第1戦 磐田スタジアム
前半30分、清水から磐田に電撃移籍した安藤のセンタリングを中山がヘディングで決め、磐田先制!
前半34分、沢登のミドルシュートで清水が同点に追い付く!
延長前半8分、清水DF西沢のハンドで得たPKを中山が冷静に決め、第1戦はホームの磐田に軍配!
第2戦 日本平スタジアム
前半34分、服部のゴールでまたも磐田が先制!
前半37分、アレックスがファウルに対する報復で一発退場!だがそのFKをまたも沢登が決め、清水同点!!
延長前半9分、大榎のスルーパスからファビーニョが決め、1人少ない清水が気迫のVゴール勝利!!
第1戦、第2戦の合計で勝ち点、得失点、総得点とも並んだため、史上初のPK戦へ。
清水がサントス、ファビーニョがはずしたのに対し、磐田は4人全員が決め、磐田が勝利!
川淵チェアマン
「清水は一人足りないことを全く感じさせなかった。磐田はアジア王者のプライドが出た。
全盛期の磐田が戻ってきた。PKで決めずに、両チームを優勝させたい素晴らしい試合だった。」
日本代表・トルシエ監督(勝ち点首位の清水を16点下回る磐田の年間優勝に)
「今日のジュビロは強かった。だがシーズンを全体的に見ると、清水にとっては不公平。
1年間、30試合を通していえば日本のベストチームは清水の方」
清水の選手たちは悔しさの中でも胸を張る。
沢登「チームの状態が悪い時に落ち着かせるのが自分の役目」
真田「ただ一つ言えることは、われわれは負けていなかった。」
戦いに勝利した磐田の選手たちも、ライバルを気遣うコメント。
奥 「清水は1人足りないことを感じさせないくらいいい動きをしていた。PK戦で勝てたのは運」
中山「年間を通したら清水が上。それに見合うだけのチームをぼくらもつくりたい」
史上初の静岡ダービー、史上初のPK戦決着となった99年チャンピオンシップは、
両チームの死闘の末、こうして幕を閉じた。