*共に* FC岐阜 20輪 *闘おう*

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2月3日付中国新聞25面「そこを聞かせて 広島の顧問からFC岐阜のGMに就任した今西和男さん」

J1サンフレッチェ広島の顧問だった今西和男さんが、今季からJFLに昇格するFC岐阜の取締役ゼネラルマネージャー(GM)に
1日付で就任した。新天地にかける思いなどを聞いた。(貞末恭之)

―FC岐阜のGM就任の経緯を教えてください。
今西 かつて広島に在籍した、選手権コーチの森山泰行君の熱意に負けたんだ。「プロチームができれば、岐阜のサッカーが
発展する。力を貸してください」ってね。
アドバイスできることがあれば、と1月中旬に決断した。急転直下ですよ。
―どんな役割を担うのですか。
今西 「人、モノ、金」。三位一体となった組織づくりから始めたい。行政の協力も必要だし、スポンサー獲得も不可欠。頭を下げて
営業活動もする。現在、本業で球団の仕事をしているのは4,5人。しかるべき人を集める必要もある。選手にプロとしての在り方も
伝えていきたい。チーム強化より、フロント業務が主になるのではないかな。
―最終的な目標は。
今西 まず、J2昇格。1年で上がれるに越したことはないが、組織を一から作り上げていく必要がある。就任会見では「3年の猶予を
ください」とお願いした。
―当面、吉備国際大教授との掛け持ちですね。
今西 大きな仕事を引き受けた気持ち。何もないところからつくり上げるのはやりがいがある。大学も2年間で形になってきた。より
力を注ぎたいと思っている。
―広島への思い、心残りな点はありますか。
今西 選手育成型クラブとして、今年の広島には12人のユース出身選手がいる。発展させてほしいし、岐阜でも、それを目指したい。
残念なのは、広島都市圏へのサッカー専用スタジアム建設のめどが立たなかった点。専用スタジアムを造らないと、チームの健全
経営はできないとの思いは変わらない。