ガンバ大阪 Part144      

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536U-名無しさん
972 :(゚◇゚) :04/07/19 10:16 ID:zpZsS+OT
亜細亜大学での専務講演から(順不同、一部記憶も曖昧だけど)

・地域密着とは、「おらがチーム」と思ってくれる人が増えることと思っている
・子供、シニア(50歳以上)、そして地域に入っていく手掛かりとして商店会を重視している
・チームを立ち上げ時に、どのように地域に入っていくのかを考えたとき、商店会しか頼る術はなかった
・商店会や行政から入っていき、地域のサッカー協会、連盟に人脈を作る中で、それぞれの地域のキーマン
 を見出した。その人は行政の人であり、青年会議所の人であり、サッカー連盟の人であり、地域によって
 所属はことなる
・結局、組織ではなく、キーとなる人を見出し、その人と良い関係をつくることが大事
・大学は設備、教員、学生というインフラを持っている。地域に対しいろいろなことができるはず
・FC東京は当初ワセダクラブとの提携を目指し早稲田側と折衝したが、結果として提携には至らなかった
・その後、学芸大の瀧井先生と話をする中で学芸大クラブの構想が出てきて、実現することになった
・東京の中学生はスポーツをするということにおいて非常に貧弱な環境にある。大人にはこの環境を改善す
 る責任があると思う
・東京23区には、公立中学校にサッカー部のない区があり、そうした区では小学生が中学でサッカーを続け
 たくても続けられない
・それでもサッカーはまだ良いほうで、その他のスポーツ、特に女子スポーツは惨憺たる状況にある
・FC東京は品川と三鷹で中学生向けのサッカースクールを開校している。これについては、FC東京が独
 力でやるのではなく地域の行政やサッカー協会と協働するようにしている
・Jチームの収入は大きく分けて入場料収入、広告協賛金収入、Jリーグからの配分金収入、グッズ等収入
 の4つ
・グッズやテレビの放映権収入はJリーグに入る分と各チームに直接入る分がある。Jリーグからの分配は
 均等割の部分とチームの成績や観客数等に比例する部分がある。Jリーグは各チームの努力に応えようと
 しつつも、上位と下位チームの収入に極端な格差が生じないようにしている
537U-名無しさん:04/07/19 17:19 ID:TW3hc6w/
・4つの収入の柱の中で、入場料収入が中心であることが理想だが、実際には広告協賛金が中心となっている
 チームが多い
・FC東京の入場料収入は、昨年の例だと総売上26億円のうち6億円。対して浦和の入場料収入は15億円位
・今年のFC東京は総売上30億円の計画。今のところ順調に推移。去年の数値で言えば、30億円以上で売上
 上位6位に入る
・Jチームの中にはいわゆる親会社から多額の協賛金を売上げに計上しているところもあるが、FC東京の
 場合、出資比率50%を超える会社はなく、税務上こうした多額の協賛金を引き出すことはできない。従って
 地道に入場料収入、グッズ収入を増やしていくしかない
・グッズ等収入で言えば、例えば磐田は携帯サイトの課金収入をうまく増やしている。こうしたところがFC
 東京には少ない
・FC東京のブランド価値を上げたい。ブランド価値を上げてこそ収入が増え経営が安定する。そのブランド
 価値を測る指標は観客動員であり、やはり観客動員をいかに増やすかが重要。今の6億円の入場料収入を10億、
 15億と増やしていきたい
538U-名無しさん:04/07/19 17:20 ID:TW3hc6w/
・Jリーグは総合スポーツクラブを標榜しているのでFC東京も将来的に競技の複数化はありうるが、経営面
 でペイできるかどうかが重要。今のところは考えていない
・例えばバレーボールについてはVリーグであってもプロリーグでなく、入場料収入等でペイすることはでき
 ない。ただFC東京バレーボールチームは幸か不幸かV1リーグに所属しそこはそれほど経費がかからない
 ので、サッカーの収入でバレーボ−ルの経費を補填することなくバレーボールの活動に対するスポンサーの
 収入のみでやっていけている
・スポーツ環境の改善に必要なのは施設と指導者。東京には施設の数自体は多く、その利用方法を工夫すれば
 何とかできる。問題は指導者
・サッカーに限らずスポーツ指導者を志そうとする人がそれで暮らしていけると思える環境を整えることが必要
・スポーツで地域振興を図ろうとするのならば、地域の方は、良い指導者を揃えることが重要であり、それには
 金がかかることを認識しないといけない
・指導者について言えば、技術面の指導者だけでなく子供の体を管理できるフィジカルコーチをそろえてほしい。
 技術面もわかるフィジカルコーチというのは大変貴重な存在になる