真の独立を目指さなければならない、と信じていたんですよ。
「真の独立」なんて今の左翼は言わないよなー
676 :
名無しさん@社会人:04/11/01 18:36:58
まともな左翼は、どこの国でも大抵民族主義者だよな・・・。
>>676 後進国に多いんじゃないの、そういう左翼は。
先進国はどこもインテリ左翼≒文化左翼≒
カルスタ・ポスコロ≒ポスト・マルクス主義者
になってるような気がする。
678 :
674:04/11/02 14:14:18
>>677 ある意味そうです。言い換えると国家・民族対市民社会という
対比を設定すると、先進国では市民社会の比重が大きいということ
でしょう。
イタリアも?先進国にはそうでないのがいるってだけで。
てか日本の状況がわかりやすすぎて、かえって海外がわかりにくい
宗教左翼とか反国家右翼とかいてよーわからん
そうか?
フランスとかだと、ウヨサヨ問わず、国家主義的だし、韓国だと、サヨ=民族
主義的、ウヨ=反共主義的ってあたりじゃないか?なんか、この辺を調べると
比較政治意識のレポでも書けそうだな。
小熊が『民主と愛国』を書く際に仮想敵としていたのが
酒井直樹や中野敏男の丸山真男=ナショナリスト=イクナイ、って言う批判でしょ
で、その中野にいまさら批判されてるw
682 :
名無しさん@社会人:04/11/04 06:50:36
愛国的の反対は国賊的でしょ。
どうして国賊的>愛国的になるの?
683 :
名無しさん@社会人:04/11/04 09:24:09
ナショナリズムの高揚が、時として自国内の少数派や少数民族への圧迫、他国への強硬姿勢を伴うから、現代日本の左派では警戒心が強い。
日華事変時、南京陥落の誤報が流れた事があったのだが、国民がお祭り気分で騒ぎ出して、狂騒状態になって政府も軍部もびびり、しばらく訂正できなかったらしい。
それから、六十年安保の時、参加した連中は反米愛国に燃えて、日本をアメリカの植民地同然にしている安保条約の改訂・延長を許すなと大騒ぎしたのだが、
ナショナリズムが高揚して国会前で暴れた連中は誰一人、改訂された条文を知らなかった(内乱条項が削除されたりと、むしろ対等に近くなっていた)。
丸山は明治のナショナリズムを「国家主義」として肯定し、戦時中のナショナリズムを「超国家主義」として批判した。
それで、明治の健全さの象徴として福沢諭吉を評価した。
丸山=ナショナリストとして批判する人は、大抵明治と戦時中のナショナリズムを同一に見たり、昭和の膨張論の萌芽を福沢諭吉に求めて批判している。
ただ、「脱亜論」は発表当時ほとんど注目されなかった。福沢というか時事新報の論説が再注目されたのは、全集が編纂された昭和戦前期だったりする。
こういう議論は、あの戦争を否定し、どうして悪くなったのか、という議論から来ているので、あの戦争を肯定する人には、あまり意味がない議論になる。
684 :
名無しさん@社会人:04/11/04 11:34:32
>愛国的の反対は国賊的でしょ。
爆笑
685 :
名無しさん@社会人:04/11/10 04:46:05
小林よしのりの「戦争論」を読んどけば、いいんじゃないの。
686 :
名無しさん@社会人:04/11/10 08:30:35
ギャグ漫画家が書いた、わざとデフォルメされた戦争像に本気で対抗して、しかも同じ程度のものしか構築出来ないなんて・・・。
学者としての資質に欠けるんじゃない?
むしろジャーナリストとしての資質は相当なものとみた。本人が自覚するかどうかは
ともかく。
688 :
名無しさん@社会人:04/11/13 19:39:24
689 :
名無しさん@社会人:04/11/13 21:02:43
ポストモダン左翼が落ち目なのを見て取って「愛国左翼」という古いブランドを復活させたのは
商機に跳んでいるといえよう。
690 :
名無しさん@社会人:04/11/13 21:42:48
>>689 なるほど。そうともいえる。若いひとには新鮮
なんだろうね。
691 :
名無しさん@社会人:04/11/14 04:05:34
>>690 なんやかんや言って"物語"や"共同体"への欲求って強いんだと思う。
ポストモダン左翼というのは"物語"や"共同体"が厳然として存在することを
前提にしてそれを批判することを商売のネタにしていた。アンチジャイアンツファン
みたいなものだが、肝心の憎まれ役のジャイアンツが弱くなれば、むしろジャイアンツを
再興さえないとアンチ商売も上がったりになってしまうんだな。
>>691 ほぼ同意。だけど
>なんやかんや言って"物語"や"共同体"への欲求って強いんだと思う
そこを「欲求」と捉えるかどうかでスタンスの差がでてくるような。
694 :
名無しさん@社会人:04/11/21 18:11:31
age
どうせなら、「民主と愛国」が(わざと)取りこぼした、ベ平連の後の連合赤軍の事件からソビエトの崩壊までの左翼の言説分析をして欲しい。
あくまでも小熊らしく冷徹に、冷笑的に。やっぱり、そこまでやらないと意味ないだろ。
稲垣武に悪魔払いさせたままじゃ、日本の左翼の主張に何の説得力もなくなる。無論、小熊の主張にも。
696 :
名無しさん@社会人:04/11/24 00:23:35
>>695 するわけねーだろ。
今更小熊英二に何を期待しているんだw
>>696 もう読書すらしてないバカはすっこんでな。
698 :
名無しさん@社会人:04/11/25 01:23:16
小熊の民主と愛国を読んで、
国内事情に目を向けすぎ、
米ソの対立があんまり現れてないと感じた。
でもおれ、小熊のこの本好きだっちゃ。
699 :
名無しさん@社会人:04/11/25 03:12:33
>695
鶴見と上野との対話編『戦争が遺したもの』だっけで、
「今後は1970年代について書きたいと思います」
って最後のほうで言っていたから、
今後あるかも。
でも鶴見が、「明治維新からの言説分析してくれ」と注文をつけていたから
どっちが先になるかはわかんねぇけどね。
700 :
名無しさん@社会人:04/11/25 08:15:46
明治時代の人間についての研究は相当あるからね。
今さら、小熊が入り込む余地はないかも。やっぱり、冷戦末期、戦後史の総決算が先じゃないの?
>>700 冷戦末期なんて、どうせやらないって。
身を削るような分析を小熊に期待したって無駄。
「そういう時代だったから、中共に甘かったのは仕方ない」みたいな文章を平気で書く様な人にまともな分析なんか出来やしない。
文革礼賛していた連中と同じ。節操なんかないよ。
702 :
名無しさん@社会人:04/11/26 01:24:22
身を削るような分析ってなんだw
703 :
名無しさん@社会人:04/11/26 02:49:43
>>701 小熊書いてることは、結局文革礼賛、北朝鮮礼賛に行き着くんじゃないのかな。
左巻きのひとたちが言った歴史をまとめてるだけだからね。
704 :
名無しさん@社会人:04/11/26 06:37:53
>>702 この人って、他人の言ったことをつなげて自分の意図通り読者に
読ませる事は得意でも、自分の立ち位置をさらして発言することは
絶対に無いからじゃない?
だからこの人の著作を批判する人達の熱意がなんかむなしく見えるのは、
血の通った応答は絶対期待できる相手じゃないから。
本当に鉄面皮の分析屋って感じだからな・・・。
ああそういや一度だけインドの話の本の中で、むこうの知識人に
「おまえは共産主義者か?」って訊かれて、「むしろアナーキストだ」
って答えてたような?(うる覚え)
>>704 だいたい同感。
大月隆寛なんかも目の敵にしてるけど、こいつには通じないよな。
理屈だけが人格とかけ離れてうごめいてるって感じ。
706 :
名無しさん@社会人:04/11/26 13:53:18
707 :
名無しさん@社会人:04/11/27 02:45:59
朝鮮総連との付き合いは農学部時代からだろ。驚くことじゃない。
自称アナキストなのに、朝鮮総連という、思いっきり北朝鮮の手先である組織とつきあえるのかよ。
主張と行動に一貫性のない、日本のバカ学者の典型だな。
709 :
名無しさん@社会人:04/11/27 19:38:28
>708
お前小熊の本読んだことないだろw
おまえのバカっぷりが露呈されてまっせ。
710 :
名無しさん@社会人:04/11/27 21:14:13
確信犯的に北朝鮮の手先をしているっつーことね。
文革は「赤いアナーキズム」といえなくもないかw
つうかお前らよくあんな分厚いくて、いろいろ詰まった本を読めたな。
おいらなんてもう図書館の期限がきたつうのにまだ50ページしか読んでない。
713 :
名無しさん@社会人:04/12/04 10:07:25
>>712 いや、確かに、あれほど退屈な本はないと思う。
知的好奇心も刺激しないし、学術的に価値がない感想を引用文の間に挟み込んでいるだけだから、必死になって読んでも空しくなるだけ。
「左」に都合の悪いことは見事なまでに触れていないので、著者のイデオロギー性が露骨に感じられてうんざりする。
でも、厚さは役にたつな。眠たいときには、この本は実に重宝する。枕として。
714 :
名無しさん@社会人:04/12/04 10:34:27
597 :名無しさん@社会人 :04/06/25 20:38
『史学雑誌』最新号の「回顧と展望」で、小熊の「民主と愛国」が絶賛されていた。
誰が評者かと名前を見たら、鶴見太郎。
間接的に親父を誉めているのと同じじゃん。親父の権威が上がれば、自分の権威も上がる。
「日本の社会学者の仲間褒めシステム」の極致だ。
715 :
名無しさん@社会人:04/12/06 04:32:22
結論しかよめない人も痛いね。
結論しか読んでないんじゃないの?
俺は普通にどの章もよかったと思うけど。
716 :
名無しさん@社会人:04/12/06 06:58:52
>>711 ある意味、気持ち分かる。
最初の20ページくらいでずさんな引用、論理の飛躍、一方的な解釈
にうんざりしてきて、残りまだこんなあんのかよ
と思うと、読むのいやになる。
宮台が薦めてんのよく分かるわw
717 :
名無しさん@社会人:04/12/07 02:51:05
>>716 君は学術書というものを読んだことがありませんね?
ハァ?? あれって学術書だったの???(w
719 :
名無しさん@社会人:04/12/07 04:28:38
本人&シンパは学術書だとおもってるらしい。
717は丸山真男の本を学術書だと思ってるような
次元の低い廚だろう。ま、社会学にお似合いだが。
720 :
名無しさん@社会人:04/12/07 06:28:28
鶴見と上野に媚売ってるだけのマヌケ。
社会学って科学なのか、著者の印象や感想を正当化してるものなのか。
よくわからないですね。科学だと信じていますが。
722 :
名無しさん@社会人:04/12/07 23:52:05
丸山真男の著作は、古典としてそれほど否定すべきではないと思うが。
大塚とかはもう駄目だろうけど。
江藤淳や吉本隆明の本も、今ではゴミクズみたいなもの。
カルスタも流行が過ぎてしまえばクズに過ぎない、と言ったら言い過ぎかな。
723 :
名無しさん@社会人:04/12/08 00:25:50
小熊のペットだった某女子学生が小熊の七光りで本を出したね。
アマゾンでめちゃくちゃけなされてるけど
724 :
名無しさん@社会人:04/12/08 13:44:20
ゼミはどんな感じなのかな?課題図書よめばためになるんだろうが
725 :
名無しさん@社会人:04/12/09 03:23:27
>>718-719 学術書とは形式の問題なんだよ
>>719は丸山真男を学術書だと考えていないの?
