河原和寿 〜過去最強「黄金」ルーキー〜
クラブ史上、最高の実績を持つゴールデンルーキーだ。大宮東から入団してきた河原は
03年にU-16日本代表に選出されたのをきっかけにU-17、U-18と各年代の代表を経験。
あまたの誘いを蹴って新潟入りを決断した。
「オフ・ザ・ボール(ボールのないところでの動き)には自信があります。今は早くチームに慣れて
試合に出たい。そうすれば自然と代表に招集されるようになると思います」
常に代表のユニホームを着てきた河原は、視線の先に日の丸があることを当然のように話した。
決して体格に恵まれているわけではない。1メートル73、65キロ。むしろ小柄な部類だ。本来は
ポストプレーヤーの下で走り回るセカンドストライカータイプだが、練習ではFWとしてのプライドを感じさせる。
たとえば5対5のミニゲーム。河原は自分より2回りも大きいDFに体をぶつけながら、必死にポスト役をこなす。
「FWである以上、キープしなければいけないときもあるし、ヘッドで競り勝たなきゃいけない場面もありますから」
と、こともなげに話した。
プロとしてのフィジカル向上の必要性は感じているが、その鍛え方も独特の考えを持っている。
「強い相手にビビらないで当たっていけば必要な筋肉が付いてくると思います。練習の中で、そういう
試合に近い状況をつくれれば」とウエートトレーニングと並行して、実践の中でも体を鍛えていく。
すでに反町監督は河原の今季中の出場の可能性について「十分にある」と話している。大物新人の
ビッグスワンでのデビューが待ち遠しい。
以上です。