しみじみ清水エスパルス151

???「…へっ、なにがパルちゃ〜んだよ。どうせ何かのパクリじゃんかよ。ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ…」

パルちゃんショーを物陰からこっそり見ているのは誰でしょう？ひどく妬んでいるようです…。

???「…スキャンダルでも掴めば、奴の人気もガタ落ちさ…。ｸｯｸｯｸ」

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明日は久々の休日です。天気も絶好のお出かけ日和になりそう。

パル「もしもし、グランパスくん？明日、予定ある？この間のお詫びがしたいんだけど？」

グラ「あー、ごめん。ちょっと明日は用事があるんだ。…べつに怒ってるわけじゃないよ。うん。
　　　　本当に用事があるだけだから気にしないで。…あ、グララは暇みたいだよ」

パル「そう。グララって遊園地好きだったよね？絶叫系とか。ちょうどチケットあるんだけど、行くかなぁ？」

グラ「…ちょっと待ってね。（グララー！パルちゃんが遊園地に連れてってくれるってー！）
　　　………。グララも行きたいってさ！グララを連れてってやって。それをお詫びとしようぜ」

パル「グランパスくんは優しいね、ありがとう。じゃあ、グララと行って来るね！」

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???「…盗聴成功。グララとパルちゃんか…。このネタを写真週刊誌に流せば…。ｸｯｸｯｸ」

不気味に笑う謎の男。パルちゃんの運命や如何に？

パル「次は何に乗ろうか？」
ｸﾞﾗﾗ「地味系はもうほとんど乗ったから、絶叫系がいいな」
仲むつまじい姿はまるで恋人のよう。遊園地で楽しそうにしています。
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???「…写真は撮ったけど、物足りないな。会話も盗聴しとくか。顔もわからないように変装して…」
大変。あの男が後をつけていたようです。
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ｸﾞﾗﾗ「ドドンパ？変な名前〜」パル「もうすぐ乗れるよ」
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???「…俺、ジェットコースター苦手なんだよな…」
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パル「シートベルト装着！」ｸﾞﾗﾗ「Let's Go！」???「…（ｺﾞｸﾘ）」

ド・ドン・パ！

発進してあっという間に最高速まで加速します。速い速い！

パル「ウヒョーーー！！！」ｸﾞﾗﾗ「キャーーーーー！！」???「くぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌ；」

謎男「しゃ、写真を…」

男は相当混乱しているようです。この状況で写真を撮ろうとしています。
しかし、デジカメを持つ手も震え、操作も満足に出来ません。

＊データを消去しますか？

???「撮ってやる…撮ってやる…スキャンダルだ…」ピッ

＊データは消去されました

あらあら、せっかく撮った写真が消去されてしまいました。
あまりの急加速に気が動転したのでしょう。録音するのも忘れていました。

シューーーン

”ご乗車ありがとうございました”

ｸﾞﾗﾗ「面白かったー！」
パル「最高！」
???「…（あー、怖かった…）」

ジェットコースターから降りようとすると、パルちゃんは異変？に気付きました。

パル「あれ？後ろの人…」
ｸﾞﾗﾗ「大変、顔が真っ青よ！か、か、か、係員さーん！」
???「？？？（怖かったけど、え？そこまで酷くないぞ）」
ｸﾞﾗﾗ「救急車呼んでー！」

恥ずかしい。救急車は恥ずかしい。ジェットコースターで救急車。

???「（もういいや。正体をバラしてこの場を収めよう）お、俺だよ、じゅびｒ」

なんと、謎の男はジュビロ君だったのです。

係員「うわー！真っ青じゃないですか！！喋らないで、じっとしてて下さい！」
パル「そうだよ！じっとしてて！」
ｼﾞｭﾋﾞ「（変装を外して）俺だってば！ジュビロの！」
パル「…誰かな？サインとか写真は一杯とってるから覚えてないんだよね。ごめんね」
ｸﾞﾗﾗ「大丈夫かしら？意識が相当混濁してるようね…」
ｼﾞｭﾋﾞ「俺だよ…」

不人気って悲しい。

”ピーポーピーポー”