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U-名無しさん:
トルコ代表 アルパイ・オザランの公式HPより
親愛なる友人たちへ
ご無沙汰しています。報道を通しても、インターネット・サイトを通しても、みなさんにメッセージを
出していませんでした。南朝鮮(韓国のこと)のインチョンから浦和レッドダイヤモンズに移籍した日
から、トルコから来た家族以外誰とも会いませんでした。代理人(マネージャー?)であるジュネイト・
ヤルンクルチとさえも、移籍実現の日に最後に話したきりです。
私がここに来たときには日本のリーグは第16節でしたが、そのときチームは首位から11ポイント離され
ていました。しかし今日、リーグが終わる2節前にチャンピオンになりました。私たちのサッカーがス
タンドを溢れさせ、これを達成したのです。しかしまだ終わってはいません。今はリーグ・チャンピオ
ンと、カップ・チャンピオンを巡る天皇杯を目標にしています。このカップは、ここではチャンピオン
よりも価値があるものとされています。このカップを得たチームが、チャンピオンズ・リーグに参加し
ます。専門家たちは私たちを本命と見ています。
その他の話題としては、私が日本の最優秀外国人選手に選ばれたこと(?)があります。しかし、実際、
私のサッカー人生でもこれほど成功した時期はありません。自分自身、とても調子がいいと感じていま
す。日が経つにつれて良くなっていく私のパフォーマンスは、リーグの大詰めで最高潮に達しました。
トルコ人をとても愛している日本の人たちは、高まる私の調子を、スタンドで掲げられたプラカードや
トルコ国旗で支えてくれました。
日本人はトルコ人を本当にとても愛しています。私よりも前にここへ大きな希望とともにやってきた、
そして日本人たちの目にサッカーの王として映ったイルハン・マンスズは、この習慣から別れるという
人生の最大の過ちを犯してしまったと私は思います。日本ではトルコのサッカープレーヤーはとても認
められており、愛されています。悲しいことがあったときは、この愛に相応しくあろうと頑張っています。
私は、全ての試合でエモーショナルな瞬間を経験しています。というのは、ワールドカップでブラジル
と準決勝を戦ったスタジアムである浦和埼玉スタジアムは、私たちのチームのスタジアムだからです。
スタジアムのロッカールームの廊下には、その試合のメンバーとトルコ国旗があります。全ての試合に
出場した私をその日々に見、その瞬間瞬間が私の目の前に思い出されます。泣かないように、自分を辛
うじて抑えます。その日々について語るとき、ナショナル・チームの資格ある人々を非難することを、
私は許せないでしょう。私は80回あまり、この月と星(トルコ代表)のユニフォームを着た代表選手と
して、少なくとも感謝に値すると思っています。歴史上最も成功したナショナル・チームにおいて、
私が少しでも貢献できたなら満足です。しかし私は、(代表の)新しい役員たちともエルスン(エルスン・
ヤナル)監督とも、会う機会さえありませんでした。インチョンでプレーしていたとき(ナショナル・
チームの極東遠征の途中)、私がナショナル・チームへ召集されるという手紙のあとに、この召集が
キャンセルされたという手紙が来ました。私の名誉は傷つけられました。全く召集されないということも、
おそらくこれほど私を悲しませることはできないでしょう。しかし、先に召集されて後で求められない
ということは、私をとても悲しませました。
ここから、あなた方へ、最も心から愛する人たちに送ります。機会を見つけて、日本から、ここで私の
見たものをお話しするつもりです。
それでは、みなさんお元気で。
さいスタのロッカールームにトルコ国旗が飾ってあるなんて、知らなかった...