2003Jリーグ観客動員数 Part21 J2は折り返し点

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261U-名無しさん
朝日新聞 1988年10月7日
客足伸びたがチーム不振 / 東京ドーム元年、総決算(山田雄)
[大入り]
ドームの建物人気、巨人優勝筆頭説などで、客足はシーズンを通じてすこぶる
順調だった。
巨人球団は、主催56試合すべてを「満員御礼」の五万六千人と発表、累計で
三百十三万六千人の計算だ。日本ハム球団も、八度の「満員」を含め、55試合で
二百二十七万人(1試合平均四万千人余り)と発表した。もっとも、この公称動員数と
実際の入場者数とは、ずいぶん落差がある。
東京ドームの定員は、小石川消防署によると、四万六千三百十四人(そのうち
立ち見二千九百七十六人)に過ぎない。
行政指導の結果、設計段階(五万九人)より減った一方で、後楽園(満員で五万人の
発表、実際の定員は四万千三百三十七人)よりビッグ、を強調したい、との商魂が
先行したためだ。今季の巨人戦の場合、同消防署が端数までを集計した1試合平均
入場者数は約四万五千人だから、実数合計は二百五十二万人。
24%増のサバ読みということになる。日本ハムの実数は百八十一万六千人の計算だ。
かつて、プロ野球がマイナースポーツだった時代、窮余の振興策として採られた水増し
発表の必要悪が、今の隆盛時代に“健在”なのは、こっけいですらある。
東京ドームの川口八束支配人は「長年の経験もありまして、方針の変更というわけには、
なかなか……」と歯切れが悪い。ここは一つ、大リーグ方式の経営を掲げる「福岡ダイエー
」に、かの地にならって端数まで公表し、球界の旧習を打ち破ることを期待したい。
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