【東京電力】 TEPCO マリーゼ その14 【福島】
4月4日深夜(不吉だ)の会見では、事前に5日に原子炉等規制法64条1項に基づく措置として
放射能汚染水を海に流すことを東電が政府に求め発令されていたが、
東電は準備が整ったとして午後7時3分に汚染水の放水を開始していた。
そこで、派手なジャケットを着たフリー記者2名から
「毎分2リットルしか漏れてないのに64条を適用するのはおかしくないか!」と詰め寄られ、
生中継も配信が乱れるなど、会見場は一時騒然となった。
そしてさらに、放出する放射能汚染水が1万トンにのぼることがわかると、
東電の会見内容と64条の適用との矛盾点が明らかになり、
その記者から「それを判断し決定した東電の幹部は誰だ!」
「今ここでもう一度別の方法を考えればこんなにたくさんの汚染水を流さなくても済むじゃないか。」
「事前に発表することもなくなんでいきなりこんなことをしたんだ。
判断し決定した責任者の名前を教えろ!」と世界の声を代弁したかのような超ストレート直球ツッコミをうけた。
粘りに粘って押し問答をした挙句、
栗田氏が一旦会見を中止し、幹部と相談後「むとぅです」とゲロったため、
この会見と東京電力、そして日本が、世界の歴史にその汚名を残すこととなった。
時刻は日付が変わった5日午前2時近くであっただろうか。
東電敗北の瞬間である。