スポルティーバ最新号。タカ&ナナンの対談要約その1
タカ「コンディションはいいです」
ナナ「ドイツから帰国してレッズに加入したころはどうだった?」
タカ「あの頃はやばかった。疲れっていうのもあるんですけど、何だったんですかねえ、ほんと、体がずーっと重くて・・・」
タカ「サッカーをやるために必要な(コンディションを)上げたり落としたりっていう、やっていかなければいけないことが、あまりできなかった」
ナナ「有酸素系の走りが少ないとか言ってたもんなあ」
タカ「そういうのもなかったんで、コンディションをつくりづらかった」
ナナ「なんでレッズを選んだの?個人的に何を成し遂げるために入ったのか」
タカ「ACLで優勝してクラブW杯も。そこまで考えましたね」
タカ「メンバーの顔ぶれを見れば、また昔のジュビロのような強いチームも再現できるんじゃないかって思っていたんですけど・・・
結果は真逆になってしまって・・・」
ナナ「俺はタカが34試合全部スタメンで出れば確実に15点は取ると思うんだよ」
ナナ「今季は具体的に何が違う?」
タカ「ボールをつなぐようになりましたね」
タカ「カウンターで前(の選手)だけで何とかしてくれっていうサッカーから、自分たちでポゼッションしてサッカーをやっていこう、と。
でもそこから先、もう一歩先にまだ踏み出していない。ボールはつなげるけど、ただボールがつながっているだけという感覚なんです」
タカ「個人的には、去年に比べたら数段サッカーがやりやすくなっている」
ナナ「俺もそうだけどタカに期待している人はたくさんいるんだよ」
ナナ「ヤットや憲剛だって「今代表に必要な人材は?」って聞いたらタカの名前を挙げた」
タカ「それは嬉しいですね。自分の中にイメージはありますから。遠藤や憲剛と一緒にプレイするとき、自分がどういう
プレイをするのか、そのイメージは常にありますよ。やりやすいっていうか、彼らと一緒にプレイするにあたって、
体もついてきてるし、、自分には何の問題もないと思っているんで」
ナナ「自分のプレイスタイルをわかってくれる、わかり合えるパートナーとか影響を受けた選手って誰かいる?」
タカ「中山さんとか・・・。高いコンビネーションを発揮できたのは、やっぱり一番は中山さん」
ナナ「やっててどういう感覚だった?」
スポルティーバ最新号。タカ&ナナンの対談要約その2
タカ「楽しんでやってました」
ナナ「02年なんか日本のレベルじゃないなっていうものがあった」
タカ「それはやっぱり、周りが俺の動きに反応してくれるからできるわけです。今でも動いているけど、あのときのように
スパっとタイミングよく(パスが)出てくることはなかなか・・・」
ナナ「エジにアプローチしたり達也とかとすり合わせをしようと努力しているわけ?」
タカ「FW陣もそうですがまずはポンテですよね・話をしてすり合わせようとしています」
ナナ「結局そこなんでよ。いいところに動いてもパスが欲しいタイミングで出てこない。それで動き直して、今度は
厳しい状況でパスが来たりする。そうするとだんだん動けなくなっちゃうからな」
タカ「そうなんですよ」
ナナ「お前がプレイしやすい環境を自分でつくり出してほしい。そうすることでいずれ点は取れていくよ」
タカ「ほんと、そこですね。自分のやりやすい環境を整えることが大事」
ナナ「お前は生粋のストライカー。そういう自覚は持ってた?」
タカ「ありましたね。だからドイツで「左に入れ」って言われたときに、「できない」って言ったんです」
ナナ「すっとストライカーでプレッシャーはない?常に結果を求められるじゃん」
タカ「もう慣れました。結果が出ないと叩かれるのも」
ナナ「大人になったなあ(笑)」
タカ「なりましたねぇ、はい(笑)」
ナナ「最後に俺からタカに言いたいことは、とにかく点を取れ!落ち着いたタカなんて見たくないから、ピッチで大暴れしてくれ!」
タカ「はい、コンビニとかホテルのロビーとか、いろんなとこでファンに声をかけられ、期待は感じています。
まずはレッズで結果を残して、チャンスを待ちます」
了