〓　　　サガン鳥栖33　　　〓

2004年08月02日付　西日本スポーツ
サガン惜敗も
田代がJ初ゴール…復活へ手応え

　Ｊリーグの８クラブが獲得を目指すＪ２サガン鳥栖の強化指定選手・ＦＷ田代（福岡大）がＪリーグ
初得点を挙げた。昨年のＪ１大分での強化指定時代（１試合出場）も含め５試合目。０―１と劣勢に
立たされていた後半２４分の同点弾は、チームにとっても５試合、４８５分ぶりのゴールだった。
アシストは福岡大から今年入団したＭＦ小井手だ。途中交代でピッチに入った直後に後輩・田代と
呼吸を合わせた。田代は「昨年までも一番、ボールを回してくれた先輩です」と感謝した。

　試合は課題のセットプレー（ＣＫ）からの失点で敗北。だが、松本育夫監督は「最低限、きょうの
ゲームをコンスタントにできれば勝利はおのずとついてくる。よくやってくれたと思う」と粘り強く
戦ったイレブンをねぎらった。負けた試合では、多くの修正点を挙げることが多い松本監督。
連敗は４にまで伸びたが、勢いを取り戻すきっかけはつかんだようだ。　（森竜太郎）

【写真説明】【仙台―鳥栖】後半２２分、競る鳥栖・中村（左）