スカパー中継でのカメルーン戦 現地実況下田恒幸第一声
ドーハの悲劇でアジアの歴将との僅かな差を痛感し、
フランスのピッチで世界とはまだ距離があることを実感し、
自国開催の熱狂で世界と互角に渡れると錯覚し、ドイツで味わった痛烈な敗北感。
私たちは四年ごとに世界と向き合い、
悔しさも喜びも糧にしながら右肩上がりに邁進してきました。
しかし誤解を恐れずに言えば、
この数年の日本サッカー界と代表チームには幾ばくかの閉塞感が漂っています。
おそらく今の閉塞感を打破する特効薬などありませんが、
それでもなお、これからピッチに立つ彼らが今できる最大限のことはあると信じます。
表面的に一丸となって戦おうと声を掛け合うよりも、
Jリーグの舞台で最も輝いている自分を存分に発揮して欲しいと思います。
肩に力を入れて世界を驚かしてやると宣言するよりもJリーグで輝き、
だからこそ海外のクラブが投資しようと感じた自分の魅力を100%出し尽くして欲しいと思います
それがすなわち一丸であり、それがすなわち全力です。