522 :
U-名無しさん:
< 徳島レポ >
我々は徳島ニートがなぜ愛媛スレを荒らすのかという疑問を解決するため、
彼の住む徳島市へ向かった。
スカスカの市街地、閑散とする商店街、雑然としてまとまりのない景観・・・。
同じ四国であるにもかかわらず、あまりにかけ離れた状況を目の当たりにした我々はしばし言葉を失った。
「全国でも最下位ランクとは聞いていたが、こんなに寂れた街だったのか・・・。」
思わず口にした言葉に同行した上司から「失礼だ」と咎められた。
動揺しつつも我々はボルティスの現状を把握すべく鳴門競技場へと向かった。
そこで我々はさらに驚くこととなった。
いや、呆れたといっても過言ではないかもしれない。
地域密着とはかけ離れた運営風景・・・
目立ったイベントもない閑散としたスタジアム前・・・
競技場を包むなんともいえない重い空気・・・
本当にこれが我々より1年早くJに加盟したチームなのか・・・。
Jの理念を愚弄するかのようなこの状況を目の当たりにし、体中に怒りがこみ上げてきているのを感じた。
「我々がいくらがんばってもこんなチームがあるようでは・・・。」
今まで口をつぐんでいた上司だったが我慢の限界だったのだろうか?そう小さくつぶやいた。
523 :
U-名無しさん:2008/06/18(水) 21:46:06 ID:LlukHPBe0
サポーター達は大塚製薬の工場がある方角を向き、オオツカサマ、オオツカサマと呟きながら涙を流して手を合わせている。
中にはヅンビアワーオワーオ!!などと訳のわからない奇声を上げている者もいる。
昨年の天皇杯ベスト8進出だの、ラッピングバス増設だの、
浮かれていた我々は、改めて徳島の悲惨な現状を噛み締めていた。
こうして競技場を査察した後、我々はいよいよ徳島ニートの家を訪ねてみることにした。
ボロくずのような平屋の前で小さい赤ん坊を抱き、くたびれた顔をした 女性が一人立っている。
我々を見るなやいなや、全てを悟ったのか涙ながらに「息子が申し訳ありません!」
と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めて徳島ニートを許そうと思った。誰が悪い訳ではない。
彼の育った環境が、いや、それを含めて徳島という街が全てすべて悪かったのだ。
我々は彼の母親からもらったすだち酒を手に、打ちひしがれながら愛媛へと 帰路についた。
松山へ着くともう日が沈んでいた。松山の夜景がいつもより眩しかった。