では719氏の考える学術書を例示していただけるかな?
726 :
名無しさん@社会人:04/12/09 19:19:46
小熊のは学術書だとしても丸山のは違うだろ。
これは俺のテーマだが日本では思想史はまともな学問と認められていないからな。
誰にだって?
少なくともあんたではないな。
727 :
名無しさん@社会人:04/12/10 02:16:56
戦後思想は戦争体験の裏返し、という論理自体斬新なものだし、
その視点から丸山、吉本という相反する思想家をみごとみ描ききった
点はすばらしい以外のどんな言葉も見当たらない。
各章が、すばらしい論文ではある。
おかしいと思うのなら、今まで書かれた○○論(丸山とか吉本とか)を読めばいい。
一つ一つが今まで描かれてこなかった視点でするどくかかれているしね。
728 :
名無しさん@社会人:04/12/10 03:24:42
>>726 いや、だから例示してくれよ(笑)
馬の骨の御託宣はいいから(笑)
729 :
名無しさん@社会人:04/12/10 09:34:54
>>727 丸山も吉本も今となってはゴミ。忘れられる運命だ。
丸山自身、「日本の思想には蓄積がない」といったが、まさにその通り。基本的に海外の思想を輸入しているだけで、日本語という障壁をとっぱらっても通用するような功績はない。
「市民が武装している非武装中立国家」はジョークのたぐいにしか見えない。
吉本は既に忘れられている。
あんな連中を題材にしたところで、意味がない。せいぜい、「戦後日本の論壇を支配した」程度の価値しかない。
とても、すばらしいとは言えないな。
>「戦後日本の論壇を支配した」
もちろんそれが一般人のフツーだとおもうけんど、おまえさんがそれいったらおしめえよw
731 :
名無しさん@社会人:04/12/10 23:01:41
>727
丸山をゴミと言いながらも、丸山の論を認めているところが笑えるw
丸山ほどナショナリズムに関して考えた香具師はいないだろう。
ちなみに「市民が武装している非武装中立国」の考えに関しては
小熊が説明を加えているけど、
あれを理解できないあんたの脳は痛い。
732 :
名無しさん@社会人:04/12/11 00:33:08
http://be.asahi.com/20021130/W13/0040.html ■論文を引用された回数の多い日本の経済学者■
雨宮 健 米スタンフォード大教授 2988
青木 昌彦 米スタンフォード大教授 1346
速水佑次郎 政策研究大学院大教授 1332
林 文夫 東京大教授 1167
藤田 昌久 京都大教授 915
青木 正直 米UCLA大名誉教授 835
森嶋 通夫 英ロンドン大名誉教授 828
宇沢 弘文 東京大名誉教授 815
清滝 信宏 英ロンドン大教授 720
伊藤 隆敏 東京大教授 597
根岸 隆 東洋英和女学院大教授 539
浜田 宏一 米エール大教授 490
松山 公紀 米ノースウェスタン大教授 460
神取 道宏 東京大教授 451
ホリオカ,チャールズ・ユージ 大阪大教授 414
金子 守 筑波大教授 351
奥野 正寛 東京大教授 339
佐和 隆光 京都大経済研究所長 332
金本 良嗣 東京大教授 292
小宮隆太郎 青山学院大教授 285
「ISI−トムソン」のデータによる。1980〜2002年1月までの世界主要学術誌約1700から
733 :
名無しさん@社会人:04/12/12 20:17:41
>>731 >「市民が武装している非武装中立国」の考えに関しては小熊が説明を加えているけど、
>あれを理解できないあんたの脳は痛い。
「アメリカに従属している国の軍隊」を拒否して、ソヴィエト従属は良かったわけだ。クズだな。
第一、小熊が解説しているように、あれは占領軍統治下に過剰に適応した話であって、独立国での議論じゃない。
さらに、丸山は80年代でも「非武装中立」を唱えていたぞ。バカまるだし。
734 :
名無しさん@社会人:04/12/12 20:33:56
それこそ丸山は忘れられるのを避けられないだろうな。
占領下での戯言を独立後も主張。大体、武装中立ならいざ知らず、「非武装中立」ってw
全共闘での無様さ。
それに加えて、「日本がアメリカに従属しているというのなら、従属している日本政府に抗議したところで何の意味もなかった。」という矛盾に気が付かなかったことだ。
力がないから従属しているのに、その力がない日本政府が「毅然」としたところで、何もかも上手くいくはずがない。田中角栄の例もある。力がないから従属しているのであって、支配をはねのける力を持っていればそもそも従属していない。
丸山ともあろう者が、人々の「意識」が変われば、アメリカの支配をはね除けられるだろう、アメリカ以外のどんな国にも従属せずにおれるだろう、などと、
昔の「神州不滅」みたいな議論をしている事に気が付かないというのは致命的。
しかも対案が「非武装中立」w
ライフルを配る云々の議論も、日本の一般人が有していた銃や日本刀を回収して、武装解除を行っていたのは占領軍自身。
占領軍が嫌う事を、占領軍統治下の状況でのみ成り立つ政策の為に、提唱するなんてのは、児戯に等しい。
所詮、丸山は戦後十五年程度で役割を終える徒花だっただろうな。
735 :
名無しさん@社会人:04/12/12 21:23:09
「非武装中立論」を言い出したのは、丸山真男ではなく、終戦直後の内務大臣。
丸山真男が主張したのは「武装民兵」論。(それが主論なわけではなく、一種のレトリックだが)
丸山の業績は「ウルトラナショナリズム」論。
736 :
名無しさん@社会人:04/12/12 21:25:53
>>734 つーか、おまえ、ちゃんと丸山の本なり、小熊の本なり読んで書いているか?
お前の論拠・典拠は何?
737 :
名無しさん@社会人:04/12/12 22:29:18
>丸山ともあろう者が、人々の「意識」が変われば、アメリカの支配をはね除けられるだろう、アメリカ以外のどんな国にも従属せずにおれるだろう、などと、
昔の「神州不滅」みたいな議論をしている事に気が付かないというのは致命的。
むしろ、丸山だからこそ人々の意識を変える=主体の確立を重視したんやろうが
何であんなに丸山が福沢を高く評価したのかまったくわかってないやん
>>737 ん?丸山は、福澤が居合術の達人だったことには、触れないままだった
な。ただ、自分と同じ、頭でっかちのモヤシっ子だと勘違いして、親近
感を覚えただけじゃないの?
739 :
名無しさん@社会人:04/12/13 11:50:25
結局、小熊も信者も馬鹿だってことさ。
740 :
名無しさん@社会人:04/12/13 14:35:47
朝鮮人は本当に怒ると、正気を失うといえるかもしれない。
自分の生命がどうなってもいいといった状態になり、牙のある動物になってしまう。
口のまわりにあぶくがたまり、いよいよ獣めいた顔つきになる。
遺憾なことだが、この怒りの衝動に我を忘れるといった
悪癖は男だけの独占ではない。朝鮮の女はすさまじい凶暴さを発揮する。
女は立ち上がってひどい大声でわめくので、
しまいには喉から声が出なくなり、つぎには猛烈に嘔吐する。
精神錯乱に陥るこうした朝鮮の女たちを見るたびに、私はどうして
脳卒中で倒れずにすんだのかと不思議に思う。
どうも朝鮮人は、幼少のころから自分の気分を制御する術を
学ぶことがないらしい。子どもは親を見習って、
自分の気に入らないことがあると、まるで気が狂ったように暴れだし、
結局、我意を通すか、それとも長くかかって鎮静にもどるか
そのいずれにか落ち着く。
「朝鮮滅亡」 ホーマー・アルバート
741 :
名無しさん@社会人:04/12/13 16:37:08
>>735 丸山はモデルを提示した。だが、そのモデルは残念ながら現実を説明するにも、現実に政策として提言するにも不十分だった。
大体、何人の官僚が丸山のゼミを出ていると思う?それで、あの体たらくだ。
「武装民兵」は、レトリックとしても拙劣。
ついでに言えば、終戦直後の政治家の言動は無責任極まりないもので、考慮に値しない。クズ同然。
>>736 『世界』1957年4月号で丸山は、ハンガリー動乱について、ソ連の行動を擁護し、東西のバランスを崩そうとしたハンガリーを批判し(!)、
「あの時期に一方的にワルシャワ条約脱退まで進んだことはナジ(首相)はまずかった」と言っている(ちなみに、ナジは中立を考えていただけ)。
だが、丸山は1950年9月の「三たび平和について」で、朝鮮戦争勃発時の「あの時期」に、日本が西側から離脱し、中立を推進すべきと主張していた。
従属下の国家が「独立」を志向したとき、それを弾圧する国家を丸山は弁護した。丸山の言動に一貫性はない。
丸山のモデルが日本の近代に対してどれほど有効だと思われたかは知らないが、自分の思想に合わない「現実」を歪めて認識し、言動を豹変させる人間のモデルなどクズ。
小熊は、本当に、こういう「都合の悪いこと」を引用していないので、「民主と愛国」に学術的に価値はない。
742 :
名無しさん@社会人:04/12/13 21:13:19
743 :
名無しさん@社会人:04/12/13 22:20:57
>自分の思想に合わない「現実」を歪めて認識し、言動を豹変させる人間のモデルなどクズ。
そりゃハンガリー動乱でソ連を擁護したことは問題やけど、それをもってここまでいうとねえ
丸山専門じゃないから詳しく知らんけど、丸山が当時どういうハンガリーの情報を得ていたのか、
とか、丸山がどういう意図があってこういうことをいったのかってことを言わずに
それだけあげつらってもね
「超国家主義の論理と心理」や「三度平和について」がどういう時代状況のなかで
どういう思想として表明され、評価されたのかを考えずに、一方的にクズ、などというと、
自分の言葉がそっくりそのまま跳ねかえってくるという罠
744 :
名無しさん@社会人:04/12/13 22:48:59
>>743 知らんのなら無理矢理反論するなw
あと、丸山がハンガリー動乱について、無知であったかのような記述は、彼を侮辱している事になる。
丸山は、その座談会で、ハンガリー動乱の背景を滔々と述べている。丸山ほどの人が、どういう状況下で起こったかを理解していないわけないだろw
丸山は、分かっていてそう述べたんだよ。二重基準。自分に都合のいい論理をその都度使っているだけ。
どういう意図?言動に一貫性がない知識人に意図があるとすれば、自分の立場を守る為だろ。
>どういう時代状況のなかでどういう思想として表明され、評価されたのかを考えずに、
だから、徒花だと言っているw
丸山のモデルは戦後直後には合致したとされた。
ゲーリングは高笑いし、日本の軍人はしょぼかったわけだ。奴隷が米軍という新しい主人を見つけた、日本は近代化されていない、民主主義は制度じゃなくて個々の進歩のなかにある、
丸山のそういうモデルは、日本の状況を上手く説明していると思われ、丸山は教祖になった。
だが、結局、モデルは現実の変数をいかに取捨選択するかで決めるもの。丸山は、捨てた変数が多すぎた。根拠もないのにソヴィエトを崇拝した。いずれ独立国になる日本に非現実的というより、冷笑する以外他にないような政策を提示した。
二重基準を平気で使っても、自分の主張の信頼性は揺るがないと思った。近代化の議論は、日本が経済成長した程度で問題の基盤をなくすほど「どうでもよいこと」だという事に気が付かなかった。
丸山が死んだ後に残ったのは、検討する価値もないような丸山の評論と、近代をめぐる使い古された「物語」だけ。
これをクズと言わずして、何をクズというのか。なまじ本人の問題意識と見識が高かっただけに、実に不幸だ。
丸山は、陸軍にいたとき、終戦直前になって、所属部隊の上官に求めら
れて、彼に「時局」について講義したことを、嬉しそうに回顧していた
が、そんな丸山が、報道管制が解かれて、戦中よりかは、はるかに多く
の情報を得られるようになった戦後において、ソ連を擁護するなどとい
うことの意図は明らかだろ。「超国家主義〜」は、無名の一兵卒とゲー
リングを比較したり、被告人としては通常の弁明であったのを、その
「通常」である部分をわざとカットして、卑劣な言い逃れであるみたい
に仕立てたりしてたんだが。この論文については、「あきれるほどの反
応だった」とかといって、暗に自己批判してもいるようだが、それっき
り、なんの訂正もないしね。こういったことなどが、「クズ」でないと?
