秒刊コンサドーレ1934日目☆★☆札幌総合スレ☆★☆

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801U-名無しさん@実況はサッカーch
大学の就職課かどこかがくばっているプリントを読んでいるリクスーの女の子がいた。
卒業までの時間を大切に、とか、正社員にならなくても成功した先輩の例、とか、チャンスは必ず来ます、とか、
そういう文字が並んでいて、ごちゃごちゃ書いてあるプリントだった。

顔色悪そうで、泣きそうな顔していて、プリントがしわくちゃになるほど、地下鉄の席にすわって、くりかえしよんでいた。
終着駅について、改札階にむかう階段を、
肩にかけたバッグの、取っ手が片方ずれ落ちていても、気にせずにとぼとぼと歩いて、
ジャケットがそっちがわにずれていても、気にもせずにのぼって、命の炎が消えそう。

登り階段を、途中で急に立ち止まって、階段をみまわしていて、コンタクトを落としたみたいだった。
そこに、コンサドーレグッズで固めた太った男が、電車にとびのるためにつっこんできて、肩がぶつかって、女の子がはねとばされた。
バッグが飛ばされて、中身が階段にちらばって、靴が脱げて飛んで、女の子はしりもちをついて痛そうだった。男は無視して行ってしまった。

階段を転がりおちてきたペットボトルのお茶と、脱げたパンプスを拾ってあげたら、恥ずかしそうにお茶をしまって、靴を履いて立ち上がった。
つま先が割れて、かかとがすり切れて傷だらけの靴だった。
さっきまで読んでいたプリントを折ってポケットにしまって、足をひきずりながら改札に行った。
コンタクトが。。。いいや。。。とつぶやいていた。

手と首筋の肌がやたらと荒れていて、目が充血していた。
だれか雇ってあげないの。。。かわいそう。。。。