俺、カズファンでもないし、ましてやヴィッセルなんて大嫌い(開幕戦ではカズ共々やってくれたからなw)だけど、
話聞かせてやるよ。
日本が、98年の仏W杯出場を掛けて厳しい戦いを強いられていた頃、カズは日本の絶対的な大エースだったよな。
俺はセレッソのサポなんだけど(開幕戦の話でわかっただろ?)、その頃、俺達のモリシはようやく代表に定着しつつあり、
さらに西澤も代表に呼ばれるようになってきたんだ。
その頃から、この二人が代表入りしたこともあって、クラブチーム一辺倒だった俺が代表にも興味を持つようになったんだ(もちろん、いまは全然興味ないぞw)
その頃は日韓W杯に備えて、競技場の新設や改築が進んでいたんだけど、完成していたのは長居くらいで、予選なんかもほとんどが国立で開催、そしてたまに長居でやるくらいだった。
そして、長居で試合がある時は、代表は舞洲にあるセレッソの練習場で練習していたんだ。
ここのグラウンドは市の施設で、駐車場からグラウンドまでの数百メートルは選手達も歩いて行かなければならなかったんだ。
当時は、今と違って(今はどうだか知らないけど)選手とサポーターを隔てる物は何も無く、選手に直にサインとか頼めたんだ。
俺は代表合宿に参加するモリシとアキを激励しようと、選手達の到着を待ちわびていたんだ。
そうこうするうちに選手達を乗せたバスが駐車場に到着して、選手達がグラウンドへ向けて歩いてきたんだ。
そうこうするうちに、黒崎や前川なんかの今となっては地味な選手達(ファンの人、ゴメンねw)に混じって、明らかにオーラが出てる選手が二人、こっちへ歩いてきたんだ。
それがカズと前園だった。二人で並んで歩いて来た。仲良かったんだろうな。
俺、ミーハーみたいに凄ぇって思ったよw
俺は目の前まで歩いて来たカズと前園に「サイン頂けますか?」と訊ねたんだ。
するとカズはにっこり微笑んで「もちろん」と答えてくれた。
そうしたら前園は俺を無視してスタスタ歩いて行こうとしたんだ。
そうしたら今までニコニコ微笑んでいたカズが急に険しい顔になって「おい!ゾノ!!」って前園を呼び止めたんだ。
びっくりして振り返る前園にカズは「おぇ、プロだろ?」って語りかけたんだ。
そうしたら、前園、こっちへ戻ってきてサインしてくれたよ。
そん時のカズ、おしっこちびるくらい格好良かったよ。
長文すまないね。