746 :
名無しさん@社会人:04/12/13 23:25:49
で、結局ここで小熊・丸山を批判してる方は、
自分の積極的な意見をお持ちなのかな?
人を批判してるだけじゃあ、ただのネットウヨと同じだよ。
747 :
名無しさん@社会人:04/12/14 00:41:41
だからね、
>二重基準。自分に都合のいい論理をその都度使っているだけ
>言動に一貫性がない知識人に意図があるとすれば、自分の立場を守る為だろ。
こんな丸山評価は俺が丸山をたいして読んでなくたって、744が自分の思い込みから
「現実の」丸山像を歪めて認識していることは明らかやん
「三度平和について」に書かれてることを見ればわかるように、丸山の当時の問題関心は
明らかに冷戦体制の止揚と世界平和の実現でしょ。
ソ連に対する見方が甘かったのも、ハンガリー動乱の評価も、非武装中立論もすべてこの問題
関心抜きに見るからそういう評価しか出てこないのよ。
丸山は決して米ソの対立の中でソ連の味方をしたかったわけではないだろう。
しかし、現実の日本の政治を見れば、片面講和と安保締結を見れば誰だって日本は西側陣営
の一環として冷戦体制に組み込まれていってるわけでしょう。
この現実の日本政治を批判しようと思えば、拠って立つ立場は絶対的に親米ではありえない。
それでは日本政治の批判にはならんねんから。
だから丸山はソ連の味方をすることを目指しているわけではなくても、ソ連評価が甘くなる
ことは否めない。もちろん、後の新左翼のように「反米反スタ」もありえるし、ソ連評価や
ハンガリー動乱評価には問題はあるが、その点を考えないから丸山を二重基準としか取れないんやん。
そして、丸山の問題意識が冷戦の止揚にある以上、日本が究極的に目指す立場は米ソどちらの味方にも
ならない中立が目指されるんでしょうが。しかも、平和のために武力を自ら行使することが不可能となる
非武装というかたちの。
744が言ってるのは当時の丸山がおかれた状況や問題意識を無視して現在の視点から片言隻句をとりあげて
批判しようとした結果の丸山像でしかない。
748 :
名無しさん@社会人:04/12/14 03:17:05
>>746 わははは・・
言い返せなくなるとすぐこれだw
お前はそのネットウヨ以下なんだよ。
所詮小熊読者なんてこんなもの。
749 :
名無しさん@社会人:04/12/15 00:11:16
>>746 >人を批判してるだけ
旧社会党、共産党が見事にそうでしたね。
なんでも反対。
750 :
名無しさん@社会人:04/12/15 08:59:52
>>747 >日本は西側陣営の一環として冷戦体制に組み込まれていってるわけでしょう。
>この現実の日本政治を批判しようと思えば、拠って立つ立場は絶対的に親米ではありえない。
>それでは日本政治の批判にはならんねんから。
>だから丸山はソ連の味方をすることを目指しているわけではなくても、ソ連評価が甘くなることは否めない。ソ連評価や
まさに、反対の為の反対だな。
西側の国家のあり方を批判する時に、拠って立つ立場は絶対的に自由主義者ではありえないというようなものだ。
最初にイデオロギーありきだから、現実とモデルが乖離していったんだよ。モデルの修正ではなく、陳腐化していくモデルに固執した結果、アホの全共闘にもバカにされる始末だ。
>そして、丸山の問題意識が冷戦の止揚にある以上、日本が究極的に目指す立場は米ソどちらの味方にもならない中立が目指されるんでしょうが。
それが、そもそもおかしい。冷戦なんてのは、日本が中立したところで止揚しない。
南米諸国でアメリカ側を離脱しようとした国には、アメリカが直ちに介入したし、東欧諸国でソ連側の離脱をしようとした国には、ソ連が介入した。なかにはソ連から中国に主人を変えた国もある。
日本の中立化は、朝鮮半島に対する後方基地の喪失を意味する。ソ連・アメリカ・中国の介入は必然。しかし、丸山が自分のモデルから出した答は、非武装でも中立を維持出来るという、馬鹿げた答え。
そりゃ、相手にされなくなっても不思議じゃない。
>しかも、平和のために武力を自ら行使することが不可能となる非武装というかたちの。
だから、これが現実に可能だという答を出す、丸山のモデルは一体何なのかを考えろよ。
751 :
名無しさん@社会人:04/12/15 09:00:41
(続き)
>744が言ってるのは当時の丸山がおかれた状況や問題意識を無視して現在の視点から片言隻句をとりあげて批判しようとした結果の丸山像でしかない。
状況を踏まえた上で言っている。当時であっても丸山のモデルはクズだ。非武装中立をうたった政党が、冷戦期に政権をとったか?当時の国民でさえ、自民党=親米に対する牽制程度の役割しか認めていなかった。
問題意識が高ければいいというものではない。ニ・ニ六事件の青年将校の問題意識は非常に高かったが、手法と政策と行動が陳腐どころか害悪でしかなかった。
現に丸山自身、自分のつくったモデルの陳腐さに目を背け、自分の立場を守るために平気で言動の一貫性を捨て、八十年代になっても「日本の非武装中立が冷戦を止揚させる」などという夢想にふけっていたバカだ。
752 :
名無しさん@社会人:04/12/15 13:16:43
あんたが非武装中立や社会主義陣営を非常に嫌ってることはよくわかるが、ただそれだけやん。
丸山は実現可能な政策だけを追及しているわけじゃないんやから、政策の実現の可能性がないと
いうこと自体は批判として意味がない。政策の実現の可能性だけが思想の価値を決めるのならば、
与党の政治家や官僚、御用学者以外の思想には意味がないことになる。
思想の見方としては極めて一面的で独断的としか言いようがない。
>自民党=親米に対する牽制程度の役割しか認めていなかった
このようないい方をするが、政権与党に対する批判者、牽制者には意味がないというのか?
強者や権力者を批判することに意味がないというのか?
あんたの丸山論は政策の実現可能性しか問題にせず、思想で表現される理念やその基盤となる生活や人間を
みようともせずに、現在の高みから一方的に断罪してるだけ。
>>752 典型的な学校優等生の答弁だな。
それもいまどきご臨終の文科系バカの最も悪い濃縮形。
思想が実効性だけで判断されるものでないことは当然。
でも、丸山やそのご一党のかつての左翼陣営のダメダメさは
そんな学校優等生の総論レベルの話じゃないだろ。
批判者牽制者にも最低限地に足つけた主体が必要ってこった。
754 :
名無しさん@社会人:04/12/15 17:40:06
>丸山やそのご一党のかつての左翼陣営
まずこの大前提が根本的に間違ってる。ご一党をどこまで含めるかしらんが丸山は少なくとも冷戦期においては
左翼ではない。前にも述べたように、丸山の意図は冷戦の止揚にあって、東側の勝利にはない。
丸山が高く評価されたのは冷戦期において、どちらの陣営にも属さないかたちでの政治思想を
表明したからではないか。どちらの陣営にも属さないからこそ、全共闘からは「ブルジョア学者」
として批判の対象になるのであって、丸山がばかだからではない。
政治思想を右翼左翼なんて皮相的なレベルでしかとらえられていないではないか。
>批判者牽制者にも最低限地に足つけた主体が必要
安保闘争や反核運動をどのように評価しているのか。政権をとることはなかったが、
これらの運動に参加した人々は政治主体として認められないというのか?
まあこれらの運動に参加した人々についても所詮「左翼のバカ」としてしか見ないんだろうが、
そんなことだから様々な政治主体があるにもかかわらず、それが見えてこないんだろうが。
755 :
名無しさん@社会人:04/12/16 09:21:15
>>754 「進歩的文化人」という一派は、近代主義者もマルクス主義者も含めて一大党派を形成していた。
丸山はその教祖。それは動かし難い事実だ。丸山、川島、大塚ら戦後啓蒙主義者と、社会党支持者、共産主義者は思想的に全く違うが、
何故か東側に関する言説はほとんど一緒。「弁護」のみ。ちょっとは、フランスの毛沢東支持者みたいに内省するべきだw
>丸山の意図は冷戦の止揚にあって、東側の勝利にはない。
だから、全然止揚のしの字も実現出来ないような主張だろうが。
>丸山が高く評価されたのは冷戦期において、どちらの陣営にも属さないかたちでの政治思想を
表明したからではないか。
全然。明らかに東側よりだった。ただ、東側より自体が悪いというわけじゃない。
空想的、非現実的な政策の提言、言動に関する二重基準、モデルの稚拙さが、評価に値しないと言っている。
丸山自身が言っているじゃないか。「日本に思想の蓄積はない。」丸山の思想は、五十年代のまま、どう冷戦の状況が変わろうが、単に「民衆史観」論者や社会主義者に攻撃されただけで、全然発展していない。
その価値もなかったんだよ。残念ながら。
756 :
名無しさん@社会人:04/12/16 09:22:38
(続き)
>安保闘争や反核運動をどのように評価しているのか。政権をとることはなかったが、これらの運動に参加した人々は政治主体として認められないというのか?
>まあこれらの運動に参加した人々についても所詮「左翼のバカ」としてしか見ないんだろうが、
だから、駄目なんだよ。安保闘争の本来の目的は何か?それは、政府が「対米従属」を離れること。反核運動の本来の目的は何か?それは、核兵器の廃絶。
単なる牽制で満足したり、「対等に近くなる条約の改定の阻止と一方的(旧安保は日本は破棄すら出来ない)破棄」でもなければ、「メッセージを世界に伝えること」でもなかった筈だ。だが、結果はどうだ?
単なる自己満足で政策目標なんか実現しやしないし、そもそも意味もない。政治主体としての価値もない。大体、「牽制」が目的でも構わないということは、政権をとる事を放棄している事だろうが。
「もう戦争なんてしたくないし、他国の戦争に巻き込まれたくない。非武装で中立を貫けたらいいなあ。ああ、日本がそうなれば、きっと冷戦も終わるだろう」などと夢想して、そんな馬鹿な空想で論壇を支配して、一体何を実現するつもりだったのか?
夢王国でも築くつもりだったのか、丸山は?
