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本県に日本選手権誘致 福島陸協 26年にあづま競技場で復興PR
福島陸上競技協会は平成26年の日本陸上競技選手権大会を福島県に誘致することを決め25日、県に開催に向けた協力を要請した。国内最高峰の陸上大会で、
福島市のあづま陸上競技場を会場に想定している。実現すれば本県初で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から復興する本県の姿を国内外に発信する絶好の機会となる。
片平俊夫会長、佐藤勇理事長が県庁に内堀雅雄副知事を訪ね、誘致活動への協力をはじめ、県営施設であるあづま陸上競技場への大型スクリーン設置を要望した。
片平会長が「子どもたちが夢を抱ける大会を開催したい。施設整備などの協力をお願いしたい」と述べたのに対し、内堀副知事は「思いはしっかり受け止める」と答えた。
日本選手権を主催する日本陸上競技連盟などによると、26年大会には福島陸協の他、4県の陸協が誘致に名乗りを上げている。各競技場の施設の充実度合いなどを比較し、
12月に開く理事会で開催地を決める。
日本選手権は毎年6月に開かれ、五輪や世界選手権などの国際大会の日本代表選考会を兼ねる。3日間の開催が通例で、日本陸連によると延べ1000人の選手が参加する。
過去の実績から、連日、約1万5000人の観客の来場が見込めるという。あづま陸上競技場の収容人数は約2万1000人。