今日俺が近所の公園でショボーンとしていたら 10巻
>>951 メンバーの表示が消えると、画面は試合会場の様子を映し出す。
(´・ω・`)「コレハ…」
(;゚ 3 ゚)「なかなかのスタジアム…ですタイ」
本来、バックスタンドがある場所には、数メートルほどの高さの土手のようなものが映っている。
ぱらぱらと人が座っているところを見ると、どうやら芝生席になっているらしい。
ゴール裏は、コンクリートの打ちっぱなしだ。椅子はなく、観戦に配慮した段差が5段ほどあるだけ。
その段差にも観客が思い思いの位置に腰掛けて試合開始を待っている。
〔実況〕「今日、対戦するセントクリストファーネイビスは中米の島国で、人口は約3万8千人…」
(´・ω・`)「松江ヨリゼンゼンスクナイデス」
ショボノスのホームタウンの松江市の人口が確か19万人くらいあったはずだ。
(;゚ 3 ゚)「まあ大きいスタジアムを作っても需要はないですタイ」
〔実況〕「現在のFIFAランクは156位、
国内では9チームによるプレミアリーグのほか、FAカップなどのカップ戦も行われています」
(´・ω・`)「156位ッテツヨインデスカ?」
(;゚ 3 ゚)「FIFAランクはあてにならんですタイ。特に下位のほうは…」
正直これならまだショボノスが普段使っている練習場のほうが立派かもしれない。
それでも、そういう環境でも、国の代表として試合をする人たちがこの地球にはいる。
地球は広く、そしてサッカーを取り巻く世界もまた広い。
俺は画面を見ながらそのことに感動していた。
>>952 やがて、両国の選手が入場してきてキックオフの笛が吹かれた。
日本代表は立ち上がり慎重にボールを回していく。
やはり基本的なテクニックの差は明らかで、
相手のプレッシャーにさほど苦しむこともなく選手の間をボールが回っていく。
(;゚ 3 ゚)「…ボールは回ってますけど…動きが少ないですタイ」
(´・ω・`)「…ウン」
中央、サイドと場所を変えてボールは動くものの、
ピッチにいる選手たちの動きからアグレッシブさが伝わってこない。
織田がボールを持つ。
敵陣深くパスを送るが受け手との呼吸が合わなかったか、ボールはそのままタッチを割った。
テレビに織田を映す。明らかに、苛立っている表情。不満を隠しきれていない。
(´・ω・`)「オダクン…やりづらそうです」
返事はなかった。見ると天神は横になって目を閉じていた。
そういう俺も眠い。
ゲームを終えたばかりで疲れているのだ。この試合展開が拍車をかける。
どんどん瞼が重くなっていく。
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
作者さん乙です。
寝るな!ショボンw
>>953 眼が覚めた。
試合を見ながらうっかり眠ってしまったらしい。
テレビの画面はまだ緑色のピッチを映している。
目をこすって画面のスコアを確認する。
後半の20分過ぎ。スコアは1−0で日本リードだ。
難波が出ていないか探すがどうやら出番はまだのようだ。
脇を見ると天神は気持ちよさそうに寝ている。
難波が出てくるまではそのまま寝かせておこう。
風邪を引かないよう、使っていない難波の布団を天神の体にかけた。
〔実況〕「しかし、今日の日本代表、なかなか点を取ることができません」
〔解説〕「いやーもっと気迫を見せてほしいですね!
サッカーはやっぱり気迫ですよ、気迫!」
テンション高めの解説者の声がテレビから飛び出してくる。
どうやら俺が寝てた間も、消化不良のゲームが続いていたようだ。
>>955 〔解説〕「もっと織田は個人で仕掛けていいと思うんですよねー!
彼の個人技はすばらしいものがありますから」
すると画面が急に切り替わった。スローVTR。
〔実況〕「これは後半5分、織田がフリーキックで決めた先制点の映像ですね」
壁の上をボールがきれいに越えていき、キーパーの手の先でネットに吸い込まれた。
〔実況〕「しかし、日本、攻めながらもこの後追加点が取れていません」
〔解説〕「サッカーは何があるかわからないですからね!
