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677webにないので、中国新聞より転載
 厳しい戦いが続いた2004年。フロントはシーズン終了後、早々と小野監督の続投を決めた。
「残留という最低限の目標はクリアした。しかし、期待は裏切られたという気持ち」と久保
允誉社長は心中を明かした。J1復帰元年を、トップはどのように見ていたのか。

 「今期は、まず選手を育ててほしい、とお願いしていたのだが……」。成績以上に悔しが
ったのは、若手に成長の跡が見られなかったことだ。「試合で点をとっても、練習で悪かっ
たら使われない。モチベーションを保つため、しっかり話を聞いてやってくれたのか。『自
分ではい上がってこい」ではなく、スタッフが、自分から選手の視点まで下り、話し合って
ほしかった。サテライトの元気のなさはこれが原因だろう」。起用、育成法に苦言を呈した。

 戦いにも不満はあった。「最後の2試合に象徴されるように、淡白で燃えるものを感じなか
った。主力選手の成長についても、大きく評価はできない」。13引き分けと勝ちきれない試合
が続いたことには、「うちにはリーダーが存在しない。だからこそ、小野監督が指揮官兼リー
ダーとして引っ張っていく姿勢を見せなくてはならない。監督自身が殻を破ってほしい」と期
待を込めた。

 「続投を決めた以上、最大限にバックアップしていく」との言葉は、戦力補強への意欲に他
ならない。「第一に、ドリブルで突破ができる日本人FWを獲得したい。ボランチもほしいが、
中盤には高い能力の選手がいる。その分、センターフォワードに資金をかけたい」。積極的に
動いていることを明らかにした。

 来期は、小野監督にとって勝負の3年目。「勝つことで成長する1年にしなくてはならない。
それだけに、開幕ダッシュをかけ、最初から突っ走ってもらうつもりだ。サポーターに喜んで
もらえるサッカーをすること。それが、観客動員につながり、より強いクラブになる」。厳し
い目で、来期を見つめている。
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過大評価も過小評価もせず、的確に現状を把握してくれてるね、久保さんは。ほんといい社長だ。
突破ができる日本人FWってのが寿人なんだろうか。