AFC(アジア)チャンピオンズリーグ(ACL) 2014 part.1
E組(セレッソ)
【1戦目 浦項】
ACLは3年連続6回目。韓国5強の一角。昨年の韓国2冠。
外国人を取らずユース上がりを重用しているのが特徴的なチーム。
つなぐサッカーを志向していると監督も明言している。
前回ACLでは飛車角落ちの広島と互角の戦いで仲良くCL落ちしており、韓国2冠だが絶対強者ではない。
【2戦目 山東魯能】
ACLは2年ぶり5回目。恒大が台頭する以前は国安とここが強豪だった。
元CSKAのラブ、ブンデス2部にいたロダー・アンタル、岡田門下生の杜威などが主力。
要所に外国人と中国代表を配しており、生半可な戦力では押し切られる。
【3戦目 ブリーラム】
ACLは3回連続5回目。タイ3強の一角。
外国人枠が6+アジア1なのを生かし、スペインの降格圏〜2部くらいの選手を大量に揃えている。
監督もスペイン人であり、スペイン2部のチーム程度の力はあり、前回はACL8強。
F組(広島)
【1戦目 北京国安】
ACLは3回連続6回目。中国で怖いのは恒大とここ。
去年までは「典型的な堅守速攻型のチーム」、中国人が守って外人が攻める。
今年からマンサーノが指揮を執るが、どういうチーム状況かは不明。
ACL同組のFCソウルからキャプテンのボランチを引き抜くという鬼畜補強を実行。
【2戦目 セントラルコースト・マリナーズ】略称CCM
ACLは2回連続3回目。グラハム・アーノルド監督(今年から仙台)在任中に3年連続2位以内を達成。
前監督時代は中盤の制圧力を特徴とするチームだったが、中盤の強いJリーグ勢とは相性が悪く、
川崎・名古屋・柏と対戦して1分5敗 3得点17失点と手も足も出ない状況。
監督を引き抜かれ成績も低迷、シーズン終盤で6位。
【3戦目 FCソウル】
ACL本戦は2年連続4回目(予選落ちあり)。前回準優勝。韓国5強の一角。
外国人3枠+アジア枠が強力で、ここ数年得点王・アシスト王・ベスイレを連続輩出してきたが、
エースFWと攻守の要の左SBの外国人、韓国代表であるキャプテンのボランチを一気に引き抜かれている。
とはいえ普通にJ1級の戦力なので、負けるときは普通に力負けする。
G組(横浜FM)
【1戦目 全北】
ACLは5年連続8回目。韓国5強の一角。
圧力の高いセカンドボール拾いから元韓国代表イ・ドングクに放りこむという典型的韓国サッカー。
浦和はこの作戦に対処しきれず普通に力負け。一方で、16強柏戦では柏に押し切られている。
FIFAのシャツ掴み禁止通達に適応しており、シャツを掴まれるとすぐ転んでファールゲットするため、そこに注意が必要。
【2戦目 広州恒大】
ACLは3年連続3回目。前回優勝。中国超級3連覇中。
リッピ監督にエウケソン・ムリキをそろえ、ディアマンティを後ろにおく言わずもがなの強豪。
前回までは中国人が守りブラジル人が攻める印象が強かったが、ディアマンティ獲得でどうなるか。
ただし浦和にガチ負け、全北やソウルと引き分けていることから対抗できないほど強いわけではない。
【3戦目 メルボルン・ビクトリー】略称MV
ACLは3年ぶり4回目。
昨年Aリーグを見ていた限りではそんなに強くない。現在は3位だが得失点差がマイナス。印象薄い。
H組(川崎)
【1戦目 貴州人和】
ACLは2年連続2回目。
外国人よりもスンジーハイや曲波など往年の中国人名選手をそろえていることに目が行くチーム。
広州恒大・北京国安・山東魯能に比べると力は1段落ち、昨年はCCMに負けてGL落ちする始末。
ホームが内陸の高地(標高1100m)なのでそこの対策が必要である。
【2戦目 蔚山現代】
ACLは1年ぶり4回目。前々回王者。
元鹿島の増田がいる。ラフィーニャやイ・グノ(兵役中)などガンバから引き抜きまくり韓国内で「第二ガンバ」とか言われていた。
韓国代表も2人おり、普通にJ1級のチームである。前々回王者だが、その後のCWCでは広島に軽くあしらわれている。
ワントップの電柱キムシヌクに当てる戦術なので、それを封じることができるかがカギ。
【3戦目 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ】略称WSW
ACLは初出場。昨年はチーム創設初年度にしてAリーグ王者となる。
小野伸二をはじめとして往年のエールディビジで活躍した選手が攻撃の中心。
典型的な堅守速攻型のチームで、元オージー代表を含むバックスが強力で、創設以来Aリーグ最少失点である。
半面、中盤を制圧されると何もできず負けることがある。