現代の市民運動家がそうであるように、運動の為の運動で、運動内部の論理で凝り固まって、自分の立場を守るために言動を左右させて、単に自分が(言動の)責任の主体になることを回避しようとしていただけだろうが。
無論、牽制だけで満足出来る程度なら、もう言うべきことはないけどね…。
758 :
名無しさん@社会人:04/12/17 01:48:15
小熊は一応は伝統左翼にシンパシーを抱いていて、ポストモダン左翼を
克服しようという立場なんだろうけど、一方では民主主義とか愛国とかかつて
戦後の知識人を駆り立てた理想にはもうナイーブにはなれない。
だから小熊の戦後進歩的知識人擁護は"心情的共感"のレベルにとどまら
ざるをえなかった。しかし戦後進歩派に対するオマージュ、というか墓碑銘
としては 十分に成功しているように見える。
しかし戦後進歩派の追悼の後に何をなすべきかについては語れなくなっている。
まあ、漏れの感想としては『戦後左翼のみなさんこんな長ーいお経を読んでもらえ
たんだから安らかに成仏してね』てなとこかな。
759 :
名無しさん@社会人:04/12/17 02:11:08
>>752 >丸山は実現可能な政策だけを追及しているわけじゃない
実現不可能な理屈ほど迷惑なものはないんだよね。
中共や北朝鮮がどれほど多くの自国民を殺したかを考えれば、いくら説得力がある思想でも
迷惑なものでしかない。
760 :
名無しさん@社会人:04/12/17 13:05:17
>>757 心配するな。これで俺も最後にする。
>空想的、非現実的な政策の提言、言動に関する二重基準、モデルの稚拙さが、評価に値しないと言っている
社会主義や平和運動などの評価が一面的過ぎるんやって。確かに東側陣営は滅亡したと評価できるが、
社会主義思想は現在にも大きな影響力を残してるではないか。
なぜ現在のネオリベ改革においても政府はセーフティーネットの拡充を言わなければならないのか。
地方切捨て政策を与党の中から痛烈に批判しているのはなぜか。
渡辺治なんかの見解だと結局、60年安保以後の自民党政治が社会主義的政策をどんどん取り入れていった
からということになるからだろうが。
反核・平和運動だって、同様に自民党政治に取り入れられている。
一番象徴的なのは「非核三原則」。実際に守られてるのかは怪しいが、これが平和運動と無関係とでも言うのか?
小泉が自衛隊派遣で現在でも批判を浴びていることに、過去の平和運動は何の関係もないというのか。
単なる牽制なんてレベルにとどまらない影響力をもっていたことは明らかなのに、
(単なる牽制でももちろん意味はあるが)そのことを見ていないことに何の自覚もない。
何度も言うが、一面的で独善的な現在や過去の認識から生まれた丸山論は評価に値しない
少なくとも小熊と比較して
761 :
名無しさん@社会人:04/12/17 13:52:46
>>760 誤解しているようだが、私は確かに社会主義が嫌いだが、社会主義が与えたインパクトを不当に貶めるつもりはない。
ただ、社会主義国家の道徳的優越性や、人権の保護を主張していた連中が、自由主義国家の比ではない社会主義国家における人権の抑圧、武力行使を非難するどころか、
弁護する二重基準に嫌悪を抱いているだけだ。
>社会主義思想は〜
日本の場合、公開資本市場が閉鎖され、企業に対する銀行による資金の貸付などが行われるようになった、いわゆる「社会主義的な」体制の形成は、
戦時中までに完成している。
日本でもっとも自由主義的だったのは、大正時代であって、昭和戦後期にはすでに改革は終わっていた。
渡辺某という人物がどういう人物かは知らないが、ケインズ主義的な政策の出現は六十年安保を待つ必要はない。
>「非核三原則」。実際に守られてるのかは怪しいが、これが平和運動と無関係とでも言うのか?
無関係。佐藤内閣は、核武装を考えていたが、政治的(核武装してもそれほど利益を計算できなかった)かつ物理的(実験場がない)な理由で断念した。
核武装出来ないのなら、核武装していないことを政治的に利用する方が得策だ。「非核三原則」はその程度のもの。日本は実際、アメリカの核の傘の下にいて偽善者面していた方が得だった。
平和運動の存在が契機になったわけではない。
>小泉が自衛隊派遣で現在でも批判を浴びていることに、過去の平和運動は何の関係もないというのか。
ない。あなたは、自民党がどういう政党かを勘違いしている。自民党は改憲を目的として結党されていたが、その最大派閥だった吉田派(佐藤派・田中派・竹下派)は、今の憲法九条をつくった連中の末裔だ。
いわゆる吉田派の流れを組む連中は元々、思想的には護憲派であり、その点では社会党と変わらない。竹下は、社会党の田辺との間に「我々の目が黒い内は先の戦争みたいなのを起こさせない」と誓い合っていた。
野中は、自民党の若手が「戦略」の名のつく研究会を立ち上げようとした際、片っ端から潰してきた。
…つまり、政権を担うつもりの連中が、無能なら無能なりに、有能なら有能なりに自分の主張・思想を政策として実現させていったのだ。
762 :
名無しさん@社会人:04/12/17 14:13:49
(続き)
>単なる牽制なんてレベルにとどまらない影響力をもっていたことは明らかなのに、単なる牽制でももちろん意味はあるが)そのことを見ていないことに何の自覚もない。
>何度も言うが、一面的で独善的な現在や過去の認識から生まれた丸山論は評価に値しない
>少なくとも小熊と比較して
牽制なんてレベルにとどまらない、と認識するのは結構だが、その自己満足がどういう結果を導くか考えた方がいい。
社会党が、冷戦末期に出した声明を憶えているか?「日本が、西側の一員であることを認める」というものだ。
冷戦を通じて日本は西側諸国の一員だった。社会党としては、そりゃ日本は東側であった方がいいだろうし、西側を嫌うのも分かる。
だが、冷戦末期、そろそろソ連も崩壊しようかという時に、
「日本は西側の一員である」と“認識”した。現実と乖離する事に馴れてしまうと、こうした事も気にならなくなる。
なるほど、核廃絶を求めて公園を数十人がねり歩くのも楽しいかもしれない。戦前の農商務大臣、社会党からの入党の誘いもあった岸首相を
(理由の是非を問わず)退陣させる事に興奮を憶えるのも分からないではない。
授業料値上げを口実に大学で暴れるのも気持ちがいいだろう。
だが、その結果はどうか?安保闘争に何の正当性があったのか、大学紛争に何の意味があったのか、冷戦期に政権交代が起こらず、利権構造が確立してしまったのは何故か、
こうした事をまともに「進歩的文化人」が、分析し内省し今後の政策提言の際の参照として生かす事が出来るのか?
皆、恥ずかしい過去の一部として押し黙り、「そういう時代だった」「現代の価値観から一方的に裁くな」などと、愚にもつかない弁明ばっかり。
「進歩的文化人」が主張していた対米追従からの離脱や、実際の各国の紛争解決にどんな役割を果たした?どんな事が出来た?どんな事をこれから為し得る?何も出来やしない。
小熊と一緒。ただ感想を述べるだけだ。
…だが、それで良いというのなら、別にいいのかも知れない。日本はこのまま自民党が鵺のように生き残り、保守言論だけが焼け太りした状況であと何十年も存在し続けるのだろう。
763 :
名無しさん@社会人:04/12/19 20:05:58
一言言わせてもらえば、非武装中立ってそもそも論理的に無理なんです。
中立国には避止義務 容認義務、防止義務という三つの義務があるけど、
非武装だと最後の防止義務(交戦国に自国の領土を使用させない義務)
が果たせないんです。
交戦国の一方が日本の領域を使用しようとして抵抗しない場合、中立を援用できず、
もう一方の交戦国がその部隊を排除するために武力行使しても文句が言えなくなり、
日本本土の上で両軍の戦闘が始まります。
結局、非武装中立論なんて革命の際に邪魔な「権力の暴力装置」である
自衛隊を廃止するためと、ソ連軍を誘引するためのレトリックに過ぎないんです。
764 :
名無しさん@社会人:04/12/19 22:38:29
だよね。非武装中立論者には憲法学者もいたぐらいだから、
国際法の中立国の義務を知らなかったとは思えない。
やっぱり、為にする議論だったんだろう。
すごい飛躍だ
766 :
名無しさん@社会人:04/12/20 00:22:56
ソ連が攻めてきたら、白旗を揚げて降伏し赤旗で歓迎しましょうって、誰が言っていたんだっけ?
森嶋通夫は間違いなく言ってたな。文芸春秋セレクション(3巻本)の
3で読めたと思う。
768 :
名無しさん@社会人:04/12/20 16:21:31
論理的に考えれば
>>763の結論に至るぞ。
さすがに国際法も知らないで中立かどうか論じる馬鹿はいないだろうからな。
769 :
名無しさん@社会人:04/12/22 02:35:26
小熊信者が逃げ出したスレはここですか?
770 :
名無しさん@社会人:04/12/26 02:16:50
ただの電波野郎だよ。
772 :
名無しさん@社会人:04/12/27 08:29:42
小熊シンパ馬鹿炸裂だなw
773 :
名無しさん@社会人:05/01/06 12:55:55
774 :
名無しさん@社会人:05/01/06 13:51:08
丸山分析としてはなかなかおもしろい。
丸山説=「もう戦争なんてしたくないし、他国の戦争に巻き込まれたくない。
非武装で中立を貫けたらいいなあ。ああ、日本がそうなれば、
きっと冷戦も終わるだろう」
丸山教の人は反省してほしいね。なお,この手の問題には,
水谷三公『丸山真男−ある時代の肖像』ちくま新書
がおもしろいです。文章をもっとはっきり書いてほかったけどね。
言ってることは先の引用と同じでしょう。
775 :
名無しさん@社会人:05/01/07 19:03:58
>>773 で、飛びつくのは俺ら25歳以上とw
まあそれでいいと思う。
776 :
名無しさん@社会人:05/01/12 20:27:16
小熊信者の逃げた小熊スレ
777 :
名無しさん@社会人:05/01/17 01:51:16
>>773 『日本という国』 小熊英二
ぼくたちがいま暮らしているのは、「日本」という国。あたりまえすぎて、
考えたことなんてないかもしれないけど、じゃあ、「日本」って、いったいいつ、
だれによって、なんのために、どんなふうに作り出されたのか、きみは知っている?
みずから「学ぶ」ことの意味とそのための技法に触れながら、
いまにつながる「歴史」を知り、未来を探るために描かれる、刺激的な近代史。
この本を読んで北朝鮮マンセー、中共マンセーが生まれて行くんだろうね。
778 :
名無しさん@社会人:05/01/17 01:58:55
780 :
名無しさん@社会人:05/01/21 14:41:53
この方のゼミ面白そうですね。HPに挙げてある課題図書読んでます。「だめ連」とか。。
781 :
名無しさん@社会人:05/01/21 15:14:29
こいつの本はまったく取り上げる価値なし。
782 :
名無しさん@社会人:05/01/22 03:00:47
>>779 北朝鮮マンセー、中共マンセーご苦労様です。
784 :
名無しさん@社会人:05/01/27 15:22:33
785 :
名無しさん@社会人:05/02/09 09:31:37
ニュー速で小熊先生のスレがたってる
786 :
名無しさん@社会人:05/02/09 10:01:22
良識のあるこのスレの住人はニュー即スレのあほどもの相手をしてやれよ
788 :
名無しさん@社会人:05/02/09 22:35:31
kidorie
789 :
名無しさん@社会人:05/02/13 00:33:46
:単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜
:「日本人」の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで
↑ちょっと民族とかに興味持ったんで、読んでみようと思ったのだが
ちょっと高いから、迷ってる。
で、この人は、左派?右派?
