■千葉市の繁華街はさびれる一方
千葉市の中心繁華街は目を覆うばかりの衰退ぶりです。
おそらく、全国47都道府県の県庁所在地で、千葉市ほど繁華街に活気がないところはほかにないので
はないでしょうか。いまは完全に空洞化してしまい、「繁華街」は名だけです。
千葉市の繁華街は、かつては、JR千葉駅前から「扇屋ジャスコ」まで広がっていました。しかし、
「扇屋ジャスコ」「緑屋」「ショッカー」「メディアバレー」などが次々と閉店してしまったため、
賑わいはまったくみられません。老舗のショッピングセンター「セントラルプラザ」も、とうとう
閉鎖しました。かつて賑わっていた「銀座通り」は、閑散としています。以前はここが繁華街で
あったということさえも感じられません。この「銀座通り」の北側にある栄町も同様です。この栄町は、
かつては数多くの商店、飲食店などが並び、1日当たり3万人が通行するなど、“関東有数の繁華街”
として栄えました。しかし、いまは衰退が激しく、1日当たりの通行量は2000〜3000人に減少している
といわれています。たいへんな衰退ぶりです。
「『ここは県庁不在地ですよ』──味の良さで知られる飲食店の主人が思わず発した言葉が忘れられない。
千葉市中央区の中心街。昼食時ともなれば、平日は勤め人たでいっぱいになる店内が、土日になると
ウソのように閑散としている。
(中略)『この界わいは休みになると人が居なくなる。メーンの建物がいつまでもあんな状態じゃ、
しょうがないと思うけど。こんな中心街、全国にあるかな』」。(『千葉日報』のコラム「忙人寸語」)
ttp://www005.upp.so-net.ne.jp/boso/kaihatu03.htm