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その2:
・ ガンバでの6年間は、自分のチャレンジ以上に選手の成長が早くてびっくりしている。
・ 今の代表ならあと2〜3、3〜4、4〜5、5〜6人、代表に入ってもおかしくないレベルにある。
・ 最初にガンバに来たときの印象は、井の中の蛙な選手が多いと感じた。もっとチャレンジしたり、気付いたりすれば伸びる選手ばかりが、くすぶっててもったいないと思った。
・ 聞いていた関西のイメージとはかけ離れた「無口な選手が多い関西人の塊なチーム」だった。
・ 特に10番の選手は、監督のレベルを卓越した次元の違うところでプレーをする。声を掛け合わなくてもアイコンタクトや阿吽の呼吸でコンビネーションを築くすごい選手。
・ ただそこで声を出せばもっと伸びるだろうが・・・。
・ おとなしいタイプの選手が多いと、指導者としては決して指導しやすい環境とは言えない。
・ サッカーは反応スポーツ、野球とは違い常に瞬間の判断を求められる。
・ スタンドから全体を見渡してるサポーターからすれば、歯がゆいプレイが丸見えだろうが、2次元(平面)の中でプレーしている選手には、何がベストな判断かを選択できる選手は少ない。
・ 6年間という長い期間、指導者としての時間が与えられていることはとても幸せなことである。
・ 選手には、代表選出や海外移籍という高い目標をストイックに持って、どんどんチャレンジして欲しい。ガンバのレギュラー奪取位では満足はして欲しくない。
・ 10番が10人いても、恒が10人いてもいいチームにはならない。
・ 個性の違う個人のぶつかり合いや融合で化学反応が起きて、1+1=2以上のものを出せるようなチームになることを期待して指導している。
・ その中でチームメイトの個性を消してしまう個人プレーやアピールばかりにはしる選手は駄目。全員で目標に向かってやっていこうという意識の持てる選手を育てたい。