試合:J1リーグ第7節
会場:日立柏サッカー場
日時:2004年9月26日(日)
入場:11207人
天候:晴れ
柏レイソル1−4JEF UNITED市原
(得点)
前半17分 マルキーニョス(市原)
後半07分 サンドロ(市原)
後半11分 マルキーニョス(市原)
後半20分 羽地(柏)
後半39分 林(市原)
2004年度2回目の千葉ダービーマッチは2ndステージ3位と好調の市原と
最下位の柏レイソルという好対照な2チームの対戦となった。1stステージは
圧倒的にボールを支配しながら終盤に引き分けに持ち込まれた市原にとっては
この試合は悲願の初タイトルを占う意味で重要なものとなる。柏にとっては
残留争いのみならず、ライバル市原にこれ以上差を広げられる事は絶対に許さ
れない。両チームの意地とプライドを賭けた一戦となった。
試合展開は序盤から明瞭であった。ピッチを広く使い、ボールを丁寧に回して
ゴールに迫る市原とそれを耐え忍びカウンター狙いに絞る柏という展開である。
序盤は両チームともチャンスが幾つかあり、どう転ぶかは判断しにくかったが、
前半17分に脆くもその均衡が崩れる。柏中盤での不用意なパスミスを奪った
阿部(市原)が前線のマルキーニョスにパスを通し、そのままキーパーごと
かわし先制すると、ショックからか柏選手の足が止まりその後の前半は一方的
な市原ペースで終わった。
後半は前半以上に市原の攻撃の厚みが増す。オシム監督が試合を決定付ける2点目
を狙いMF工藤から日本代表候補にも選ばれた羽生に代え、中盤の運動量を増やす。
これが功を奏し、後半7分、11分と立て続けにゴールを奪う。その後は市原から柏に
期限付き移籍をした羽地が意地のゴールを決めるも流れを引き戻すには至らず、
後半39分には途中交代の林に豪快な右足ボレーを決められて終戦した。
これで市原は5勝1敗1分けで2位に浮上。一方の柏は最下位から浮上できずに
終わった。