待ってけさい

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456U-名無しさん
彼は目を閉じて枯れた芝生の匂い深く吸った
長いリーグ戦締めくくるキックはゴールを逸れた
肩を落として土を払った
緩やかな冬の日の黄昏に

彼はまた来年も嗅ぐことになる風、深く吸った

何をゴールに決めて待ってケサイをしたの 誰も知らず
歓声よりも長く興奮よりも速く
ケサイしていたあなたを少しでもわかりたいから

人々がみんな立ち去っても私 バスを囲むわ