振り出しに戻ったサガン鳥栖。再建なるか。 (2001年12月29日)
・経営難と役員人事問題で揺れるサガン鳥栖は22日、鳥栖市商工会議所で臨時株主総会を開催し〜
・現状では債務超過に陥るのは確実で〜増資することも承認された。
・注目された役員人事は、〜留任が決っている〜古賀照子氏とあわせた7名の新体制で〜
・最大の懸案事項だった社長問題については、中村安昭氏が代表取締役に留任することが発表された。
・5人もの役員が辞任した理由を問われた上村取締役は、〜経営手法を代えて会社再建に臨むためと説明した。
・常勤役員は中村社長と古賀取締役の2人。
Jリーグ経営諮問委員会から求められていた4人の常勤役員は選定することができなかった。
・一連のドタバタ劇の発端となった中村社長の辞任は全て白紙。
・新しい社長を迎えることで取締役会の意見は一致していたはずだったが、一転して中村社長に続投(?)を要請。
それどころか、任期は再来年の1月末まであったと説明した。
・中村社長は「今の状態で辞めるわけには行かない。〜後任者があれば、何時でも私はお辞めします」と発言。
・様々な手を尽くしたものの、社長候補も常勤役員も見つからなかったと上村取締役は説明。
(以上↓より抜粋。全文はかなりの分量)
http://www.fantasista-net.com/2002club/backnumber/column/fukuoka/nakakura126.html ・僅かに見えた明るい光は齋藤恭宏氏(現鳥栖構内タクシー代表取締役)の役員就任だろう。
・齋藤取締役は
「外から見てまして、いろんな思いがたくさんありました。
一番思ったのが、社長を隣にして申し訳ないんですけれど、経営理念が全くないと。
もう少しやりようがあるんじゃないかという思いを持っていました。
ですから、特段難しいことをやるつもりは全くありません。
ごく当たり前の、機能する会社にしたいというのが私の抱負です」
・取締役のキーワードは「当たり前のことをやる」ということ。
話を聞いている間も何度もこの言葉が飛び出した。
企業としてやるべきことを当たり前にやる。これはサガン鳥栖に最も欠けていた点だった。
・「当然ながら、当たり前と言うのは事業計画書をきっちり作って、
今まで増資に頼るのが当たり前みたいな経営感覚にあったのを止めて、
年度の収支バランスをまずはとっていくということ」という齋藤取締役は〜
・併せて、Jリーグの理念に基づいてサガン鳥栖なりの企業理念を打ち出して、
それに沿った事業展開を進めていく必要性があることも指摘した。
・5万人の署名活動を支えたボランティアによって産まれたサガン鳥栖は、その経営もボランティアに委ねられていた。
・「〜 こんなに皆様から支援いただく会社はありません。ありがたいことです、本当に。
一株式会社に対して、いろんな精神的支援とか、寝る暇も忘れるように熱心に応援してくださる方、
こんな素晴らしい方がたくさんいて成り立たない方がおかしいと思っています」という齋藤取締役。
改革に取り組もうという姿勢に対し、役員、スタッフがどれだけ協力体制を作れるかが大きなポイントになりそうだ。
(以上↓より抜粋。全文はかなりの分量)
http://www.fantasista-net.com/2002club/backnumber/column/fukuoka/nakakura126.html