神戸・パベル監督、退任へ 来季の降格決定的
◆ 主力選手流出許さない ◆
1年で戻る―。来季の降格が決定的な神戸がJ2の場合でも20億円近い予算で臨むことが15日、
分かった。07年のJ1復帰を目指すためで、パベル・ジェハーク監督(42)は今季限りでの退任が決
定的。今後は国内を中心に後任を探すとともに、MF三浦淳宏(31)ら主力選手の流出阻止に乗り出す。
すでにクラブ上層部は06年の予算案を決定。今季は23億円かけた年間予算について、球団幹部
は「収入が減るけれども、仙台などお金をかけたチームは(J2)上位にいる」と明言。“超J2戦力”を
保有する考えを示唆した。
現場を託す指導者についても、「あらゆる面で1年でJ1に戻れる体制を」と同幹部が話したように、
7月の就任以来2勝10敗6分け(15日現在)のパベル監督は今季終了後の退任が確実。人選を一任
されている安達GMは「心情的に今は話したくない」と広報を通して苦しい胸の内を明かすだけだった。
さらにJ2降格となれば、三浦、播戸、北本ら主力選手の動向も流動的。1年で返り咲くために、課題
山積のオフを乗り越えるしかない。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/socc/200511/16/socc187317.html