増田の獲得失敗 厳しい台所 今度も流失の予感
大分トリニータは来季の編成で苦戦している。MF梅崎司の浦和への完全移籍は「計り知れない損失」(原靖強化部長)。
代わりに獲得のオファーを出したMF増田誓志(鹿島)から26日、断りの連絡が入った。DF福元洋平らの移籍も確実で
厳しさが増している。
FW松橋章太には神戸に加え、広島からも獲得の正式オファーがきた。福元もG大阪か京都への
期限付き移籍が決定的。原部長は「梅崎、福元はU−18出身の二大スター。こんなに抜けられると困る」と頭を抱える。
大分の選手が移籍を希望する理由は「出場機会」「高いレベルを求める」ことが大半。金銭的な要求はないという。
千葉のように「良質で若くて安い選手」(原部長)が多いことも、他クラブから狙われる要因。
一方でアウグストには契約を更新しないこと伝えた。DF藤田義明は千葉からの移籍が決定的。
MF鈴木慎吾も新潟からの完全移籍に支障は無さそう。FW前田俊介は1年の期限付き移籍で広島と話していく。
出場機会が減ったDF三木隆司やMF根本裕一には神戸が興味を示す。原部長は
「選手は今を大事にする。出場機会といわれると慰留が難しい。移籍する選手はまだ出てきそうだ」と話した。