△▲△モンテディオ山形Part42△▲△

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270エルゴラッソ
『山形完勝で大宮を追走!』
残り5試合を残した3位山形に立ちはだかる今期対戦成績3分けの横浜FC。
難しい相手を破ったのは、「遅れてきた男」だった。

【互角の前半にも慌てない山形】
山形は今期21得点のエース大島が出場停止。
鈴木監督は、「シュート力と相手に脅威を与える存在に期待して」松田をその代役に
指名した。
一方の横浜FCもボランチにマシューに代わって展開力のある小野信を起用。
お互いの意図が見え隠れする中、紅葉も美しい山形県陸上競技場にて試合は始まった。

開始早々にお互いにチャンスを迎えるも、10分を過ぎた頃から試合は落ち着きを見せる。
押し上げが遅く、ハイクロスは相手CBトゥイード、山尾にひたすら跳ね返され続ける山形。
一見すれば余りにも無策な攻撃の真相は試合後にDF迫井から明らかにされる。
「前半のクロスは得点よりも相手のDFラインを下げさせるためのクロスだった」
横浜FCリトバルスキー監督も「満足できる」と評価したスコアレスの前半。
実はすべて「山形の予定範囲内」で進んでいた。

271エルゴラッソ:04/11/01 21:56:33 ID:/iMkYrgf
【ついに輝いた新潟からきた男】
そして後半に際し「サイドチェンジとくさびのボール」を修正点として与えた鈴木監督。
その成果はすぐに最高の結果になる。

47分、右サイドから中央に切れ込んだ星の空いたスペースに走り込んだのは右SB迫井。
 〜つづき〜
パスを受けた迫井は前半とはまったく異なる地を這うような斜めのクロスを入れる。
ニアで松田が潰れてフリーでボールを受けた左MF宮沢が無人のゴールへ。
レンタル元の新潟で起こった震災に心を痛め、「地震で来られない人たちにいい報告に
なった」と語る彼の今期リーグ戦初ゴールにより、思い通りの形で山形が先制点を手にした。
そして再び時は訪れる。

62分、永井の大きな右への展開から星がPAエリア内に切れ込みラストパス。
そこに待っていたのはまたも宮沢。
ダイレクトで会わせたボールが突き刺さり、試合を決定づける2点目が決まったのである。
その後は危なげなく完封勝利の山形。
監督会見で「次の試合に向けて地味にやっていきたい。何も考えて考えてなくて
すいません」と笑わせた鈴木監督だが、残りはもう4回ないし入れ替え戦を含め6回か。
期待は高まる。