●今井雅隆監督(徳島):
「私は指導者になるという話を30歳のときに初めて受けた時に、一番大切なことは忍耐だということを諸先輩方から学んで、
それを今でも心にしまいながら日々を過ごし、試合にも臨んでいます。
けれど、今日のゲームを総括するという話になった時に、我々が福岡に追いつく、J1に昇格する、J2のトップに行くには
はるかな時間がかかると言わなければなりません。
同じミスを繰り返す。変わらないミスがミスを呼ぶ。つまらない失点を繰り返す。こういうチームが上位にいけるはずはない。
感情的に話しますけれども、選手も良く考えてほしい。メディアの皆さんに話す内容ではなく失礼かもしれませんが、
我々はプロとしてサポーターに愛され、お金を払っていただいて、プロとして評価されるようにならなければならないのに、
全く評価されない試合を繰り返してしまう。僕の責任でもあるんですけれども、
そういう徳島の情けなさを変えていかなければならないということを今日のゲームで感じました。
普段はこういうことは言わないんですが、選手に、是非、考え直してほしいという気持ちで一杯のゲームでした」
Q:それでも先制点まではいい流れでしたし、選手交代で流れが変わってしまったようにも見えましたが。
「別にそういうことはないと思います。交代云々ではなくて、最初の10分間だけですね。
チームとして、プロとして、自分の役割を全うしようということで10分はやれていた。ところが10分過ぎたらできなくなった。
それで、もう1回やり直そうということで得点につながった。そういうことをまたすぐに忘れてしまう。
それが、いま我々が持っている力というか、プロ意識というか。勝つためにやり切れないというか。3
人の交代以前に、我々が持っている良くない習慣を直していかないと最終的に結果に結び付かないと思います」