やっぱりここはしっかり追加点をとっておかないと!」
しかし、解説者の熱気とは裏腹に試合は一向に盛り上がらない。
天神を起こさなくてよかった、と俺は思った。
代表よりも下手な俺が言える立場ではないが、
疲れている天神を起こしてまで見る価値がある試合だとは思えなかった。
>>956 のどかな風景と歩調を合わせるように、単調な試合が続いていく。
画面左上のスコア表示は後半ももう35分が経過したことを示している。
もしかしたら、このまま難波の出番はないのだろうか。
呼ばれたから必ず出番がある、というものではないことは俺も理解している。
でも、難波なら。あいつなら。
この沈滞した試合の流れを変えられるのではないか。
のどが渇いた。
俺は冷蔵庫を開けて、少しだけスポーツドリンクを飲んだ。
〔実況〕「ここで日本代表、選手の交替があるようです。
どうやらフォワードの難波が準備しているようですね」
来た。とうとう難波の登場だ。
俺は天神を揺さぶって起こす。
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
作者様乙であります。
>>954ナイスアシスト 本編に加えてあげてほしいわw
しかし、作者様すばらしいです。誰とも書いてないのに、解説がマ○キさんの声で再生されたよ
作者様乙でありんす。
>>954 (´・ω・`)「タスカリマシタ…」
wktk
KYA-! ナンバサーン!
乗り遅れたー
作者さん乙です
このコテを使える日がくるなんて幸せ
962 :
U-名無しさん@実況はサッカーch:2011/04/09(土) 15:24:22.16 ID:49w51bxW0
o2
>>957 (;゚ 3 ゚)「…うっかり寝てしまったですタイ」
(´・ω・`)「ナンバクンデソウデス」
(;゚ 3 ゚)「おお、ショボン君ありがとうですタイ」
難波は同じフォワードの豊崎と交代でピッチに入ってきた。
〔実況〕「難波は現在J2の島根ショボノス所属、
高卒ルーキーながら今シーズンすでに16ゴールをあげている期待の新星です」
〔解説〕「ショボノスはねぇ、J2でもそんなに強いチームではないんですけど!
その中でルーキーながら16点とってますからね、ほんと将来が楽しみな選手ですよ!」
ずいぶんはっきりと言われてしまった。
交代でピッチに入ってきた難波をカメラが追う。
ポジションに向かう途中で難波が織田に何か話しかけている。
織田はいつもの人を射るような視線を向けるだけで、その口は動いていない。
(´・ω・`)「ナニカハナシテマス」
(;゚ 3 ゚)「難波君のことですから、自分にボールを出すように言ってるんですかのう」
〔実況〕「織田と難波が何か話してますね」
〔解説〕「この二人はシーズン前半、同じチームにいましたからね!
連携も期待できますよ!」
〔実況〕「追加点を決めてすっきりとこのゲームを終わらせたい日本、
難波の動きに期待しましょう」
(;゚ 3 ゚)「織田君なら難波君のプレースタイルはよく知ってるからきっといいパスが出ますタイ」
織田のすごさは一緒にプレーした俺たちがよく知っている。もちろん難波も。
(;゚ 3 ゚)「残り時間が少ないですけど難波君ならきっとやってくれますタイ」
(´・ω・`)「ナンバクンニキメテホシイデス」
>>963 しかし、そんな俺たちとの期待とは裏腹に、
セントクリストファーネイビスのほうが攻勢を強めはじめた。
久々に日本のゴール前にクロスが上がり、
ルーズボールも相手に拾われて日本陣内でゲームが進んでいる。
(´・ω・`)「キュウニオサレハジメマシタ」
(;゚ 3 ゚)「向こうにしてみれば、ドローでも大健闘ですタイ。
最後の力を振り絞って点を取りに来てますのう」
予期せぬ相手の逆襲にひるんだのか、日本はなかなかマイボールにできない。
(´・ω・`)「ジカンガナイデス」
時計はもう40分を過ぎてしまっている。ロスタイムがどれくらいあるか。
そのときだった。
日本陣内でボールを回していたセントクリストファーネイビスの選手の背後から、
織田がすっと忍び寄ってチェックするとボールを奪った。
>>964 (´・ω・`)「ズイブンサガッテマス」
(;゚ 3 ゚)「織田君も必死ですタイ」
そのままターンして前を向く。もちろん相手選手もすぐにチェックに寄せてきた。
が、そのチェックは少し軽率だった。
差し込まれてきた足を、織田が卓越したボディバランスで交わすと相手は棒立ちとなった。
織田がドリブルで一気に加速する。
