◆◆◆モトヤマ第106章◆◆◆

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7いいころかげん
誰かが書いていたが、この映像の6分16秒ぐらいからの
シーンは、若い頃のもとやまの動きの鮮烈なイメージとして、
おでも記憶に残っているな。

http://jp.youtube.com/watch?v=ctq5BSt8xlk
モトヤマのパス・ドリブル特集musicがいい

特に6分18秒から19秒からの、スライディングを交わして、
横にはね、そこから身体が傾いたまま足がはね、前方に突っ込んでいく、
そのあしのはね、動きが・かげのようにぶれて見える早さ・・
やっぱ、もとやまのあの動きは強烈だったなあ・・

今ももとやまは早いが・・長らく、あういうふうに
突っ込んでいく動きは見せなくなったような。
多分、長いこと息も絶え絶えだったんだろう。
きょう、はじめて彼の死んだ姿を見て、そう確信した。
8いいころかげん:2008/04/21(月) 17:37:06 ID:SXZ82rNw0
>>7の映像編集は、もとやまファンの1人としてみれば、
若い頃から現在までの本山を味わうには、なかなかに
良く出来ていて、あり難いなと思う。感謝だ。

たとえば、この映像がはじまってすぐのシーンは、
マークしてるDFを相手にキープし前進し交わしていく場面だ。
マークしているDFは磐田の鈴木秀人。

秀人と田中誠といえば、当時、日本ではトップクラス・
世界基準で見ても、ともに優れたDFであり
連携もすぐれたDFペア−だった。二人が当時世界最高クラスの
スピード、突破力を持つといわれたジュニ−ニョをほぼ完封して
見せたのは、いまも記憶に残る。特に秀人はスピード・
復元力ともにあり、世界のトップクラスのアタッカーを相手に
見せたマーク力・とくにスライディングのタイミングセンス
・精度には、おでなど感嘆したものだ。田中誠の戦術眼・
サッカー脳・テクとあわせて素晴らしい・・と思っていた。

その田中誠とのかけひきを冒頭に持ってきただけで、うぬ!
と、おでなどは思うわけだ。

9いいころかげん:2008/04/21(月) 17:38:59 ID:SXZ82rNw0
もとやまのDFとのかけひきは、
相手の動きをみて咄嗟に動く咄嗟に玉をさばくところにも
特長がある。そしてその瞬間の反応スピードが素晴らしいのだ。

だからこそ、鈴木秀人ほどのDFにもそのキープや交わしが
通じている。多くのひとは、キープ力のある選手はみなそうだと
思っているようだが、そうではない。あらかじめどういくと
決めていてプレーする場合もあれば、その瞬間その瞬間・相手の
動きを見て反応していく場合もある。

ただ後者は咄嗟の反応スピード、咄嗟の判断スピード、動きながらの
自在なテクが要求される。DFの能力が高まればたかまるほど、
要求されるレベルは高くなる。

前者のタイプで良い突破を見せる選手は多いが、後者も
いける選手は意外に少ない。
ただし世界を相手にするには後者にも長けていることが必要で、
世界の一流クラスのアタッカーは、後者において素晴らしいことが多い。

日本では、両方かねそなえたというか・・後者に長けた選手が
とても少なく・本山はその数少ないひとりだ。この映像全編を
通じてキープや突破シーン、ラストパスやシュートのシーンに、
日本では実力派といわれるDFとのかけひきシーンが多いのは、
やっぱ、編集者に・・うぬ!!感謝なのだ。秀人・誠、明神、
小村などなど・・そのときの本山のスピード・変化をわかるものは
わかるはずだ。若い時から現在まで・・そりゃ素晴らしい・・。
10いいころかげん:2008/04/23(水) 06:53:52 ID:hwG5ONr10
再びこの映像だが
http://jp.youtube.com/watch?v=ctq5BSt8xlk
6分50秒に多分浩二だと思うが、前線にロングパス。
これをVA右で本山が受けて、ふたりのDFを相手にドリ、
ゴール前を右から左に動いてシュートして決めるシーンがある。
このシーンもライブで見た記憶が残っている。