岩波に勤めていて、小田実を賞賛していて、現在、上野千鶴子と関係がある時点で
俺は、なんか左派の浅い知識人かなぁ〜って勝手に思っちゃたりしてる。
実際は、どうなの?客観的な意見が聞きたい。
いまの時代、左派を名乗れる知識人はむしろ骨太。
>>789 左右を分別する必要もないと思うが一応書いてみる。
最近の右翼っぽい論調に対して批判的ではあるが、左翼ではない。
なるべく客観的であろうとする論調はそれなりに評価できる。
興味を持ったら、左右の関係なく読んでみるべきだと思う。
マルクス、毛沢東から大川周明、鈴木邦男も読んで自分の頭で判断しろ。
先入観で見るべからず。
対立する意見にも学ぶことは多い。
792 :
名無しさん@社会人:05/02/13 18:18:41
石原慎太郎でさえ日本人は混血といってる
793 :
名無しさん@社会人:05/02/13 21:47:06
最近のGM血液型遺伝子、YAP+だと日本はそんなに混血していない
みたいだけど。チベットも同様。
そもそも純潔人種とは何を指すんだ?
なにを基準に純潔だと決める?
795 :
名無しさん@社会人:05/02/13 22:21:02
純血の単一民族なんか誰も信じてねぇ
こういうことは生物学の範囲
社会学者は近づかない方が
796 :
名無しさん@社会人:05/02/13 22:30:09
戦前は右翼が日韓同祖論を唱えたが、今は左翼が日韓同祖論に熱心だな。
797 :
名無しさん@社会人:05/02/13 22:55:45
ちんぽ、洗ってから出直してこい。
>>795 「日本人は純血の単一民族か?」というテーマでなく、
「日本人は単一民族であるという考えがどうして出来たか?」
というテーマだろ。ちゃんと読んでるのか?
799 :
名無しさん@社会人:05/02/13 23:21:07
>>792 単一民族〜には60年代には日本人は純血だといってた
慎太郎がどうして90年代には混血だというようになったか
についても分析してあるぞ。
800 :
名無しさん@社会人:05/02/14 10:22:41
左翼は右翼が日本は単一民族だと言えば、非科学的だと反対する
逆に右翼が日本は混血だといえば、反対できないので分析にシフトする
>>793 純潔なDNAと混血なDNAを区別する基準ってそもそもなんですか?
>>796 戦前の右翼のなかにはかなり進歩的で自由民権的な面をもっているというか、
左翼か右翼か区別が微妙で両義的な思想家が多いからね。
戦前の場合、右翼=単一民族主義者というふうにも括れないし。
803 :
名無しさん@社会人:05/02/15 12:35:16
>>799 小熊自身はなぜそう思うようになったの?
804 :
名無しさん@社会人:05/02/16 11:16:11
は?
805 :
名無しさん@社会人:05/02/16 17:01:22
>>802 ん?戦前の右翼、左翼の区別が微妙な人間って、大抵、国家社会主義とマルクス主義の
両義性であって(ex大川周明、北一輝など)、自由主義者は少ないと思うんだが?
国家社会主義にしろマルクス主義にしろ、共同体至上主義という面では同じだから転向しやすい。
自由主義者は最初から単一民族?混血?( ´_ゝ`)フーン血縁なんて何か意味あるの?って感じだぞ。
それに、進歩的って言葉は馬鹿っぽいから使うのは止めたほうが良いよ。
>>805 > ん?戦前の右翼、左翼の区別が微妙な人間って、大抵、国家社会主義とマルクス主義の
> 両義性であって(ex大川周明、北一輝など)、自由主義者は少ないと思うんだが?
まあ、例えば、下中弥三郎あたりもその一人に入るんだろうけど、彼の教育論などはかなりリベラル
なものとして知られているよね?
> 国家社会主義にしろマルクス主義にしろ、共同体至上主義という面では同じだから転向しやすい。
下中の場合は、共同体主義というよりは、「労働」至上主義というのが大きい。
ナチスにしろ、俗流のマルクス-エンゲルス主義にしろ、「労働価値説」の呪縛に囚われて
いるからね。
> 自由主義者は最初から単一民族?混血?( ´_ゝ`)フーン血縁なんて何か意味あるの?って感じだぞ。
「大東亜」主義はむしろ単一民族主義を超克するという理念を持っていたはずだと思う。
あるいは、そもそも単一民族主義こそが、民族文化の多様性を国家権力によって統一しようとする帝国主義
であったとすれば、「大東亜共栄圏」もたしかにその(日本単一民族主義)連続線上にあったのかもしれないが。
> それに、進歩的って言葉は馬鹿っぽいから使うのは止めたほうが良いよ。
それはポストモダンな言論が支配的になった現代だから当たり前に言える台詞だね。
807 :
名無しさん@社会人:05/02/16 18:47:36
下中弥三郎は宮崎滔天みたいな自由主義的な大アジア主義者か
808 :
名無しさん@社会人:05/02/16 21:42:34
>>805 進歩ってダーウィンのこというなら右翼も左翼も進歩主義なんだが・・^^;
単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜
読んでない連中がこのスレに書き込んでいるというのがよくわかった。
俺もまだ数十ページしか読んでないんだが。(w
御免。「大東亜」主義でなく「大亜細亜」主義の間違えでした。
>>806
単一民族論と混合民族論とは一見不連続のように見えるけれども、本当にそうだろうか?
混合民族論(日韓同祖論にしても)は、所詮、統一民族論という意味で同じ思想だと思える。
812 :
名無しさん@社会人:05/02/17 02:07:05
>>809 俺は柳田についての記述で投げ出したな。事実誤認多すぎ。
ただ柳田を知らない人にはうまい洗脳ではあると思ったが
814 :
名無しさん@社会人:05/02/19 12:00:40
>>811 冨山一郎が書評でおんなじようなこと言ってる
つ〜か単一民族論も混合民族論も、最初は素朴にそう考えられるってことで、
深い意味はなかったのだが、そこに政治的な意味が発生してきたんで
きな臭くなったつうことだろ。で、その意味というのも時代時代で異なっていると。
816 :
名無しさん@社会人:05/02/27 05:42:24
次期春学期の研究会履修課題発表されたのかな?
>>813 柳田についての章まるごとだね。いっとくけど後はよいよ
>>816 来学期はパリに行くので授業は開講されません
>>817 まるごとなら、そん中から一つくらい具体的に
小熊はこういってるが、実はこうだって指摘してください。
俺はトーシロだから、それだけ言われても何のことか
ヒントくれないとわからんのよ。
820 :
名無しさん@社会人:2005/04/23(土) 23:35:39
今日の紀伊國屋ショボ過ぎ。
熊君の話聞きたかったのに、ハラとか言うバカのオナニー話ばかりでつまらなかったよ
821 :
名無しさん@社会人:2005/04/26(火) 07:16:14
慶大の研究会HPのゼミ指導図書読んでるですが「グラマトロジーについて」とか「アナーキー・国家・ユートピア」とか慶大生はこんな難解本理解できるのか。。
>>821 高学歴の人間は君なんかが想像もつかないほど高い知力を持っているのだよ
823 :
名無しさん@社会人:2005/05/01(日) 16:18:36
授業わざわざSFCまで行って何度か潜って聞いてみたけど
結構面白かったよ、この人。
824 :
名無しさん@社会人:2005/05/02(月) 03:36:27
>822
おいおい…
慶応大学生が頭が良いって
一芸入試のSFC生を馬鹿にするなよ。弱い者いじめはやめろ!
826 :
名無しさん@社会人:2005/05/02(月) 12:29:47
弱い者いじめって…
学力が無いことを無いと正直に言って何か悪いのか
827 :
821:2005/05/03(火) 05:13:00
当方実は早大生で、早稲田のゼミと比べてレベルの高い読書ゼミを学部レベルでやっていることに驚いた。過去の課題図書を読破し、後期の研究会聴講させてもらおうかな力つくんだろうな
>>820 小熊本人も少しみっともなかった。側室制度とか、皇室の基礎的な知識が
ないのがモロに露呈しちゃった感じだった。
論座に載った駄文の感想も富む
830 :
名無しさん@社会人:2005/09/17(土) 17:34:50
>>828 このひと、思想史の専門家だし、現実の天皇家のことなんて何の興味もこだわりもなさそうだよな。キャラ的にもさ。
でも仲良しの島田雅彦は皇室大好きっ子である不思議さ・・・。
こいつって馬鹿す・・・まあいいか。
832 :
名無しさん@社会人:2005/10/07(金) 20:36:20
833 :
名無しさん@社会人:2005/11/02(水) 16:50:14
age
834 :
名無しさん@社会人:2005/11/20(日) 21:16:39
小熊氏はドイツ語もフランス語も堪能なのか(+_+)
835 :
名無しさん@社会人:2005/11/26(土) 18:32:16
すごいよい仕事してると思う。
836 :
名無しさん@社会人:2006/02/08(水) 15:11:58
ホモビデオの男優?なんか名前が熊さんっぽくてさ。
837 :
名無しさん@社会人:2006/02/08(水) 19:56:19
新刊まだなの。
838 :
名無しさん@社会人:2006/02/08(水) 20:40:38
本日、はじめて本人の顔を検索して見てみた。
ひどく病的な顔だった。
839 :
名無しさん@社会人:2006/02/08(水) 21:28:37
俺もちゃんと勉強しなきゃ
840 :
名無しさん@社会人:2006/02/13(月) 08:55:58
小熊:(前略)たとえば、平和国家の極限の形態としてこういうのはどうでしょう。
いまからでも遅くないから、憲法の理念を遵守することを宣言して、
自衛隊の武装を全廃し、国際救援隊として改組する。
そして、非武装の災害救助や難民救援のために、日本国内のみならず、
国際的に活躍する。
そして、世界中から要人やNGOを招き、廃棄した自衛隊の武器を消却する
大イベントを開き、その様子を国際的に放送して、日本の国家的意思を世界に
アピールする。もちろんそれを前提に、戦後補償問題も事前に解決し、
日米安保条約も解消してゆく。そこで、こんなふうに宣言するわけです。
「日本国は、国際平和の理念のために貢献する、独立自尊の国であることを宣言します。
この理念に献身する意志のある人は、過去の国籍や民族が何であるかを問わず、
「日本人」となることができます。今後、もしわが国を武力攻撃するような国や勢力
があれば、世界史に非道の存在として永遠の汚名を残すでありましょう。」
これが究極の理念かどうかは議論の分かれるところでしょうが、少なくとも現在
よりは、世界中から尊敬される国になりやすいことが、想像できると思いますが。
島田:それはいい。日本の国家的枠組みのプランとして、かなりアピールする力が
あるんじゃありませんか。「つくる会」の教科書なんかより、よっぽど愛国心を喚起すると思いますよ。
問題はそれをやれるカリスマがいるかどうかですが。
小熊:誰か小説にしてくれないかな。島田さん、いかがですか(笑)
841 :
名無しさん@社会人:2006/02/13(月) 16:58:40
無防備の国民には友しか存在しないと考えるのは、馬鹿げたことであろうし、
無抵抗ということによって敵が心を動かされるかもしれないと考えるのは、ず
さんきわまる胸算用であろう。…一国民が、政治的なものの領域の踏みとどま
る力ないしは意思を失うことによって、政治的なものが、この世から消えうせ
るわけではない。ただ、いくじのない一国民が消えうせるだけにすぎないので
ある。(カール・シュミット『政治的なものの概念』)
842 :
名無しさん@社会人:2006/02/13(月) 17:05:26
>>840 これホントに小熊のコメントなのか?