(;゚ 3 ゚)「カウンターいけますタイ!」
スピードを上げた織田がハーフウェーラインを越える。
また一人、相手の選手が止めに来た。
横から体ごとぶつかるようにしてドリブルを阻止しようとするが、織田はそれを跳ね返す。
弾かれた相手がバランスを崩す。
〔実況〕「これは日本、カウンターのチャンス!」
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
更新乙です。
作者さん無口になったね…だがそれがいい。
難波イケ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>965 さっきまでの眠気が一瞬で飛んだ。
同点を狙って前がかりになっていたため、相手のサイドバックは両方上がってしまっている。
広々と開いた画面右側の相手陣。残っているのは2枚のセンターバック。
そして、難波と日本のフォワードがもう一人。
織田がドリブルで攻め込む。3対2だ。
相手のセンターバックは、フォワードをマークしながらじりじり下がる。
首を細かく振って、織田と自分のマークの相手を交互に確認しながら時間を稼ごうとする。
その隣で、難波がダンスを踊るようにステップを踏んで、
かく乱する動きをしながらマークを外そうとしている。
画面の左端に、織田を追って走る両チームの選手がちらちらと映る。
残り少ないエネルギーを振り絞って、最後のチャンスまたはピンチのために走っている。
けど。俺は思った。この状況、織田は絶対に味方の上がりを待ったりしないだろう。
数的優位で1点リード。残り時間はわずか。点を取ることしか考えなくていい。
問題はフィニッシュを誰に託すか。
難波か、もう一人のフォワードか。それとも自分で行くのか。
>>968 一直線にドリブルで突き進む織田。エリアはもうすぐそこだ。
二人のフォワードは中央を空けて、エリアの角あたりでパスが出てくるのを待っている。
画面では難波が上の角、もうひとりが下側の角だ。三人は三角形の位置になる。
織田はどうする。俺は画面の織田に目を凝らした。
織田のスピードは緩まない。
そのまま中央を割って自分で行く気か。
その気配を感じたのか、二人のディフェンダーがマークを捨てて、織田を止めにかかる。
俺は難波の位置を確認した。
オフサイドじゃない。今パスが出ればフリーで打てる。
そのとき、織田からパスが出た。
ディフェンダーを目いっぱい引きつけて、右足のアウトサイドでの優しいパス。
画面の”下”にボールが動く。織田の選択は難波じゃない。
マークはもう剥がれている。ドフリーだ。
フォワードがトラップでボールを前に置き、コースを確認してから一歩踏み込んでシュートを放つ。
嫌な予感がした。画面からもはっきりと力んでいるのがわかる。
次の瞬間、予感は的中した。
>>969 勢いよく右足が振りぬかれると同時に、ボールがロケット花火のごとく鋭角に打ち出される。
バーのはるか上、キーパーが反応するまでもなく大きく枠を外れて飛んでいった。
フォワードが頭を抱える。
(´・ω・`)「ア…」
(;゚ 3 ゚)「もったいないですタイ」
そこで審判が笛を吹いた、試合終了だ。
結局、難波に一回もボールが回ることなく、ゲームは終わってしまった。
(´・ω・`)「ザンネンデシタ…」
俺は試合を終えた難波がどんな顔をしているか気になった。
画面に難波の姿を捜したが、相手選手と握手する織田が映るばかりだった。
やがて放送終了時間が来たらしく、アナウンサーがお別れの挨拶を始めた。
一気に高まったボルテージがやり場なく自分の体の中で渦巻いている。
(;゚ 3 ゚)「残念ですけど…今日はとりあえず休みますタイ」
(´・ω・`)「ウン…」
曲がりなりにも俺たちもプロスポーツ選手の端くれだ。
明日はオフと言えど体調管理はおろそかにできない。
天神が自分の部屋に戻っていく。
俺はテレビを消して、布団を敷いた。
布団に入り電気を消す。部屋の中が真っ暗になる。
疲れているのか眠気はすぐにやってきた。
薄れいく意識の中で俺はぼんやりと思う。
それにしても。
織田はどうしてあの場面で難波にパスを出さなかったのだろう。
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
連日の更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
作者さん超乙です
作者様乙であります。
うーん、これは悔しい終わり方だな
>>970 その翌日。