感心したのは最後のシュートの瞬間の「きれ」だ。
それまでのトラップ、ドリは、決してダメじゃないが、
といって世界クラスのレベルではない。普通だ。
本山にしては?がついて、股かなんか痛めてるかもと、おでは思った。
結局、パスを受けたのが6分52秒、ドリは6秒間も続いた。
だが、6分58秒の90度反転シュートの瞬間の
「体捌き」特にそのときの「足の振り」の「切れ」は相当のものだった。
だからこのシーンは体調不良もしくはセンス喪失かも?と
心配したのと、「キレ」は健在のふたつの印象で、
「どっちだもとやま」と気になったから長く記憶に残った。

11いいころかげん:2008/04/23(水) 06:55:28 ID:hwG5ONr10
キレやスピードだけならもっとスゴイのを本山は
その後も近年も、何度も見せている。

それでも、あの時の最後の反転と足の振りの早さは、
日本じゃ、本山以外そうはいない。反転してのシュートは
得意とする選手は総じて早くなるが、本山のは図抜けている。

うそだと思ったら、スピードあると言われている選手○○らと
比較チェックしてみなせえ。もとやまのきれのすごさがわかるから。
あの時も一瞬あまりに早いので、DFもどうにもならなかったのだ。
並に早いぐらいなら止められてたろう。

そのうえ、本山は一見回転が入らないボールタッチでもとても早い。
本山のは、それこそ世界の一流選手と比べても早いのだ。
反転スピードで、おでがその後チェックした中では、
ジーコジャパン韓国戦PAでの反転がもっともきれていた。

その後も、同じキレを見せたプレーはいくつもあるが、その中での
テク・・でボールタッチがどうなっているか通常フィルムでは
視認できないのが、もとやまの反転スピードと
動きながらのテクのきれ・・スピードだ。
大分戦での180度反転なんて・・こりゃもう謎というしかない。
12いいころかげん:2008/04/24(木) 17:27:37 ID:cp4EiFJN0
「反応速度」・「判断スピード」・
「動きながらの体捌きやテクのきれとその自在性」
・・において若い時から現在まで、本山が
いかに図抜けているか・・そのことを、この>>7の映像は、
よくとらえていると思う。前述したドリのシーンもそうだ。

その3つの要素に優れていることが相手の動きを見て、
緩急をコントロールし巧みにボールを捌き相手を
交わし脱け出し、ハッとするようなスルーパスや
シュートを可能にしているのだ。

この3つの要素に加え、本山は
「動くスピード」おいても図抜けていて、これが、
また世界クラスの驚くほどの早さなのだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=ctq5BSt8xlk
の5分54秒から6分15秒までのドリあんどシュート
のシーンは覚えている人も多かろう。たしか反応速度に
才能を示した山下のパスを受けてのシーンで、おでも覚えている。
もうひとつ、ふたつとりあげるなら、6分22秒からの
シーンだ。特に6分24秒からの加速からは、かなりの
スピードが感じられる。これはおでの記憶に無い。おでの
チェックでは本山の7、12メートルの動くスピードの
MAX値は、それこそ世界のトップクラスにある。この
シーンは、それに近いスピードが出ていると推測する。
「動くスピード」をどうみるかには、ちと工夫がいる。

13いいころかげん:2008/04/26(土) 02:33:01 ID:aa+HGAyj0
3つの要素に加えて「動くスピード」においても
ずぬけていることが本山の動き・ボール捌きを際立たせている・
とは思うが、まださらに本山のプレーを
特長づけている要素が、いくつもある。

そのひとつが左右自在という点だ。例外はあるが、これも
また本山のプレーの可能性をおおいに広げている点だ。

本山は右利きなのだが、左利きと解説者が間違えるほど
左もいける選手だ。>>10>>11でふれた6分58秒の
反転シュートは、右(時計回り)反転での左足シュート。
そこにいたるドリはDFを右において交わしていく。
>>12にみられるふたつのシーンでは
前者は自分の左にDFをおき、後者は右にDFをおく動きだ。
>>8>>9でふれた映像冒頭のシーン秀人との駆け引きでは、
Uターンを繰り返す・・つまり秀人を自分の左においたり
右においたり,本山が左回転・右回転どちらもいけることが、
DFとのかけひきを自在にし、DFからは読みにくく本山の
アタックをより有利にもしている。

