Jリーグ観客減る、W杯イヤーなのに
ワールドカップ(W杯)イヤーだというのに、Jリーグの入場者数が伸び悩んでいる。
これまでの平均入場者数はJ1、J2ともに減少。開幕当初の冷え込みなどの悪天候の
影響もあり、W杯効果が出ていない。
今季の1試合の平均入場者数(21日現在)は、J1が1万8040人で昨季より725人減、
J2は6355人で1127人減と苦戦している。
Jリーグの鈴木昌チェアマンは「ゲームの内容が悪くなったわけではない。逆
に面白い展開が増えたという声を聞く。この冬の寒さが3月の開幕まで続き、雨も多かった。
それから昇格チームと降格チームがどこだったかの影響もある」と話す。
昇格組では、甲府が1万1641人で、昨季の6931人から大幅増、福岡も1万4057人で3千人以上増やすなど健闘。それでもJ1の平均を押し下げている。京都は最下位の5716人で、J2時代よりも約2千人減った。
降格組では、昨季1万4913人だった神戸が今季は5609人。1万4716人の東京ヴが
6685人、1万2492人の柏が6840人と、いずれも大幅に減少している。
http://www.asahi.com/sports/fb/TKY200604210389.html 昨季同節時点より約10万人の入場者減で中断へ、J1
ACLのスケジュールの都合で5/11に行われる予定だった第11節のG大阪×磐田は
日本代表の日程の都合で7/12に延期されリーグ戦が中断に入った。
今季は第12節までに2,019,396人を動員しているが
昨季は同節までに2,117,302人を動員しており、約10万人の減少となった。
今季は未消化の試合が一試合あることを考慮しても
昨季同節時点より数万人の減少になることは避けられない情勢になっている。
今季は第12節時点で、昨季より平日の試合が17試合も少なく、
また第12節ではJリーグ史上最多の入場者を記録するなど、
入場者数を押し上げる要素がいくつもありながら約10万人の減少となっており、
今季のマイナス傾向の大きさが窺われる。
【入場者データ】
http://www.j-league.or.jp/data/view.php?d=j1f&t=visitor&y=2006
◆Jリーグ観戦者の平均像は「年に10回以上観戦する35.4歳」 とサポの固定化、高齢化が顕著
■「29歳以下」(11歳から29歳までの合計)
2002年(11,378人、50.5%) 5,746人│|||||||||||||||||||||||
2003年(12,398人、40.7%) 5,046人│||||||||||||||||||||
2004年(12,809人、34.5%) 4,419人│||||||||||||||||||
2005年(13,540人、32.2%) 4,360人│|||||||||||||||||
■「30歳以上」(30代、40代、50代以上の合計)
2002年(11,378人、49.5%) 5,621人│||||||||||||||||||||||
2003年(12,398人、59.3%) 7,352人│|||||||||||||||||||||||||||||
2004年(12,809人、65.5%) 8,390人│||||||||||||||||||||||||||||||||||
2005年(13,540人、67.8%) 9,193人│|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■「40歳以上」(40代、50代以上の合計)
2002年(11,378人、22.5%) 2,560人│||||||||||
2003年(12,398人、27.2%) 3,372人│|||||||||||||
2004年(12,809人、31.4%) 4,022人│||||||||||||||||
2005年(13,540人、34.0%) 4,603人│||||||||||||||||||
*年代層の平均入場者数算出方法:「年間平均入場者数」×「その年代の割合」
ttp://www.j-league.or.jp/aboutj/katsudo/kansenshachousa.html