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札幌はグアム合宿を終え、１３日、帰国した。本州に自宅のある選手は成田空港で解散となり、新千歳空港にはＦＷノナト、ダビ、ＤＦ曽田ら１５選手が降り立った。
真っ黒に日焼けした顔で、２２日間にわたる成果を語った。
その中でもひときわ強い口調で報道陣に応対したのがノナトだった。練習試合５戦で無得点と、結果が出ていないが「充実した日々を過ごせた」と感触は悪くない。
あくまで１５日から始まる熊本合宿が、３月８日の開幕鹿島戦に向けての最終段階。「状態は良くなっているから。戦術に対する理解をもっと深めてさえいければ」と自信をのぞかせた。
休日の１４日は休養に専念。１５日からの２次合宿へ「グアムよりも強い気持ちで臨んで、開幕へのいい準備をしたい」と話した。

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名古屋は１３日、愛知・豊田市の練習場でＦＣ刈谷（ＪＦＬ）と練習試合を行い、１−１（３０分１本除く）で引き分けた。
強風と鹿児島・指宿キャンプの疲れからか内容は低調。特に強い向かい風を受けた前半はほとんど攻撃の形を作り出せなかった。
ストイコビッチ監督を率いる新体制では練習試合３連勝だったが、ＪＦＬ相手に初のドロー。
風にもマケズといった調子で、たくましく突き進んで欲しいものですが…。
試合後、会見場に登場したストイコビッチ監督の第一声は日本語で「キョウハ、カゼ、アリマシタ」。その後の質問にも「今日は風が強くて難しい試合だった。創造的なプレーも、クロスもうまくいかなかった」と話した。
特に、強い向かい風を受けた前半の内容は低調だった。現時点の主力とみられる布陣で臨んだが、パスがつながらない。
チャンスらしいチャンスはほとんどなかった。唯一、ダイレクトでテンポ良くパスがつながった３４分にＦＷヨンセンのゴールが生まれたが、見せ場はこれくらい。
選手も「風でやりづらかった」「けりづらい」…と“お手上げ”といった感想ばかりが飛び出した。
名古屋地方気象台によれば、この日も練習場が位置する豊田市を含む西三河北西部には、強風注意報が出ていた。
「強いところでは１３メートルの強い風が吹く可能性があります」と同気象台の関係者は話すように、コンディションは最悪だった。
ただ、風のせいだけにはできない部分もある。後半１１分には元名古屋のＦＷ平林にドリブルから同点弾を献上。新体制となり練習試合は４試合目。すべて格下相手だが、初戦を除き、ここ３試合連続で失点している点も気掛かりだ。
昨季１１位の名古屋にとって、ストイコビッチ監督を迎えて出直す今季は、リーグのライバルという強敵に立ち向かうシーズンになる。長いシーズン、逆風に立ち向かう強さを求められる時が必ずやってくる。この日の低調な内容が、強風のせい、というだけならいいのだが…。

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