いくらなんでも馬鹿すぎるぞ・・・
843 :
名無しさん@社会人:2006/02/13(月) 17:23:37
ホントだよ。たしか、『論座』か『世界』に載ってたヤシだったけな。
844 :
名無しさん@社会人:2006/02/19(日) 01:23:06
ひどく病的なホモ顔
ホモをバカにすんな(w
もっとさわやかなガチムチ好きが多いぞ。
846 :
名無しさん@社会人:2006/02/20(月) 18:27:21
病的なホモ顔
>>847 別に彼が国際政治において馬鹿なのと一流の政治思想史家
なのは必ずしも矛盾しまい。
『民主と愛国』の9条のあたりもかなり恣意的
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾
『嫌韓流2』発売中
駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
850 :
名無しさん@社会人:2006/03/02(木) 01:18:30
病的なホモ顔
851 :
名無しさん@社会人:2006/03/04(土) 10:45:20
852 :
名無しさん@社会人:2006/03/17(金) 05:05:18
SFCの大学院で小熊先生に指導を受けている人って多いの?
同じSFCの大学院の福田和也先生とは、会話することあるの?
853 :
名無しさん@社会人:2006/03/17(金) 06:26:48
>>848 てかやっつけ仕事と入念にやった仕事がはっきりわかれるってことでしょ。
小熊先生の場合は。
854 :
名無しさん@社会人:2006/03/17(金) 11:50:38
福田和也氏の名宰相の条件(祥伝社、1600円+税)は、必読だ。
サッチャーは労働党だし、浜口雄幸は、日銀出身だそうだ。
さらに、イギリスでは、第1次世界大戦までは、
貴族院出身者しか首相になれなかったらしい。
ウォルポールも大ピットも草葉の陰で泣いているだろう。
福田がこんないい加減なやつだとは知らなかった。
校正者も校正者だ。
『日本人であるということ』ハルキ文庫、もすごいよ。
オスマントルコはモロッコを占領したし、
スペインにも攻め込んだんだそうだw
レコンキスタでイベリア半島から追い払われたムスリムは
たった200年、この半島を占領していただけなんだそうだw
アルハンブラ宮殿はマドリッドにあって、モスクなんだそうだw
その他いろいろ。
世界史の教科書すら読んでないらしい。
こんな奴が大学教師だなんて信じられん。
フランス語もしゃべれません
855 :
名無しさん@社会人:2006/04/10(月) 19:01:31
今日授業出たよ
>855 面白かった?
857 :
名無しさん@社会人:2006/04/10(月) 23:44:06
病的なホモ顔、小熊
858 :
名無しさん@社会人:2006/04/11(火) 01:15:54
本当にホモ顔だ、こりゃ
859 :
名無しさん@社会人:2006/04/11(火) 21:32:58
履修許可キター
860 :
名無しさん@社会人:2006/04/12(水) 02:31:42
この人ナルシストっぽい
861 :
名無しさん@社会人:2006/04/12(水) 03:13:54
862 :
名無しさん@社会人:2006/04/12(水) 17:05:06
小熊英二ってさ在日韓国人3世らしいよ。本名は朴英二って言うんだってさ。
863 :
名無しさん@社会人:2006/04/13(木) 00:09:52
小熊、在日だったんだ。確かに思想的にありうる。言われてみるとチョン顔
『日本という国』が発売されますた。
小中学生向きなのに、大人の人文書コーナーでヒラ積み。
最近は、中学生の教材を大人が読むのが流行ってるから
結構売れるかもね。
865 :
名無しさん@社会人:2006/04/13(木) 05:43:12
こういう奴って議論しても勝てないもんだから、無垢なうちから洗脳しようとするよな。
朝日小学生新聞とか。
左翼系ダミーサークルが新入生カモにしてるのと似てる。
新しい歴史教科書とかな
>>865 『日本という国』を読む前から
そういう妄想を思い浮かべることの出来る
お前がすごいよ。
868 :
名無しさん@社会人:2006/04/14(金) 18:00:05
病的なホモ顔
869 :
名無しさん@社会人:2006/04/14(金) 18:43:21
ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔ホモ顔
>>867 こいつの本なんか読む前からどんな内容かぐらい予想つくよw
>>870 じゃあどんな内容か書いてみて。
検索して情報収集したりせずに、タイトルと著者の情報だけで。
どうせまた国民国家の虚構性だの、
憲法改正批判だのイラク派兵批判だのやってんじゃないの?
小学生でも考えないような
>>840みたいな「社会学的分析」と混ぜてw
876 :
名無しさん@社会人:2006/04/15(土) 16:52:22
●反日TBSキャスター筑紫哲也・・・・(→朴 三寿:元朝日記者、共産キャスター)
●池田大作(草加学会)・・・・(→父:ソンジャンチョク、帰化人) (在日への選挙権推進、韓国での反日活動の実績)
●サラ金(消費者金融)及び街金融、そして闇金・・・・実際は在日朝鮮人が経営に当たり凶悪な取り立ててで暴利をむさぼっている。客が自殺しても冷酷なのはチョンだからか?
●麻原影晃・・・・父が朝鮮国籍。
●林ますみ・・・・(和歌山毒入りカレー犯人)在日帰化。
●宅間 守・・・・(大阪池田小学校大量殺人犯)朝鮮部落出身。密港在。
●織原誠二・・・・(英国人ルーシーブラックマンさん殺害犯)親が韓国。
●李 昇一・・・・朝鮮人の強姦魔。「ガキの使い」語り140人以上の女性をレイプ。
●金 保・・・・(少女強姦魔の牧師)在日
●酒鬼薔薇聖斗・・・・(東慎一郎・神戸の首切り猟奇小僧)両親とも在日
●関根 元・・・・(埼玉愛犬家殺人犯)在日
●郭 明折・・・・韓国キリスト教の宣教師。連続強姦魔。被害者100人以上
在日朝鮮人の方々って、本当に素晴らしいね!!
878 :
名無しさん@社会人:2006/04/15(土) 18:16:46
病的なホモ顔
880 :
名無しさん@社会人:2006/04/16(日) 17:57:04
この人自分の事かっこいいて勘違いしてそ。不細工だよ。
> この人自分の事かっこいいて勘違いしてそ。
なんでそう思ったの?
882 :
名無しさん@社会人:2006/04/17(月) 15:29:39
不細工だから
883 :
名無しさん@社会人:2006/04/17(月) 18:05:30
まあ確かにナルっぽいし髪型は言うまでもなく顔もキモイのは事実。
だけど本が面白いからいいじゃないか。
884 :
名無しさん@社会人:2006/04/17(月) 19:31:23
キドの師匠なんて信用できないな。
886 :
名無しさん@社会人:2006/04/18(火) 00:55:11
ホモ顔、小熊
887 :
名無しさん@社会人:2006/04/18(火) 23:43:34
論壇の飯野賢二
888 :
小熊英二:2006/04/18(火) 23:47:08
僕はホモです。
889 :
名無しさん@社会人:2006/04/19(水) 12:43:51
さっき、本屋いったついでに
>>864のパラパラ見てみたら爆笑してしまった。
ほとんど、爆笑太田の電波を文章化したような糞本。
ついでに、
>>873-874にワロタ
信者より、読んでない奴の方が小熊に詳しいってどういうことだよww
890 :
名無しさん@社会人:2006/04/19(水) 15:08:09
爆笑太田なんて総理の器じゃねえwww
891 :
名無しさん@社会人:2006/04/19(水) 15:29:39
ただのホモ顔
892 :
小熊英二:2006/04/19(水) 16:21:11
僕はホモ顔じゃなくて、ただのホモです。
893 :
名無しさん@社会人:2006/04/20(木) 14:18:43
日韓併合後、在日朝鮮人は厳しい身分差別から逃れるため、自らの意思で朝鮮半島を脱出して日本に渡ってきました。
日本がポツダム宣言を受け入れると在日たちは「戦勝国民」であると主張し、「朝鮮進駐軍」を名乗り、各地で暴れ始めました。
日本の男たちは戦場に駆り出され、残っていたのは女、子供、老人ばかり。 朝鮮人たちはやりたい放題で、駅前の一等地は朝鮮人に占領されました。 もちろん、そこに住んでいた日本人女性は容赦なく強姦され追放されたのです。
当然、日本人は在日を強く憎むようになりました。 そのため、在日朝鮮人たちは日本名を名乗るようになりました。 朝鮮名を名乗ることは自分が犯罪者だと宣言しているようなものだからです。
朝鮮人たちは共産主義者と組み、マスコミを使って歴史の捏造を始めました。 「強制連行されて来た」「土地を奪われて仕方なく来た」等々。 そして強姦犯罪を謝罪せず、土地を占拠し続けながら、
「俺たちは何も悪いことをしていないのに差別される」「不当な差別を受けている」 「謂れなき差別を受けている」等と宣伝しました。
朝鮮進駐軍を知らない世代の日本人は在日に対して罪悪感を持つようになりました。
在日たちは占領した一等地で事業を始めました。 それが「パチンコ」です。今でもパチンコ業者の8割は在日です。 パチンコは30兆円産業。何と自動車産業よりも規模が大きいのです。
パチンコ業界は脱税と、北朝鮮への送金で知られます。 「日本のパチンコがある限り、我が国は安泰だ(金正日)」 日本の政治家にもパチンコの金が流れています。
だから「パチンコ、パチスロはギャンブルではない」等という馬鹿げた論理がまかり通っているのです。
祖母や曾祖母が朝鮮人に強姦された場所でパチンコやスロットを楽しんだり、 朝鮮の民族料理である焼肉を食べる・・・ これは「日本人」以前に「人間として」恥ずべき行為ではないでしょうか。
「在日」論のウソ 浅川晃広
2006年05月12日
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/r0188132 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0188132 戦後60年を経過しても、「在日は日本政府に一方的に日本国籍を剥奪された」
という神話はいまだに生き続けている。それは「在日は強制連行の犠牲者」という
主張と同様、一部の「在日」とその同調者による、かねてからの特権要求の論拠で
もある。強制連行のウソについては渡部昇一氏や西岡力氏がすでに論破しているが、
もうひとつの「国籍剥奪論」も完全なフィクションであったことを明確な根拠をもとに
著者は指摘する。そのほかにも、今年初めに起こった「東京都保健師管理職裁判」、
1960年代に行われた「在日朝鮮人の北朝鮮への帰国事業」に対する「日本政府責任論」
の台頭など、多くの良識ある日本人からすれば違和感を禁じ得ない「在日」陣営
(在日のみならず、彼らを支援する反日メディア・文化人、公明党を含む)の主張のウソを暴く。
895 :
名無しさん@社会人:2006/04/24(月) 23:52:59
病的なホモ顔
>>895 病的なのはお前だwwwww
−−−−−−−−−−
844 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/02/19(日) 01:23:06
ひどく病的なホモ顔
846 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/02/20(月) 18:27:21
病的なホモ顔
850 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/03/02(木) 01:18:30
病的なホモ顔
857 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/04/10(月) 23:44:06
病的なホモ顔、小熊
868 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/04/14(金) 18:00:05
病的なホモ顔
878 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/04/15(土) 18:16:46
病的なホモ顔
895 名前:名無しさん@社会人[] 投稿日:2006/04/24(月) 23:52:59
病的なホモ顔
897 :
名無しさん@社会人:2006/04/25(火) 08:59:52
896は病的なホモ顔
898 :
小熊英二:2006/04/25(火) 14:51:47
僕は病的なホモ顔です。
899 :
名無しさん@社会人:2006/04/25(火) 17:08:05
>>53,大体、『民主と愛国』十一章で、非武装中立論を「アメリカに従属した国家の軍隊を拒否するものであっても、必ずしも絶対非暴力の主張ではなかったことがわかる」(479p)を書いているけれども、
私はその考え方わかるけど。2.1ゼネスト世代も60年安保世代も、70年全共斗世代
もそうだが、最前線で戦っていた学生や労組の人たちは国家権力が武装するのは悪だけど
自分達が武装するのは善と考えていたはず。
この国にとっての不幸はそういう考えを国側の勢力として取り込めなかったこと
簡単なことなのに。(自衛隊の部隊をそれぞれ地方ごとに分けて○○革命軍、とかという
俗称を与え、自衛隊法に「自衛隊とは、国が憲法に定めた民主主義の基本規範から逸脱する時
人民の手によって自主的にこれを解放し社会を防衛することを目的とする自衛のための有志部隊である。)
とかと書いておく。そして国会で質問を受けた時には、自衛隊は国民の有志によって
組織された部隊であって、国権に属するものではないと答えとけばよかった。)
900 :
名無しさん@社会人:2006/04/25(火) 17:16:37
それにもうひとつ注意すべきことは、ある時期まで民族主義=国家主義でなかったこと。
かつてプルードンなんかもアンチ国家主義をヘルダーリンなどの民族主義の論理の上で
説いているが、これと同列の思想系譜に網野義彦やら本田勝一やら宮崎駿などがいる。
かつて朝日新聞で連載されていた新風土記はそういう精神で書かれていたし
本田勝一の「そしてわが祖国日本」とか「日本人は美しいか」「麦とロッキード」
はそういう新風土記の延長で書かれていた。
901 :
名無しさん@社会人:2006/04/25(火) 23:52:29
癒しのナショナリズムww
ただの馴れ合いとニヒリストの行動かと思ったか?バカめwww
フツー特アのあんな対応見せられて不快に思わない奴は異常なんだよ。
まあ戦争が生じるには他の要素もいろいろと必要だから起きないにしても
もうすこし考察が必要でしたなww
902 :
名無しさん@社会人:2006/04/25(火) 23:59:48
ヘタに日本側が引っ込んじまうより、もっと詳細な過去の検証が必要なんだよ。
それは相手国側にも当然言えることだがな。
あとは文化史的・思想的研究をもっと。儒教だ何だ言ってるわりには
どうしてあんなに汚ねえんだよ。やり口が。
ここでアジアに大影響を与えたとされる中国発祥の宗教の闇の面の検証だよ
キリスト教ばっか魔女狩りや十字軍ばっかり挙げんなよ
人間がやってることだから歪がでて当然。
まあ、こんなことを新書なり文庫なり、はたまた新聞に書いてガンガンとアピるなどして
一般をもっと啓蒙していけ
903 :
名無しさん@社会人:2006/04/26(水) 16:15:52
病的なホモ顔
904 :
名無しさん@社会人:2006/04/27(木) 03:09:14
この人、著作出せば出すほど質が落ちてきてない?
