RP トゥーロン国際・チリ戦コラムより抜粋
細貝は「やられました。(後半に)3人入って止められなくなった。モラレスとビジャノエバに入れ違いに
動かされて、どちらかを抑えようとしたらモラレスを自由にさせてしまった」と悔しがった。
本田圭祐、森本貴幸とともに3試合連続出場を果たしたのは監督の信頼の証しだったが、チリの戦術の
うまさの前に体力が追いつかなかった。ただ、それ以外の部分では見劣りすることはなく、激しい守備を
見せる細貝の持ち味は発揮された。
「先発できてよかった」というエクスデロにとっては収穫の多い試合だった。「前半は攻撃も守備も、チリが
困るようなサッカーをできていた。中1日続きでの3戦目で雨。その中でみんなの頑張りやガッツを見せた。
日本のメンタルは強くなっていると感じた。悔いはゼロです。自分のよさは最大限に出せた。でも、疲れからか
サポートが遅かった。点は取れなかったけど、チリには怖い存在になったと思う。決勝でまたチリと当たるかも
しれないので、今度は絶対に勝ちたい」
あくまで前向きのエクスデロだが、試合中にこんなシーンがあった。
「相手のCKの時、向こうのDFが『ショートコーナーに行け』とスペイン語で指示したけど、『オレ、スペイン語が
わかるからそんなこと言ってもムダだよ』って言ったんです。そうしたら『あ、そうか』って笑っていました」
エクスデロの物怖じしない態度にはチリのメディアも大注目で、試合後にはチリのテレビ局のインタビューも受けた。
「なぜ日本はチリに負けたのかとか、チリは優勝候補だと思うかと聞かれました。モラレスがとてもよかったが、
また決勝でいい試合をしたいと答えました」