◆◇◆　横浜F・マリノス　part684　◆◇◆

エルゴラ見たけど、藤井さんいいこと書いてる。
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（前半略）
たしかに横浜FMは”中村俊輔”というスター選手を駆使して、利潤を生み出そうとは
していた。関連グッズの製作に始まり、入団会見を有料で行うことも検討。また、
リーグ再開に浦和戦が組まれたこと、民放放送局が生中継での放送権を獲得した
ことも偶然ではない。各方面が前倒しで動いていた。

ただし横浜FMの動きはすべて先方に確認済みのことだったという。「何の了承も
なしにやるわけがない｣。そう憤慨したのは営業方面で奔走していた現場のチーム
関係者だ。”報道”ではすべての非が横浜FMにあるかのように伝えられているが、
それは自分の取材した感覚と必ずしも合致しない。細部の解釈の違いはあったの
だろうが、大筋での合意はあった。

一方、交渉の席で横浜FMに不手際があったことも事実のようだ。それは失言か、
もしくは条件面で譲歩を迫ったか。いずれにせよ、最後の詰めを誤ったのは確かで、
交渉下手と言われても仕方ない。

交渉の現場に木村浩吉という男がいれば、あるいは違った結末を迎えていたのかも
しれない。中村本人と師弟関係にあり、代理人であるロベルト佃氏とも親交が深い。
常に白黒ハッキリつける明快な性格は今回の交渉に最も必要とされていた
パーソナリティーで、彼の不在が中村獲得交渉を交代させた面はある。