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735今朝のニッカン ◆PRDpD1Wlnw
【若手伸ばす原東京の密着訓練〜Viva football】
東京の代表ラッシュ、若手の成長に勢いを感じる。
10月の第3週、東京の練習場・小平グラウンドはやけに閑散としていた。
A代表で3人、五輪代表で1人、U-20代表で5人と計9人も代表遠征、合宿で抜けていた。
5カ月前までA代表ゼロだった東京が着々と力をつけている。
原博実監督(45)らの指導法、クラブの努力が形になってきた証拠だ。

8日のチュニジア戦でA代表デビューしたDF茂庭が今季急成長したのも
原監督との特訓の成果といえる。
昨季、湘南から東京に期限付き移籍、昨年12月に完全移籍した。
若手選手が居残り練習をする中、早めに切り上げていた茂庭に
原監督がなぜ練習しないのかを尋ねると
「ベルマーレのときに居残ってケガをしたから」。
原監督は一喝した。「バカ野郎! クビになるときは一緒だーっ。
若いのに今練習しないでいつするんだ」。
(下につづく)
736今朝のニッカン ◆PRDpD1Wlnw :03/11/06 03:59 ID:Z/DqKxcU
効果てきめんだった。「それからよく練習をし
ヘディングが強くなった。もっともっと伸びる」と原監督は言った。
現役時代にヘディングシュートを得意とした元日本代表FWが
空中での競り合いをたたき込んだ。茂庭も指揮官から盗み、強さを身につけていった。

長澤コーチは若手選手らと毎日交換日記を行い、ピッチ外でも細かな指導をする。
クラブもユース、普及に力を入れ、都内小学校の体育の授業を月5、6回行ったり
サッカースクールは倍率が高く、入れないほど。
ユースも日本代表を多くだし、全国屈指に成長。
今季もユースから2人の昇格が内定している。

選手を商品のように考えているクラブ、育てる力が無く
大型補強に頼り、若手を1〜2年で切り捨てるクラブもある。
だが東京は若手か育つ。その育成力には高校、大学関係者からも定評がある。
「身の丈にあった形で強くしていかないと、常勝チームにはなれない」がチームの信条。
回り道に感じていた強化の仕方が実を結ぶ日も近そうだ。
                       【斉藤香織】
(この稿おわり)