14いいころかげん:2008/04/26(土) 02:38:15 ID:aa+HGAyj0
>>13のつづき。

この映像編集http://jp.youtube.com/watch?v=ctq5BSt8xlk
の中には、ほかにもいくつも、本山の左右自在の体捌きと
テクの特長を表わすドリ、パス、シュートが
コンパクトに収まっていて、本山の左右の自在性だけでなく、
それぞれを見比べるとその特長までもがよくわかる。

本山は、動きながらの左足の捌き・右足の捌きとも
自在かつきれがある。また右反転も左反転も自在かつきれがある。
そしてその中でのテクもまた自在かつキレあるということは、
少なくとも誰にでも見て取れるだろう。その特長までわかるのは、
小学生程度の知識がないとムリかもしれない。

残念ながら、本山の左右自在のキレが極限状態のジグザグドリや
ジグザグのものすごい動きは、この編集のなかにはない。
5分31秒からのシーンは、ジグザグドリの香りはあるが、
画質もあって見えにくい。動きながらの左右どちらでも
アウトで鋭角に流してのパスなどは、映像の質もあって、
これもこの映像からは見て取れまい。そのへん・・
もとやまの世界クラスの早い動きでの左右自在のきれは、
やっぱ・・相手DFなど近くにいた選手・審判と、
本山がトップ下に入った試合などを録画して、
たびたび見直しできるファンだけのものかもしれない。
なにせ早いんだから・・目にもとまらん・・。
15いいころかげん:2008/04/27(日) 18:26:35 ID:j/qvpQG10
今期鹿島の方向性は再び2年前までの鹿島にもどった。
その傾向は試合ごとに強くなり、4月9日決定的になった。
そのショックに本山はきれ、昏倒し仮死状態におちった。

4月19日には、耐え切れず一時完全に死んだのだが、
いまは再び仮死状況に戻っている。
彼の動きは指示されたことへの義務感としてはならぬと
否定された動きへの拒絶感のみ。いわば人形状態。

かれがよみがえるには、新天地しかあるまい。
サッカーでもサッカー以外でも。
かれのよみがえりを祈って、今日もまた
http://jp.youtube.com/watch?v=ctq5BSt8xlk
よみがえれ、もとやま。鹿島のサッカーだけがサッカーじゃない。
16いいころかげん:2008/04/29(火) 21:39:31 ID:lQ3/xmOl0
>>14の「左右の自在性」「前後・上下・全方向への自在性」と
加えてくると、本山の「身体バランスの良さ」について触れたくなる。

またこの「身体バランスの良さ」こそが、彼の判断力・・ひいては
「センスの良さ」とも大きく結びついているのではないかと思う。
本山ファンの多くは、本山の最大の才能は、その独特の「センス」
素晴らしい「アイディア」にあると思っているんじゃなかろうか。
おでも実はそうだ。まるで先の先まで見えているかのような本山の
プレー。本山のすごさがそのスピード、判断スピード、反応速度、
動くスピード、動きながらの体捌きやテクのきれ・自在性の
すごさに支えられている・・とは思う。だが本山を謎とか天才とか
思うのは・・その得体のしれない決定的なプレーや動きの
示す本山の「センス」だ。時に見ていてさえ想像をこえ、意表を
つく素晴らしい「アイディアセンス」。おではその背景のひとつに
あの本山の「身体バランスの良さ」がある・・と思うのだ。
「身体バランス」の良さが・・視野の持ち方にも感じる力にも
脳の働きにもおおきな影響を与えていると、おでは思う。
こりゃあ天才だと思うスポーツや格闘技やアーティストに
共通するアイディアセンス・・そこに顕著な「身体
バランス」・・ひいては姿勢や重心のありかたの共通性・・・。

最近はあまり見てないがバスケならジョーダン、クーコッチ、
ストックトン、テニスならエドバーグ・出てきた頃のサンプラス、
マッケンロー・・柔道なら棟田・・ま田村もそうかな・・。
フィギュアならプルシェンコ、ダンスならマイケルジャクソン、
アステア・・・・ちとふるいかな・・。