イラン戦、こうならないことを祈ります。
8巻第1章「風は回廊へ」より
幕僚(宇都宮徹壱)
「
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200407/at00001500.html いかがですか?この策は」
ジーコ
「返事を聞きたいのか」
宇都宮
「むろん、伺いたく思います」
ジーコ
「二度とそのような妄言を口にするな!そうも醜悪な奸策を私が是とするのであれば、
昨年、コンフェデ杯の2戦目で主力メンバーを落としてコロンビア戦に勝負をかけていただろう。
私が望んでいるのは、目の前にある試合に全て勝つことであって、結果としてアジアカップ優勝が
手に入れば方法は問わぬということではないのだ。
サポーターに無能者と呼ばれるのには私は耐えられる。
しかし選手たちが「動けない」「スタミナがない」と非難されては、
今日までメンバーを固定して戦ってきた意味がない。その程度のことが貴様にはわからんのか!」
まだ呼吸を沈静させ得ない監督を見やった後、福西と遠藤は視線を交わして、互いの意見に同意し合った。
「・・・・・やってられねーよなぁ、相棒」、と。