■川島永嗣選手
「ワールドユースで戦ったブラジルとの差はいくつもあった。それを最小限に抑えて、
差を縮めていかないといけない。それが移籍した理由? 確かにそういう部分もあるけど、
自分にとって今、何が大事かを考えた。この時点で保守的になるより、上のレベルにチャレンジ
したいと考えた。それで大宮を離れて、名古屋に行くことを決めた。
試合に出られない不安? それはどこにいてもあること。確かに大宮にいれば、試合に出られる
可能性は高かったけど、大宮での3年間で出た試合はそう多くない。苦しい立場にいて得られた
ことも沢山あった。もう1つ上のレベルで、どれだけ成長できるかをひっくるめてチャレンジした
つもり。今回、たまたま3年契約が満了したことも大きかった。
五輪に来ても思うけど、やっぱりユースの時よりスピード感が1つ上のレベル。今のままじゃ
いけない。次に向かう意味もあって、移籍を選択した。楢崎さんとはまだ会ったこともないけど、
今、日本の中で一番多く代表の試合に出ているGKなんで、学べることも沢山あると思う。」