2003Jﾘｰｸﾞ観客動員数 Part21 Ｊ２は折り返し点

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トラの経済効果１０００億超−過熱！便乗商戦　トラブラ登場ビールや泡盛も

日本のオールスター戦で、史上最多の９人が選出されるなど絶好調の阪神。
「トラの威を借る…」ではないが、便乗商品は飛ぶように売れ、専門家は
優勝時の経済効果を１０００億円以上と指摘する。ついには「タイガースブラ」
まで登場し、関連グッズ商戦は加熱する一方だ。
昭和５９年から阪神応援ビールを発売しているアサヒビールは昭和６０年の前回
阪神優勝時に記録した最多出荷記録の３２万箱を今月１０日、早々と塗り替えた。
同社は「まだシーズンの折り返し。記録の倍（６０万箱）はいく」と声が弾む。
「今月上旬に発売し、すぐ売り切れました。５０００本を追加受注中」
とは、泡盛メーカー「多良川」（沖縄・宮古島）専務の砂川拓也さん（３３）
「昔から阪神ファン。応援できるものをと考えていた」といい、５年間熟成させた
泡盛「美（ちゅ）ら寅」（７２０ミリリットル、２０００円）を球団の公認を得て発売。
「優勝すれば新商品を出す予定」だ。極めつけは１６日、お披露目されたトリンプの
「阪神タイガースブラ」。球団マスコット「トラッキー」が両乳をカバーし、黄色と
黒の派手なトラ柄の上下に、シッポ付き。同社は「暗いニュースが多いが、
阪神は元気。国民に夢や希望を持ってほしいと思い、６月ごろから開発を始めた」
使途には「トラッキーとシッポは取り外し可能で、通常の下着としても使用可能。
両方を付け、球場に足を運んでほしい」。価格はセットで１万円。５００枚限定で
シリアルナンバーが入り、１６日から京王百貨店や阪神百貨店などで
予約を受け付ける。次々と出現し、いずれもバカ売れの阪神グッズ。

大阪府立大経済学部の宮本勝浩教授は「グッズだけで３０億円、
すべてを入れると阪神の優勝が生み出す経済効果は関西圏だけで
１０００億円を超える」と分析。宮本教授は今年２月の試算で
優勝時の経済効果を関西だけで約７３５億円と試算。だが、
盛り上がる一方の優勝ムードに大幅な上方修正を余儀なくされ、
「先日、阪神百貨店でお客さんにアンケートをしたが、平均３〜４万円は買っている。
１０万円以上買っていた人もいた。想像以上だ」と驚く。

列島にわき始めた阪神ファンが消費不況の日本を救うかの勢いだ。

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_07/1t2003071609.html