【ジェフ】 巻誠一郎の活躍を願うスレ ・３巻

巻　手で入れたクセにハシャぐな

千葉先勝も遺恨
疑惑の先制弾に浦和ブッフバルト監督激怒
「非紳士的行為だ」独では出場停止の例も

これが問題の巻の「神の手ゴール」。右ヒジ内側に当たりゴールとなった。
切り込み写真は、反則をアピールする浦和選手をヨソにハシャぐ巻
（31日、さいたま・駒場スタジアムで＝カメラ・下田知仁）

　日本代表の新星に「代表失格」のラク印が押された。31日、ナビスコ杯
準決勝２試合が行われ、千葉が敵地で浦和に３−１で先勝。だが、先制点
は日本代表ＦＷ巻誠一郎（25）の「神の手ゴール」。浦和側は審判のレベルを
非難する一方で、巻のゴール後の行為が非紳士的行為にあたるとしてＪリ
ーグに対して巻の厳罰を要求する方針を固めた。

　問題となったシーンは試合開始直後の前半１分。阿部のＦＫがゴール
前の巻に当たってゴールとなったが、当たった場所は頭ではなく右ヒジだ
った。近くにいた浦和の選手だけでなく、スタンドにいたほとんどのサポ
ーターが「ハンド」と認識できた。テレビ中継のＶＴＲにもハッキリと映
っていた。
　ところが、長田和久主審（46）が判定をする前に、上荒啓司副審（46）
がゴールと判定。長田主審もそのままゴールと認めた。猛然と抗議した浦
和イレブンをヨソに、巻は派手なガッツポーズで大喜び。これを見た浦和
の犬飼基昭社長（63）は判定の不満よりも、巻の態度を非難した。
「ハンドでゴールしたのが分かってるくせに、あれだけ大喜びするのは
いかがなものか。あれこそ非紳士的行為だよ。子供たちにどう説明するの
かね。巻は日本代表選手なんだよ」

　サッカー選手ならゴール判定の笛が鳴ったら、誰でも喜ぶのは当然。だ
が今回は、マラドーナの「神の手」を上回るほどの明らかなハンドだ。浦
和のブッフバルト監督（44）も怒りのホコ先を審判ではなく、巻のゴー
ル後の行為に向けた。「完全に手で入れたゴールだ。なのになぜゴールな
のか。昨年のブンデスリーガでもあのようなことがあったが選手は４週間
（実際には約２週間）停止になった。非紳士的行為だ」。昨年10月、ドイ
ツ・ブンデスリーガで元ドイツ代表ＦＷノイビル（ボルシアＭＧ）がハン
ドでゴールを奪ったにもかかわらず、ゴール後に大ハシャギしたことでリ
ーグ側はノイビルに11日間（実質２試合）の出場停止処分を与えた。
　さらに問題なのは、巻が試合後、浦和の一部選手に対してハンドを認め
るような言葉を漏らしたこと。犬飼社長も「ああいう行為こそ厳罰にする
べき」とし、今回の判定についての意見書とともにＪリーグに対して巻
の処分検討を要望書として提出する考えを示した。（瀬谷　宏）


無冠同士の決勝なら客足が・・・Ｊ関係者苦悩

　横浜対Ｇ大阪は１−０でＧ大阪が勝利。Ｊ１得点ランキングトップを独
走中のアラウージョ（28）が勝負を決めた。このまま千葉とＧ大阪が決勝へ
と駒を進めれば、Ｊリーグ創成期の93年以来、一度もタイトルを手にして
いないチーム同士の、悲願の初タイトルをかけた戦いとなる。
　しかしＪリーグ関係者は「もしそうなればお客が入るかどうか」と不安
な表情を浮かべている。決勝が行われるのは東京の国立競技場。Ｇ大阪は
アラウージョのほかに、日本代表の大黒将志（25）や宮本恒靖（28）といっ
たスター選手を抱えるが、関西からサポーターが大挙してくるかどうか
は疑問だ。
　千葉にしても、ホームで最も客が入らないチームである。Ｊリーグにと
っては理想的なのは横浜と浦和による決勝なのだ。千葉もＧ大阪も攻撃的チ
ームだけに試合は面白そうだが、客足は遠のく可能性が強く、Ｊリーグ関
係者は頭を悩ませている。