905 :
名無しさん@社会人:2006/04/27(木) 21:50:59
「民主と愛国」で単なる左翼のアジテーターになったからね
906 :
名無しさん@社会人:2006/04/27(木) 22:19:45
「民主と愛国」が105円で売ってたから買ったが読む暇無い><
907 :
名無しさん@社会人:2006/04/27(木) 22:30:40
ベ平連についてKGBとの関係とか一切触れず
全面的に美化したことで、研究者としては終わった>「民主と愛国」
そして直後に、上野千鶴子と一緒に鶴見俊輔ヨイショ座談本
908 :
名無しさん@社会人:2006/04/27(木) 23:42:59
質が落ちてきていると言うよりは党派色が露骨に出てきた。
909 :
名無しさん@社会人:2006/04/28(金) 01:45:28
自分のゼミ学生はだませても世間一般はムリ。
これだけ中韓嫌いが統計にも顕われているのに一体なにをかばおうとしているのか意味不明
910 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 00:42:43
今月号の正論で小熊は共産主義者と書かれてた。どうなんだろ?
911 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 00:48:25
顔も思想も低脳奇形児だな
912 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 00:54:09
どうみてもババアっつーか老婆のツラだよね。
ロン毛で魔女
913 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 00:55:00
北、朝鮮総連に秘密文書「日本人拉致指令書」伝達
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006042625.html 独裁者・金正日総書記率いる北朝鮮が朝鮮総連に対し、「日本人拉致指令書」といえる
秘密文書を伝達していたことを大宅賞ジャーナリストの加藤昭氏が26日発売の『WiLL』
でスクープした。北が国家ぐるみで拉致工作を仕掛けていた決定的証拠といえる。
こうした中、北が最近、安倍晋三官房長官に対して謀略指令を発していたことも判明した。
「朝鮮総連は『拉致事件とは無関係』と強弁してきたが、この文書は動かぬ証拠だ。日本政府は北に対する経済制裁とともに、総連の解散命令を即刻出すべきだ」
拉致指令書を独自入手した加藤氏は話す。
914 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 01:19:06
ババア顔
915 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 01:35:01
病的なホモ顔
∧ ∧
(・∀ ・) <強制連行されたんでしょ?
ノ( )ヽ
< >
∧ ∧
ヽ(・∀ ・)ノ <祖国に帰りなよー!
(( ノ( )ヽ ))
< >
917 :
名無しさん@社会人:2006/05/05(金) 23:44:04
いいよ帰国して。
俺2chだけじゃなくて現実にも言ってるから。
べつに人間関係壊れても言わなきゃならないことはあるし。
918 :
名無しさん@社会人:2006/05/27(土) 02:09:56
小熊の反サヨク分析って、
そのまま自分のことじゃん。
919 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 11:46:24
彼が貴戸の師匠である以上、信用しないほうがいいな。
920 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 13:45:57
小熊がゲスト編集長をつとめる号のビッグイッシュー、不買運動しましょうよ。
921 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 14:38:30
社会学者を一言で言うと、学者とジャーナリストの悪いとこ取り
922 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 15:42:43
まあ、木戸を駒場相関に送り込んだのも小熊だしな
923 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 17:37:59
小熊は責任をとって貴戸を破門にするべきだ。
924 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 19:16:08
小熊とナイトーは、体液を交換しているんだろうか?
925 :
名無しさん@社会人:2006/05/28(日) 22:19:32
貴戸の師匠が早くなくなりますように。
926 :
名無しさん@社会人:2006/05/29(月) 13:01:47
かりに漏れが革命をおこしたら、こいつと上野と木戸はギロチン送りにしてやる。
927 :
名無しさん@社会人:2006/06/05(月) 12:25:30
いい仕事してると思うよ。
928 :
名無しさん@社会人:2006/06/05(月) 13:35:22
ビッグイッシューにコグマとキョドが並んで載ってたぞ
929 :
名無しさん@社会人:2006/06/05(月) 16:29:39
そんなものは不買だ、買わないこと!
930 :
名無しさん@社会人:2006/06/06(火) 01:09:46
まちがって買った人は、編集部に抗議のメールを書こう!
931 :
名無しさん@社会人:2006/06/09(金) 22:47:17
933 :
名無しさん@社会人:2006/06/10(土) 19:07:29
>>931 精神医学の政治利用。こうした人たちが小熊を支持し、貴戸、上野を礼賛している。
936 :
名無しさん@社会人:2006/06/10(土) 21:42:23
>>934 いらない。二人ともそんなにキレイじゃないし。本田由紀のなら話は別だが。
>>936 いや、綺麗じゃなくて汚いからこそ見てみたいw
938 :
名無しさん@社会人:2006/06/12(月) 00:46:43
民族料理である焼肉。これ間違い。チョンの捏造。
939 :
名無しさん@社会人:2006/06/12(月) 01:05:31
>>938 小熊が在日(帰化済み?)って本当なの?
>>939 アインシュタインの言葉や福島瑞穂のコピー&ペースト文章と同じで捏造だろ
>>939 そうです。
……と書いたら信じるんだろうなぁw
942 :
名無しさん@社会人:2006/06/12(月) 21:19:49
つまらない保守的なガクシャ。
944 :
名無しさん@社会人:2006/06/13(火) 18:54:28
小熊の弟子の貴戸は、常野とともに、「不登校はニンニクくさい」とする差別書を上梓している。
これは、「朝鮮人はニンニクくさい」とする在日差別と論理的に同じだ。
こういう差別主義の弟子を育て上げたとは、小熊は民族への裏切り者なのか?
