この日、午後6時半からクラブハウスで行われたヴェルディの囲み会見は、
日本中のファンを魅了し続けたクラブがなぜ、こんな形である意味の「幕」を
降ろさなくてはならなかったのかを象徴していたのではないか。
旧フロント、小湊社長は、「ヴェルディが黒字になったことはなかった。リーマン
ショック以降だけに、企業に依存した体質のクラブはどうしても景気の動向に
左右されてしまう」と、他人事のような発言をし、何を今更、と記者から質問されると、
「横浜Fも消滅している。企業に頼るとこういう道は避けられない。もし日テレ
ヴェルディならこうはならなかった」と、「Jリーグ」の理念そのものを、今だ理解している
とは言い難いコメントで、取材していた記者たちをあ然とさせた。
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