★今こそ高田静夫&モットラムを更迭すべき★

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エルゴラッソ
野々村芳和コラム 第一回
Deep Impact

『審判は必ずミスをすると思え』

13日のG大阪-新潟戦、16日の千葉-鹿島戦で新潟・反町、千葉・オシムの両監督が
試合後に審判について言及するシーンが見られた。記者会見で反町監督は
「記者のみんなにとっては記事にならないことだけど」と前ふりしたあと、
「J2の試合がないのに、どうして大阪出身の審判を起用するの?
 レアル対バルサのクラシコでカタルーニャ人が笛を吹くことはありえないでしょ?」
と記者に語りかけるように続け、そのあとも言葉にできない何かを吐露しようとしていた。
オシム監督は「水はグラスが割れるまで入っている。今日は審判がひびを入れたのかもしれない」
と審判批判を暗に仄めかせた。

もちろん、選手も審判も同じ人間。ミスは当然起きることだと思う。
どの試合でも審判は自らの判定基準に基づいて、自分が見た通りに笛を吹いている。
でも、残念ながらミスは必ず起きてしまうし、それは仕方がないこと。
大事なのはそこでミスをミスと認められる「人間味」を持ち合わせているかどうか。
当然ビデオをあとから見れば分かってしまうことだし、ミスをミスと認めないのは
おかしなことだと僕は思う。特に最近は人間味の感じられない判定が多い。
教科書通りで進行表通り。そんなのは日本社会らしい「お役所仕事」と同じだし、
サッカー自体をつまらないものにしてしまっている。選手が笛を吹かれて感情を
あらわににするのは当然のことだし、それはよくないことなのかもしれない。
でも選手は実際のところ笛を吹かれてファウルを取られたら「なんでだよ」って考える。
そこで選手が「はい。わかりました」って素直に聞いていたらサッカーがどんどん
つまらなくなっていってしまう。
2082/3:2005/04/21(木) 23:13:11 ID:sR1lfWHF0 BE:40421142-
たとえば、リーグ第2節大宮-神戸戦で大宮の桜井が退場になったシーン。
たしかに桜井が2枚目のイエローカードをもらったペナルティーエリア内で倒れたシーンは
シミュレーション気味で、マニュアルではカードを出すシーンだったのかもしれない。
でも、桜井はペナルティーエリア内で倒れたものの、すぐに立ち上がってプレーを続けた。
しかしプレーを続けようとした直後の2枚目。すぐに立ち上がってプレーを続けるという桜井の
行動と心理を考えると、あの2枚目のイエローは不必要なものだったと思う。

審判に必要なもの。それは、専門的な知識や技術はもちろん、
寛大な人間的な魅力がさらに必要になってくると思う。
いい審判っていうのは、両チームの選手、監督から「敵」だと思われない審判。
選手の気持ちを理解して、ゲームの流れを壊さない。
選手、監督から信頼を集めて、この人だったら安心できるという信頼関係を築ける人。
結局は審判だっておもしろい試合を作り上げるひとり。
だからもっと選手と監督と「対話」した方がいいと思う。
Jリーグではシーズン前にモットラムさんやスペシャルレフェリーが
各クラブを回って判定基準の講習会を行なっている。
でも、そこで見せられるのは審判にとって都合のいいものばかりで、
ミスがあったシーンは絶対に流されない。
その場を判定基準の講習会としないで、お互いが反省する場にしたっていいと思う。
それが確実にJリーグのレベルを上げるのだから。
2093/3:2005/04/21(木) 23:14:08 ID:sR1lfWHF0 BE:121262764-
『本当に「日本>世界」なのか』

審判について言えばひとつ疑問がある。日本の基準は本当に正しいのだろうか。
モットラムさんに聞けば、「ヨーロッパでは寛容すぎる。むこうが間違ってる」
と答えが返ってくる。
日本対世界で考えたときに、日本の審判は日本の基準がすべて正しいと思っている。
日本の基準が通用すればいいと。でも、代表、ACLを見ていると明らかにその基準はずれている。
そのせいで現場、特に選手たちは戸惑う。
結局のところ、Jリーグは日本が世界で勝てる選手を育てなければならない。
そのために存在しているわけだし、審判だって同じ。
だから、審判はタフな選手を作るジャッジをしなければいけない。
たとえば、アジアレベルでもいい審判はたくさんいる。
そういう審判をより多く招聘して笛を吹いてもらえば、選手は日本にいながらにして
アジアレベルのジャッジを受けることができる。日本よりもひとつ大きな枠のアジアの基準を
選手たちにわからせることだって可能だと思う。

サッカーをやっていれば審判に泣くこともあれば笑うこともある。
ミスは同じ人間が行なっているかぎり今後も続いていく。
1勝を大切にするチーム、1つの試合に生活をかけている選手たち、
どちらにとっても「現場の気持ち」を理解できる審判が今後も必要になってくる。
そういう意味でも、僕はいつかJリーガーから審判に転身する人材が出てきてくれればと感じている。