部屋のドアを叩く音で目が覚めた。
寝ぼけた頭で、もしかしたら難波が帰ってきたのかと考えたが、
いくらなんでもそれはありえない。
o(*>▽<)o「広井ですけどショボン君いるー!?」
広井さんの声だ。文字どおり布団から跳ね起きた。
そのまま、ドアを開けようとして、自分が寝起きだったことに気づく。
とりあえずドア越しに部屋の中にいることを伝える。
(´・ω・`)「オハヨウゴザイマス。イマアケマスカラチョットマッテクダサイ」
o(*>▽<)o「ショボン君いたー!!起こしてゴメン!ところで今日何か予定ある!?」
ドキッとした。
女性に休日の予定を聞かれて、心ざわつかない男はいないだろう。
(´・ω・`)「トクニ…ナイデスケド」
o(*>▽<)o「ごめん、実は頼みがあるの!急で悪いんだけどトークショー出てくれないかなあ」
(´・ω・`)「トークショー…デスカ。チョットシタクスルノデマッテクダサイ」
とりあえず大急ぎで顔を洗って歯を磨き、最低限の仕度を整える。
ドアを空けると、すぐそこに広井さんの顔があった。
俺の顔を見るとほっとしたような表情を浮かべた。
>>973 o(*>▽<)o「ほんとにごめんね、ショボン君」
広井さんから事情を聞く。
俺は全然知らなかったのだが、
今日は壱畑百貨店でファンイベントのトークショーが開催される予定になっていたらしい。
トークショーには堂島さんと王子さんが参加予定だったが、
王子さんが急に風邪を引いてしまって出られなくなってしまい、
至急、王子さんの代役をたてなければならないという話だった。
(´・ω・`)「ダイジョウブデス。イキマス」
どうせ予定のない週末だ。まして、広井さんの頼みなら断れない。
o(*>▽<)o「ありがとう、ほんと助かるー!」
トークショーは午後1時30分からで30分前までに会場入りする必要があるとのこと。
時刻を確認すると午前11時前。試合を見てた影響でちょっと寝坊してしまったようだ。
でも、飯を食べてしっかり仕度するにはちょうどいい。
o(*>▽<)o「会場には私が車で乗せてくから、時間になったら1階の事務所に来てね!」
(´・ω・`)「ワカリマシタ」
o(*>▽<)o「あ、そうだ。天神君にも伝言あったんだ。天神君ー」
俺はドアを閉めた。
廊下越しに天神が出てくる気配。
o(*>▽<)o「小西監督がね、話があるから、
天神君に午後、事務所に来てくれって。忘れちゃだめだからねー」
広井さんの声が大きいので、薄いドアを通じて内容が筒抜けだ。
話ってなんだろう。契約のことだろうか、プレーのことだろうか。
それより、トークショーって事は人前に出るんだからそれなりの格好をしなければならないけど、
俺、そんな服持ってたっけ?この前はユニフォームだったから楽だったけど…
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
伝説のカッコくるーーーーー!!
ユニオンジャック!
ユニオンジャック!
ユニオンジャック!
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ユニオンジャックも(;゚д゚)ゴクリ…
ふと思ったが…このまま難波が成長したら今の時代にはドイツあ(ry
作者さん乙です!
ユニオンジャックが火を噴くなw
間違いなく会場が沸くw
980 :
U-名無しさん@実況はサッカーch:2011/04/12(火) 20:04:37.35 ID:kepbUmHY0
(`・ω・´)
>>974 外は気分のいい秋晴れだった。
事務所の前に、広井さんの黄色のかわいい軽自動車が止まっている。
車の脇で広井さんが待っている。
起きたときは多少寝ぼけてたから意識しなかったけど、
今日はびしっと明るいベージュ色のスーツで決めている。
どこからどう見ても普通の若くてかわいいOLさんだ。
事務所から出てきた俺に広井さんが気づいた。
o(*>▽<)o「お、なかなかいい感じ!決まってるわよ」
(´・ω・`)「ソ、ソウデスカ」
あのあと俺は大慌てで、難波の衣装ケースをあさって、
その中でもっとも地味なシャツとズボンを引っ張り出してきたのだ。
難波のほうが俺より少し背が高い分、ちょっとズボンの裾が気になるが贅沢は言ってられない。
o(*>▽<)o「でも、ショボン君にしては少し普通すぎるかなあ…
もしかしたらお客さんもショボン君のファッションに期待しているかもしれないし」
(´・ω・`)「…ハヤクイキマショウ」
広井さんはあのユニオンジャックの件で完全に誤解している。
