2003年7月24日のニュース(日刊スポーツ)
J2鳥栖身売りも! NPO化など3案
J2鳥栖が経営権の譲渡を検討していることが23日、分かった。
22日に鳥栖市内で行われた株主懇談会で提案されたもので、
約7500万円の累積赤字を減資で相殺した上で、責任ある企業へ株式を譲るという内容。
古賀照子社長(47)は
「 毎年、秋になると運転資金がなくなり(解散危機の)お祭り騒ぎ。どこかで区切りをつけるため、
チームを鳥栖に残すことを考え、 今年は早めに議論している」
と話した。
ほかに、現在の株式会社の維持、NPO(特定非営利団体)化が検討されている。
「身売り」を含めた3案は、8月に開催する株主総会に提案される予定。
鳥栖は増資を繰り返し経営危機を乗り越えてきた。
昨年は単年度黒字だったものの、今年は例年通りに厳しい状況。
さらに鳥栖市がユニホーム広告料と鳥栖スタジアムの使用料2年間分を免除する
合計5000万円の支援を表明したが、
議論が一時凍結という厳しい状況となっている。