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★10年間悪夢消えず 加害者にも傷、自殺者も
・「封印してきた過去を清算したい」―。学校寮「桃山寮」で受けた集団リンチを
放置していたとして、岡山県作陽高校を相手に民事訴訟を起こすことを決めた
元生徒。提訴の理由は、十年もの間、苦しめられてきた「悪夢」を断ち切るため
だったという。
謝罪を求め元上級生らと会う中で、加害者側の心の傷にも気付かされた。
「殺してやる」。先輩たちの憎悪の表情が、次々と浮かぶ。殴るけるのあらし。
性的な虐待。寮を出た直後から見始めた悪夢は、今も消えることがない。
負傷した左腕の症状が突然悪化したのは三年前。脱きゅうが再発し、靭帯も断裂
していた。身体障害者の認定を受け、一年半勤めた会社も辞めざるを得なかった。
謝罪の言葉を求め、弁護士や母親の立ち会いで、夢でうなされた先輩たちと十年
ぶりに会った。「謝る必要なんかない」と突っぱねる先輩もいたが、心からわびて
くれた人もいた。ある先輩は面会後、「死んでおわびします」という手紙を残して
自殺。夢に最もよく現れた一人だった。その先輩も一年生当時、暴行を受けていた
ことが分かった。
「密閉された空間の中で、暴力は連鎖していった。加害者は同時に、被害者でも
ある」。弁護団の一人はこう指摘する。
数々の証言で、集団暴行の全体像が浮かび上がってきた。一年生のほとんどが
暴力を受け、それを苦に続出する退学者。手首を切って自殺を図った寮生もいた。
桃山寮は数年前に閉鎖された。しかし、同校のある教師は「いじめ、けんか、恐喝
などの問題は、別の寮で今も続いている」と打ち明ける。
元生徒は、学校側にも面会と謝罪を求めた。返事は「過失はない。話し合いも
必要ない」だった。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/021115ke83280.html