絶対に二度と履くもんか。俺は固く心に誓った。
o(*>▽<)o「じゃ、ショボン君乗ってー」
(´・ω・`)「ヨロシクオネガイシマス」
俺は広井さんの車の助手席に乗り込んで、シートベルトをした。
広井さんも運転席に乗ってくる。
狭い車内にふわっといい香りがした。
o(*>▽<)o「狭くてごめんねー!」
(´・ω・`)「ダイジョウブデス」
俺の動揺には気づかずに、広井さんは車を発進させた。
>>982 (´・ω・`)「キョウハドウジマサンとナンデスヨネ…」
o(*>▽<)o「そうよ。あれ、ショボン君、堂島さんは苦手?」
(´・ω・`)「イエ、ソウデナクテ…」
このようなファンイベントは一般的には若手選手に割り振られることが多い。
実績ではチーム随一の堂島さんが参加するのが少し意外だったのだ。
それを話すと、広井さんは小さく、うんうんと何度かうなずいて
o(*>▽<)o「そう私も思ってたんだけど、堂島さんに言われたのね。
客寄せなら名前の売れてる自分が一番いいだろうからイベントのときはまず声かけてくれって」
(´・ω・`)「…ソウダッタンデスカ」
o(*>▽<)o「試合はもちろん大事だけど、いまのショボノスは
試合を見に来てくれる人を増やすのも同じくらい大事だからって…」
途中加入の、実績十分のベテラン選手。
本来ならもっとチームの中でふんぞり返っていてもいい立場。
でも、そんな堂島さんがこのチームの状況を考えて、協力してくれている。
そんな人だから、それがわかるから。
チームのみんなも既に堂島さんには一目置いている。
(´・ω・`)「トークショーノダイホントカハアルンデスカ」
o(*>▽<)o「ないない!全部アドリブで大丈夫よ」
>>982 引き受けたことを後悔はしていないが、自分で務まるか急に不安になってきた。
難波みたいに大阪仕込みの機関銃トークがあればいいのだが、自分にそんな気の利いたことがいえるとも思えない。
o(*>▽<)o「大丈夫よ、堂島さんと一緒だし任せておけば」
確かに。いざとなったら脇で堂島さんの話に相槌を打っていれば最低限の格好はつくだろう。
(´・ω・`)「ヒロイサンハイツモタイヘンデスネ…」
思わず言葉が口をついた。
試合のときは俺たちを万全の状態でピッチに送り出すための準備に駆け回る。
そして、試合がない日はこうやって、クラブ運営の仕事をこなしている。
そもそも、選手の俺たちは今日はオフをもらってるのに、広井さんは仕事をしているのだ。
o(*>▽<)o「アハハッ、社長に比べれば私なんかぜーんぜんっ!
それに好きでやってる仕事だしね!」
資金もなく体制が十分でないショボノス。
推測だが、たぶんスタッフのみんなのお給料もそんなには出ていないだろう。
ハードな仕事を弱音も言わずにこなしている広井さんには頭が下がる。
(´・ω・`)「ヒロイサンハドウシテコノシゴトヲ?」
広井さんくらい行動力とバイタリティを持っていて、
おまけに人をひきつけるこの底抜けの明るさがあれば、どこの職場にいっても引く手あまただろう。
もっと仕事が楽で、待遇がよくて、休日には友達と買い物を楽しめるような仕事だって選べるはずだ。
o(*>▽<)o「あ、ショボン君には話したことなかったっけ。
私のお父さん、昔ショボノスの選手だったんだ」
( ´・ω・)今日はここまで(・ω・` )
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
シャボンズ黄金期話クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
更新ありがとうございます!
(´・ω・`)つ「ほしゅ」
広井さん萌へ
(◎∀◎)
作者様乙であります。
次スレ必要だよね、経験者様おらんかね?いなけりゃ挑戦してみるが
age
992 :
U-名無しさん@実況はサッカーch:2011/04/13(水) 22:36:54.30 ID:W+kAZwq50
新スレ?いらないよ。
age
age
作者様更新おつ!
嬉しいけど無理だけはなさらぬよう。
age
997 :
U-名無しさん@実況はサッカーch:2011/04/14(木) 04:37:36.03 ID:sMReYbYVO
997
998 :
U-名無しさん@実況はサッカーch:2011/04/14(木) 04:42:32.54 ID:sMReYbYVO
あと2
残り1
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