■オシム語録研究所7■

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784U-名無しさん
Q もっといいときは阿部、佐藤が前に出ていったと思うが。
A 二人が前線に行くためには、よほどコンディションがよくないと無理。これまで佐藤はケガをしていたし、阿部もオリンピックに参加していた。
彼らのコンディションはもっと上がっていくと思うし、実際、今日もしっかり戦っていた。体が小さいのは仕方がない。大事なのは勇気。でも勇気だけではどうにもならないときもあるが。

Q 会見でエレガントという言葉を使ったのは、初めてのような気がするが。
A 他の言い方もできるが、実際、相手のミスをうまく利用できたと思う。最高のアグレッシブさで戦ったわけではないが、相手も苦しかったのでは。ファウルではなく、完全に(ジェフに)崩されたからね。

Q これまで状態がよくなかった林も、勇気を持って戦っていたように見えるが。
A グラウンドへ出るのに勇気を持たない選手はいないだろう。たとえいたとしても、私はそういう選手は使わないし、勇気を必要としないスポーツに転向すればいい。
勇気というより、チームとしてみれば彼ができることを利用したい。そして、林にとって大事なのは、若いのだから成長することだと思う。
長い間、そのタレント性、技術だけでやってきた選手。しかし、彼は日本サッカー界全体で見てもタレント性がある選手なのだ。
彼は自分の人生、サッカーをロマンチックにとらえすぎている。フランス語でボエムという言葉をご存知だろうか。
他の人とは違ったことをやって、興味を持たせようとする人のことをいう。何が起こっても自分には関係ない顔をするが、才能はある。
しかし、他の人も同じ才能を持っていることを気づいていない。でも、私はボエムが好きなんだけどね。本題から外れるので、このへんでやめておくよ。

(最後に)
(本物のバナナをつけたTシャツを指差し)これ、かわいいでしょ。バナナはあんまり好きじゃないんだけどね。小さいころはバナナが食べたくても手に入らなかった。逆に今は、必要なくても手に入ってしまうんだけどね。