359 :
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75 名前:トップ下系不要論[sage] 投稿日:03/12/23 22:43 ID:vrWNUZ5T
トップ下系、またはオフェンシブMFの補強を必要とする声に対して。
個人的には今の中盤の構成をすごく評価してしている。個々の課題・バックアップの充実は
無論必要だが、今のベストメンバーによる中盤構成はひとつの完成系だと思う。
ユキ
奥
↑ 遠藤
ドゥトラ 那須
↓
奥と遠藤という、世間的には「様々なポジション・役割をこなす」と言われている2人の中心
選手が、実は非常に役割や、周囲の組み合わせを選ぶ選手であるという事実。
360 :
_:03/12/23 23:22 ID:q5jAocQY
79 名前:トップ下系不要論[sage] 投稿日:03/12/23 22:43 ID:vrWNUZ5T
奥には中央やや左寄りの 1.5〜2.5列目、そして広大な左サイドという広いスペースが与えられ、
個人の判断・裁量でスペースを活用している。攻守両面での運度量、スペースを見つける目、
前を向いた時に発揮される攻撃力など、奥の良さがもっとも活きる(且つ、奥が望む「自由な
サッカー」が体現できる)役割と言えるだろう。 その「自由」を保障しているのが、久保を
中心とした強力な2トップと、左サイドを駆け上がるドゥトラの脅威、中盤の底で構える那須の
存在感だ。 何度かプレイしたトップ下では、相手を背負ってボールを受けなければならない
ため、彼の良さはでない。また、攻撃の起点となりたがる(全体が見える位置取りをより好む)
タイプなので、トップ下に置いても、例えば森島のようなFWを追い越すプレイはあまりしない。
遠藤は、スペースを見つける能力、状況判断力、足元の技術が高い、一見ユーティリティに
長ける選手と思われがちだが、彼の良さが活きる使い方は奥以上に限定される。2.5〜3列目に
配し、アンカーに那須のような守備専門の選手がいる事、遠藤にはある程度のスペースを与え
る事(FWとユキヒコが前方で相手を引っ張る事で彼の前方にスペースが生まれる)、これらの
条件が揃ってはじめて、彼の攻守のバランスを取るセンス・前への飛び出しと局面でのドリブル
突破などの良さが活きる。守備専門のパートナーがいないと、彼の対人守備力の低さが露呈する
だけだし(上野とのコンビがついに成立しなかった理由がここにある)、ユキヒコの代わりに
サイドに使われても、相手のサイドとの1対1の駆け引きの中で攻撃力を発揮するタイプではない。
あくまでも「伏兵」であってこその遠藤なのだ。
そして2人ともバランスを取る(スペースを埋める・自分が使う・味方に与える)センスは高い
ので、那須を軸にして、2人の位置取りで中盤のバランスを微妙にコントロールしている。現在の
鞠の中盤は、この2人のオーガナイザーに那須とユキヒコというスペシャリスト、そしてドゥトラ
の驚異的な運動量によって、非常に微妙なバランスの上に成り立っている。