彼がもし日本人ならば、偏狭で安っぽい差別主義者を作り上げた。彼がもし朝鮮人ならば、
自民族差別の男と仲良くつるんで書を出す弟子を生み出したことになる。
どちらにせよ、困ったことだ。
945 :
名無しさん@社会人:2006/06/19(月) 14:29:27
左に批判される左の学者ってのも大変だな
それでも小熊は信仰として左であることをやめないだろうけど
946 :
名無しさん@社会人:2006/06/19(月) 22:04:49
小熊は処世術として鶴見俊輔、小田実ら旧左翼にすり寄る道を選んだのだから
スガをはじめ新左翼から批判されるのは当然だろう。
947 :
名無しさん@社会人:2006/06/21(水) 00:10:37
新左翼を見捨てたわけか
948 :
名無しさん@社会人:2006/06/21(水) 00:51:10
「民主と愛国」出版直後にブントの機関誌で新左翼をバッサリ切り捨て、
ベ平連を絶賛してた。
そんなことすりゃ新左翼も怒る罠。
宮台真司・東京都立大助教授(社会システム理論)と、日本の近代化・ナショナリ
ズム研究で知られる小熊英二・慶應大助教授(歴史社会学)のお二人のようですが、
このお二人ともさすがは朝鮮総連の片棒を担ぐだけあって無知をさらけだしていま
す。まずお二人の言い分を見ていますと、
宮台真司(東京都立大助教授)は<滑稽で恥ずかしい>と題した文章ですが、
「何よりも駄目な日本」という自覚を、明治維新以来、われわれが1度もしたことが
ないということが何よりの問題だ。今回の「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書検
定申請問題は、そのことを何よりも照らし出してくれている。
1991年にバブルが崩壊し、とくに97年以降、不況が急速に深刻化していくな
かで、政・官ばかりか民までどこもかしこも腐っていて「何よりも駄目な日本」であ
ることが、先進各国や周辺のアジア諸国の目にも明らかになりつつある。
「つくる会」のこっけいさは、その駄目さを直視せず、覆い隠すために、日本がいま
だに「精神的に一体化するに足る共同体」であるかのような幻想を振りまこうとし、
その幻想を支えるため、アジア諸国をダシにした架空の「物語」を作っているところに
ある。「悪いのは左翼と戦後民主主義だ」と「自虐史観」に責任転嫁し、「日本はすごい」
と誇大妄想を膨らませるのは、本当にこっけいで恥ずかしい。
略)
「徹底的に駄目だ」と自覚するには勇気がいる。そうした勇気を発揮して初めて、自
分たちが、何ができ、何ができない存在なのか、はっきり分かる。その時こそ、「つくる
会」的な気休めの幻想にすがらずに、必要不可欠なプログラムを樹立するチャンスが
訪れる。
以上の「とにかく日本はだめだ」と言っているだけの文章で、この宮台という人
がなにを言いたいのか、「つくる会」の教科書が何処がいけないのか。間違ってい
るのか判る方はいらっしゃるでしょうか。この人はこうも書いています。
日本は明治維新後、急速な近代化を成し遂げるために集合的なナショナリティを醸
成し、かつてなかった「国家のため」といった動機づけで人々を近代化に向けて動員し
ようとした。そのために、近代天皇制が徹底的に利用された。これは日本だけでなく旧
枢軸国圏、つまり後発近代化国の統治権力が急速な近代化を果たすために利用した「
ファシズム」と呼ばれる国民化戦略だ。日本はこれによってイタリアやドイツなどと
同様、多大な成功を収めた。
一応助教授といわれるこの人は独裁者といわれる人間が我が国にいたといっているのです。
阿呆過ぎます。こんな阿呆に教えてもらう学生が可哀想です。
そういえば、大東亜戦争終戦時には無かった国のあの支那政府も「ファシズム勝利
60周年」とかアホな事を言っていました。こういうところは小中華である南朝鮮
の内部抗争にあけくれただけのいわゆる独立派と言っている人間達とおなじです。
まあ、アホさ加減では小熊英二慶應大助教授も負けてはいません。
以下引用
「つくる会」の歴史教科書を読んで感じたのは、まず、その卑屈さだ。基準が、
彼らが「左翼」だと思っているもの(実際には幻想だが)にあって、それに対する
反論、弁明が多い。もう1つの基準は欧米で、やはりそれに対する反発が続く。そ
の意味で、彼らの方がむしろ「自虐的」だ。
当然のことながらアジア諸国の反発を招いている侵略正当化の一連の記述は、先
に述べた構造の中におけるアジア諸国の位置づけからくるもので、近代以降の日本
のアジア観の傾向がよく表れている。それは、そもそも欧米との関係が先でアジア
諸国は後。都合よく利用はするものの、ろくに知識もない、本当は関心すらないというものだ。
この人の言うアジア諸国とは、支那、南北朝鮮のバカ極東三国だけのようで、それ
はこの文に続く文章を見ても明らかです。
記述は、日本という国を欧米の基準で近代国家として認めてもらいたいがため
に、中国と朝鮮、そして日本の歴史はこうあって欲しいという願望、こうあったは
ずだという憶断が多い。植民地支配を正当化しているからよくないというレベルの
問題以上に、自分が作りたい物語のために他のアジア諸国を材料に使う姿勢が気に
なった。
アジア諸国といいながら、支那、南北朝鮮だけに気を使えと言っているのです。
このバカ学者二人に言いたい。
我が国の教科書に文句いうのであれば、支那、南北朝鮮がどんなひどい大ウソの偏
向教科書を使って教えているのかいって欲しいものです。
ttp://www.tamanegiya.com/miyataisinnjihtml
>>948 まあ確かにこの種の商売やるなら新左翼きったらそっちには後には何も
残らないんじゃねーのって危惧はある。まあそちらの商売だから
別にいいけど
955 :
名無しさん@社会人:2006/06/28(水) 21:55:49
反スタよりスタの方が購買力も政治力もあるから無問題だろ
956 :
名無しさん@社会人:2006/07/07(金) 12:36:01
なるほどね
この人在日らしいね。
英二って名前も在日っぽい。在日はシンメトリーな名前を好む。
958 :
名無しさん@社会人:2006/07/18(火) 01:14:03
959 :
名無しさん@社会人:2006/07/20(木) 16:17:52
小熊?
960 :
名無しさん@社会人:2006/07/22(土) 22:53:24
キドの師匠。罪深い。
961 :
名無しさん@社会人:2006/08/02(水) 13:20:15
「このように」や「そのように」の多い文章は、推敲が足りない文章の典型である。
最近では小熊英二がやたらと分厚い本を出すが、たとえば『<民主>と<愛国>』の
564ページから565ページを開くと、各段落のはじめが「こうした」「このような」
「60年安保闘争において」「とはいえこのような」「若者たちは」「そして」「こうして」
「こうした」となっている。悪文というより、それ以前。単にしまりの無い文章の典型と言う
べきだろう。
石原千秋『大学生の論文執筆法』(ちくま新書・2006年)より引用。
962 :
名無しさん@社会人:2006/08/02(水) 20:36:39
本の内容が嫌いなのに内容を批判する力量がないから、
文章にいちゃもんつける批評の典型だな
963 :
小熊英二:2006/08/03(木) 10:51:42
あのさ、おれは君たちの大嫌いな在日だが。在日3世。
別に嫌われようが何されようがこっちはどうでもいいよw
日本という国における「楽して稼げる職業」は全て在日・帰化人が握ってるし(笑)
金あるから在日でも日本人女とやりまくり。さらにはレイプしても全然バレないw
あと数年で日本の参政権も取得できるし(爆)
俺達はもうお前達みたいに毎日毎日職業とか将来とか金の心配なんかしなくていいんだよw
今俺達が考えてるのはもっと大きいこと。
いかにしてこの日本という国をボコボコにいじめ抜いてやるか、ってこと。
つまり、日本の中に、俺たち朝鮮人、韓国人の血を増やして在日を増やす。
んで日本人を少数派にしてその日本人をいじめたおす。んでこの国を乗っ取る。
今はもうその最終段階に入ってるわけ。平和ボケした危機感ゼロのお間抜け日本人は気づいてないがw
例えば韓国ブーム。あれは在日が作ったって知ってる?あれだけ大規模なブームを作れるくらい、
もう日本の中で在日の力は最強なんだよ。
自分達を地獄に導いてるとも知らずに毎日毎日テレビで韓国をヨイショしてくれる日本人w
韓国ブームのお陰で在日や韓国人へのマイナスイメージがプラスイメージになった。
そして日本人が韓国人や在日と結婚する数も圧倒的に多くなった。
つまりもうあと30年で日本は完全に在日主体の社会になるよ。
たった200万人に満たない在日に使われる1億人の日本人w
お前ら糞日本人に一生地獄の生活を見せてやるよw
どう?ムカムカする?(爆)
でもせいぜい今みたいに2ちゃんで数十人ぐらいがチョン死ねチョン死ねって言うぐらいだろうね(爆)
964 :
名無しさん@社会人:2006/08/03(木) 23:05:41
965 :
名無しさん@社会人:2006/08/07(月) 01:49:01
>>963 あなたの国籍はどこでもいい。
とにかくRKを破門にしてくれないか。
迷惑だ。
966 :
名無しさん@社会人:2006/08/13(日) 01:18:36
>>963 なんでもいいから単位ヽ(`Д´)ノクレヨ
967 :
名無しさん@社会人:2006/08/13(日) 01:35:14
>>961 読む価値があるから批判すると言ってるよ。 大学生ならせめて『<民主>と<愛国>』
くらいは読んでおいて欲しいって。
968 :
名無しさん@社会人:2006/08/15(火) 02:47:09
病的なホモ顔
マジレス。学校の皆が見てくれるかもしれないと思って書いとく。
家のカーチャン学校の先生なんだけど、
こいつの本に感動して「教材として使ってる」だってさ…。
ごめん、みんな。こんなくだらない本を教材にして…。
学校のみんなは賢いだろうから、
この本の内容は完璧に偏ってるって判るよね?
人の数だけ、その人なりの歴史の見方があるんだ。
だから、事実をどれだけ手に入れるか、自分がどの立場にあるのか、
によって歴史はガラリと変わってくもんだよ…。
それをよく把握して自分なりの歴史を手に入れて欲しい。
カーチャンほんと馬鹿…。
偏ってない本というのがこの世には存在するのか
>>969 3段落目までと4段落目とがどう整合するのか分からないんだが。
>>969 学校の先生って、高校?大学?
高校だとしたら第1章くらいしか使えないような気もするが。
第2章以降を読ませてたりしたら別の意味でバカかも知れん。
>だから、事実をどれだけ手に入れるか、自分がどの立場にあるのか、
>によって歴史はガラリと変わってくもんだよ…。
それなら、西尾センセの「国民の歴史」も併用すればいいんじゃない。
カーチャンに提案しなよ。
973 :
名無しさん@社会人:2006/09/06(水) 11:12:48
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060906it03.htm ttp://www.yomiuri.co.jp/img/MM20060906090851920L0.jpg 紀子さま、男児ご出産
秋篠宮妃紀子さま(39)は6日午前8時27分、入院先の総合母子保健センター「愛育病院」(東京・南麻布)で
帝王切開手術を受け、男のお子さまを出産された。
皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次いで第3位。男子の誕生は1965年11月の秋篠宮さま以来41年ぶりとなる。
宮内庁によると、お子さまは身長48・8センチ、体重は2558グラムで、母子ともにお健やかという。
紀子さまの帝王切開手術は午前9時7分に無事終了し、病室に戻られた。
紀子さまは胎盤が子宮口の一部を覆う「部分前置胎盤」で、早期出血が心配されたことから8月16日にご入院。
胎児が十分に発育する妊娠37週目を待って、この日に帝王切開手術を受けられた。
手術は主治医の中林正雄・同病院院長が執刀し、麻酔科や小児科の医師ら12人体制で行われた。
秋篠宮さまは午前7時10分には病院入りして手術室の近くの部屋で待機し、
北海道入りされている天皇、皇后両陛下に電話で報告された。
秋篠宮ご夫妻にとっては、眞子さま(14)(学習院女子中等科3年)、佳子さま(11)(学習院初等科6年)に次ぐ3人目のお子さまで、
両陛下には皇太子ご夫妻の長女、愛子さま(4)(学習院幼稚園)を含めて4人目の孫となる。皇室の方々は23人(男子8人、女子15人)となった。
お子さまの名前は12日の「命名の儀」で決まる。
(2006年9月6日10時49分 読売新聞)
このおめでたい日に小熊先生の44歳のお誕生日おめでとうございます
974 :
名無しさん@社会人:2006/09/08(金) 11:49:34
新刊情報ないっすか?
975 :
名無しさん@社会人:
>>969 小熊
僕は基本的に戦略的なものの書き方しかしません。
あの本は意識的に「中道右派」ぐらいの読者に向けて書いた本です。
たとえば南京虐殺や従軍慰安婦問題にはほとんど触れていないし、
アジアに与えた被害も書いたけれど、むしろ日本側にも多くの戦死者が出たことを強調して書きました。
靖国参拝問題の書き方も、“天皇陛下は国民が戦争でうけた被害を思って、
A級戦犯が合祀されている靖国の参拝をやめたのですよ……”というような、
中道右派でも受け入れられるような書き方しかしていないわけです。
私は腹の底では、昭和天皇が一貫した平和主義者だったとは思っていないけれども、
わざと中道右派の人でも「なるほど、ちょっと考えないとな」と思うように、あの本を書きました。
ですから極左とは言わないまでも、左派の人から見れば非常に微温的であり、
文句をつけられそうな本だと思っていました。
でもネット右翼の人は、そういうことはどうでもいいみたいです。
とにかく日本がアジアに被害を与えたという記述があると、
もう許せないらしいし、そこにしか目が行かない。
アジアに与えた被害といっても、
私の本では、基本的には日本政府の検定を通過した教科書に出ている数字を並べただけなのにね。