JFLの峠を過ぎた頃、何時の間にか前の座席にひとりの男が座つてゐた。
年をとつてゐて、鹿なのか椅子なのか分からぬ男だ。
___ _____________ カタンカタン _____
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|| || //.|| // / / || | カタンカタン|| // || |
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/ ∧__∧ | || ∧__∧ || | 男は匣を持つている。
//( ゚∀) アヒャ 二 二二 (∀・ )\\ 大層大事さうに膝に乗せている。
|||| / つニコ ( / ) |||| 時折匣に話しかけたりする。
|||| ( ノ. |_」 ____ (⌒ < | |||| \
||||/ゝ ⌒) ) (⌒ ノ ||||_ \ ` 、_ _,||
|||| ̄ ̄|||、j j し||' ̄ ̄|||| || ||| .|||
715 :
2/3:2005/11/29(火) 19:28:43 ID:FEtYsURR0
∧ ∧
/ `ー' ヽ
i ゚ ∀ ゚ ) J2ヘアゲルノデスヨ
ゝ く
へ/────く )
( | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \
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川 ┌────|
| .| ) ) \
男はそう云ふと匣の蓋を持ち上げ、こちらに向けて中を見せた。
匣の中には愛媛FCがみつしり入つてゐた。
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ゝ ∀ く
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\( | ゞ く |ゝ/ |\
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716 :
3/3:2005/11/29(火) 19:28:59 ID:FEtYsURR0
何とも嬉しそうな顔なので、つゐ微笑んでしまつた。
それを見ると匣の中の愛媛FCもにつこり笑つて、
. ! !
______ ─ ┌ー ┌─ i
/ | ∧(::゚:)∧ /| / │ > .ノ > と云つた。
| /;:;`ー';:;:ヽ. |
| ( ,,・3・` ) | ∧ ∧
n_ | ゝ;:; :;: :;: :;く. | / ; /
ヲ|f、;:; :;: ;: ;: :;: ;,| , / ヽ栃木/ ゝ、
ー-' |@|!;: :: ,,i ):: :,,i)| ;/ ヽ ミカン鳴カネエダロ
| )`;; ::';;`; .,ィ | i |
| k;;: ;;: ::; :;: | .| |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ! ノ
ゝ く
嗚呼、昇格してゐる。
何だか酷く羨ましくなつてしまつた。