経営破綻(はたん)で閉園した大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」の跡地(20ヘクタール)を所有する
独立行政法人・日本万国博覧会記念機構は、跡地の一部(4ヘクタール)を自然体験型公園として活用することを決めた。
来年4月から1年間の暫定利用で、管理運営は民間企業を公募し、委託する。同機構は「運営状況を見て、跡地全体の今後の利用法を検討したい」とする。
同機構によると、跡地は現在、破産管財人が処理手続き中。
来春には遊戯施設の撤去が完了し、すべて利用可能となる見込み。
公園化するのは、跡地の北側部分で、事務所棟やレストラン、ホールなど
同機構が所有する既存施設や、花・草木は現状のまま残して活用。
キャンプ場や植物園など、来園者が自然とふれあえるレクリエーション施設を想定している。
具体的な運営方法は9日の企業説明会を経て、10月中旬に最終決定する。
跡地を巡っては、サッカーJリーグ「ガンバ大阪」の新スタジアム計画や
米映画大手パラマウント・ピクチャーズのテーマパーク構想が浮上しているが、同機構は「白紙状態」としている。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090903-OYO1T00655.htm?from=main1